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団員近況

全員熊谷です-小川明子 in 新潟

6月8日の深夜の池袋 高速バス停はバス待ちの人々が集まり、その数は100人近い! 昼間の暑さで薄着の人が夜風の寒さと降り出した雨に震えるなか、予定通り11時35分に2台の新潟行きバスが池袋を出発、都内は空いていて、あっという間に関越に乗れた。

川さんのコンサートを聞きに行っちゃおうが目的で悦ちゃんと二人旅。 でも消灯した車内はおしゃべりも出来ず、かといって眠れないので持参のCDを聞いたり、メールをしたり、ウトウトしているうちに早朝5時前に目的地へ無事到着。 新潟市はまだ人の気配もなく静か、5時間余りのバス軟禁状態の身に早朝の空気の冷たさが気持ちいい。

日は大荒れ天気の新潟も9日は爽やかな初夏の風が心地よくそよぎ、青く高い空に芸術的な形の白い雲が浮かんでいる。 新潟市の中心は道幅の広い道路のためか建物の間隔があり、空が広く、大らかな街という第一印象。 しかし過去の大火のせいで古い建造物が少ないのが歴史ある街としては少し寂しい。

 場のりゅーとぴあは信濃川が眼下に流れる(資料による、私は川に気づかなかった・・・)丘の上にそびえる新しい現代的な建物(行ったことないけどギリシャのオリンポスの丘に立つ??神殿みたいな?)周りには白山公園、白山神社、旧会議場の洋館がある、緑にあふれた抜群の環境。 正式名は新潟シティ・パフォーミング・アーツ センターで劇場、能楽堂等からなり、1800名収容のコンサートホールが『1コイン・コンサート〜ランチタイム・コンサート〜』の舞台。 コンサートホールはサントリーホールを思わせる内部で同じようなりっぱなパイプオルガンもあった。 2年前から新潟市民になった友人によると、音楽好きな市民の間ではかなり有名な催し物で、今回も平日の11時半の演奏会に1000人近い人が集まっている。

ら3人は前から5番目の正面に座り、開演を待つが小川さんの反応が楽しみな、不安なような。 優雅に登場した小川さんは濃紺のノースリーブのロングドレスにキラキラ光るネックレス、1曲目は『浜辺の歌』。会場全体がその声の魅力に包まれ、曲が終わるたびにため息が聞こえる。 今回は「椰子の実」「砂山」などおなじみの曲から金子みすず、シューベルトのセレナーデまで全て日本語。

川さんが歌う日本語の歌は景色が目の前に浮かぶ、心の中に歌詞がしみて、言葉の美しい響きに涙が出そうになる。 共演のソプラノ 荻原みかさんの歌も美しく、歌とおしゃべりの1時間はあっという間にたってしまった。 終演後にはロビーで二人のサイン会もあり楽しい新潟でのひと時、往復10時間かけて1時間のコンサートを聞きに行ったこの旅を暴挙というか、愚行とかいろいろ感想もあるでしょうが、行ってよかったと満足の旅でした。 帰りのバスの車窓から見る越後平野は田んぼの米も順調に育ち、豊作を期待させる風景。 新潟はお米は勿論 野菜も魚も美味しい。 越後のお酒が飲めなかったのは残念でしたが、楽しかった。 なお 演奏中の撮影は出来ないためサイン会の写真のみですが、バッチリとりました。

                                                  本橋和子

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