サ〜ソ
憐哀−レンアイ− | ||
1. 紫陽花 2. 隣人 3. 私は雨 4. バーチャル晩餐会 5. 青 6. 土曜日の女 7. 必要悪 8. 赤紙シャッフォー 9. 妄想日記 10. お別れの唄 11. 空(から)の便箋、空(そら)への手紙 2004.12.22Release |
2003年結成の4人組でこのところ赤丸急上昇中のバンドのようです。僕はCDを買うまで実は彼らのことは全く分からなくて、名前を聞いたことがある程度でしたが、評判がよいとの情報だったので衝動的に購入しました。しかし、かなり良かったです。 曲調は前編にわたりレトロな歌謡曲を彷彿とさせるメロディーラインと歌詞が満開で、印象としては椎名林檎〜東京事変に通じる物があります。ポジション的にはビジュアル系の中では異色な感じもしますが、なじみやすいメロディーラインと安心して聴ける歌・演奏が効を奏しておりかなり聴きやすいアルバムになっています。 特筆すべきはヴォーカルで僕がここ最近で聴いた若手バンドの中ではトップクラスの歌唱力で表現力も卓越しています。また、それを支える演奏部隊もハイレベルで作品の完成度は非常に高いです。 どれも捨て曲なしの佳曲揃いなのですが、僕としてはCの「バーチャル晩餐会」を一押し曲にしておきます。イントロから切れ味抜群のカッティングがさえ渡るファンキーな曲調ですが、ポップな歌メロとスリリングなアレンジで最初から最後までテンションの高い仕上がりになっています。 まだ歴史の浅いバンドなのでこれからが非常に楽しみです。 (2005.1.15 review by TAKA) |
93p |
星の都 | ||
1. 林檎飴 2. アリバイ 3. その代償 4. キャラメル 5. 合鍵(unplugged ver.) 6. 星の都 7. エール 8. Sweet? 9. 依存の庭 10. 刺と猫 11. 微熱 2005.11.16Release |
前作「憐哀−レンアイ−」で衝撃的な印象を僕に与えてくれたシドのセカンドアルバム。 前作から11ヶ月のインターバルと短い割には曲調は結構変わってきているのが特徴です。昭和レトロ歌謡曲ともムード歌謡ともいえるような独特のジメっとした曲調が彼らの特徴だったと思うのですが、今作ではその要素は抑え気味でポップスよりの曲が多くなっており、打ち込み系の音色も多用しています。 しかし、そのような変化の中でも僕が前作を聞いたときに強く印象に残ったメロディーの完成度のレベルの高さは損なわれてはおらず、近年聞いたビジュアル系バンドの中では全体的な完成度は突出している部類です。 ただ、曲がバラエティに富んでいる分曲によって好き嫌いが出そうな感じではあります。 僕としては、#3を名曲として押したいです。ホーンセクションを大胆に取り入れた大人の雰囲気がある曲です。また、#5も前作までのシドの特徴である昭和歌謡的な雰囲気をうまく生かしておりおすすめです。 (2007.4.7 review by TAKA) |
90p |
PLAY | ||
1. 汚れた指 2. Room 3. chapter1 4. 白いブラウス 可愛い人 5. シャッタースピード 6. スロウ 7. ミルク 8. 罠 9. ホソイコエ 10. 御手紙 11. park 12. live 2006.11.8Release |
ほぼ1年ごとにアルバムリリースと精力的に活動を続けているシドのサードアルバム。 今作は前作で見せたポップスよりのアプローチがさらに顕著になってますが、ある意味これが今のシドであるというスタイルは確立しつつあるように感じました。 前作アルバム以降にリリースしたシングルが3作とも収録されており、シングルの完成度が非常に高かったせいか、それ以外の曲が多少弱いような気がするところではありますが、#6はストレートな疾走感が特徴的な名曲でありおすすめです。 ルックスを除いた曲調的な部分ではもはやビジュアル系では無いのではないかという感じもしていますが、総合的なレベルが非常に高いところでまとまっており、それがCDチャートの上位にランクインされるようになってきていることも相まってブレイクを期待させるところです。 (2007.4.7 review by TAKA) |
90p |
クライム アンド ペイン | ||
1.BE MY LADY 2.壊れるくらい抱きしめたい 3.RAMBLING ROSE 4.嘘じゃないさ 5.BREATHLESS 6.WORD TO THE WISE 7.1999/8.NOISY BEAT 9.崖っぷちの愛に 10.ALL MY LOVE 11.MYSTIC BLUE 1995.11.22Release |
元ANTEMのギタリスト清水昭男をはじめ他のメンツも邦楽HR〜HMでは名前の通った方々によるバンドなのですが、このCDを買った当時はそちらのジャンルには疎かったのでその辺のネームバリューは全然分からずに直感で買いました。 歌謡曲チックな歌メロにハードな演奏という形態は僕的にはかなりツボな音楽性なのですが、この手のバンドってなかなか売れないってイメージがありまして実際このバンドも僕の中では結構評価が高いのですが、それほど売れたという記憶はなくバンド自体も短期間で消滅してしまいました。 今は再結成後のANTHEMでメタルなギターを弾いている清水ですが、この作品ではそれとはまた違った形でいい仕事をしてくれていると思います。また、清水はDでボーカルも披露しているのですが、これがなかなかうまくて曲もいいので実はこのCDの中で一番のお気に入りだったりします。正ボーカルの佐々井も好きなタイプの声質であり、このほど太田カツ率いるアークストームの後任ボーカルになったということで夏に発売予定のニューアルバムに期待が持てそうです。 (2003.0812 review by TAKA) |
82p |
SIAM SHADE | ||
1.NO CONTROL 2.Imagination 3.今はただ… 4.Don't 5.時の川の中で 6.LOSE MY REASON 1994.12.10Release |
僕の中では格別な存在ともいえるバンドSIAM
SHADEのインディーズ時代にリリースした1stミニアルバム。 6曲という曲数ではありますが、全ての曲がすばらしくクオリティが高く捨て曲はありません。プログレやハードロックを基調としたアレンジではありますがメロディがしっかりしておりすんなり聴ける内容になっています。演奏も当時ビジュアル系でくくられていた中では最高レベルのテクニックを備えていたと思います。 残念なのはこのバンドのウリの一つであるツインボーカルがこのアルバムだとHIDEKI(当時はCHACK)とKAZUMAの声の違いがよく分からないミックスになっていることくらいでしょうか。 このアルバムは間違いなく僕の音楽に多大な影響を与えてくれた一枚であります。 (review by TAKA) |
98p |
SIAM SHADE U | ||
1.DREAMLESS WORLD 2.TIME'S 3.CALLING 4.SADNESS 5.夢の中へ 6.素顔のままで 7.大きな木の下で 8.IMITATION LOVE 9.CAN'T FORGET YOU 10.終わらない街 11.RAIN 12.SHAKE ME DOWN 1995.11.11Release |
初のフルアルバムにしてメジャーデビュー作となった作品。 1曲目のイントロからテクニカルアレンジが炸裂しまくりです。1stに比べると若干ポップな曲が多い感じがしますが、ハードなアレンジにポップなメロディーというのは彼らの持ち味だと思っているので、このころからそういう要素は発揮されていたということだと思います。 個人的に名曲だと思っているCALLINGが収録されているアルバムでもあります。 あえて難点を挙げるとすれば、サビが単調な曲が多いのと、ベースのミックスが小さいせいで音が薄く聞こえてしまう印象を受けることです。ただ、それらを差し引いても十分聴くに値する作品ではあります。しかし、セールス的には今イチで何でなんだろうと思った記憶があります。 (review by TAKA) |
93p |
SIAM SHADE V | ||
1.Why not? 2.LOVE SICK 3.Destination truth 4.CUM WITH ME 5.Sin 6.PRIDE 7.LET IT GO 8.Dazed and alone 9.Don't tell lies 1996.10.2Release |
今作はSIAM SHADEのアルバムの中でもハードな曲がそろっている物となっています。 収録曲数自体は9曲とフルアルバムにしてはやや少ない気もしますが、2曲目、6曲目、9曲目などはライブでの定番曲ともなっておりライブ映えするような曲がそろっています。個人的には3曲目がお気に入りです。 また、前作で気になったミックスも改善されており各パートよく分離しており、これもアルバムのハードなイメージにプラスに働いていると思います。ツインボーカル面でも2,3曲目のようにツインボーカルならではの絡みも聴くことができ僕のような人間にとってはうれしい作りになっています。 (review by TAKA) |
95p |
SIAM SHADE W〜Zero | ||
1.Dear… 2.No! Marionette 3.1/3の純情な感情 4.Bloody Train 5.Money is king? 6.誰かの気持ちを考えたことがありますか? 7.Virtuoso 8.if〜ひとりごと〜 9.Love Vampire 10.PASSION 11.Shout out 1998.1.21Release |
シングル「1/3の純情感情」が大ヒットしたなかで発売されたアルバムであるという点では今までの作品をリリースした時とは状況が激変したといえます。 シングル「PASSION」から明石昌夫氏がプロデューサーとなっているせいかどうかは分かりませんが、音作り等も含めて作品の作りがメジャーな感じになっている印象を受けました。曲調も前作までに比べるとバリエーションが広がっている気がします。 今作からインスト曲が収録されていますがその中では定評のある演奏力を遺憾なく発揮してくれています。 セールス面でもシングルのヒットを受けただけあってオリコンチャートで初登場第3位を記録しました。この時期はビジュアル系が盛り上がっていた時期でもあったので、それが追い風になった部分もあるとは思いますがやっとここまできたかという感じではありました。 (review by TAKA) |
92p |
SIAM SHADE X | ||
1.BLOW OUT 2.MONKEY SCIENCE 3.Wake up 4.NEVER END 5.DEAD SPACE 6.Solomon's seal 7.Tears I cried 8.知りたがり症候群 9.グレイシャルLOVE 10.警告 11.Dreams 12.Grayish Wing 1998.12.2Release |
前作Wのヒット、その後のシングルもコンスタントにヒットする中でどのようなアルバムを持ってくるのかと興味があったのですが、内容的には前作に比べるとハードロックよりの曲がそろったアルバムになったと思います。 アレンジ面でもより生々しくバンドサウンドに近い物となっており、打ち込み系の音が減った分かえって軽快なサウンドになったように感じました。 全体的な完成度も非常に高く彼らの中でも名盤と呼べるシロモノになったのではないでしょうか。ツインボーカルならではの魅力が詰まった2や超絶インストの6、ピアノとストリングスで歌い上げるバラードの7、元X-JAPANのHIDEに捧げたという12など名曲揃いです。 (review by TAKA) |
98p |
SIAM SHADE Y | ||
Disc 1 1.GET A LIFE 2.Fine weather day 3.Outsider 4.Shangri-la 5.Allergy 6.BLACK 7.SEXUAL SNIPER 8.Triptych Disc 2 1.Fly high 2.MOON 3.せつなさよりも遠くへ 4.I am I 5.1999 6.Heaven 7.LOVE IS POWER 8.曇りのち晴れ 2000.7.26Release |
5作目のフルアルバムにして2枚組計16曲の大作となっています。結果的にオリジナルアルバムとしてはこれが最後のアルバムになってしまいました。 内容の方は、ハードなDisc1、ポップなDisc2みたいなことが本には書かれてあったりしましたが僕個人はそこまで言うほど収録曲に違いがあるとは感じませんでした。音作りも含め全体的なイメージは5よりハードというかヘヴィな感じになったと思います。 Disc1ではメロコア風ながら彼らならではの味付けがされた2、ナッチンが原曲を提供した4、ギターが歌いまくっているインストの8、Disc2では凝ったアレンジと歌メロが素晴らしい2、KAZUMAがボーカルを取った4、ドラマの主題歌としてもヒットした8なんかがお気に入りの曲です。 (review by TAKA) |
94p |
SIAM SHADE Z | ||
1.LOVESICK 〜You Don't Know〜 2.Bloody Train 3.PASSION 4.Don't Tell Lies 5.GET A LIFE 2000.11.28Release |
Zとなっていますがニューアルバムではありません。既存曲から5曲をセレクトしそれを英語バージョン(4、5は元から英語ですが)で歌い直した物です。 たしかこのころは韓国のイベントでライブをやったりして国外向けを意識した中で出されたものだったような気がします。 収録曲はライブ映えしそうなハードな曲を選曲しており狙いは悪くないとは思うのですが、歌だけの差し替えというのがどうも手抜きっぽくて気になりました。2や3などはライブでは原曲とチューニングが違う覚えがあったので演奏もそのときの変化に合わせてリテイクするなりして欲しかったです。前作からの間隔が短かった等事情はあったのかも知れませんがその点が残念でした。 (review by TAKA) |
85p |
Life | ||
1.Life 2.BLUE FANG 3.時代だとか流行だとかよく解んねぇけど要はカッコ良けりゃそれでいいんじゃねぇの 4.JUMPING JUNKIE 2001.4.11 Release |
オリジナル音源としてはアルバム「SIAM SHADE
Y」から9ヶ月振りと久々のリリースとなったマキシシングル。 タイトル曲の@はメンバー全員で作り込んでいったというだけあって入魂の作りとなっています。6分超というのはシングル曲としては長めですが構成に無駄なところは全くなく曲の長さを感じさせないのはさすがといえます。ギターのアルペジオで静かに始まりサビに向かって徐々に盛り上がっていく様はまさに壮大であり魂の歌と呼ぶにふさわしいのではないでしょうか。聴けば聴くほどじわじわと心に染みこんでくる、僕にとって心の名曲となっています。 他の曲も今までには無かったタイプの曲が多くそれぞれ特徴があります。Bはタイトル名を叫ぶだけというわずか8秒の曲で、冗談なのか本気なのかはさておきやったもん勝ちみたいな曲ですね。 (2003.10.20 review bay TAKA) |
96p |
アドレナリン | ||
1.アドレナリン 2.GET OUT 2001.9.27 Release |
前作「Life」から5ヶ月を経てリリースされたマキシシングル。 @は「Life」とはうって変わってイントロからヘヴィなリフが炸裂するロック色が強い曲になっています。ラップ調のAメロからゆったりとしたメロディアスなサビということで、Aメロとサビというシンプルな構成になっていますが、彼らならではのアレンジにより単純さは感じさせない作りになっています。 このころになるとセールスも一時の頃の勢いはなく、この曲もヒットしたといえる物ではないのですがいい曲だと思います。 (2003.10.20 review bay TAKA) |
89p |
LOVE | ||
1.LOVE 2.Over the rainbow 2001.11.28 Release |
「アドレナリン」から2ヶ月と短いスパンで発売されたが、結果的にラストシングルとなってしまった作品。 この作品のリリース後に行った初の武道館ライブのために作られた曲でシングルとしては初のバラードであるし、過去の曲をみてもここまでベタなバラードは無かったように思います。 正直なところカップリングも含めて曲自体のパンチ力があまりなくあれ?という感じでした。さらにこの曲を聴いた当時このまま解散するんじゃないかという漠然とした不安を感じていたのですが、悪い予感は当たる物で初武道館ライブ後の翌年1月早々に解散が発表され非常にショックを受けた記憶があります。 僕の中では日本のロックバンドでこれだけの印象を与えてくれたバンドはもう出ないのではないかという思いもあります。今思えばバンドとしてもかなり円熟期には達していましたし、解散に向かっていくのは当然の帰結ではあったのかも知れませんがそれが現実の物となるとやはり残念で仕方ありません。再結成は望むべくもありませんが、メンバーはそれぞれ頑張って欲しいと思います。 (2003.10.20 review bay TAKA) |
70p |
DO? | ||
1.Love song 2.Warning day 3.as long as 4.Fate 5.SON-NA-SONG 6.Fredy 7.Road 2003.5.23Release |
元SIAM SHADEのドラムである淳士の1stミニアルバム。 曲は結構ストレートな感じの曲が多く、元バンドやってた人のソロワークスにありがちなマニアックさは皆無といっていいです。 肝心の淳士の歌ですが、本職のボーカリストに比べるとまだ甘いところはあるものの個人的には意外とイケてるように感じました。 全体的な完成度はやはりSIAM SHADEよりは落ちてると思わざるを得ないところが惜しい作品ではありますが、それは僕の中でいかにSIAM SHADEが大きい存在であったかということで決して駄作とかではありません。次回作にも期待したいです。 (review by TAKA) |
71p |
赫布教 | ||
1. 愚蓮 2. 唯一歌 2006.7.12Release |
いきなりですが、先がかなり楽しみなバンドが現れたという感じです。 正直バンド名とビジュアルで聴かず嫌いのような状態だったのですが、運良く耳にすることが出来る機会があり聴いてみたらこれがまた良いじゃないかということで、僕の中で赤丸急上昇のバンドです。 #1は彼らの代表曲ともいえる疾走チューンです。イントロ〜Aメロ〜Bメロとヘヴィな感じで進むのが、サビで一気にメロディアス広がる展開が素晴らしい曲です。 #2は曲の中で多様な展開をみせる何とも表現が難しい曲です。ポップなノリやブラストビートになったり変化が激しくつかみ所がよくわからない曲です。まあ基本的にはメロディアスではありますが。 Voの団長は近年のビジュアル系のヴォーカリストとしてはかなり実力がある方ではないかと思います。見た目と名前がふざけてるように思えるのですが、声質も良く高音から低音までしっかり歌えているなと思わせるタイプで、うまいなーと感心しました。 (2007.7.3 review by TAKA) |
88p |
黒布教 | ||
1. 「モノクロ」 2. 激烈叫喚乱痴気教 2006.8.30Release |
2ヶ月連続リリースの2作目。 #1はダークなバラードといった感じで、曲調自体は淡々としていますが、サビでの団長のノビのあるハイトーンボイスが印象的な曲です。 #2はイントロ〜Aメロにかけてはライブでの盛り上がりが想像できる踊れる曲調になっているのが、サビでメロディアスになるという感じで、愚蓮と似たような展開を見せる曲です。メロディアスな中にどこか懐かしさを感じるサビのメロディは非常に秀逸であり、団長のソングライティングセンスを見せつけられたような気分になります。正直イントロとAメロを聴いてこのサビは予想出来ません。それだけにサビがより引き立つ印象です。僕の中では間違いなく名曲入りです。 (2007.7.3 review by TAKA) |
92p |
無神布教 | ||
1.信者之行進 2.愚蓮 3.七色 4.きらら 5.黒灰 6.さようならありがとう 7.崇拝(10/19CYBER[宗教大戦争]より) 2006.12.6Release |
メンバーの一部の奇抜な?ルックスとは裏腹に繰り出される楽曲のクオリティは高く、赤丸急上昇中のバンドのミニアルバムです。 タイトル通り行進曲といった感じのフレーズで一瞬ふざけてんの?と思わせる#1から先にリリースされたマキシにも収録され、彼らの代表曲ともいえる#2(なお、マキシとはアレンジが若干違っています)、開放感のあるポップさが印象的な#3、#6、アバンギャルドな#4、ダークだがメロディアスに疾走する#5と曲数は少ないながらもバラエティに富んでおり、彼らのバンドの方向性を知ることが出来ます。 なお、初回版?にはボーナストラックとして崇拝のライブバージョンが収録されています。僕はオリジナル版は聴いたことがありませんが、いかにもライブ向け楽曲といった感じです。 (2007.7.3 review by TAKA) |
85p |
アトリア | ||
1. アトリア 2. 宝物 2007.5.9Release |
サウンドアドバイザイーにカリガリやセックスマシンガンズで活躍したスーパーベーシスト村井研次郎を迎えて作成されたMCD。 村井氏と彼らが如何様なつながりがあるのか多少驚きはありますが、前作までの作品に比べて音が太くなったような印象があります。これが村井氏の参加によるものなのかは分かりませんが。 ストリングス〜ギターアルペジオと静かに始まったかと思えば、その後入ってくるメロディアスかつ疾走感のあるサビで団長のスーパーハイトーンが炸裂するというかなりのキラーチューンぶりを発揮している#1は2007年のマイベスト候補に十分なりうる曲です。地味にバスドラが16のフレーズで踏んでいたり、アレンジも結構凝っていておもしろいですよ。 #2は#1の切なさを醸し出したメロディアスさとはまた違い、明るくポップな感じです。前作無神布教でいうと七色やさようならありがとうに近い感じでしょうか。 余談ですが、アトリアのPVは色々な意味で一見の価値ありかも。 (2007.7.3 review by TAKA) |
93p |