タ〜ト
DAITA
EUPHONY | ||
1.BREATH OF THE SEA 2.EARTH BEAT 3.Suna no shiro 4.ZENITH 5.EON 6.TRIUMPHAL RETURN 7.AMMERSEE 2003.11.19Release |
元SIAM SHADEのリードギタリストによるアルバム。これまで映画「火山高」のサントラや通信販売限定でのCDリリースはありましたが、これが公式にはソロデビューアルバムとなるのでしょう。 作風はバンド時代の音楽性やプレイスタイルとは異なっておりオーケストラとの競演など壮大な感じの曲調がほとんどです。かといって退屈な作品かというとそうではなく、主旋律はギターで弾いているため全編ギターが歌っているかのようなメロディアスな作品になっています。 プログレ的なアレンジや速弾きで押してくるようなプレイではないのですが曲中時折出てくるテクニカルなフレージング等はさすがと思わせてくれます。 また、この作品ははCDに収録されている全曲をDAITAがプレイしている映像やインタビューを収録しているDVDが付いており、まさにギタリストDAITAをフィーチャーした一枚といえるでしょう。 個人的にはバンド時代を彷彿とさせるようなアルバムもそのうち出して欲しいですね。 (2003.11.24 review by TAKA) |
85p |
DIRECT CHORD | ||
1.Singular Point 2.Jet Black Soul 3.The Core 4.Hybrid Gear 5.Groove Rider 6.Handroid 7.Metamorphosis 2003.9.19Release |
DAITAのソロ作品(サントラを除く)としては初の作品で、過去の曲をレコーディングしたというオールインスト物です。 上の「EUPHONY」にくらべるとSIAMSHADE時代を彷彿とさせるロック色の強い曲が中心となっています。中でも特筆したいのがEで、これはSIAMSHADEが武道館の初ライブを行った際にDAITAのsoloパートで弾いた曲の完全版ですが、イントロ以外は全編タッピングオンリーで一曲を弾くというとんでもないことをやっています。それでいてテクニックに走るだけでなく曲としてもちゃんと成り立っているのはまさに驚異としかいいようがありません。 いまのところAMUSEの通信販売でしか手に入らないようです。 (2003.12.12 review by TAKA) |
87p |
現存在 | ||
1.秘密(Album Mix) 2.流離人~さすらいびと~ 3.そばにいてほしい 4.555 5.夢つれづれ 6.冷静になれ 7.アイアイサ 8.桜吹雪 9.天つ風 10.ドンマイコンクライデメゲナイ(Album Mix) 11.転手古舞 12.天下無双 13.絶望の花 14.存在 2001.8.29Release |
元セックスマシンガンズのドラムのJOEがボーカリストRickyと結成したユニットの1stアルバム。 まず、ドラムとボーカルのユニットというのが珍しいです。僕の知っている範囲ではこのようなユニットは記憶にないですね。 楽曲についてですが、おおざっぱに言えば打ち込みを多用したダンス系ビートを主体としたロックで売れてた頃のTMRevolution風な感じもしますが、歌メロはかなり歌謡曲っぽくて個人的にはかなりツボでした。 ボーカルのRickyは全然知らなかったのですが、声質はハイトーンですがそれほど癖はなくこの手の音楽にマッチしているといえます。曲数も歌入りで13曲と多めなのですがどれもクオリティが高く捨て曲らしい物は無いのではないでしょうか。特にお気に入りはA、Gで買った当時は聴きまくっていました。 ただこのアルバム以降は曲がさらにポップになりロック色が薄れてきた印象を受けたのでCDを買って聴くまでには至らないのが残念です。 (2003.10.18 review by TAKA) |
82p |
Blue Film | ||
1.Blue Film 2.SHINE 3.Flow 4.光(Blue Film Mix) 5.OASIS 6.MERRY-GO-ROUND 7.SPEED 8.透明な嘘 9.passing by me (Blue Film Ver.) 10.With me With you 11.HEART 2003.8.20 Release |
元CLOSEのVoと元LastierのGuが中心となって結成されたバンドの1stアルバム。 全体的にミドルアップテンポの曲が多く歌を聴かせるような構成になっています。作曲は大部分が元LastierのGuだった宮崎京一が作曲していますが、なかなか良質なメロディーを聴かせてくれています。Voの末次もClose時代と変わらぬ伸びのあるハイトーンは健在で、当時から良いボーカルだなと思っていた僕にとっては帰ってきましたねという感じでした。 歌謡曲テイストがあるロックソング好きの自分としてはAなんかの切なさを感じさせる哀愁のメロディーはまさにツボといえる一曲です。 (2004.5.8 review by TAKA) |
75p |
予感 | ||
1.予感 2.JUMP 3.永遠の花 2004.5.26 Release |
ギターに秋山を加え5人編成となって初めての音源。 タイトル曲の@は彼らお得意ともいえる、切なげなメロディーが印象的な歌謡曲テイスト溢れるミディアムテンポのナンバーです。聴かせる系統の曲なので、一聴しての強烈なパンチ力は無いのですが、佳作といえる出来であります。 一転してAはアップテンポのロックナンバーとなっており、Bがバラードになっていて3者3様の曲調を聴かせてくれます。 ギターが加入しツインギター編成となったのですが音源上はそれほど変化を感じなかったのが惜しい点といえるでしょうか。 (2004.6.9 review by TAKA) |
72p |
MARBLE | ||
1.MARBLE 2.Without you 3.Distance ほか全11曲 2004.10.27 Release |
うーん、なんか微妙でした。1stにあった「Shine」のような名曲を期待しつつ、「予感」でみせたまったりとしたポップ路線を強調したような曲に多少の不安を感じていたわけですが、不安の方が的中してしまった感じです。 まあ作品としてみたときは音質の向上等前作より洗練されてきた部分も確かにあるのですが、肝心の曲が僕好みとは違う方向に行ってしまったようです。 (2005.3.14 review by TAKA) |
60p |
Spoof? | ||
1.PSYCHEDELIC PARADISE 2.Shine 3.涙きえるまで 4.空想の日曜日 5.mom -Heart Beat- 6.Bad comin' ver.2.0 7.最高の夜を 8.Melody 9.scene 10.childish 11.情熱の愛しき日々 12.CATCH! -our future is a bullets! version- 1997.2.10Release |
ビジュアル系というと今は商業的にはかなり苦戦してるジャンルだと思うのですが、SHAZNAとかが全盛だった90年代後半は次から次へと色々なバンドがメジャーデビューしていました。 そんな時代背景の中かどうかは別にしてこのDearも90年代後半にデビューしたバンドの一つです。デビューシングルは自分で買って持っていたのですがアルバムには手を出さずにいました。しかし、この間たまたま中古CD屋にあったのを見て懐かしいと思って買ってみました。 バンドのルックス的にはいわゆるソフトビジュアル系と呼ばれる比較的さわやかな感じです。 曲についてですが、そのルックス同様ポップで明るい感じの曲が中心となっています。意外と曲はバラエティに富んでいるのですが、どうも中途半端な感じがするのが残念です。良くも悪くもこれっていう個性はなく、さらっと聴けてしまう曲調でした。 (2003.8.12 review by TAKA) |
50p |
Tinker Bell | ||
1.Pendulum 2.CLAY FRAME 3.Tight or Loose 1995.10.? Release |
ピーターパンに出てくる妖精の名前みたい(というか同じか)なバンドのデモテープ。 時期的にはインディーズビジュアル系がはやりだした頃でいろいろなバンドが次から次へと出てきていたような記憶があります。 デモテープだけあって音質も演奏もかなり荒いのですが当時にしてはどちらかといえばハードロック寄りなアプローチで3曲とも疾走チューンであるところがツボでした。ベースがメインコンポーザーで音もベースが大きめでラインベースを弾きまくっています。 当時かなり気に入って聴いていてその後の活躍を期待していたのですがぱっとせず消えていったバンドでした。 (2004.4.25 review by TAKA) |
83p |
ZERO | ||
1.I WANT YOUR LOVE 2.SLEEP IN THE SKY 3.BABY BLUE 4.SO SWEET SO LONELY 5.CRASH49 6.TRICKSTER 7.HYPER DESIRE 8.PROMISED LAND 9.I SPY 10.I'M IN A COMA 11.SERAFINE 1989.9.21Release |
メジャー3作目にしてオリジナルアルバムとしては最後となった作品。 デビュー当時はジャパメタ色が強かったらしい(私はアルバムはこれ以外は聴いたことが無いので分からない)のですが、これはクリーントーンを多用した音作りによる曲調やボーカルスタイルは後のビジュアル系と呼ばれるジャンルに色濃く受け継がれたといえる物になっています。個人的には後期の名曲と言われている10などがお気に入りです。 15年前の音源でかつよけいなダビングとかがないので音は薄いのですが、各メンバーの安定感のあるプレイにより音の薄さを気にさせない物となっているあたりはさすがに一流の仕事だなと関心せざるを得ませんでした。 (2004.2.1 review by TAKA) |
82p |
教育 | ||
1.林檎の唄 2.群青日和 3.入水願い 4.遭難 5.クロール 6.現実に於て 7.現実を嗤う 8.サービス 9.駅前 10.御祭騒ぎ 11.母国情緒 12.夢のあと 2004.11.25Release |
ソロシンガーだった椎名林檎がバンド形態として活動を再開した東京事変の1stアルバムです。 椎名林檎自体は本能あたりまでのシングルは聴いたりしていたのですが、それからはすっかりご無沙汰だったので、かなり久しぶりに彼女の唄を聴きました。 バンド形態とはいえ、やはり中心は彼女であり、大半の曲の作詞作曲手がけています。しかし、バンド形態になったのか関係あるのかは分かりませんが、ソロ時代よりはあくどいエログロさは薄れている感じがします。とはいえ、ソロ時代の特徴の一つであったレトロな感じを彷彿とさせるメロディとアレンジは東京事変でも受け継がれています。まあこれはソロ時代からアレンジの中核を担ってきたベースの亀田氏の手によるところが大きいのかもしれません。 僕のおすすめはセカンドシングルにもなった「遭難」。これは椎名ワールドが色濃くでているアップテンポナンバーでオススメです。 あと特筆すべきはサウンドプロダクションの出来がすばらしいです。音がクリアで格好いいですね。 (2004.12.18 review by TAKA) |
72p |