Wyse

With…
1. Speed
2. Virus「赤と白と黒の定説」
3. am0:00の警笛の中で
4. Miss t×××
5. blue on blue
6. With・・・



2000.9.1 Release
 僕がリアルタイムで聴くビジュアル系バンドとしては久しぶりにはまったバンドWyseの1stミニアルバム。
 疾走感のある曲が多く捨て曲はありません。大半の曲の詞曲を手がける拓磨(当時19歳!)の独特のメロディーが今までにありそうで無かった感じで非常に良く出来ています。
 ボーカル月森の甘い声質が曲調にマッチしており、ツインボーカル的な役割を果たしている拓磨の実力も単なるコーラス以上のレベルであり、楽器隊もそれほどテクニカルなことはしませんが安定感のあるプレイを聴かせてくれます。
 なんにせよジャンル自体がマンネリ化してきたと思わせる中で、まだこういうバンドがいたのかと思わせてくれたこと自体が大きなインパクトを与えてくれたバンドです。
 なお、7トラック目に隠しトラックとして「Reset」が収録してあります。これは各メンバーのことを歌っている曲で歌詞はおちゃらけている所がありますが、曲は良くできています。

(2004.2.1review by TAKA)
91p
DEAD LEAVES SHOWER
1. Trust
2. 言葉を失した僕と空を見上げる君
3. Countless trigger
4. Sweet rain
5. Circle
6. あの日の白い鳥

2000.12.1Release
 前作「With…」からわずか3ヶ月のスパンで発売された2ndミニアルバム。
 曲数は前作と同じ6曲ですが、曲のバリエーションが増えてポップになった感じがしました。全体的な完成度としてはかなり高い物となっており、現在までの全ての作品を通じた中でも1,2を争う名盤といえる出来です。
 1曲目からバラードなんですがこれが泣けるというか、歌詞の内容が俺こういう人間だよと妙に共感してしまいました。他の曲も名曲揃いでこの中から1曲選べと言われたら悩んでしまいそうなくらいです。
 Wyseの曲も結構カラオケに入っているのでたまに歌うのですが、歌メロの符割が難しく難易度はかなり高いですね。考えながら歌っているレベルだとまず音かリズム外します。


(2004.2.1review by TAKA)
96p
PERFECT JUICE
1. evil news
2. Swella para Scyallu para Sail
3. My name is Japanese Breaker.
4. slow time
5. at any cost
6. little peace


2001.3.1 Release
 これも前作から3ヶ月という間隔で発売された3rdミニアルバム。
 曲調的にはさらにポップス寄りになった感じはするものの大きな違いはなく相変わらずの拓磨節が炸裂しています。アレンジ面ではポップ化に比例するように打ち込みの比率が増してきていて、曲を構成する上で重要な要素になってきている印象を受けました。
 拓磨は結構変わった感じのポップさを感じる曲(たとえばEみたいな曲)を書いたりするのですが、僕が個人的に期待するのはDで聴けるような哀愁と憂いを含んだような曲をもっと書いてほしいなと思います。
 6曲目の後にフォーク調のボーナストラックあり。火が燃えているような音がパチパチいってます。キャンプファイヤーでもやってるのでしょうか。

(2004.5.8 review by TAKA)
89p
7 -Seven- Marine Disc
1.Sweet rain
2.無色の雪
3.at any cost
4.Trust
5.blue on blue
6.With…
7.little peace

2004.5.29 Release
 インディーズ時代にリリースした作品に収録されていた曲をリテイクした物に、新曲1曲を加えたミニアルバム。Marine Discはミディアムテンポの曲を収録しています。
 アレンジ自体はそう大きく変わってはいませんが、音作りのアプローチが「W×Y×S×E」あたりのシンプルかつロック色の強い流れを引き継いでおり、かなり印象が変わって聞こえました。そういう意味では今のWyseの音楽スタイルを素直に表現したといえるのではないでしょうか。
 オリジナルの音源を持っていても、全く別物として聴けるので持っていても損はないと思います。
 新曲であるAは明るめな感じのポップな曲でなかなか良い曲でした。

(2004.6.9 Review by TAKA)
86p
7 -Seven- Wine Disc
1.Feeling…
2.Honey lip
3.A≦nd Crash!!
4.My name is Japanese Breaker.
5.Scribble of child
6.Plastic Monkey
7.Miss txxx

2004.5.29 Release
 上でレビューしたMarine Discと同時リリースされた物で、こちらはアップテンポのナンバーが収録されています。
 こちらもリテイクに関するアプローチは同様にシンプルかつロック色が強く出ており、オリジナルとは大分違う印象を受けます。
 新曲のAは前作のアルバムに収録されていたような曲の流れをくんでいるロックンロールテイスト溢れるナンバーになっています。
 また、付録のDVDには新曲のライブ映像と今作に関するメンバーのコメントが収録されています。


(2004.6.9 Review by TAKA)
82p
Distance
1.Distance
2.ハイエナ
3.J・E・T
4.Distance(inst)

2004.7.14 Release
 @は久々にWyseらしいというか、自分が彼らに求めていたようなタイプの曲をやってくれたなと言う感じがしました。マイナーコードに切なさ満開の歌メロがさえるアップテンポな楽曲に仕上がっており、月森と拓磨のボーカルの絡みも絶妙です。
 A、Bは前作のアルバムで見せたロックンロール的なアプローチであり、ライブ映えしそうな荒々しい感じの曲になっています。これはこれで悪い感じはしません。

(2004.7.19 Review by TAKA)
85p
Colors
1.Colors
2.イイんじゃない
3.Vanishing
4.雨の日の朝
5.My seethrough life
6.Magic
7.トレンチコート
8.誘惑なパラダイス
9.Tears of snow
10.インスピレーション
11.やってらんねえ
12.I’m a dreamer
13.Friend


2005.1.19Release
 2005年2月13日のライブを持って解散したWyseのオリジナルとしてはラストとなるアルバム。
 最近の特徴であった、シンプルなサウンドを基調としながらも、初期の頃に通じるような透明感のある曲がメインとなっており、ある意味これぞWyseともいえるようなアルバムになっています。
 正直なところ一曲一曲のインパクトはそれほど強くなく、キラーチューンといえるような曲は無いのですが、彼らならではのメロディを重視した良質なポップセンスに溢れており改めてWyse、特に拓磨のメロディセンスに感心させられます。
 僕のお薦めは#3です。


(2005.4.24 Review by TAKA)
79p
19990214-20050213
1.Feeling
2.Plastic Monkey
3.19回目の夏に僕に見えたものと見えなくなったもの
4.float
5.Miss txxx
6.With・・・
7.It's not like me It's not like you
8.路地裏のルール
9.thoughtful day
10.3 years later,I...
11.Perfume
12.bring you my heart
13.パンジー
14.chain
15.I believe
16.無色の雪
17.Colors


2005.3.24Release
 解散したwyseのベストアルバム。
 ライブ会場での限定アイテムである#3やライブ音源の収録などレア音源も収録されており、全17曲というボリュームたっぷりの内容でまさにベストと呼ぶにふさわしいアルバムとなっています。
 一通り聴いてみて思ったのは、Wyseは疾走感のある曲もやりますが、やはりメインはメロディの良さを生かせるミドルテンポで真価を発揮するというか、良い曲がありますね。#12のようなじっくり心に染み入る名バラードを生み出すあたり、近年のビジュアル系ではクオリティの高いバンドだったといえるでしょう。
 時代のせいか、プロモーションが下手だったのか分かりませんが、正直デビュー後ここまでぱっとしないまま終わるとは思いませんでした。売れる要素は持っていたはずなのですが・・・。残念なバンドの一つでした。


(2005.4.24 Review by TAKA)
83p