i FEEL ALRIGHT



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2002年1月28日時点で「Data & Review」には
Punk-386作品
Newwave/Alternative-112作品
Techno/House-68作品
ETC-14作品
全580作品
掲載されています。
 
2002/01/28 Update
今週はあまり数をUPしてません‥。
その代わりかなり濃い〜のばっかです。はい。
だから今回の注目バンドは逆にちょっと多めです。
(ちなみにBand Listに、レコードナンバー欄が付きました。
まだ、全部は入ってはいないけど徐々に埋めていきます。)
NEKTAR
さて、最初はNEKTAR。
70年中盤から活躍している英国出身のGerman Progressiveバンド。
そのサウンドはUKプログレの香りのするジャーマン・プログレかと
思いきや、全然違います。
なんだかすっごくポップなサウンドでぎっしりです。
JazzやFunkとか色々な要素をミクスチャーし、
目まぐるしく変わる曲展開とかが素晴らしいです。
Beck、JellyFish、そしてJamiroquai辺りのサウンドに近い!
そんなサウンドが70年代からあった‥その事実も凄い!
CONRAD SCHNITZLER
次も、同じくGerman ProgressiveなCONRAD SCHNITZLER。
Tangerine Dream及びKlusterの元メンバーでその変態電子音楽気質は
お墨付き?
もう70年代のAphex Twinと呼ばせてください!(普通、逆だけどね)
ナーバスでクールでクレイジーなAmbientサウンドが素晴らしい!
今、聴いてもそのサウンドの瑞々しい事この上ないです。
LONDON
70年代のB級Punkバンド。(伝説のLONDON SSとは関係ありません。)
70年代といっても、恐らく第2世代のPunkバンドだと思われます。
第2世代の利点を生かしPistols/Clash等第1世代のツボをしっかり
盗み取ってサウンドにフィードバックしているんです。
逆にいうと、初期パンのツボを押さえすぎで他の第2世代と比べて
個性が無いのかも‥。
いやいや、良いんです。B級Punkなのですから。
COCTEAU TWINS
なんかこのバンドも以前のHouse Of Loveと同じくらい中古市場で
安く売り叩かれています。何故?
80年代NewWaveのネオ・サイケ系バンドなのですが、アシッド・ギターと
無機質なドラム、そして何よりも透き通るような女性ボーカル!
この声というのが女性特有の美しい声質を最大限に活かしているんですが
”女性らしさ”という性的なものは一切排除しているんです。
だから、色気はもちろん泥臭さや生々しさを感じない。
だからといって無機質な声というわけでもない。
なんというか、人間の女性の純粋な声そのものがメロディを奏でているとも
いうのか‥うまく表現できません。
とにかく、バンドがAlbamに決して歌詞を載せなかった最大の理由たる
奇跡の歌声は必聴です!
POLE
はい。次は時代がぶっとんでPOLE。
ドイツのミニマル・ダブのユニットです。
僕は2000年発表の「POLE3」しか聴いた事がないのですが
これがまた新食感って感じで美味なのですよ。
普通ダブ系のサウンドって、音響効果バリバリ使って空間を深化させようと
するじゃないですか。
でも、この人達は違う。この人達の音源自体はそんな小細工をしていない。
アナログ盤のノイズみたいな音を下地に流れる素朴な繰り返し音楽。
普通のダブのサウンドがスピーカーの中から深化して溢れ出るとしたら
POLEのサウンドはスピーカーを飛び出してから深化を始める。
リスナーは出来立てホヤホヤのリアル・ダブ・サウンドを感じ取れる
という寸法です。うん。これは良いですよ。
mono
なんかJone Zoneに気に入られたのか2001年遂に世界デビューした
日本のPost Rockバンド。
ってゆ〜か、音源聴く暇があったらLiveへ行ってください。
メロディの美しさも轟音の攻撃性も完全に狂気の世界。狂乱です。
Mogwaiファンは当然チェキチェキでしょう。
で、CD音源等はLiveの余韻を楽しむ為にあります‥と。
別に音源が悪いわけではないです。生音が素晴らしすぎるんです。
CONDOR44
これも日本。3ピースバンドです。2001年に初ソロ音源を発表しました。
これは何系統のサウンドになるんだろう?
下地にあるのは、Garage Rock。
ギターはPost Rockだったり音響系だったり爆発轟音サウンドだったりで
男性ボーカルは線が細く、基本はCoolに歌いあげている。
ベースの女性の声は非常に浮遊感のある気持ちの良いもの。
個人的にはLUMINOUS ORANGEを攻撃的にしたような音にも感じます。
とにかく、カッコイイとしか言いようが無い。幸せです。マジで。
オススメです。お願い。聴いて。
‥と、何はともあれ、こういったバンドを見る限り日本の音楽レベルは
非常に高い。
後は、市場(聴き手)が彼等のようなバンドを受け入れる姿勢を確立して
いければ、今のイギリス・アメリカぐらいなら余裕で肩を並べられるだろう‥
ということを言い続けて早7年近くになりました。(2002年現在)
人によっては、更にず〜とず〜と昔から言っている事なんですけど。
変わらんのよ。聴き手が。
もし仮に日本の音楽レベルが低いとするならば
それはアーチストのせいではないのよ。
例えどんなアーチストであっても彼等を責めてはいけない。
責めるべき相手は別にいる。それは僕とか。アナタとか。隣の人とか。
 
2002/01/19 Update
今回の注目バンドはBLIND PIGS、HOUSE OF LOVE、RIDEかな?
あ、ちなみに今週は早めの更新です。
BLIND PIGS
ブラジルのOld School系パンクバンド。
Rancid系といえばRancid系なんだけど、もっともっと
70'Punk〜80'UK-Hardcoreの影響を受けている感じ。
UK-Hardcoreの音の厚みに70'Punk的エッセンスの入った90'Punkの
メロディ、そして何よりもB級70'Punkバンドを彷彿させる
エネルギッシュな勢いがとっても良いです。
自らを(ジョニー)ロットン世代と呼び、真っ向から再結成Pistolsを
批判している辺りが、かなり青臭くてステキです。
RIDE
次はShoegazer系では知名度満点なRIDE。
ちなみにShoegazerとは、轟音ノイズギターと浮遊感あるメロディ‥
要するにマイブラ・フォロアーなバンド達を称してます。
で、その代表格の一つがRIDE。
そんなRIDEの1stAlbamはShoegazerそのもの。
個人的には、荒々しさの残る轟音ギターポップサウウンドの初期EPや、
Shoegazerを解体し構築しなおしたRide流Rock/Popサウンドの
2ndAlbamもお勧めしたい。
特に2ndAlbam。短命で終るShoegazerバンドが多い中
何故、Rideが比較的長めに存続していく事ができたのか
その答えとなりうる楽曲が収録されていますよ。
まさに轟音ポップ!Go Ahead!!
HOUSE OF LOVE
最後にこれまた懐かしいHOUSE OF LOVE。
デビュー当初、スミスの後継者だのなんだの騒がれ、
幻のマイブラ来日公演で対バンの予定まであったバンドです。
清涼感のあるアシッド・ロックサウンドで、暗く影のある声と
美しいメロディ・ラインが最高に気持ち良いんです。
こんなに素晴らしいのに中古屋さんで売り叩かれているのを見ると
悲しくなりますよ。
爽やかさとその影に潜む暗さを併せ持つサウンドなので
Shoegazer好きな方にもオススメしたいですネ。はい。
このバンドに再評価をっ!
 
2002/01/13 Update
今回の目玉はBAD RELIGION、NOFX、RANCID、そしてSILVER APPLES、
TOOL、NEUROSIS辺りでしょうか。
お気に入り度10点満点連発です。
BAD RELIGION、NOFX、RANCIDについては今更書くことは特別無いです。
Punk系サイトだけど、いやPunk系サイトだからこそ割愛♪
SILVER APPLES
60年代後半から活躍したNY出身の電子音系実験音楽ユニット。
なんか、デジロック(死語)とかうだつの上がらない音楽を聴いて喜んでいる
ヤツに聴かせて耳の中を洗浄してやりたい気分になりますね。
僕は昔はSUICIDE絡みのNY-Punk系と認識していたんだけど
どうやら世間は音響系関連としても認識しているようですね(無知)
うん。確かに、Stereolab辺りに通じるものがあります♪
TOOL
そしてもう一つの隠れた目玉が暗黒大王TOOL。
今や猫も杓子も両手を挙げて絶賛の嵐のヘヴィ系バンド。
やっぱりね。もろ、HardRock/ProgressiveRockという2大嫌悪サウンドの
影響がバリバリなんですよ。先に言い訳だけさせて貰うと。
ただ、こういった偏見を持っていない方には絶対に要チェキだと思います。
聴き込むたびに脳みそに染み込んでくるようなサウンドです。
うん。この点においてはマジで凄いですよ。
ヘッドホンとかじゃなく、必ずスピーカーで爆音で聴きましょう。
僕と同じような偏見を持っている方は聴かなくてもいいです‥という訳
でもなく、レンタルでもお友達にでも借りて聴いてみて下さい。
HardRock/ProgressiveRockみたいでクソ‥というよりは
HardRock/ProgressiveRockみたいだけど、結構いいかも?ぐらいは
思うはずです。
NEUROSIS
そして、NEUROSIS。
まだ登録する気は無かったのですがTOOL聴いててついつい。
Progressiveで荒々しいRockスタイルの両バンドですがその違いは歴然。
言わずもがな、TOOLはHM/HR、NEUROSISはPunk/Hardcoreといった
感じで活動してきた土壌が違う。
ボーダレスに音楽を聴くリスナーが多くなった現在においても
両バンドを同じ意識で捉えることは不可能でしょう。
というのも両バンドの最も大きな違いは、ヘヴィサウンドと轟音サウンドと
いう表面上のサウンドアプローチにあるのでは無いと思う。
以下はあくまでも僕の推論。
TOOLというバンドは音の使い方・組み合わせ方に細心の注意を払っている
ように感じる。どのタイミングで。どのくらいの長さで。ここぞ!というポイントに
音を置く。一つ一つの音をまるでパズルを組み合わせていくかのように。
NEUROSISは、音そのものの感触"空気"に注意を払っている。
創り出した音一つ一つの輝きを、音同士お互いに化学反応させ(言わば
楽曲・メロディ)、より輝くものへと磨き上げリスナーへ叩き込む。
(そういう意味ではNEUROSISが6thでAlbiniを起用した事にも合点する。)
TOOLが巧みな業で脳神経を刺激する一方、NEUROSISは脳神経へ
直接干渉し一気に刺激を流し込むといった感じだ。
別にどっちが良いと言うわけでもなく、
TOOLの業に感動する者がいれば、そこに厭らしさを感じ拒絶する者も
いる。
NEUROSISの麻薬に成されるがままの者がいれば、その刺激の強さに
拒否反応を示す者もいる。
そんな感じですが、両方楽しめればそれが一番!そういう事だ!
四の五の言わずに本能で聴くのが一番!そういう事だ!
B a c k