Jeff Beck

 孤高のギタリストというか、どうもBandを組むとうまくいかないようです。かっこよさでは他を凌駕しているのではないでしょうか。個人的には、70年代後半のインスト曲でギターをバリバリ弾いていた頃が一番好きです。公式HPはこちらです。

 こだわりのFan Pageも参照してください。

[News]
・新作Emotion & CommotionがUSでは4/13、日本では3/24発売予定になりました。Original以外にOver The RainbowなどStandard曲も演奏しています。来日公演も予定されています。楽しみですね。

[Album]
 Yardbirds以前のものは省略させていただきました。m(_)m
Yardbirdsには、Eric Claptonの脱退で代わりのギタリストとして白羽の矢がたちます。当時は'For Your Love'で人気が出た頃で彼も喜んで参加したそうです。ECは彼を評して「彼はギターを弾いているか車をいじっているかのどちらかだ。俺と違ってやることとを決めてそれに熱中している」と言っています。他のメンバーからは、「いつも新しいことを求めていた。新しい音がほしいときは彼に相談すると、びっくりするような答えを示してくれた」と評しています。しかし、ECのスタイルの継承を求められることは彼にはつらかったようで、最後にそのフラストレーションが爆発します。

Anthology 1963-67 (1997)
 といいつつ、Yardbirds以前の録音集です。Beckologyにも学生時代などの古い録音が入っているので、一部ダブリがあるかもしれません。

BBC Sessions 1965-67 (1998) JP
 Beck在籍時の音源が中心の音源です。JP盤にはUKでは初回限定1K枚にのみ追加されたSingle CDの音源も追加収録されています。さすがに古い音源ですから、音質・演奏ともこんなものかという印象ですが、貴重な音源であることは間違いありません。BeckはPageの加入(最初はBass)で徐々に居場所を失っていったとのこと。その後の活動で演奏された曲もこのAlbumで聴くことができます。

Yardbirds Jeff Beck Best Collection (1999)
 日本編集のYardbirds時代のJeff Beck集です。Live/Studio混在です。

Jeff Beck with Yardbirds (99) UK CD
 UK編集のCDですが、Bootのようなジャケットです。BMGのライセンスを受けていると表記されているので、正規盤なのでしょう。RMされていますが、かなりキンキンした音がします。

Jeff Beck Group (1)
 Beck自身が描いていた構想を先にPageがZeppelinで実現してしまったために、彼はZEPに対して異様な対抗心をむき出しにします。GroupからBBA時代はこの対抗心で活動していたようです。
Rod Stewart(vo),Ron Wood(b),Mick Waller(ds) and Nicky Hopkins (p)+Guests
Truth (1968) US 2K RM CD,05 UK RM
 Jeff Beck Groupの第一弾は評価の高い作品で、Yardbirdsの影を引きずったBlues色の強いAlbumです。後に彼のコンセプトを盗んだと激怒するZepも演奏するYou Shock Meも収録されています。Jimmy PageやJohn Paul John等Guestも多彩です。Zepの1stと聴き比べてみるのも面白いでしょう。一般的な評価は高いです。05RMにはLove Is GreenやHi-Ho Silver〜等Single曲等のBonusが満載です。更に短いですがJeff自身が各曲にコメントを寄せています。

Cosa Nostra Beck Ola (1969) 04RM CD
 このリンゴのジャケットはお気に入りです。このBandはRodとRonが抜けて解散してしまいます。Tim BogertとCarmine Appiceとで最強のトリオを作ろうという構想を練りますが、Beckは交通事故で入院します。道路を横切る猫(?)を避けたためとか...。残された二人はCactusを作ってしまいます。(先にこの構想が流れたというのが真相のようですが)04にはRMされています。

Truth & Cosa Nostra Beck Ola JP
 2in1のものはLPでも発売されていたと思います。このCDは90年代初頭の発売で、No Noise SystemでRMされています。今聴いても音質的には魅力はありません。USツアーはひどいものだったようで、メンバーの脱退で荒れていた彼はアンプを壊したりして不満をぶつけます。最後はWoodStockもキャンセルしてUKに帰ってしまいました。

Jeff Beck Group (2)
Max Middleton(key),Cozy Powell(ds),Bob Tench(g,vo),Clive Chaman(b)
メンバーを一新して再度挑戦しますが、やはり長くは続きませんでした。しかし、この二期で黒人のSoulを取り入れた事は、その後のSolo活動に良い影響を与えたのではないかと思います。これら2枚はSQ盤も発売されていました。
 彼らの録音の中にはBBC Liveも存在します。1996年に放送されたものを録音しました。改めて聴き返すと非常に良い演奏です。多分彼らのBest Takeではないかと思います。

Rough & Ready (1971)
 先の構想は実現せず、このBandを結成します。Cozy PowellはJeff Beckに似ていますね。Bob TenchのVo.の声質はRodに似ていると思いません?Max Middletonの参加というのは、この後の彼に大きく影響したのではないでしょうか?
 USでのCD化初版では誤ってSQ版のMasterが使われたそうです。USでは回収されましたが、JPでは輸入盤として発売されてしまい、これが超Rare Itemとなっているそうです。もし、お持ちの方がいたら確かめてみてください。1/19/05に日本でDSD RM盤が発売されました。

Jeff Beck Group (1972)
 通称'Orange Album'。このアルバムは好きな曲が沢山入っています。通して聴いた記憶はないのですが。1/19/05に日本でDSD RM盤が発売されました。

Beck Bogert & Appice
Tim Bogert(b),Carmine Appice(ds)
?Beck Bogert & Appice (1973)
 Beck自身が長い間夢見ていた最強のトリオです。本当はRod StewartにVocalをやってもらいたかったそうですけど、RodはFacesを結成してしまいます。Studio盤は結局はこの1枚だけでした。Vocalが最大の弱点(三人共Vocalはとりました)でした。04末にDTS-CDが発売されたようです。1/19/05に日本でDSD RM盤が発売されました。

Live in Japan (1974) Cas
 元々は日本でのみ発売が許可されたアルバムで、最初は2LPで発売されました。しばらくしてから、海外では1LPに編集して発売されたと記憶しています。アルバムとしてはまとまりに欠ける感じですが、個々の曲はそれなりに素晴らしい仕上がりです。1/19/05に日本でDSD RM盤が発売されました。

UPP
 この時代の作品が知られるようになったのは、彼がSoloで成功してからではなかったでしょうか?これらのSessionは、少なくともBlow by Blowに大きく影響していた事は間違いないでしょう。
Stephen Amazing(b),Andy Clark(key,vo),Jim Copley(ds)
UPP (1975) JP CD
 日本盤しか見かけません。次の'Blow by Blow'と発売時期が近かったため、こちらはほとんど話題になりませんでした。White Soulという表現が一番近いと思います。彼は7曲中5曲に参加していますが、次作のSoloのようにバリバリ弾いているというわけではありません。

The Jeff Beck Group UPP -Featuring Jeff Beck-(1980?) CA CD
 カナダ盤を見つけました。正規盤(Sony CA)です。Vocal入りで、BassはFletlessです。詳細は不明です。彼自身はそれ程弾きまくっているというわけではありません。回転ムラが非常に気になるのですが...。

Complete UPP Sessions (1/25/05)
 2CDでDisc1に上記2作品を収録し、Disc2にはこれまで未発表だった3作目のTrack 7曲が収録されています。1.5枚相当という感じでしょうか。そのせいか\2.8Kというやや安めの価格になっていました。輸入盤の存在も確認しています。

Solo
 度重なるZEPへの挑戦はGroupの解散で成功しませんでした。そして彼はGroupへの拘りを捨て、Soloでやりたい事をやろうと考えを変えたようです。それが功を奏して大成功を収めます。
Blow by Blow (1975) MS CD&US '01 RM,SACD
 いわゆるFusion時代といわれていますが、私はそうは思いません。この頃は一番彼が彼らしかったのではないでしょうか。ジャンル分けがいかに無意味であるかと言うことがよく解ります。
 Albumとしては良くできていると思いますが、Wiredの方を先に聴いてしまったので、今となっては少し物足りなく思います。買ったのは、USのSBM Gold CDだったのですが音質の方はいまいちです。後述のBecklogyやBestのRMの方が好ましいと思います。近々MF盤が発売されます。01年にはRM盤も発売されました。SACDは2CH版の後にMulti CH版も発売されました。音質はSACDが一番好きです。1/19/05に日本でDSD RM盤が発売されました。

Wired (1976)JP CD,US CD&US '01 RM
JP LP: 24AP120(E) Matrix: 25AP-120A1 1B11/25AP-120B1 1A17 1st Press
 ここからリアルタイムです。ある日gの友人が興奮しながらこのアルバムについて熱く語ってくれました。それなら買おうということで買いました。初めて聴いたときの衝撃は今でも忘れることができません。何とも衝撃的なアルバムでした。これこそRockだぜと思ったものです。この頃毎日のように聴きまくったのでLPはかなり痛んでいます。音質的にはかなり辛いですが、聴くと今でも熱いものがこみ上げてきます。My Bestです。CD(通常盤)では、JP盤とUS盤を比較すると、明らかにJP盤の方が音は良いです。MF盤が発売されていますが現在では入手困難です。01年にはRM盤も発売されました。LP購入は発売後すぐですから初版です。2/23/05に日本でDSD RM盤が発売されました。

Live with The Jan Hammer Group (77 ライブワイヤー) US CD,04 RM CD
US LP: PE34433 Matrix: AL 34433-1B S1/BL 34433-1B S1 1st Press
 このアルバムも好きです。Liveでこれほどの演奏をやるとはと驚きました。特に'Scatterbrain'には圧倒されます。Jan HammerのBandに客演の形をとってますが収録曲を聴く限りはJeff Beckの独壇場です。ただ、もっと聴きたい曲が演奏されているのに収録されていないのは残念です。Jan Hammer GroupはBand内でごたごた(女性問題らしい)していたらしく、それに嫌気がさしてJeffは去りました。US LPは発売後すぐに日本で購入しました。2/23/05に日本でDSD RM盤が発売されました。この作品に関しては驚くほど優秀です。Master Tapeにはこれほど多くの情報が入っていたことを知りました。これまでは主にUS LPを聴いていて、それほど頻繁に聴いた記憶は無いのですが、LPの印象より遥かに良好です。

There And Back (1980) 04 RM CD
JP LP: 30-3P-274 Matrix: 30-3R274A1 1A1/30-3R274B2 1A1 (Master Sound LP)
 Jan Hammerとの頃の曲(3曲)とTony Hymas らとの曲(5曲)からなっています。新作とはいっても約半分はWiredの頃の録音でした。個人的にはSide-Aの方が好きです。B面は1曲目(El Beco)が良いですね。1曲目のStar Cycleはプロレスでおなじみの曲です。Master Sound盤LPの音は圧倒的です。2/23/05発売のDSD RM CDは良くなっている(?,CDとは比較していない)と思いますが、LPの印象が強烈でこれには及びません。LPにはエンボスが入っていますが、これは初版のみかもしれません。Master SoundのLPには入っています。

Flash (1985) Cas
 正直言って、このアルバムにはがっかりしました。かなり待たされただけによけいにそう感じました。Vocal Albumで、ギターをバリバリ弾くというイメージは全くありません。Vocal中心という方向転換はうまく行ったとは言えません。一般的な評価も高くありません。AmbitiousのVideo Clipは笑えますけど。2/23/05に日本でDSD RM盤が発売されました。残念ながら購入予定はありません。

Jeff Beck's Guitar Shop (1989)JP CD
Terry Bozzio - Per,Ds,Vo,Producer : Tony Humas - Syn,Key,Producer
 帯には90年代の'Wired'なんて書いてありますが少し大げさでしょう。このアルバムを聴いて思ったことは、'Flash'以降の彼はアンサンブルに重きを置いたかなということです。聴いているとそう感じます。個人的にはWiredの様にギターをバリバリと弾いてもらいたいと思います。尚、このアルバムのジャケットは2種類あって、買ったのは、初版の小包のようなジャケットのものです。今では自動車工場のようなところでギターを修理しているイラストです。ここまでは2/23/05に日本でDSD RM盤が発売されました。

?Frankie's House (1992)
?Crazy Legs (1993)
?Up (1995)

Who Else! (1999) JP CD
 USでは3/16/99に発売されました。収録曲目は次の通りです。賛否両論はあるようです。
What Mama Said/Pycho-Sam/Brush With The Blues/Blast From The East/Space For The Papa/ Angel (Footsteps)/THX138/Hip-Notica/Even Odds/Declan/Another Place
 私はこのアルバムには賛成です。やってくれたという印象です。先に日本公演のもようを知っていたので、Studio録音の予想はしていましたが、思った通りの内容でした。Liveの録音もあります。一番好きな70年代後半の面影も感じられます。録音は持ったよりも良かったです。

You Had It Coming (2000) JP
 意外にも短いインターバルで新作が発売されることになりました。Bandの状態が良いので、すぐに作品を作りたくなったとか。来日公演も敢行されます。USでは02/06/01にようやく発売されました。前作の延長線上にありますが、更にその路線を突き進んだという印象です。古くからのファンには意見の分かれるところでしょう。私は少し肯定的ですが、たまに聴くには良いかという程度です。
Earthquake/Roy's Toy/Dirty Mind/Rollin' And Tumblin'/Nadia/Loose Cannon/Rosebud/Left Hook/Blackbird (Jeff Beckの曲です)/Suspension
収録時間は短め(40分に遙かに足りない)です。

Jeff (8/5/03) US CD
 新作は打ち込み系のSoundであまり好みではありません。これは最後まで聴けませんでした。タイトルはGrease MonkeyとかHot Rod Honeymoonとか言われていましたけど、最終的にはシンプルになりました。

B.B. King Blues Club -ライブ・ベック!!-(6/29/05)
Terry Bozzio - Per,Ds,Vo : Tony Humas - Syn,Key
Roy's Toy/Psycho Sam/Big Block/Freeway Jam/Brush With The Blues/Scatterbrain/Goodbye Pork Pie Hat/Nadia/Savoy/Angel(Footsteps)/Seasons/Where Were You/You Never Know/A Day In The Life/People Get Ready/My Thing
 Live Albumとしては超久しぶりです。録音は9/10-11/03にNYCで収録されたものです。海外では通販のみ、日本では店頭発売されました。

Jeff Beck Live -ライブ・ベック'06- (5/23/07)
Beck's Bolero/STRATUS/You Never Know/'Cause We've Ended As Lovers/Behind The Veil/Two Rivers/Star Cycle/Big Block/Nadia/Angel(Footsteps)/Scatterbrain/Led Boots/Goodbye Pork Pie Hat-Brush with The Blues/Blue Wind/Over The Rainbow
 日本でのみ正式版として発売されることになりました。海外では通販のみとなっている作品です。'06のUS TourのLive音源です。

Performing This Week... Live At Ronnie Scott's Jazz Club(11/10/08)
Tal Wilkenfeld - b,Vinnie Colaiuta - drm,Jason Rebello - key
Beck's Bolero/Eternity's Breath/Stratus/Cause We've Ended As Lovers/Behind The Veil/You Never Know/Nadia/Blast From The East/Led Boots/Angel(Footsteps)/Scatterbrain/Goodbye Pork Pie Hat/Bush With The Blues/Space Boogie/Big Block/A Day In The Life/Where Were You
 新作もLive Albumです。これは映像の方をお勧めします。やっぱりすごいわ!!

2009年
2/6(金) 東京国際フォーラム ホールA 19:00 start
2/7(土) 東京国際フォーラム ホールA 17:00 start
2/9(月) NHKホール 19:00 start(BSで放送されるか?)
2/11(水・祝) パシフィコ横浜 17:00 start
2/12(木) 愛知県芸術劇場 大ホール 19:00 start
2/13(金) ウェルシティ金沢 (石川厚生年金会館) 19:00 start
2/16(月) Zepp Fukuoka 19:00 start
2/18(水) 大阪厚生年金会館 大ホール 19:00 start
2/19(木) 大阪厚生年金会館 大ホール 19:00 start

Emotion & Commotion (4/13/10)
Corpus Christi Carol/Hammerhead/Never Alone/Somewhere Over The Rainbow/I Put A Spell On You(featuring Joss Stone)/Serene/Lilac Wine(featuring Imelda May)/Nessun Dorma/There's No Other Me(featuring Joss Stone)/Elegy For Dunkirk(featuring Olivia Safe)
 新曲とStandard曲とで構成されています。JPは先行で3/24予定となっています。

2010年
4月5日(月)名古屋市民会館
4月7日(水)グランキューブ大阪
4月8日(木)アルカイックホール
4月10日(土)JCB HALL
4月12日(月)東京国際フォーラムホールA
4月13日(火)東京国際フォーラムホールA

Live And Exclusive (2010)
Rhonda Smith - b,Narada Michael Walden - drm,Jason Rebello - key
Corpus Christi Carol/Hammerhead/Over The Rainbow/Bush With The Blues/A Day In The Life/Nessun Dorma/How High The Moon/People Get Ready
 The Grammy MuseumでのLive録音となっています。1曲毎にFade OutしていてLive音源としては細切れの印象があります。Cover曲が中心という印象で、How High The Moonなんかマントラの受け売りという感じです。最近の彼を知るという意味はそれなりにはあるのですが...。DL販売のみですが、USのAmazon.comのみCDでの発売を行っています。

Compilations

The Best of Jeff Beck (197?) Cas
 曰く付きのSingle "Love Is Blue," が収められています。これには彼は怒りが収まらないようです。正規版かどうかは不明ですが、CDをみた事はあります。ただ、EMIから発売されている安価なBest盤があって、これがどうもこのBestにBonusを加えたものであるような気がしてなりません。

Beckology (1991) US CD
 3CD BoxのAnthologyアルバムです。BoxはOld StratcasterのHard Caseを模したもので、ライナーの表紙は彼のギターという凝った装丁になっています。これは限定のようで、最近見かけたものは、CD Sizeになっていました。内容は、彼のアマチュア時代の貴重な録音から時代順に曲がぎっしり詰まっています。私自身は、Soloの'There And Back'までが好きなので、Disk3ばかり聴いています。少し古い作品なのですが、音質的には一番好ましいと思います。この後に出たBestやSBMよりも良い音質です。厳密には、音質というよりもMasteringと言うべきでしょうけど。

?Star Box (1993)
 日本編集のBestであると思います。選曲は良かったという記憶があります。Bookletが付いていたと思います。
Session Works (1994) JP
 タイトル通り、他人の作品に参加した曲ばかり(Sony系列のみ)を集めたアルバムです。JacoのRare Tracksみたいに中途半端な位置付けになります。Stanly Clarkeのはアルバムで持っています。彼は、意外とSessionには多く参加しています。

The Best of Beck (1995) US CD
 音質比較のために買っただけでそれ以外は期待していません。Jeff Beckの編集ものというとどうも選曲に疑問を感じます。ステージでは、'Led Boots'や'Star Cycle'は必ず演奏しますからねえ。

Cyndi Lauper/The Body Acoustic (2005) US DualDisc
 Acoustic中心でCover曲の多い作品ですが、彼はElectric Guitarで参加しています。新曲のバラード'Above Clouds'で彼らしいSoloが聴けます。DualDiscにはVideo Clipも収録されていますが、彼は出てきません。

[Video]
 彼の映像というとあまり無いですね。映画でも完全に脇役です。

0.Yardbirds JP LD
 LDを見かけました。Yardbirdsが彼の在籍時が音源・映像共に一番多く残っているようです。他のメンバーとは少し距離を置いていたようですが、メンバーからの信頼はあったようです。

1.映画「欲望」未視聴
 ステージでギターを壊すシーンがあるとか。伝聞です。
上のLDでそのシーンを観ることができました。壊れたアンプに腹を立て、そのアンプをギターで攻撃します。その後はギターを踏みつけてネックの部分を引きちぎって客席に投げ込みます。彼自身、フラストレーションがかなりたまっており、加えてこの映画監督にも思うところがあったようです。

2.The Secret Policeman's Other Ball (1981) BETA
 Claptonと共演して、お互いの曲を2曲ずつ計4曲を演奏しています。Further on up The RoadのSoloはClaptonよりも良かったように思います。このVideoは全体を通して観ると構成も細切れであまり良い印象は受けませんでした。StingがMainかなという印象です。

3.Ronnie Lane Arms Concert (1983) Beta & LD
 この映像が彼のコンサートを捉えた唯一の公式映像ではないでしょうか。Star Cycleから始まって'There And Back'からの曲を中心に演奏しています。やはりかっこいいですね。買ったのが、輸入版のTapeだったので、いまではかなりひどい状態になってしまってほとんど観ることができません。(T_T)VideoではVol.1&Vol.2という構成でしたが、LDでは1枚でした。彼はVol.2に入っています。Song List
 LDはAnalog音声なのが残念です。映像としてRareでしょう。彼のLive映像自体が少ないですし。DVD化はされていないと思います。

4.'Twins' (1989) JP LD & CD
7.Train Kept A-Rollin' 8.The Sttumble 9.I'd Die for This Dance(Vo:Nicolette Larson)
 シュワちゃんが科学者の実験で生まれた子供に扮し、似てもにつかぬ兄貴と騒動を繰り広げるコメディです。Jeffは酒場のシーンにステージでギターを弾いています。完全にエキストラという感じですが、作品にハクを付けるためなのでしょうか?淡々とギターを弾いている様子はまさに彼ですね。ちなみに、VocalはNicolette Larsonです。

5.Live in Japan (6/2/99) VHS & DAT
 国際フォーラムでの公演の模様がBSで放送されました。たくさんの人がエアチェックしたのではないでしょうか。90分の放送でほぼ全曲放送されたようですが、Led Bootsはカットされたようで残念です。新作からの曲が中心でした。あまり古い曲はやってません。照明なんかも前に観た時よりはかなり凝っている感じです。女性ギタリストのジェニファーはユニークですね。Jeff自身も色々トリッキーなプレーをしていました。でも前の人には判っても後ろの方の人にはよく判らないプレーが多かったので生で観た人には判り難かったでしょう。新作の曲はしっかり聴くのはこれが初めてでしたが、良い曲もあれば、ちょっと勘弁してよという曲もありました。録音はDATを使ってDigital Recordingを行いました。Bモード放送という情報をいただいたkurikiさんに感謝です。Song List

6.Performing This Week... Live At Ronnie Scott's Jazz Club (11/10/09) BD
・小さなLive Houseでも演奏です。彼の手の動きまで判る映像は非常に貴重です。そして演奏は非常に良好です。ClaptonがGuestで登場。会場にはJimmy Page等大物も来ています。ファンは是非とも手元におきたい作品ですね。BSでも放送されましたが、多少短縮されています。

Video Clips
 実際に観たことがあるものだけ掲載しておきます。

*Infatuation/Rod Stewart(1984)
 Rodが覗きをやっているClipです。間奏のJeffのSoloに本人が登場します。やはりかっこいい。

*Ambitious/from Flash (1985)
 舞台はJeff Beckのオーディション会場。色々な人が登場しますが、彼は黙々とギターを弾いています。Vocalのオーディションを受けに来たDonny Osmondは相手にされずにかわいそう。Video Clipとしては非常におもしろいですね。

STEVIE RAY VAUGHNやLES PAUL、RodとのPeople Get ReadyのVideo Clip、MickのClipなどに参加しています。

[Bootleg]

Jeff Beck Group BBC Live (1972) cas
 比較的有名な音源でしょう。第二期の演奏です。音質はそれほど良いとは言えません。

Out Takes 'Blow by Blow' & 'Wired'(1974-75) CDR
 Out Take集です。音質はかなり悪くて、曲によっては回転数が違っているのではと思える曲もあります。最終版のラフミックスみたいな曲もあります。思ったよりは良くありませんでした。

Final Woman/Live at Osaka (1980) CDR
 観に行ったときの音源です。この日以外の東京他の演奏も少し入っています。比較的良好な録音です。Reviewにあるとおりですが、この時は余り好きでなかったBassのMo Fosterはこれを聴くとさほどでもないという印象です。やはりSimon Phillipsはかっこよいですね。それからこの時は全く知らなかったKeyのTony Hymasは非常にうまいと思いました。

Lost Beck Tapes (1979&81)
 6/22/79のオランダでのLiveが3曲、3/7-10/81のUKでのLiveが6曲入っています。どちらもゲストにStanley ClarkeがBassで参加しています。前者は全てStanの曲、後者は全てJeffの曲です。Audience録音ですが音質はましな方でしょう。音が右に寄っているのが気になります。Song List

Live at Karuizawa (1986) CDR
 6/1/86に軽井沢で行われたSantanaやStanley Clarkeとのジョイントコンサートが日本では放映されました。これは後から知ったので、録画できませんでした。音のみ知人から借りてカセットにダビングしました。演奏は良いですね。海賊盤が出回っていると思います。
 その後、BootをTradeで入手しました。音質も良好、演奏も良いですね。

Live at Yokohama Arena (1986) CDR
 8/12/89の日本公演です。現在のスタイルが見え隠れするという印象です。Audience録音ですが、音質は良好です。

Live in Japan (6/2/99) VHS & DAT->CDR
 国際フォーラムでのLiveのもようをNHKが録画したものです。放送はBSのBモード(fs=48KHz)で放送されました。思ったよりもステージに気を使っているのが判ります。また、彼は色々細かいパフォーマンスをやっているのですね。生だと後ろの席の人には判りにくいものでした。新作が中心ですが、昔(BbBまで)の曲も演奏されています。メンバーは一新されていて、もう一人のギタリストは女性です。Cutされた曲は2曲ですが、そのうちの1曲は'Led Boots'でした。音声の方は48KHzなのにエンファシスがかかっていました。音質の方は非常に優秀です。