Peter Gabriel
 元GenesisのVocalにして、貴族の出身。貴族故、一般庶民との行動の相違が話題になったこともありました。Genesis脱退後は、ソロ活動と共にボランティアにも積極的に参加しています。Officialサイトはこちらです。


[News]
・Original Genesis再結成の噂が現実味を帯びています。後はPG氏の心積もりだけのようです。彼としては、過去の曲を演奏するためだけの再結成なら参加したくないようです。
・前回Tourの映像第二弾Still Growing Up - Live And Unwrappedが10/31発売予定になりました。2DVDです。

[Remaster]
1st (EU,JP:02 US:02 03:SACD)
2nd (EU,JP:02 US:02 03:SACD)
3rd (EU,JP:02 US:02 03:SACD)
IV (EU,JP:02 US:02 03:SACD)
Plays Live (US:94(2CD) Highlight EU:02 US:02,Full JP:02 03:SACD)
Birdy (EU,JP:02 US:02 03:SACD)
So (EU,JP:02 US:02 03:SACD)
Passion (EU,JP:02 US:02 03:SACD)
Shaking Trees -Best- (EU,JP:2/02 US:02 03:SACD)
Us (EU,JP:2/02 US:02 03:SACD)

 海外では、先ず'Plays Live'のみRMで再発されています。BOX仕様とのことですが。このアルバムは、最初は数曲をカットして1CDで発売されました。最初に全曲をCD化したのは日本でした。買ったもの(US 2CD)は、RMの表示はありますがその効果は確認できませんでした。単に2CD盤になったということだけのようです。
 そして、正真正銘のRMはBest盤が先ず発売され、続いて'02年の半ば頃にはほぼ全作品がRMで発売されるました。I〜IIIは6/4。どんどん延びるのが不安ですが...。どうやらUS盤の限定版はDigi-Pack仕様、EU盤の限定版は紙ジャケ仕様のようです。EU盤は6/1時点で既に発売されています。US盤は同じ時点では全てのAlbumは発売されていないようです。JP盤は7月発売のようです。
 USでは先にIV,Plays Live,Soが発売されました。初回限定のDigi-Pack仕様盤はSerial No.入りです。RMの効果は最初のイントロ部分を聴いただけで十分に判ります。RMはLinnの機器を使っているのかLinnのにおいがプンプンしますが音質は良好です。ノイズはかなり少なく、フォーカスはピンポイント、シンセなど一部の楽器は前に出てきたり、周りに広がったりします。概略良好なRemasterです。
 '03/4/15には、CD/SACD Hybrid盤(2chのみ)が上記と同じタイトルだけ発売されます。残念ながらLiveは今回もHighlightの1CD仕様です。前回同様、日本のみ2CDのCompleteです。
 03発売のBest盤'Hit'にも新RM音源が使われていると思われます。おおむね良好です。

Album
 Genesis時代の作品群は省略させていただきました。m(_)m

1.Peter Gabriel (1977 in The Car) JP CD,US CD
 タイトルが同じなので、()内にジャケット表記を示しました。1stソロで、ファンの弁によると、Genesisの臭いがプンプンするとのことですが、私にはあまり感じられませんでした。好きなアルバムです。
('98/6/7) 買ってしまいました。盤質が'B'だったのですが、検盤するとカビだらけなだけなので、Get。クリーナーできれいになりました。昔の印象とは異なり、やはりGenesisの臭いがしますね。どうして印象が変わったんだろう?でも、好きな作品であることは変わりありません。

2.Peter Gabriel (1978 Scratch) JP,US CD
 この後の民族音楽(?)を意識した方向性との過渡期に当たるアルバムで、非常に重苦しく感じます。Fripp卿のギターがそれを更に際だたせているようです。1曲目の音が非常にこもっています。他はそうでもありません。ProduceはFripp卿で、'Explosure'も収録されていたりします。改めて聴き返してみると、昔の印象よりは暗さはないかなあという感じです。Liveでよく演奏されている曲は、LiveのTakeの方が良いですね。

3.Peter Gabriel (1980 Melt) JP CD & US CD,SACD
JP LP(独語版,初版): 25S103 Matrix: 25S103A A-1-1/25S103B A-1-1
 彼はハンサムだと思うのですが、Video Clipなどを見ると、わざと醜いメーキャップをしていることがあります。このジャケットもそうですが、何か逆説的な意味があるのでしょうか。彼にはまったのは、このアルバムからです。1曲目の骨のきしむ音(勝手にそう解釈している)から最後の'Biko'まで圧倒され通しでした。本当に凄いと思います。1曲少ないのですが、ドイツ語で歌っているもの(Ein Deutsches Album)も存在します。私見では彼の最高傑作です。

4.Peter Gabriel IV (1982 Security) US CD
 前作と同じ路線ですが、3.の方が好きですね。'Shock The Monkey'は大ヒットしました。このClipのメーキャップも異常でした。これにもドイツ語版が存在します。'Schock Den Affen'はエアチェックしました。

5.Plays Live (1983) JP 1CD&2CD,US 2CD,SACD
US LP(初版): 2GHS 4012 Matrix: 2GHS-1-4012-SH3 ○ B-18062-SH3 SLm △4324 1-1/2GHS-2-4012-SH-1 (mark) B-18063-SH1 SLm △4324−X 1-1/2GHS-3-4012-SH3 ○ B-18064-SH3 (mark) SLm △4325 1-1/2GHS-4-4012-SH2 ○ B-18065-SH2 (mark) SLm △4325−X 1-1
 ソロ後初のライブですが、この出来にも驚かされました。非常に素晴らしい内容です。これから入る手もありますね。CDは最初何曲かカットされた1CDで発売され、その後2CDのコンプリートになっています。LPの時から、デジタルでミキシングされたと書かれています。正直者のPGは後で音を足している事も明記しています。音質も優秀です。2CDのものは海外の通販ではRemasterと表記されていますが、特に音質を重視したRemasterではなく、再発の際に1CDから2CDになったので再度Masteringを行ったという意味でとっておきましょう。02年のRemasterではまた1CDに編集されてしまっています。これは非常に残念です。

6.Birdy -Sound Track- (1985) US SACD
JP LP: 25VB-1032 Matrix: CAS-1167A 1S/CAS-1167BA 1S
 映画音楽のサントラです。映画音楽らしいといえばそうで、環境音楽らしいといえばそうで、World Musicといえばそうともいえる作品群です。全曲インストで、Album収録曲もインストで5曲ほど入っていますが、残り7曲はこのAlbumでの新曲です。Enoぽいと言えなくもありません。SACDは売れ残って安くなったのを買いました。

7.So (1986) JP,US CD
UK LP: PG 5 Matrix: PG 5 A-3U-1-1-X1/PG 5 B-3U-1-1
 ヒット曲も多く、商業的には成功したと思います。ただ、アルバムとしてのまとまりがいまいちかと思います。奉仕活動のために多額の借金を背負っていた時期なので、それが原因かもしれません。Sledgehammerは大好きな曲です。CDでは1曲増えて9曲となっています。Kate Bushとの共演も話題になりました(私生活でも)が、彼女を見出したのは、Dave Gilmourです。

# この頃、「俺はハマーだ!」という番組が密かにヒット
# していました。USの刑事が主人公のドラマですが、そのはちゃめちゃぶりは
# ポリスアカデミーを遙かにしのぎます。ローカル局での放送だったので、
# ブレイクするまで行きませんでしたが、LDも発売されたりと人気はありました。
# 再放送も録画を逃してしまい、再々放送を密かに期待しています。->テレ東さん
# その番組の原題が、Sledgehammerだったのです。ただそれだけ。言葉の意味は、
# "強力な; 壊滅的な"となっています。

8.Passion -Music for The Last Temptation Of Christ- (1989) US CD,SACD
 Martin Scorsese監督のキリストを題材にした映画です。単なるサウンドトラックというだけではなくて、音楽作品として十分楽しめる作品です。民族音楽と前衛音楽がキーワードでしょうか?全体的にはかなり暗い雰囲気です。SACDは売れ残って安くなったのを買いました。

9.Shaking The Tree -Sixteen Golden Greats- (1990) SACD
6.Shaking The Tree (New)
9.Here Comes Flood ('90 Recording)
13.I Have The Touch ('83 Remix)
 彼のソロのベストです。Remix等は上記の通りです。'02年(or'01末)にRemaster盤が発売されました。そして'03には他の作品と同様にSACDが発売されました。音質は恐ろしく良好です。新たにDSD Masterを行ったかどうかは不明ですが、聴き慣れた曲もMixが違うのではないかと思うくらいに変わって聞こえます。選曲もリーズナブルで入門編としても良いでしょう。

10.Us (1992) US,JP CD
 久々に出たソロアルバムです。4.よりも更に民族音楽への志向が強調されているように思います。聴きやすい仕上がりになっていると思います。制作過程でLinnの機材が使われたと書かれています。これのおかげでどんなシステムで聴いてもLinnの音がします。日本盤では当初Bonus Trackが1曲追加されて発売されたのですが、クレームがついて回収の事態に。Bonus Trackは許可を取らないで入れるのでしょうか?この初版は多少のプレミアがついています。

# Linnの音そのものは、かなり癖の強い音ですが、これが好みであると
# いう人の気持ちは分かります。しかし、この音をして、「オケの違いが判る」
# だの「長い間聴いている人(オーディオ歴が長い意味)ならこれを選ぶ」だのと
# 言うから、色々なところで衝突するわけです。Linn病の人にはそれを
# 認識していただきたいと思います。それから、オケの色などはラジカセでも
# 判るのです。要は、聴き手の問題です。

11.Secret World Tour Live (1994) US CD
 1993年のツアーのライブ盤です。Usからの曲が中心ですが、非常に良い出来です。2CDですが、長いとは感じません。むしろもっと聴いていたいと思わせます。コンサートの内容が大きく変わっているのは確かなのですが、違和感を感じません。

++.Tribute to Diana (1997) JP CD
 DianaのTribute盤に1曲新録音を提供しています。

12.Ovo (6/20/00) UK CD Ltd
 かなり大掛かりなプロジェクトのミレニアムショーのSound Trackのようです。Videoも発売されるようです。内容は彼の新作と考えて良いでしょう。さらにWorld Music色の濃い作品になっています。声質がかなり変わったように感じます。映像とマッチされるとさらにすごさがよくわかる作品であるように思います。
 限定版には、CD-ROMとBookletが追加されています。完全限定版のようで、発売されてすぐにHMVに注文しましたが、入手不能との連絡がありました。その後国内のShopで購入しました。

13.Up (10/1/02) US CD,SACD
 両面仕様(反対面はPCでもかからないので、単なるレーベルだけかもしれません)のEnhanced CD版を買いました。打ち込み中心のリズムですが、彼らしさは感じることができます。とはいえ、最後まで聴き続けるのはなかなか難しかったです。打ち込みWorld Music的な作品でしょうか。'03にはSACD版、'04にはDAD版も発売されました。Multi CHも収録されたHybrid仕様です。
 限定版には、Bonus CDが追加されたものが存在します。

+.Hit (11//03) US
 未発表Trackも収録された2CDのBest盤です。意外とUp!からの曲が多いです。2ndは少ない。CD1はHit,CD2はMissと2CD BestではJoni MitchellやPaul McCartneyで行われた手法です。現在の彼を手っ取り早く知るのには良いでしょう。裏ジャケのいすの後ろから顔を出す彼がかわいい。

1*.Scratch My Back (1/25/10) US CD
 カバー集作品となっています。いや、再解釈版だとか言う人もいますね。彼のお気に入りの曲だそうです。確かに編曲は大きく変わっています。すぐに原曲をイメージするのは難しいですね。バラード系に編曲されている場合が多いです。2CD仕様です。

Bootleg

*.Slowburn (1977 ) CDR
 Bootleg CDです。Solo初期のLiveは公式発売されていないので貴重です。ここでは、なんとRobert Frippがギターで参加しています。右側がそうだと思いますが、彼らしくない(?)ファンキーなギターも聴けたりします。こてこてのBluesがあったりThe Whoの曲があったりとまだ彼なりのスタイルが確立されていないのが判ります。音質はBootとしては優秀な部類に入ると思います。ちなみにBluesの時にはFripp卿はギターを弾いていません。他にも何曲かギターを弾いていない曲があります。

*.Live at Spectrum (7/21/87) CDR
*.Live at Rotterdam (4/27,28/93) CDR
 同じくBootleg CDです。Audience録音ですがそれにしては音質はかなり良いと思います。デジタルっぽいノイズが時々入るので、DATで録音されたのかもしれません。演奏もなかなか良いです。Secret World Tourと同じTourの録音ですが、曲目や曲順は違っています。(あちらの録音は9月)

Video

1.Cv (1987 ) LD
Big Time/Don't Give Up 2/Shock The Monkey/Mercy Street/Sledgehammer/I Don't Remember/Red Rain/Don't Give Up 1
 Video Clip集で、IIIからSoまでの曲が収められており、Best盤的な選曲になっています。MTVの影響を大きく受けていた時代です。Sledgehammerの撮影は大変であったでしょう。Don't Give UpではKate Bushとの絡みも楽しめます。

+.Secret Policemans Concert (1987) DVD
Biko
 チャリティーのLiveです。コンサートの趣旨に則りBikoが収録されています。彼自身はかなり気合いが入った歌ですが、会場はいまいちという感じです。少々押しつけがましくもあります。

2.PoV (1990) LD
This Is The Picture/San Jacinto/Shock The Monkey/Games Without Frontiers/No Self Control/Mercy Street/Sledgehammer/Solsbury Hill/Lay Your Hands On Me/Don't Give Up/In Your Eyes/Biko
 ライブの映像で、ほぼ全曲収録だと思われます。88年のライブで、この頃はアルバムを発売していないので貴重です。監督は、あの、Martin Scorsese。Plays liveとSecret World Liveの間にこれを入れると、時間がつながりますね。画質・音質ともあまり良くないのが残念です。

?3.All About Us (1993) 未視聴
 Usというのはアルバムタイトルだと思います。詳細は判りません。

4.Secret World Live (1994) LD
Come Talk to Me/Stream/Across The River/Slow Marimbas/Shaking The Tree/Blood of Eden/San Jacinto/Kiss That Frog/Washing of Water/Solsbury Hill/Digging in The Dirt/Sledgehammer/Secret World/Don't Give up/In Your Eyes
 同タイトルのライブの映像です。以前、WOW WOWで放送された映像があり、同じイタリアのLiveですが曲目が多少異なります。観る者を引き付ける演出にすごさを感じます。このツアーでの来日も果たしていますが、機材の量はその半分も無かったようです。非常に大掛かりなステージですし、ミュージシャン達も演奏だけではなくて踊り等のパフォーマンスもこなしており、これもかなり練習が必要だと感じました。このステージを生で観る事ができたらその感動はどれほどのものであるか想像もつきません。

5.The Paris Concert for Amnsty International (1998) DVD
 人権擁護のためのチャリティーコンサートの映像です。有名どころが目白押しですが、メインは彼。Youssou N'dourとのコラボなど見所も満載です。派手な仕掛けは何もありません。声はやや出ていないように感じます。172分とほぼ全貌は収録されているようです。

6.Growing Up Live (2003) DVD
Hear Comes The Flood/Darkness/Red Rain/Secret World/Sky Blue/Downside Up/The Barry Williams Show/More Than This/Mercy Street/Digging in The Dirt/Growing Up/Animal Nation/Solsbury Hill/Sledgehammer/Signal to Noise/In Your Eyes/Father Son
 02ツアーのLiveです。前回の映像にも驚きましたが今回はそれ以上の仕掛けでファンを魅了します。ミラノでのLiveで観客のノリは最高です。新作からの曲が多めですが、全体のバランスは良好です。メンバー紹介も観客と一体になっていてとても楽しめます。イタリア人は人をノセるのがうまいし、曲をよく知っています。また、彼の評価は日本では考えられないくらい高いのではないでしょうか。曲間ではセットの変更を行うCrewの視点だったりします。彼のLiveはなんだか心が温かくなるのがとても良いですね。
 DVDではDTSとDDの5.1CHで収録されていてサラウンドの効果も抜群です。画質・音質共に良好です。日本では見られなかったLiveなのでDVDで十分に楽しめることは非常にうれしいですね。
 HD/BDのDemo Discの中に'Solsbury Hill'の映像が途中までですが収録されていました。会場を映す映像の解像度の高さに驚きます。是非ともHD/BDでも発売を期待しています。

7.Play (2004) USDVD

 これまでのVideo ClipなどがRMされて収録されています。あるものは全て収録したという感じでサービス精神を感じます。US盤はRegion1でした。RMされているとのことで、画質・音質共に改善されています。画質は制作時期によって評価は変わります。やはり最近の方が良好です。音質は概略全体的に統一されているようです。2ch/5.1ch共にD.D.です。

8.A Family Portrait (4/25/05) JP DVD

 02年のGrowing Up Tourの舞台裏を娘さんが監督した映像で映し出されているMaking映像です。家族の絆を感じる作品になっています。本編は45分程度で画質はまあまあです。特典映像にピアノの弾き語りのLiveが数曲とVideo Clip、そしてそのMaking映像が収録されています。弾き語りのLiveがお勧めです。Discはどうも輸入盤のようです。NTSCなのでUS盤でしょうか。本編のみ日本語字幕が入っています。日本盤はかなり高いのでどこの輸入盤か判ればそこから買うのが良いでしょう。

9.Still Growing Up - Live & Unwrapped (10/31/05) PAL DVD

 Growing Up TourのLive映像第二弾です。2DVDでDisc1はLive映像、Disc2は特典映像に相当します。やや規模の小さなLive映像のオムニバスのようです。

その他

Japan Aid 1st '88 (12/20,21/88 神宮球場) Beta
 88年に日本で行われたコンサートで、Lou Reed等も参加していました。TVでの中継が二夜連続で行われたので録画しました。内容が二日とも同じようなものだったので、二日目はダレました。Soからの曲が多かったです。1stだから2ndがあるのかと思ったら...。