2004.11.17up  


松尾清憲ソロ・ライヴ
『THE VERY BEST of 
MATSUO KIYONORI Vol.3』

ゲスト:杉 真理

in 渋谷CLUB eggsite

2004.11.07(sun)


〜 JUNまま感想編 〜

☆ライブ開始直前のひとこま☆

ライブ直前!松尾さん&Velvet Tea Setsメンバー&小泉信彦さん&ゲストの杉真理さん


<セットリスト>


(ナイトメアー・ビフォア・クリスマスのサントラをバックにメンバー入場)

 1.月のような少女 (小泉P)          
 2.マイ・ルネッサンス (小泉P)              
 3.バルーン  (小泉P)
 4.デンジャラス・ゾーン (小泉P)         
 5.SUNFLOWER  (小泉P)                  
 6.青空の Destination(松尾P)
 7.愛しのロージー(松尾P)

〜ゲスト:杉真理さん 登場〜
 8.Temptation Girl(BOX 曲)  (小泉P)         
 9.Crazy Afternoon(BOX 曲)  (小泉P)     
10.Love is Magic(杉 曲)  (小泉P)      
11.2010(BOX 曲)  (小泉P)            
12.Girl(BOX 曲)   (小泉P)
             
13.And Your Dreams Come True〜MaMa Says(Beach Boys曲)
14.さよならはバニラ色
〜メンバー紹介〜
15.5月の Suicide
16.グッバイガール
17.憂鬱という名の雨
18.ムーンライト・ランデヴー

アンコール1
19.Train To The Heaven(BOX 曲) 杉さん、小泉さん登場(1曲のみ) 
20.The Music Never Dies  
21.ハローミスターシェイクスピア

アンコール2
22.君にメランコリーブルース





ここ数回はブリティッシュな天候が続いていた松尾さんのソロ・ライブでしたが、今回はいいお天気です。
開場の18:00にはすでに長蛇の列が。
受付前には新潟県中越地震への義援金BOXが置かれています。週末杉真理さんが新潟へ届けて下さるそうです。
ハロシェTシャツの売上も寄付されるとのこと。ライブ後に行ったら完売でした。
義援金はTシャツの売上も合わせて、59,554円となったそうです。みなさんの善意に感謝します!(松尾先生に代わって。^^;;)

19:00開演です。(ドキドキ)
松尾さんがお好きなティム・バートンの「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の曲が流れる中、メンバーが登場します。
いきなりの「月のような少女(moonlight girl)」
松尾さんのソロ・ライブでは、最初はインストゥルメンタルから始まっていたのでこちらも意外でした。
「マイ・ルネッサンス」
安定感のある演奏と、松尾さんのあの歌声に、最初からぐいぐい惹き込まれてしまいました。
幻想的なギターが印象的。なにもかもが素晴らしい。初めから小泉さんが加わって、まるでCDが再現されたような演奏でした。

MC「松尾清憲です!そして、Velvet Tea Setsです!」(拍手)
「確執もわだかまりもなく(笑)、今日も息のあったところをお見せしますよ〜」
「僕たち、正社員と思っていますから」
と、小泉さんを紹介。
「ヴェルヴェット・ティーセッツ、紅茶セットですから。”紅茶セットwith女王陛下のこだわり風味スコーン付き”みたいな感じで。小泉さんがスコーンという意味じゃありませんよ。欠かせない存在という意味で。(笑)」
はじめから、笑いをとるあたりがさすが松尾先生!このギャップがたまりません。

新作「SPIN」から
「バルーン」小泉さんの効果音が効いています。音が厚い!迫りくる音で圧倒されました。
”ドンジャラス・デーン”もとい、「デンジャラス・ゾーン」
イントロではニシイケさん、西村さん、タンバリンをたたいてました。
もう座ってなんかいられない。ライブヴァージョンのエンディング。カッコイイー!!
SPINの中でも一番難易度の高い「SUNFLOWER」
コーラスが最高に美しい。前回よりもさらにグレードアップ!感動!!

ここで小泉さんが消え、松尾さんがピアノの前へ。
MC「SPINの次はどうなるか?「”おしん”か?」とか思ってませんか?(笑)」
一週間前に”世界松尾清憲選曲会議(笑)”があったそうです。
夏頃から作曲のエンジンがかかってきて、執りつかれたように、受験前の受験生のように、曲をかかれたそうです。選曲会議に出すためにご自分でも選曲されるとのこと。選曲会議が終わって肩の荷がおりたそうで、
「なんか、軽く感じません?性格や体重じゃないですよ。(笑)」とにこにこ顔の松尾さん。
選曲会議の模様は、追々、インターネットのカキコミをして下さるそうです!楽しみにしています!!

「青空のDestination」「愛しのロージー」の連続技に卒倒者続出ですっ!!
ロージーのニシイケさんのギター、オリジナルの良明さんが乗り移ったようでした。さーすが!

松尾さんが正面に戻り、「おっ、マイクが出てきたということは、わかってますよね?」
ステージにBOXマイクが用意されます。客席がざわめきはじめます。
「このかたとは、苦楽を共にしました。アタクシとはソウルメイトというんですか。スクールメイツっていうんですか?(笑)」
「アタクシ、松尾というと松尾芭蕉の『奥の細道』がありますけれども、今奥にいるのは『奥の真理(マサミチ)』ですから。(会場爆笑) ゲスト、杉真理!!」


杉「こんばんは。新潟からやってまいりました」
松尾「クール宅急便で!産地直送!」
昔、学園祭でBOXライブを2回も観たというBOXファンの西池さん。
杉さんがゲストで、オリジナルメンバーの小室さん、小泉さんも揃っているということは、BOXしかありませんね。
杉「いやー、緊張するなー」 観客の私達もテンションあがってます!
松尾「杉さん、モミジ柄のシャツでね、いいですね〜秋らしくて」
杉「松尾さんはトリガラにして下さいよ〜(笑)。鶏、嫌いでしたね」(爆)
松尾「またー、やめてくださいよ。漫才が始まるじゃないですか。」(笑)
杉「なかなか曲が始まらないんですよね」
松尾「じゃ、例の曲からいきますか」

ジャッジャッジャジャッジャッ♪「Temptation Girl」!!
「キャーーーーッ!!」
悲鳴や歓声が飛び交い、総立ち!狂喜乱舞の世界へ。一瞬のうちに、異空間へワープしたのでした。
2001年12月2日以来のBOX!感激です〜!!(涙) みんな、BOXを待っていたのです!!
西池さんの感無量な表情が忘れられません。
「Crazy Afternoon」
めちゃくちゃ楽しい!生きててよかった!
松尾さん、杉さん、小室さん、小泉さん、西池さん、朝倉君、西村さん、みんな笑顔。最高です!!
音のひとつひとつが浮き出て、ボーカルもはっきり聴こえてくるバランスのPAも最高でした。(爆音になると、聴こえにくいことありますよね)

杉「楽しいですねー!BOXが若返ったような気がします」
杉さんの、新潟Fm Portで番組を持っている話。地震があったとき、杉さんは生放送で新潟にいらっしゃいました。義援金BOXを用意したお話。
松尾「私も入れましたよ〜」
「次は、杉さんの曲。思い出の曲ですねー。プリンスホテルでね(1999.08.14)アンコールでやる予定だったんだけど、時間が押してできなかったんです」

「Love is Magic」
♪Love is Magic〜君が信じるなら♪なんてステキな曲なんでしょう!(感涙)歌詞の中にも”ルネッサンス”とか”ロミオとジュリエット”とかあったりして。感動。杉さんと松尾さん、小室さんの重なり合うコーラスがステキです!!
「2010」!!BOX演るなら絶対聴きたかった曲。嬉しい〜
松尾さんのファルセット、杉さん、小室さん、(西村さんもかな?)のコーラスが美しい。キーボードが1台多いですからね、CDで聴く音のような厚みですごい盛り上がり。西池さんのギターも炸裂!拍手が鳴り止みません!!

杉「フィナーレみたいな感じでしたねー」
松尾「久々にやりましたねー」と嬉しそうなご両人。まだ止まらない拍手。
杉・松尾「またやりたいですね〜」(拍手)
松尾「もう1曲。やっぱり、あの曲やらないと許されないでしょう」
杉「松尾さん、難易度高い曲ばっかり選ぶんですからー(笑)」
松尾「やっぱり、杉さんが歌わないと。締めに」
杉「そうですかー?」
「Girl」
杉さんの歌うGirl。久しぶりすぎますーーっ(感涙) この選曲、先日の1970@鶴見ラバーソウルの演奏を意識されたのではないでしょうか。「Girl」が聴けてHAPPY!コーラスの美しさにクラクラです。
エンディングはみんなで大合唱!!みんな汗だく!!燃えましたー!BOXは最高にカッコイイ!!
「杉真理君でしたー!」(拍手)

拍手とタメイキの中
松尾「もうお座りになっていいですよ。(笑)
今回で4回目になりますかね、ビーチボーイズの曲を用意してきました。今回は楽器を使わずに、アカペラだけで、難易度高いんですよ。」

メンバーのみなさんが中央に勢ぞろい。
「And Your Dreams Come True〜MaMa Says」
BOXでヒートアップした会場が神聖な空気に変わります。さすがな演出!美しいコーラスに拍手・拍手。
ビーチボーイズのアカペラは、メンバーのみなさんにとっても、かなりのプレッシャーのようですが(朝倉君の深いため息が物語っておりました。笑)、みごとなハーモニーを聴かせてくださいました。もう、VTSライブの風物詩となっていますね。
ライブ会場にいらしていた、(第6のメンバー?)ヨシンバの吉井さんにあとからお聞きしたところ
「決起集会では、ビーチボーイズのどの曲を演るのかで大盛り上がりになるんですよ」とのことでした。

各メンバーが所定の位置について、呼吸を整えたところでスティックによるカウントから。
「さよならはヴァニラ色」
ブラウン系の照明にソウルフルでシンプルな演奏の中、松尾さんの歌声が響きます。ジャジーでアダルトな雰囲気にニシイケさんのギターが彩りを添えます。こんな演奏をサラリとやってしまうVTSは大人なバンドですわ。感激!!
松尾清憲 with Velvet Tea Setsの新たな魅力が開花した演奏でした。

松尾さんによるメンバー紹介。
「コーラスのエキスパート。心強い限りです。ヨシンバのメンバーなんですよね。キーボード&コーラス、西村純!」
「このバンドのマスター。小室君とは長いですねー。BOXからですから。選曲会議にも出ていただいてね」
小室「選曲会議がね、面白いんですよ。みなさん、出た方がいいですよ(笑)。松尾君がいっぱい曲をかいてくるんですよ。」
松尾「今回はまたね、結構手ごたえのある作品ができたんです」
小室「落とすのが大変でね、喧嘩ですよ。ほんとに(笑)」
「またね、よろしくお願いします。ボイストレーナーとしても有名なんですよー。ベース&コーラス、小室和幸!」
「魅せますねー、このドラムス。西村君を推薦してくれたのが朝倉君なんですが、朝倉君を推薦したのが、僕のソロの頃のディレクター、葡萄畑の青木さんが推薦してくれたのでした。ドラムス&コーラス、朝倉真司!」
「(西池さんに)今日、BOXどうでした?」
西池「もう、感激でした。感激のあまり、途中足がつってしまって。ちょっと今変なんですよ。」
「バッチリでしたねー。さすがBOXを好きなだけあって。」
「ギターそしてコーラス、西池崇!」
すかさず、ギターがハウリング。(?)
「5月の Suicide」!!ダンスナンバーですっ!!後半戦(?)突入ーっ!!
「グッバイガール」松尾さんやメンバーもニコニコ、客席もニコニコ、照明もキラキラ。ダンスダンスダンス!!
そして、次の曲は?
「憂鬱という名の雨」 あのイントロから、西池さんのギター炸裂。
良明さんのフレーズもすっかりご隠居風に消化されて、カッティングの鋭いことといったら。カッコイイ!!
このバンドのグルーヴ感が最高です!!気持ちいい〜。松尾さん、カッコイイ〜!!Rockしてますっ!!
「Brain Park」(2000年発売)の中からの曲が続いて、アルバム発売当時のこととか、初めてラジオでこの曲(憂鬱)を
聴いたときのこととか、各地で行われたインストア・イベントのこととか、初めてのライブのこととか・・etc・・
この曲を聴きながら、いろんなことを走馬灯のように思い出してしまいました。感無量です。
演奏も歌もギターもコーラスも最高のテイクでした。
「最後の曲になってしまいました。今日は天気がいいので、月が出てるよね、きっと」
「ムーンライト・ランデヴー」!!(きゃーーっ!)
前奏がまたオシャレなアレンジなんですよね。オールスタンディングの観客のみんなも歌って参加。
2番の♪月の光を浴びて・・・♪から小室さんがボーカル担当。いろんな仕掛けがあって、楽しい演奏。西村さんがイイ仕事しています。コーラスも大活躍。最高の演奏でした!!

「どうもありがとう!」


アンコールの拍手の中、松尾さんとメンバーが登場
「今日のゲストを呼びたいと思います。杉真理!そして、小泉信彦」
松尾「杉さんゲストということで、盛り上がりましたねー」

杉「すごい楽しかったですよ。バンドもイイしね、お客さんもイイ!!」(拍手)
「もう1曲やらないと、BOX」
あの曲のあのフレーズ!(涙) ニシイケさんのギターが響き、朝倉さんのドラムがっ!
「Train To The Heaven」!!
またまた迫力の演奏で、ギターもドラムもBOXそのままじゃあーりませんか!(感涙)
VTSメンバーのみなさま、BOXのフルコピーをありがとうございました!お疲れ様です!!
こうして目の前で、小室さんが笑顔でベースを弾いて、杉さん、松尾さんが歌っているお姿を観ることができて、本当に「生きててよかったーライブって最高!!」と思えました。また「夢を再び」お願いいたします!!
拍手に送られて杉さん小泉さんがはけ、メンバーの告知コーナー。
11月30日ヨシンバライブ@吉祥寺MANDA-LA2。次のアルバムを作る準備をしています。近い将来出ると思います。
11月20日セロファンライブ@新宿RED CLOTH

西村さんのピアノ演奏からはじまる「The Music Never Dies」
小室さんのハンドクラップにあわせて、会場からも拍手。ピアノのシンプルな演奏に松尾さんのボーカルと美しいコーラスが重なります。う・・・美しい。こみあげる感動。
松尾さんのささやき「Do you like Shakespeare?」から始まり
「ハロー・ミスター・シェイクスピア」
迫力の演奏。オペレッタ・コーラスにも余裕が感じられます。(笑)エンディングはLIVEヴァージョンで盛り上がります!!カッコイイー!!


大拍手のなか、もう一度アンコールに応えて下さいました。
小室さん。久しぶりにセンス・オブ・ワンダーをやるそうです。1月23日京都Live Spot RAGで、ドラマー小森啓資君のデビュー20+1周年記念ライブにて。
小室「歌いまくりの弾きまくりですから〜。」
「デューク更家に似てます」と朝倉君がポロッ。(納得!笑)
「ほんとに最後の曲です。僕個人的には、選曲会議が終わって、これから次のレコーディング準備にはいります。」
「それでは、最後の曲です。君にメランコリーブルース
最後の最後のこの曲で、Velvet Tea Setsのぶ厚いコーラスと松尾さんのメランコリックなボーカルを堪能させていただきました!!
最後に、もう一度ゲストの杉さん、小泉さんを呼んで下さってのご挨拶。

赤いバラの花を一輪づつ、松尾さん、杉さんをはじめ、メンバーみなさんへ男性陣からプレゼント。
松尾「イキなはからいですね〜」
遅れてJUNままも松尾さんへ花束贈呈。お疲れ様でした!(はあと)


拍手・拍手で大感激のライブでした。最後は、鳴り止まない拍手。そしてタメイキ。
松尾清憲 with Velvet Tea Setsライブは、回を追うごとに良くなってきています。それも飛躍的に。
次のライブはどうなってしまうのでしょうか。想像するだけでにニヤケてきてしまいます。
今日のこのライブを体験できたことは、最高の幸せです。生きててよかった。
この素晴らしいライブをもっと多くのRockファンの人に体験していただきたいものです。洋楽ファンも集まれ〜!(笑)

松尾さん、杉さん、小室さん、朝倉君、西池さん、西村さん、小泉さん、
そして、スタッフのみなさん、お疲れ様でした!
素晴らしいライブをありがとうございました!
またすぐにでも、VTSに会いたいです〜!!!


〜 END 〜

reported by JUNmama  
 photo by MATSUOchannel  




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