イバラード LIVE     

in 池袋TOBU


2001.04.08(sun)



池袋東武百貨店6階美術画廊。そこにはイバラードの世界が広がっていました。入り口にはめげぞうくんの絵がどーんと飾ってありました。井上先生の新作がいっぱい!!塔の家・動く列車や長い絵巻物。模型飛行機もあったりして、とても賑やかな会場です。去年の倍のスペースになったのですが、壁いっぱいに絵が飾られています。すばらしいですね〜!!もっとゆっくり観られたらよかったのにな・・・。

椅子やテーブルがセットされ、予定の時間が近くなった頃、井上先生がギターを持って登場されました。松尾さん達は音合わせをされているとのこと。時間が来るまで先生の弾き語り。♪ゲコゲコゲコゲコ・・♪
音楽が大好きな井上先生が、普段 家でもこんな風にギターを弾きながら歌ってらっしゃるのかな〜と想像してしまいました(^^)。

松尾さん、小室さん、朝倉さん登場〜!!(拍手)
みんな(観客)は体育の座り方。ミニスカートをはいていってはいけません(笑)。松尾さんまで1メートルも離れていない距離に座っています(きゃーっ)。たくさんのかたが来ていました。井上先生から、松尾さん・小室さんとのなれそめ(?)のお話があり、早速演奏が始まります。

「恋のアドバイス」(The Beatles)
松尾さんのファルセット、堪能させていただきました。松尾さんの5本の指にはいる、お気に入りの1曲だそうです。
「ノルウェーの森」 松尾さんの声が色っぽい〜!

「ノルウェーの森」(The Beatles)
人前で演奏するのは初めての曲だそうです。(うわぉ〜)松尾さんが歌うジョンのヴォーカルは、初めて聞いたような気がしないのが不思議です。
松尾「かなり意味深な曲なんですよね」

ここで、朝倉さんやメンバー紹介をしていないことに気がつき、メンバー紹介。
イバラードライブでは初めて参加の朝倉くんとカホン(=スペイン語で箱の意味だそうです)の紹介。
井上「『果報は寝て待て』ですね」
松尾「言うと思ってましたー」(笑)
松尾さんも確か前におっしゃってましたね〜(笑)こんなところまで気が合ってらっしゃるようで、思わず笑ってしまいました。

小室さんのご紹介。
小室「暖かいお客さんで嬉しいですね」
井上「イバラードが好きな人と、松尾さん・小室さんが好きなお客さんですから」

小室さんが、”どうしてイバラードの会場で歌を歌っているのか。始まりはCD「イバラード」だった”ということなどを
お話して下さいました。井上先生の挿し絵があって、先生の曲解説もある(1曲、曲も書かれています!)貴重なCDなのです。
(現在廃盤。インターネットで探せばまだ取り寄せることができるようです!Hurry Up!)


「イバラード」(CD「イバラード」より小室和幸さん作曲のインストゥルメンタル)
シンセサイザーを駆使して作られている曲で、本当ならとても3人でできる曲ではないのですが、ところが
見事に再現されていて・・・小室さんのギターに感動してしまいました。そして、小室さん、松尾さんのコーラス!!
イバラードの世界に引き込まれてしまいました。なんて贅沢な曲!

次は井上先生に捧げる曲
「Never turn your back on Mother Earth」(スパークス)
演奏されている間、井上先生も歌ってらっしゃいました。とても嬉しそうです!
井上「カルトなバンドなんですが、知ってて、しかもやってもらえるなんて!」と、かなり感激されておりました。
松尾「最後、間違えちゃったんですけどね、次回はちゃんとやります」(笑)
ってことは、次回もスパークスの曲を〜?(^^)

「Without You」(バッドフィンガー)
ニルソンがヒットさせた名曲!最近は、マライヤ・キャリーもカバーしました。
松尾「生きていれば今頃印税がたくさんはいったでしょうに〜」(笑)
ニルソンよりもストレートな曲調が心に響きます。カッコイイ〜!!

松尾「バッドフィンガーには他にもいい曲があるんですよ〜」♪No Mattar What you do〜♪と歌い出したり(もっと聞きたい〜!)松尾さん絶好調!!

ここで
井上「今のギターでガマンできなくなりました」と、井上先生を交えての「While My Guiter Gently Weeps」
井上先生が、「HPにも書いたのですが、詞の解釈を考えたのですが・・・」と先生が歌い出し、そろそろっと
みなさんが伴奏をおつけになる。
井上「 ジョージが、デモテイクには入れて、ホワイトアルバムのバージョンから切った1行、”I sitting here doing nothing but aging”今日一日何もしないで過ごしてしまった・・これは本当に自分の歌だ!と思いました。」

松尾「僕たちの場合、この歌の前にオマケがあるんですよ〜。それからいきます」
と、「The Continuing Story of Bungalow Bill」(The Beatles)
リラックスして、本当に楽しそうに演奏なさっています。聞いてる私達も嬉しい〜(^^)
「While My Guitar Gently Weeps」 井上先生も熱唱中

松尾さんの1.2.3のカウントで(「エイ オップ」ではなかったですね〜)
「While My Guiter Gently Weeps」(The Beatles)
松尾さんが歌い始め(シビレルゥ〜)・・・途中で井上先生のヴォーカルが。朝倉さんのカホンがきいてます!そして、井上先生のソロ。
歌い終わったあと、井上先生が「ギターだけでなくて私も泣いています。」

松尾「何回も聴いてるから曲つながりで覚えてるんですよね。この後は・・」
♪Happiness is a Warm Gun♪の出だしを弾き語り!
松尾「ほんというとその前からやりたかったんですよ。やりましょうか?」
♪Glass Onion♪から♪オブラディ・オブラダ♪(朝ちゃんは今オンエアーされている「HONDA ステップワゴン」のCMに参加されています!!)
会場から手拍子が出たりして大盛り上がり。その後、♪ハーニパーーイ(裏声で)♪(笑)
井上「誰か止めて下さい」(笑)

スリーフィンガーの曲ということから「ジュリア」の弾き語りまで〜(はあと)もっと聴きたかったです〜!

ボブ・ディラン話からまたまた松尾ちゃまが弾き語り。「時代は変わる」(ボブ・ディラン)から「悲しみはぶっとばせ」(The Beatles)へ!!変わったのがわからないくらいスムーズなコード進行(笑)
松尾「止まんなくなりましたね〜」

井上「松尾さんの曲をまた聴かせていただきたいですね」
松尾「そうですね〜。まだやってなかったですね。(笑)」

松尾「今日、満月らしいですよね」
井上「満月なんですか?どうりで耳がのびてきたと(笑)」
一番前に座っていた”きゃらめるちゃんとwhoちゃん”が後ろを向いてニッコリ♪私もピースサインを(^^)v「きゃあ、予想が当たったぁ〜!」(むふふ)

去年12月に出たアルバム『Passion Glory』のジャケットも松尾さんご自身でお描きになりました。
井上「逆に、松尾さんは音楽がお仕事で、絵を描くのがお好きな方なんですよね」
松尾「絵を描くのが楽しみですね」
井上「こういうのを相互乗り入れっていうんですよ」(笑)

松尾「井上さんに見られると恥ずかしいなといつも思いながら・・」
井上「僕は人の絵に描き加えるのが好きなのでね、そのうち松尾・井上合作なんてやってみたいなーと思っているのですが」
松尾「そんなー。いいんですか?」会場拍手!
おお〜っ!!すばらしい!そんな作品、是非見てみたいですね〜!実現される日を楽しみにしています!
井上先生〜!よろしくお願いいたしますぅ〜!(笑)

「月のような少女」(松尾清憲)
3人寄り添っての演奏です。
松尾「気が弱いもんだから」(笑)
3人のコーラス、厚みがあってとても美しい〜!!マイクを通さない松尾さんのナマ声が客席のひとりひとりに届きます。(うっとり)
小室「今日はずいぶん近くで聞いてますよね〜」と前列のみなさんへ。
松尾「普段はマイク使ってますからね。聞こえてます?」と後ろのみなさんへ。
どなたかが両腕で○のサインを(^^)

松尾「それじゃぁ、このアルバムの中からもう1曲。」
小室「今日初めてやってみます。多分できないと思います。さっきできなかった。(笑)」
松尾「まぁ、やってみよう。勇気が必要だからね。(笑)」


「マイ・ルネッサンス」(松尾清憲)
初めて聞くライブ演奏。あの凝りに凝った曲が、生ギター2本とカホンで再現されます。シンプルな編曲がまた新鮮!小室さん、ギターがんばってらっしゃいました!(^^)最後のコーラスがステキ〜〜♪

井上「この曲を聞かせていただいて、すごくイバラードの曲なんですよね。空を飛ぶ魚とか、イエローバルーンとか
松尾さんが好きなビジュアルのイメージがいっぱいはいった曲のような気がします」

松尾さんがビジュアル系?小室さんは長渕剛の世界?(笑)


松尾「じゃ、さきほどの『イバラード』というアルバムから、「ニーニャの店」」
インストゥルメンタルの曲を作ったことがなかったので面白かったと松尾さん。
井上「いろいろありましたけどね」(笑)
途中ちょっと、松尾さんに書き直しをお願いされたそうです。
小室「お陰様で良くなりました」
井上「そう言われると辛いんですけど」(笑)

途中、小室さんのパートでSTOPが・・・
小室・松尾「チューニングしましょうかね」(笑)

井上「ちょうど、「ニーニャの店」の説明をしたかったのでよかった。」(笑)
「”ニーニャ”とは、イバラードに出てくるヒロインで、すごくチャーミングなんだけど、影のある女性の魔法使い。イバラードの夕暮れの野原に小さな灯りのともったお店があって、そこに美しい女性がいて、お客を待ってる。そこへはいっていくと不思議な東洋的な香りが漂ってきて、それからニーニャの見せてくれるやわらかい光あふれる世界が見えてきて、そしてハッと気づいたらお店に戻っている・・・そういう曲だと思って聞いていただけると嬉しいです。」
観客「ほぅ〜・・」(イメージわいてきました)

「ニーニャの店」(「イバラード」から)
みなさん、真剣な表情で演奏なさっています。そして素晴らしい演奏!!感動〜!!去年も聴かせていただきましたが、カホンが加わり、演奏も前にも増して厚みが出てました。(うっとり)小室さんのリードギターが素晴らしいです!!
割れんばかりの拍手!!なかなか鳴り止みません。小室さん、汗をぬぐいとるジェスチャー(笑)

井上「ああ。二人ひっぱって、ヨーロッパを巡業したいです。そこに帽子を置いて、「さあやりますよ〜」と僕が口上を述べて・・。でも日本語しかできないか。」(笑)
井上「秋までに(秋にPalisで絵画展を開かれるそうです)フランス語をしゃべれるようになりたくてシャンソンの練習をしたんですよ。」
2行覚えてお歌いになったら、フクオカさんに「それはこうですね?」とフランス語で歌われたとか・・・それがショックでシャンソンはしばらくお休みしているそうです。(笑)
井上「またそのうち・・・来年はね、シャンソン大会になるかもしれません」(笑)


松尾「それじゃ、これが最後の曲になるのですが。ビートルズでしめましょうか。これもこのメンツで人前でやるのは初めてなんですが。」
井上先生も大阪からわざわざ持って来られたギターを構えます。
松尾「井上さん、この会場で、ギター持ってまわられたらいいんじゃないですか?この絵はこ〜んな感じで♪とか」(爆笑)
「NOWHERE MAN」  朝チャン熱唱
アンコール 「恋のアドバイス」  大盛り上がり大会

「NOWHERE MAN」(The Beatles)
松尾さんの声って色っぽいですよね〜!この声にシビレちゃってるんですが。(*^^*)小室さん、朝ちゃんのコーラスも最高〜!!松尾バンドでも、ビートルズのカヴァー曲、やって下さらないかしら?カッコイイでしょうね〜!!!(もちろん、オリジナルも聴きたいのですが)

場内感動の渦で、鳴り止まない拍手の中、イバラードから抜け出たような((C)松尾ちゃま)女の子3人から、松尾さん・小室さん・朝倉さんに花束の贈呈がありました。(イバラーダーなみなさまの粋なはからいでしたね!)

アンコールにもう一曲・・ということになり「恋のアドバイス」をもう1回!(はあと)今度は松尾さんが立ってお歌いになり、小室さん・朝倉くんがよりそってコーラスに。井上さんもコーラスに参加され、場内は手拍子で大盛り上がり大会でした!松尾さんのボーカルもノッテましたね〜!(^^)


予想を遙かに上回り、90分もの長丁場のライブとなりました。幸せ〜!!
松尾さん、小室さん、朝倉さん、そして井上先生!
楽しく、素晴らしいライブをありがとうございました!!
また次回を楽しみにしていまーーす!


      

















♪みなさんで記念撮影♪
ありがとうございました!!



photo&reported by junmama  




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