イバラード レポート 

2000.03.19




東武百貨店6階の一角にイバラードの世界が広がっていました。
その会場に足を踏み込んだとたん、イバラードの世界に包み込まれました。

会場をぐるりと見回しましたが、ステージらしき場所はなく(あたりまえか)
「どこでやるんだろうね〜?」と、会場で会った友人たちとささやき合いました。

展示された絵を見たり、オブジェに感動したり・・・
くわしい展示作品はこちら。(井上先生のHPをご覧下さい)
「めげゾウ」の置物、可愛かったぁ〜
オレンジ色のグラデーションにならんだ貝たちの 美しかったことといったら・・(タメイキ)
天然という事実にも驚きました。

井上先生の絵達に感動しているうちに、
担当の方たちが 椅子などを移動させて ライブの会場(場所)作りが始まります。
たくさんの人達が、演奏を聞きにいらしていて、会場は熱気に包まれています。


そして、井上先生が登場!(拍手〜)

井上:え〜、簡単に(出会いの)経過を言っておきますと、「ピンポイント・ギャラリー」で
第一回の展覧会をした時に、あの人達来て下さったんです。
その時は、私、画集が出たばっかりで誰も知らない作家だったんですけど、その日の昼頃に
いきなり来られて、その時は杉真理さんもいて、みんなで絵を一枚ずつ買ってくれて、
帰りしなに、平日の昼間から、この人達は暇な人だなぁと思いまして、
「職業はなんですか?」と聞いたんですよ。そうしたら、小室さんが「ニヤッ」と笑って
「僕たちミュージシャンです」って言われて・・・。
まぁ、この話は、お二人が来られてからすることにして、
まずは お二人を呼んでいただくことにいたしましょう。

今日演る曲は、お二人もコンサートでも全然やらないプログラムなんです。(会場拍手)
しかも横で 井上直久が邪魔をするという・・。(笑)
僕もギターが好きでいろんなことをやるんですけど、今日は 僕のやれる曲も何曲かあるので、
あの〜歌わせてもらいます。

ここで、松尾さん・小室さん登場〜っ!!(拍手〜)
ギターのチェックをされます。


松尾:(ぐるりと見回して)来てますね〜っ(^^)

井上:じゃ、紹介の続きをします。
「ミュージシャンです」って言われて、普通ならここで 「カッコイイ」とか思うところなんですけど、
井上という男はそこが能天気なところで 
「ミュージシャンですか〜。いいですね。一緒にやりましょう!」と言ってしまったんです。(笑)

普通のミュージシャンだったら、何をばかなと言うところ・・かもしれません。
このかたがたは大変なキャリアの持ち主で、”ご冗談を”と言われてもいいところなんですが
「いいですね。やりましょう」と言われて、本当に家に呼んで下さったんですよ。
このかたがたは、日本でビートルズコンテストがあったら、審査されるようなかたがたなんですね。
そのかたがたの前で 小室さんの家に行って、いきなり、「僕からやります」(笑)といって、
そこにあるピアノで ビートルズの”Help”を弾きだしたんですよ。

歌い出しましたら、そこからが僕が度肝を抜かれたんですが、
みんな 次のフレーズからはいってきて、
結局 ビートルズの「Help」のアルバムA面順番に レコードどうりにやっていったんですね。
しかも、アレンジもコーラスもレコードどうりで・・・。
プロというのは恐ろしいものだということで 十分楽しませていただいたんですけど。

松尾:実は練習していったんですよ(笑)

井上:今日は、小室さんの家で 僕なんかが楽しませてもらったのを、
みなさんにも一緒に楽しんでもらおうというわけなんで、面白かったら
自由に踊っていただいたりしても結構なんで楽しんで下さい。
それでは、お願いします。まずは、みなさんの持ち歌を。


松尾:前にも、みんなでこれやりましたよね
井上:ああ、有楽町でやってもらいましたね。
松尾:あの時はね、杉くんも。あと、橋本哲くんもいましたね。
井上:だいたい、生でこうやってやって下さるってことがないことなんですよ。
松尾:今日は、ストリート・・(笑)

井上:あ・・・ちょっと 名前紹介していませんでした(笑)
こちらが松尾清憲さんで、3月25日にソロアルバムが出ます。その話はあとからもしますが。
そして、小室さん。本来ベーシストなんですが今日はギターがバンバン鳴りますので
楽しみにしていて下さい。(拍手)
小室:今日は無料ってことなので、(笑)失敗は、許して下さい。

井上:後ろのほうのかた、前に来てください。聞こえないといけないので。
松尾:そうそう、もっと前のほうに・・・。なんなら、ぼくの膝の上でもいいよ(笑)(きゃーーっ)
井上:アコースティックなので後ろのほう、聞こえにくいと思うんですよ。前に来てください。

松尾:今日は杉くんにも声かけたんですけど、仕事があってね。今日は二人でやりましょうね〜
小室:はい。
松尾:BOXの曲・・

〜「JOURNEY TO YOUR HEART」                  

小室さんが杉さんのパートを!そして、松尾さんがハモります・・・(貴重なバージョンです)
ギター音と、マイク無しで歌う 松尾さんと小室さんの声が響きわたります。歌う松尾ちゃま



井上さんは「絵を描くのは好きです。音楽は大好きです!」と言われるほど ”音楽大好き人間”のようですね〜

井上さんの画集で松尾さんが発見したことがあるそうで・・それは何かというと・・・
「町はずれの花火屋」という絵に トロッコに乗った人物が二人、小さく描かれているのですが、誰も気づかなかったそうなのですが、松尾さんが見事「あれ、スパークスでしょ」と言い当てて、井上さんのド肝を抜かれたというエピソードがあったそうです。


松尾:描いてること事態 びっくりしましたけど。(笑)ちょっと嬉しかったですね〜

※注:「スパークス」イギリスの兄弟のバンド。めちゃくちゃカルトなバンド(井上さん曰く)。その絵では、弟が女装しているそうです。

井上:そのうち、松尾さんや小室さんも 絵の中に出てくると思います。
   探していただいたら、もうすでに出ている可能性もあります。(笑)
(うわ〜っ!素敵ですね〜)

松尾:今日やるのは、ほとんど初めての曲ばかりです。得ですね〜今日来られたかた。(笑)

井上さんも交えて
〜ジョン・レノンの「LOVE」

じ〜んと、心に染み入る演奏でした。(うっとり)


ここで、松尾さんが資料(笑。CDやストレンジ・デイズ)を取りに席をたたれました。

井上さんが突然(?)
♪池袋の〜東武デパートには・・♪と弾き語り。
なかなか雰囲気があって・・続きが聴きたいです〜!(^^)
和気あいあいの図
松尾さんが CDを片手に「at Home」の告知をされました。
松尾さんが作曲を担当されて、コーラスも松尾さんと小室さんが担当。
月曜日〜金曜日の午後1時。TBSにて。
3ヵ月間流れるとのこと。(3/20〜でした)

詩が小椋佳さんで、先にあって 曲が後から。(詩先)
「Brain Park」のレコーディングで忙しかったけれども、テンションがあがっていたので曲もあっという間にできあがったそうです。
何人かが曲を書いたそうですが、サビのところが気にいられ、松尾さんに決定されたとのこと。1分半あった曲をドラマの挿入のため1分に縮めるのに苦労したそうです。


松尾:私が歌ってるわけじゃないんですけどね、今日はアタクシが歌います。(キャーッ。の歓声)


〜「at Home」

サビの部分がやっぱりステキです。メロディアスなステキ曲です。
小室さんがコーラスをされたパートがとても印象的でした。
CDを聞いてみて下さいね!
松尾さんのヴァージョンもCD化されたら良かったのになぁ・・

インディーズが発売元なのでなかなか店頭で見かけないのが残念です。
11人のベテランアーティストが歌い上げる「at Home」(ロングバージョン)はすばらしいです!!
(「at Home」に関してはこちら



井上さん、展覧会用の絵を 朝の4時まで描いてた時・・・
葉っぱの絵を描いていた時のこと、意識が朦朧(もうろう)としていて、「はっ」と目があいたら、
葉っぱの間に「イカ」が描いてあったそうです。(場内爆笑)

井上:こりゃ、いかん。(笑)
(残念ながら、消してしまわれたそうです。そのイカの絵・・・)


小室:井上さんでも、テンション低いときがあるんですか?
井上:それ、スルドイ質問ですね〜(笑)
小室:いつも かなり高いですよね。
井上:それ、正しい見方です(笑)。テンションの高い時と、すごく高い時が・・(場内爆笑)

井上さんは、学校の先生もされていたこともあって、お話も楽しいし、
いろんな事を広く深く知っていらっしゃる・・と、松尾さん・小室さんが絶賛。



〜「ニーニャの店」(松尾さん作曲。アルバム「イバラード」@今では入手不可能(涙)に収録)

魔法の世界に入っていくような・・不思議な曲です。
松尾さん・小室さんとも、人前で演奏するのは生まれて初めてだそうで・・・
あの場所にいられた方達はラッキー!でした!

すばらしいですね〜っ!!
うっとりと聴き入ってしまいました。小室さんのギターさばき(?)にも感動しました。


松尾:ヨーロッパのゴンチチって感じですね(笑)


松尾:次は、井上さんも・・
井上:大好きなポール・マッカートニーの「I WILL」を。

〜「I WILL」

歌い出しのテンポがゆっくりだったため もう一度・・(^^)
井上さんがヴォーカルで、松尾さんがコーラス。
いいかんじ〜でした。井上さん、うれしそうです(^^)


井上:じゃ、次、「HELP!」も。(笑)

井上:こうやって 小室さんのところで、楽しく演ってたという 雰囲気の一端でも
知っていただけたら嬉しいです。

ビートルズの曲も嬉しいですが、松尾さん、小室さん、杉さんに
どんどん新しい曲を書いてもらって その新しい曲に浸りたいっていつも思っているのですが
それが、いよいよ 3月25日発売で松尾さんの新しいアルバムが出ます。

(会場拍手〜っ)
その中からやって欲しいということで、アコースティックバージョンを・・
(きゃ〜っっ!という悲鳴がわきおこります)


松尾:「Brain Park」というタイトルで
井上:「頭脳公園」ですね。
松尾:そうですね
井上:なんか、イバラードと似通ってますね〜。イバラードも頭脳の中の国なんですけど
きっと 松尾さんの「Brain Park」とイバラードが地続きにつながっているんだと思うんですね。
松尾:今回、絵まで書いちゃったりして。すみません(笑)

松尾さんのCD紹介&「ストレンジ・デイズ」の記事の紹介、
「Brain Park」発売記念ライヴの告知ののち


『これは一月に満たぬ愛』
『愚かになってキスしてしまえよ』


アコースティックヴァージョンで、発売を前にして さわりだけでも聴けるなんて・・・
んもう、感涙ものでした。あまりにも素晴らしくて、みんなでため息のような歓声がおこりました。


松尾:はじめてやりました
井上:なんか、さわりだけで、もっと聞きたくなりますよね
松尾:これからが また良くなるんですよ〜(笑)

松尾:今日杉真理くんのラジオ、NACK5でね、結構かかりますよ。これから行くんですけど(笑)


井上:今日は 最後にめずらしい曲を用意してくれてまして。
大好きな デイヴ・クラーク・ファイブの「Because」という曲を用意してくれていたので
頼まれない・・けど(笑)僕も一緒にやります。
小室:お願いします〜(笑)
松尾:これが最後の曲なんですよね。Because演奏中(はあと)


〜「Because」
(この曲、私も大好きなんです〜っ!)

小室さんのギターソロも素晴らしい。
松尾さんの歌にシビレるぅ〜っ(はあと)
♪Because〜because〜I Love you〜♪のところを井上先生も熱唱。
とってもとってもステキでした!!



松尾さん、小室さん、井上先生、
ステキな演奏をありがとうございました!



井上先生のおしゃべりも楽しくて、
音楽の話をされている時の先生のお顔は生き生きしていました。
松尾さん・小室さんもとてもリラックスされていて ステキな演奏でした。
初めて演奏される曲がほとんどで、貴重なライヴでした。
松尾さんもBBSで告知して下さったんですよね!(^^) ありがとうございました。

その後 みんなで残っていると、店内にいらした井上先生に 絵の説明などをしていただいたり、
松尾さんと一緒に写真を撮っていただいたりと 感動の連続でした。(*^^*)

会場には、CD-ROMや画集もいっぱい販売されています。
イバラードの絵も所狭しと飾られていて どれもステキな絵ばかり。
「売約済み」の札もたくさんついてましたっけ・・・(とっても高価なので、手がでません〜。涙)

何というか、不思議な世界に迷い込んだような気持ちになりました。
井上先生の絵画展があったら、是非また行きたいと思いました。

松尾さん、小室さん、井上先生、ステキな出会いをありがとうございました。
また、ライヴやって下さいね〜っ!!



松尾さん・井上先生・小室さん
記念撮影(^^)


#3月のイベントなのに。。。UPが大変遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
 井上先生、快く 写真撮影させていただきまして ありがとうございました。
 井上先生〜 また 松尾さんを呼んで下さいね!(^^)


Reported by JUNまま    




井上直久先生のHPへ     戻る     HPTOPへ