2004.06.25UP 


MUSIC DIRECTOR

Fm Port
(新潟県民エフエム放送・79.0MHz)

2004.05.15 23:00〜25:00


Fm Portの「MUSIC DIRECTOR」にご出演!
松尾さんの第13回放送です!

「松尾清憲のマイ・フェバリット・コレクション その12」として
2時間にわたり松尾さんの選曲&DJで放送されました!



きてます、確実にきてますね、松尾清憲が。(笑)
「松尾清憲のマイ・フェバリット・コレクション」その12ですね、今日は。今日の簡単なメニューを言いますと、ビートルズのジョン、ポールの歌はかけましたけど
リンゴ、ジョージはかけてなかったので、かけますよ、今日は。最近のサウンドトラックの中の気になる曲を用意したりしています。

この番組はロック・ポップス・AOR・R&Bなど、さまざまな音楽ジャンルに精通したプロフェッショナルな選曲家、その名も『MUSIC DIRECTOR』が、音楽の系譜やルーツなど、とことん音楽を解説する2時間のプログラムです。 今日の担当は、アタクシ、松尾清憲です。

<前半>
1. Julianna Raye 「 Limbo 」(1992年)

1曲目は女性アーティスト。あまり有名じゃないと思うのですが
アレンジ・プロデュースを、あのジェフ・リンがプロデュースしているということでね。
ジェフリン・サウンドで、ボーカルが女性というところが面白いのではないでしょうか。
☆映画の挿入歌
2. フェニックス「 Too Young 」(「ロスト・イン・トランスレーション」から)(2003年)



最近の監督は映画の中にロックを取り入れていたりするのですが、
フランシス・コッポラの娘、ソフィア・コッポラ監督。
1994年に結成されたギターバンド、フェニックス。
70年代のロンドンポップ風なバンドでこれから面白いのではないでしょうか。
3. パール・ジャム「時間(とき)のたびびと」(「ビッグ・フィッシュ」から)(2003年)



大好きなティム・バートン監督の作品「ビッグ・フィッシュ」。
アタクシは試写会でいち早く観たのですけどね〜。
パール・ジャムがこの映画を観て書き下ろした曲がエンディング。
グランジロックでガーンとくるかと思ったら、バラードでくるという意外な展開で。

4. Malcolm Mclaren 「 About Her 」(「キルビル2」から)(2004年)



メキシコが舞台となってタランティーノらしくて良かったのですが、
映画音楽がいつも凝ってるんですよ。
ゾンビーズの曲に似てるなーと思っていたのですが「シーズ・ノット・ゼア」だったのですねー。
アレンジもぜんぜん違っていたのですが、面白いなと思って。
5. ラス・バラード 「アイ・ドント・ビリーヴ・イン・ミラクル(1974年)




元アージェントのギタリスト&ヴォーカリスト。ソングライターとして結構有名です。
(スリー・ドッグ・ナイトの「ライアー」、レインボウの「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」、「アイ・サレンダー」などなど)
元ゾンビーズのコリン・ブランストーンもカヴァーした1972年に書いた曲を自らがやっているバージョンをかけたいと思います。
(ファーストアルバム「ラス・バラード」)
☆トッド・ラングレン
6. トッド・ラングレン「 Truth 」(2004年)




トッドラングレンの新譜。トッドは日本で人気ありますねー。
アルバム「Liars」(3/17発売)。
1997年頃からハワイに住んでいるんですよね。
全曲ボサノバ風にやっているアルバムもあって、これがまたいいんですよー。(With a Twist
機会があったらまたかけたいと思いますけれども。
7. ボニータイラー&トッド・ラングレン
 「 Loving You’s A Dirty Job But Someone’s Gotta Do It 」
(1986年)
トッドの歌の上手さを聴いてもらいたいと思いましてね。
ボーカルがすごいです。シャウトしています

☆ニュージーランド
8. スプリット・エンズ(Split Enz )「 Late Last Night 」1975年(1975年)



知ってます?これ。ニュージーランドのバンドです。
最近、ニュージーランドがノッテますよね。
クラウデッド・ハウスの前身バンドです。
Second Thoughts 」から。プロデュースはロキシーミュージックのPhil Manzanera。
オーストラリアでは、カルト的な人気があるようですよ、今でも。
9. クラウデッド・ハウス「 Don’t Dream It’s Over 」(1986年)


大ヒット曲。
歌思考にしたのがあたったというのでしょうか。
ファーストアルバムの「CROWDED HOUSE 」から。

10. 松尾清憲「 サニーシャイニーモーニング」(1987年)


アニメ「めぞん一刻」のテーマソングになりました。アニメは強いですねー。
当時、イギリスのシンガーソングライターが書くような感じで作ったのですが。
カラオケにもあるので、みなさん歌ってみてもいいかもしれませんね。

<後半>

1. ムーディーブルース「 Dawn is a Feeling 」(1967年)



後半の1曲目はプログレッシブ・ロックをかけていますのでね、今日も用意しました。
このバンドはもともとはプログレッシブじゃなかったんですけどね。
最初はビートルズ系のロックバンドだったのですけれども、
1967年に出たアルバム「Days of Future Passed 」はオーケストラと競演しました。
このあと、こういう路線で何枚もアルバムを出してヒットしたりしましたよ。
☆最近の曲
2. Paula Kelley「 A New Time 」(2003年)



ボストン出身の女性。いろいろバンドを組んでるんですけどね。
去年、ソロ・アルバム「The Trouble With Success」を発表。
サウンド的には、オーケストラを使ったバロックポップとも言われているんですけどね、
ガールズ・ポップミュージックを好きな人はうけるんじゃないかと思います。
3. The Meligrove Band 「 Now Look What You’ve Done 」 (2003年)


カナダ出身のトリオ。
アルバム「Let It Grow」が発売されてまして、雰囲気としては、
ジェリーフィッシュやビートルズ的な曲や、今日かける曲はビーチボーイズ的だったりと
これから先がちょっと面白いんじゃないかという意味で紹介します。
☆リンゴ・スターとジョージ・ハリスン
4. リンゴスター「アイム・ザ・グレーテスト」(1973年)


ビートルズ解散後、ソロ3作目となる「Ringo」
このアルバムでジョン、ポール、ジョージも参加しました。大ヒットしたアルバム。
ジョン・レノンがリンゴのために作った作品。
5. ジョージ・ハリスン( With エリック・クラプトン And ヒズ・バンド)
「 I Want To Tell You 」1991年12月 日本公演より
(1991年)


最近ダークホース・レーベルから再発されました。
日本公演のライブアルバム。
もちろん、私も行きましたけれどもね。
この曲を1曲目に持ってくるとは・・・。この曲を聴くと、このライブを思い出しますね〜。
☆ジョージ・ハリスン繋がり
6. ビリープレストン「 That’s The Way God Planned It 」(神の掟)(1969年)

「LET IT BE」にこの人を連れて来たのもジョージ。
アップルレーベルでジョージがプロデュースしていた。
7. スティーブン・スティルス「 Love The One You’re With 」(愛への賛歌)(1970年)


「Love The One You’re With」というタイトルのパーティーをビリーブレストンが行ったそうで、
この題名を使っていいかと了承を得たそうです。
70年の初ソロ・アルバム「スティーヴン・スティルス」より
☆80年代のイギリスのバンド
8. Smiths 「 Heaven Knows I'm Miserable Now 」(1984年)




イギリス、マンチェスターの出身。
詞は、文学青年モリッシーの書く当時の不況イギリスの社会情勢の中で
押し潰された人々の苦しみや悲しみをとりあげたヘビーな内容。
曲はジョニー・マーのポップなギターサウンド。このアンバランスがいいですね。
ジャケットもセンスのいい。
9. ハウスマーティンズ 「 Five Get Over Excited 」(1987年)





当時、ポスト・スミスとも言われていたバンド。
ビューティフル・サウスのポール・ヒートンを中心に結成されたバンドで、
2代目のベーシストとして、
ファットボーイ・スリムのノーマン・クックがいたんですねー。
風刺的な歌詞とは対照的にサウンドは爽やか。
今回の曲はビーチボーイズ風のコーラスがはいっていたりします。
2ndアルバム「2」から。

この番組では、みなさんからのメールやFAXを募集しているんですけれどもね、
ここで、ケイオスさんからのお便りを紹介します。

10. 松尾清憲「マイ・ルネッサンス」(2000年)


「Passion Glory」収録。
ビートルズの影響大で、作詞は杉真理さん。

11. メリーホプキン「グッバイ」(1969年)





「マイ・ルネッサンス」のアレンジを考えているときに
メリーホプキンの「悲しき天使」がうかんでね、それをアイディアに、
アレンジをやったんですけれどもね。
今日はリンゴのジョンの曲や、ジョージをかけたので、やはりポールもかけなくちゃと
いうことでね、以前「悲しき天使」はかけましたので
次にポールが自ら作詞作曲したという、これはギターも弾いておりますね、その曲を。


ということで、今日のミュージック・ディレクターいかがでしたでしょうか、お相手は松尾清憲でした。
それでは、また、次回。

reported by JUNmama  
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