2004.12.08UP 


MUSIC DIRECTOR

Fm Port
(新潟県民エフエム放送・79.0MHz)

2004.09.18 23:00〜25:00


Fm Portの「MUSIC DIRECTOR」にご出演!
松尾さんの第17回放送です!

「松尾清憲のマイ・フェバリット・コレクション その16」として
2時間にわたり松尾さんの選曲&DJで放送されました!



はい!やってまいりましたですね。わかっております。松尾清憲のマイ・フェバリット・コレクションをお送りしたいと思いますが
今日のメニューは、全米・全英で第1位になった曲とか、ビートルズ関係もあったりしますよー今日は。

この番組はロック・ポップス・AOR・R&Bなど、さまざまな音楽ジャンルに精通したプロフェッショナルな選曲家、その名も『MUSIC DIRECTOR』が、音楽の系譜やルーツなど、とことん音楽を解説する2時間のプログラムです。
わかっております!

<前半>
1. Manfred Mannes Earthband 「 Blinded By The Light」(1976年)



今日の第1曲目は、いきなり全英第1位に輝いた曲いきましょうか。
原曲はブルース・スプリングスティーンの曲なんです。
邦題は「光に目もくらみ」。
お金に目がくらむ、はよくありますけどね。(笑)
☆新しい曲
2. Mattew Sweet 「 The Big Cats Of Shambal 」(2004年)





マシュースイートといえば、90年代のギターポップを代表するアーティストなんですけどね、いくつかのインディーバンドを経て22歳でソロデビュー。1991年の「Girl Friend」でシーンに踊り出ました。
日本のアニメ通でもあったりするそうです。
ニューアルバム、「リヴィング・シングス」より
スティール・ドラムがいい味を出しています。

3. Glenn Tilbrook 「 Untouchable 」(2004年)






スクィーズの、グレン・ティルブルックの2枚目のソロ・アルバム。
「Transatlantic Ping Pong 」から。
キャッチーなメロディーラインなんだけど、コードはかなりひねくれているという。
ビートルズの流れもくんでいます。

☆1960年代のヒットメイカー
4. デイブ・ディー・グループ「キサナドゥの伝説」(1968年)








60年代のヒットメイカーコンビ、ケン・ハワード&アラン・ブレイクリーの
バックアップを得てデビューしたバンドを紹介します。

「IF NO-ONE SANG」に収録。
この曲はイギリスや日本でもヒットしましたね。
日本のジャガーズがカヴァーしました。
デイブ・ディー・グループには「OK」というのもあるんですが、
こちらはカーナビーズがカヴァーしてましたね。

5.The Herd 「From The Underworld 」(1967年)




ピーターフランプトンが結成していたバンド。
ピーターがアメリカに移って、ライブアルバムが大ヒット。
「夜明けを求めて」という邦題でしたね。特にイギリスでは人気がありました。

☆バングルス繋がり
6. Bangles 「 Walk Like An Egyptian 」(1986年)







ロサンゼルス生まれの4人組ガールズロックバンド「バングルス」
1984年デビューですが、プリンスが曲を提供した「マニック・マンデー」がヒットしました。
「 Walk Like An Egyptian 」はビデオクリップも面白かった。
全米NO.1ヒットとなりました。
「Different Light」より
7. Jules Shear 「 Steady 」(1985年)











バングルスのスマッシュヒットとなった
「If She Knew What She Wants」を書いた人。
この人は、シンガーソングライターとしてアルバムも出しているんですが
なかなか才能のある人で。
トッド・ラングレンプロデュースで、83年にソロアルバムを出しましたけど
評価が高かったけど売れなかったんですねー。
2ndアルバム「The Eternal Return」よりシングルカットされた曲。
ボーカルもジョン・レノンに雰囲気が似てますね。
シンディー・ローパーと共作していたりします。
☆イギリス・アイドル系グループ
8. Rosetta Stone 「 If Paradise Is Half As Nice 」(2004年)




日本でも当時大人気だった、「ベイシティ・ローラーズ」のメンバー
イアン・ミッチェルが脱退後のアルバム。
今回、世界初CD化されたのでそれをかけます。
「RETROSPECTIVE ROLLER 1977-1979」より。
パイロットにかなり近い曲をかけたいと思います。
9. Grapefruit 「 Elevater 」(1969年)





グレープフルーツも、基本的にはアイドル路線で。
でも、当時、ビートルズのアップル・レコードから発売というところがね、
ちょっと違うんですけどね。ジョン・レノンが名づけ親です。
ポップ・サイケグループといったらいいのかな。
コーラスも良いです。
☆松尾コーナー(?)
10. BOX 「 Journey To Your Heart 」(1990年)








アタクシの組んでるバンド。
このFm Portではおなじみの!杉真理さんと、
ベースが小室和幸君、ギターが田上正和君と作ったバンド。
ビートルズを本当に意識して作ったバンドで。日本語でね、それも。
ビートルズは一人じゃできませんからね、当時そのメンバーと、杉君と知り合ったということもあって、盛り上がりましたですねー。
2枚目のアルバム「JOURNEY TO YOUR HEART」から。タイトル曲。
パイロットあたりの、ブリティッシュ・ポップを意識して作った曲です。
ボーカル、コーラスを、松尾と杉がそれぞれとっております。

11.Peter &Gordon 「 I Go To Pieces 」(1964年)





当時、ポール・マッカートニーの当時の恋人が、ピーター&ゴードンの妹だったのですが
そのコネで(?)デビューから3曲続けてポール・マッカートニーに曲をかいてもらって。
すごいことですよ、これは。デビュー曲の「愛なき世界」はチャート1位でした。
デルシャノン(悲しい街角)の曲をカヴァーしたこの曲。
ファーストアルバムから。
12. Seashells「 To Be Alone 」(2004年)


スウェーデンのバンドSeashellsのセカンド・アルバム
「REMAINS OF SOMETHING SWEET」が新しく出ました。
ビートルズ的なんですが、フィルスペクターの雰囲気もあるというね。
ピーター&ゴードンの後にかけたらいいんじゃないかと。

<後半>

1.Paul &Linda MacCartney 「 The Back Seat Of My Car 」(1971年)






後半の1曲目はビートルズ関係でいきましょうかね。
ポールのソロアルバムで好きなアルバムをあげろと言われると、
この「RAM」はベスト3にはいりますね。
イギリスではシングルカットされたんですね。
ポールは、ペットサウンズの頃からビーチボーイズを意識してますから
コーラスやコードチェンジにも影響があったと思いますが、
それでも、ポール風な音になるところがカッコイイですね。
名曲ですね〜。
☆新しいところいきます
2. Keane 「 This Is the Last Time 」(2004年)






次は新しいですよー。
UKチャート初登場で第1位!「キーン」です。
BBCが発表する2004年度ベスト・ニュー・カマーに選ばれました。
イギリスはサセックス出身のキーボード・ドラム・ベースのスリーピースバンド。
ギターがいないという。
ボーカルがかなり重要になりますね。いい声しています。
「Hopes and fears」より。
3. Kevin Tihista’s Red Terror 「 O.K.」(2004年)



Kevin Tihistaのソロユニットでほとんどソロなんですけどね。
2年ぶりのソロアルバム「Wake Up Captain」から。
アメリカ・イリノイ州を拠点として活動しています。
ささやくような歌声が印象的。
☆ホール&オーツ関係
4. ホール&オーツ「サラ・スマイル」(1989年)










私、前から好きなんですけど、まだ紹介していませんでした。
ホール&オーツ
日本でもヒットしましたね〜。私もライブを観に行ったこともあります。
ニューヨーク出身のジョン・オーツと、フィラデルフィア出身のダリル・ホールの
二人組みで、デビューしたのが1972年。
一躍有名にしたのが、この「サラ・スマイル」でね、1975年発売の
「DARYL HALL and JOHN OATES」というアルバムからシングルカットされました。
この前のアルバム「ウォー・ベイビーズ」も、トッド・ラングレンのプロデュースで
良かったんですよ。売れませんでしたけど。

5. シャイライツ「オー・ガール」(1972年)





フィラデルフィア・ソウル系といいましょうか。甘いぐっとくるボーカル。
シカゴが生んだ御三家。
日本ではポール・ヤングが歌ってヒットした曲です。
シカゴ・ポップソウルを聞いていただきましょう。

ホール&オーツにも通じるところがありますね。

☆「Satisfaction」聴き比べ

6. DEVO 「Satisfaction 」(1977年)








アメリカのバンドなんですが、DEVO、みなさん知ってますか?
当時、日本で人気を集めましたね。1970年代中盤から後半というと、
日本では「YMO」、ドイツでは「クラフトワーク」などの活躍により、
テクノのムーヴメントがおこってきて、終わりにはかなり盛り上がってました。
(その頃シネマでデビューした松尾さんもテクノカットだったそうです)
ライブも当時見に行きました、そういえば。パフォーマンス・アートの先駆者でした。
「Are We Not Men? A: We Are Devo!」から。

7. Rolling Stones 「Satisfaction 」(1965年)




今日は、どんなに違うか、並べて聴いてみようということで。
1965年のヒット曲で初の全米第1位!
この曲で世界的に有名なバンドになりました。
ツアー中のホテルのベッドの上で、キース・リチャードがあのリフができたそうです。

☆ジョン&ヨーコ、アイルランド繋がり
8. ジョン&ヨーコ「 Luck Of The Irish 」( Live )(1971年)












今日は、ポール&リンダをかけましたから、この二人もかけなければ。
今日はライブバージョン。
サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」という2枚組のアルバムが
出ましたけれども、これはかなりメッセージ色の強いアルバムでした。
この録音前にやったライブのために作った曲で、作ったばかりの
ミシガン大学のライブ演奏バージョン。(ジョンレノン・アンソロジーより)
デビット・ピールも演奏にはいっているという。
このライブの後に、正式に録音するんですよ。

ポールも同時期に、「血の日曜日」というわれる事件を題材にして、「アイルランドに平和を」という曲を書きました。

9. The Corrs 「 The Right Time 」(1995年)






アイルランド出身の美人3姉妹と長男による、4兄妹バンド。
デビューアルバムがヒットしまして、メンバーにバイオリニストもいたり
女優をやるボーカルもいたりしました。
今日はデビュー曲「Forgiven,Not Forgotten」より。
僕はケルティッシュな当時の方が好きですね。

☆松尾コーナー
10. 松尾清憲「 ジュリエット」(1985年)




生の弦楽器(オーケストラ)がはいった曲があるのですが。
やはり、電気楽器と違って、弦楽器は生ですからね、
オーケストラの中にいると、なにか、森にいるような、癒しのパワーが
あるんじゃないかと思ったことがありました。

11. Elton John 「 Sorry Seems To Be The Hardest Word」 (悲しみのバラード)(1976年)





たくさんヒット曲がありますけれどもね、
僕も全盛期の頃ライブを観ました。
グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」の頃かな。
その後出したアルバム「蒼い肖像」からの曲です。
エルトン・ジョンの哀愁路線。



今日のミュージック・ディレクター、お相手は松尾清憲でございました。
それでは、また次回。お楽しみに。
待っております。


reported by JUNmama  
special thanks to MATSUOchannel☆  
 

  



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