2004.12.25UP 


MUSIC DIRECTOR

Fm Port
(新潟県民エフエム放送・79.0MHz)

2004.11.21 23:00〜25:00


Fm Portの「MUSIC DIRECTOR」にご出演!
松尾さんの第18回放送です!

「松尾清憲のマイ・フェバリット・コレクション その17」として
2時間にわたり松尾さんの選曲&DJで放送されました!



おまたせしました!きてます!確実にきてます。今日もやってまいりました、松尾清憲マイ・フェバリット・コレクションです。
わかっております。言わないで、それ以上(笑)。今日の簡単なメニューはといいますと、ティアーズ・フォー・フィアーズ、ブライアン・ウィルソンが37年前に途中でやめちゃったアルバム、ね、この中からもかけますし、大物、オジーオズボーンとかマドンナもかけますよ。

この番組はロック・ポップス・AOR・R&Bなど、さまざまな音楽ジャンルに精通したプロフェッショナルな選曲家、その名も『MUSIC DIRECTOR』が、音楽の系譜やルーツなど、とことん音楽を解説する2時間のプログラムです。

<前半>
1. Tears For Fears 「 Everybody loves A happy Ending 」(2004年)



今日の第1曲目は、Tears For Fearsの曲。
久しぶりに二人でライブをやりまして、そのノリで作り上げたという
新しいアルバム「Everybody Loves a Happy Ending 」から。
なかなかビートルズしてますよー。
二人名義ではなんと15年ぶり。二人が揃うとやはりいいですねー。
☆新しいですよ
2.Chris von Sneidern 「 Remember 」 (2004年)






80年代から活動していて、ギター、パワーポップのシンガーソングライター。
日本でもやっと発売になるんです。「The Wild Horse」
プロデューサーやエンジニアとしても活動していて、あの、バッドフィンガーのピート・ハムの未発表音源集のプロデューサーエンジニアをやっているんです。多分、こういう音が好きなんでしょうね。

3. THe Thrills 「 Whatever happened To Corey Haim? 」(2004年)






デビューシングルのサンタクルーズが良い曲でね、以前一度紹介したのですが、2枚目のシングルはイギリスでTOP20。
ファーストアルバムの「ソー・マッチ・フォー・ザ・シティ」もイギリスTOP3にはいったという。
そのスリルズのニューアルバムが出ました。
アイルランド出身ですが、ハイラマズにも通じる西海岸サウンドです。
Let's Bottle Bohemia」から。
☆1960年代
4. クリフ・リチャード「僕のエンジェル」(1965年)











60年代には、イギリスのプレスリーと呼ばれた、国民的アイドル。
40年インド生まれ。「ドリフターズ」というバンドを結成。「シャドウズ」に改名。
青春映画にも出演。
この曲、元は、エルビス・プレスリーが映画の中で歌っていた曲ですが、
クリフ・リチャードがカヴァーしました。
僕は最初にこれ(クリフ)を聴いたのですが、ヴァージョン的にはこちらの方が好きですね。
ちなみに、僕の弾き語りのレパートリーにもはいってるんですよ。
クリフ・リチャードは今でもライブをやっていて、体型もスリムで、声も出ていて、すごいなーと思います。

5.Petula Clark 「 Downtown 」(1964年)






女優でもあるんですが、「チップス先生さようなら」(1969年)等に出演。
「ダウンタウン」はイギリスでは2位、アメリカでは2週連続1位の大ヒット。
トニーハッチという作曲家が書いたのですが、イギリスのバートバカラックとも呼ばれていました。

☆大物二人。
6. Ozzy Osbourne 「 So Tired 」(1983年)







知ってますね?オジー・オズボーン。
オジー・オズボーンの家族のテレビ番組をやってますね。
1970年にブラックサバスでデビュー。
脱退後、ブリティッシュ・ハードロックを目指す。
ランディ・ローズが亡くなって、その後のアルバム。
月に吠える」から。
エレクトリックライト・オーケストラにも通じるメロウな曲。
こういう曲もあるぞということで。

7. マドンナ「 Take A Bow 」(1995年)











1984年、「ライク・ア・ヴァージン」で頂点に上りつめ、今もヒット曲を出しておりますね。
マドンナの髪の色はブルーネット、黒に近いのですね。金髪かと思っていましたが。
ショーン・ペンと一時結婚して、離婚しました。
今は「スナッチ」で有名な映画監督ガイ・リッチーと結婚していますね。
Take A Bow」は1995年のヒット曲で7週連続1位。
マドンナはアルバムを作るごとに、その時ノッテるプロデューサーやアレンジャーを使って曲を作っていくのが、なかなか先鋭的でカッコイイと思ってます。
オリエンタルな感じの曲ですね。
☆1980年代のニューロマンティック・ムーブメント
8. The Human League 「 Don’t You want Me 」(1981年)




ヒューマン・リーグ。イギリスでも、アメリカでも1位になりました。
テクノ、打ち込みでありながら、ストリングスも入れてゴージャスなんだけど、劇的な曲展開。という感じですかね。
エレクトリック・アバなんて言われていた時もありましたね。
「デアー」から。

9. A B C 「 The look Of Love 」(1981年)



プロデューサーが、トレヴァー・ホーン。
デビュー作「The Lexicon of Love 」が、イギリス1位となった出世作。
ストリングスがはいってトレヴァー・ホーンらしいですね。

☆松尾コーナー(?)
10. 松尾清憲「愚かになって キスしてしまえよ 」(2000年)





僕のアルバムでは、4枚目になる「Brain Park」からの曲。
3枚目と4枚目の間に、ブランクがありましたが、
2000年以降は毎年アルバムを出しているんですよ。
この曲は、かなり個性的なコード進行ですね。
イントロでは、バグパイプ風のスタイルで登場。
XTCはいっているのかなー?そんな感じで。

11.John Sebastian 「 Welcome Back」(1976年)




ジョン・セバスチャンというと、ウッドストックで飛び入りしたときの
ラリラリした感じがね、印象的でしたが。(笑)
「ラビンスプーンフル」はアメリカでは、ビートルズに対抗するほどの
人気なんですね。
全米No.1シングルのこの曲「ウエルカム・バック」。


<後半>

1.Brian Wilson 「 英雄と悪漢 」(2004年)


















ブライアン・ウィルソンの新しいソロ・アルバム「SMiLE」。
これがですね、一言じゃ説明しにくいんですけどね。37年ぶりという。
1966年夏、ちょうどビートルズ「リボルバー」が出てた頃ですね。
ブライアンは、リボルバーの前の、「ラバーソウル」を聞いて、「ペットサウンズ」というアルバムを作り上げたんですけれども、
その勢いで、アメリカ的な作品を生み出そうとしていたわけです。
当時、シングルとして出した「グッド・バイブレーション」は大ヒットしたのですが、
「スマイル」というアルバムは、レコード会社との軋轢やプレッシャーもあって、ブライアンはアルバムつくりを断念するのですが、その後、海賊版がすごく出ています。僕も持ってますけどね。
その「スマイル」うぃブライアンが37年ぶりに作り上げたという。
それがすごいじゃないですか。
日本盤も出ましたよー。ブライアンの今の声で。ヴァン・ダイク・パークスとともに、
多少手を加えて、あと、ツアーのメンバーの支えがあってできたんですけどね。
何曲かいきたいところですが。

☆日本でも発売になったアーティスト
2. マイケル・カーペンター「 Emily Says 」(2004年)



出身オーストラリア。パワーポップ系のアーティスト。
6枚目のアルバムが日本でも発売されることになりました。
かなりビートルズな感じですよ。
Rolling Ball 」から。

3. Riviera 「 Hello Sunshine 」(2004年)



兄妹ユニット。ドイツ在住のジュリアとローランドによるユニット。
ラウンジ系ポップという感じかな。1997年に結成して、4枚目のアルバム。
Wake Up Wonderland」から。

☆イギリスの女性シンガー
4. Lynsey De Paul 「 Sugar Me 」(1972年)




当時は女ギルバート・オサリバンと呼ばれていたこともありますね。
シンガーソングライターで、ピアノも弾きます。
このウィスパー・ヴォイスと、色っぽいルックスで男性ファンが多かったです。
一時、ロイ・ウッドと付き合ってたこともあるんですよ。
ニュースで見ました。(笑)

5. Kate Bush 「 夢見る兵士 」(1980年)






ケイト・ブッシュはイギリスを代表する女性アーティストですね。
19歳の時にアルバム「天使と子悪魔」でデビュー。
いきなり、「嵐が丘」が全英チャート第1位を獲得しました。
アルバムタイトルのように、天使と子悪魔が同居しているような雰囲気で、
詩も文学的で、エキセントリックな声とメロディ。
この人のファンにはアーティストも多いですね。「魔物語」から。



6. Robbie Williams 「 Something Beautiful 」(2002)






イギリスのアイドルグループ、テイクザットのメンバー(1992年デビュー)。
95年脱退後、ソロへ。
ソロアルバムがなかなか良くて、ある意味、イギリスの王道をいくというかんじです。
2002年に出た「エスカポロジー」から。
セカンドアルバムの「ミレニアム」という曲がイギリスでNo.1ヒットになって、
かなりの人気アーティストになりました。

7. Freddie Mercury 「 The Great Pretender 」(1992年)



クイーンの曲も何曲かかけましたが、今日はフレディのソロ。
今日かけるのは、カヴァー曲。完全に自分のものにしています。
元の曲は1956年プラターズがヒットさせた曲です。
フレディーは1991年にこの世を去りましたけれどもね。

8. Bruce Woolley And The Camera Club 「ラジオスターの悲劇」(1979年)










今日かける中では、他の番組ではなかなか聴けないアーティストなんじゃないかと思いますが。
1979年に「イングリッシュ・ガーデン」というアルバムを出したのですが
なかなか手にはいらなかったのですが、日本盤が発売されました。
ブルース・ウィリーが、この「ラジオスターの悲劇」をトレヴァー・ホーンと共作しました。
今日はこのバンドの音で聞いてみようということで。
ブルース・ウィリーは「TOYS」の中でトレヴァー・ホーンと共作したりしています。
このバンドには、キーボードとして、ブレイクする前のトーマス・ドルビーが参加してました。

9. Fleming And John 「 Rain All Day 」(1996年)



夫婦デュオです。あの、ベンフォールズも大絶賛という。
日本でも発売された「誇大妄想」というアルバムでは、ベンフォールズが
3曲ドラムをたたいているんです。
なかなか独特なサウンドをしています。

☆松尾コーナー
10.松尾清憲「 ヤンガーガール 」
(1985年)


僕の2枚目のアルバム「Help!Help!Help!」からの曲。
かなり短い曲なのですが、オーケストラも入れてね、かなり面白い構成になっています。

11. Wizard 「 This Is The Story Of My Heart 」(1974年)



私も好きなアーティストです。
ロイウッドはいろんなバンドをやっていたのですが、
今日は「エディ・アンド・ザ・ファルコンズ」、これが50’sを意識したアルバムで、
なかなかいいんですけれども、その中から。



今日のミュージック・ディレクター、お相手は松尾清憲でした。
それでは、また次回。


reported by JUNmama  
special thanks to MATSUOchannel☆  
 

  



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