2005.02.15UP 


MUSIC DIRECTOR

Fm Port
(新潟県民エフエム放送・79.0MHz)

2004.11.27 23:00〜25:00


Fm Portの「MUSIC DIRECTOR」にご出演!
松尾さんの第19回放送です!

「松尾清憲のマイ・フェバリット・コレクション その18」として
2時間にわたり松尾さんの選曲&DJで放送されました!



はい、わかっております。松尾清憲やってまいりました。今日おかけする曲は、ビートルズ関係もかけますしね、カナダ出身のザ・バンドやニール・ヤングもかけますよ。あとサウンド・トラックのイイのがあったので、仕入れて参りましたよー。(笑)

この番組はロック・ポップス・AOR・R&Bなど、さまざまな音楽ジャンルに精通したプロフェッショナルな選曲家、その名も『MUSIC DIRECTOR』が、音楽の系譜やルーツなど、とことん音楽を解説する2時間のプログラムです。
今日のお相手は、私 松尾清憲です。

<前半>
1. The Finn Brothers 「 Anything Can Happen 」(2004年)







アーティスト自体はベテランなんですが。
ニュージーランドといえば、「クラウデット・ハウス」(前身は Split Enz)のニール・フィンとティム・フィンの兄弟がアルバムを出したんです。
以前、「Finn」というアルバムを出しているのですが、Finn Brothers名義ははじめて。
ジャケット(「Everyone Is Here 」)がまた渋いんですよね。
今回はロサンジェルスで録音。プロデューサーはMitchell Froom。出ましたね〜。
スザンヌ・ヴェガとかコステロとかもやってますけどね。
周りのミュージシャンにも、これを聞いてるという人が多かったです。
仲のいい兄弟はいいですねー。
☆新しいですよ
2. Ken Stringfellow「 When U Find Someone 」(2004年)




今日一番の新しいヤツ、出来たて。
アメリカのオルタナ界では有名な「ポウジーズ」の主要メンバーの一人。
「ソフトコマン」から。
パワーポップ系でありながら哀愁系という音楽。
ブライアン・ウィルソンタッチで迫るこの曲。

3. The Poises 「 Golden Blunders」(1990年)

ポウジーズもまだ紹介していなかったので。
ホリーズに雰囲気が似ているところがあって、なかなか面白いんですよ。
ディア23」より。

☆ビートルズ関係
4. ビートルズ  「 抱きしめたい 」(1964年)





ビートルズはね、毎年何かしら出ますね〜
ビートルズの初期、アメリカシングルBOXが出ましたね!
アメリカはアルバムにシングルを入れちゃうし、曲順も違うんです。
キャピトル・レコードはラバーソウルの1曲目、「夢の人」ですよ。すごいでしょ。
日本では当時、こちらのほうが馴染みかもしれませんねー僕ら世代は。
「ミート・ザ・ビートルズ」の1曲目!

5. ビートルズ  「 Roll Over Beethoven 」(1964年)




セカンド・アルバムの1曲目。
何週間もヒットチャート1位という、革命的なヒットはビートルズが初めてじゃないでしょうか。
ノリにのった頃のビートルズの歌声を聞いてみたいと思います。
2曲続けてどうぞ。

☆大物
6. The Band「 オールド・ディキシー・ダウン 」(1969年)








カナダ出身のアーティスト「THE BAND」。
Robbie Robertson、Richard Manuel、Levon Helm、Rick Danko、Garth Hudson
の5人組。
1965年から66年はボブ・ディランのバックを勤めて、68年には「Music from Big Pink」
を出し、アメリカ音楽のいろいろな要素を取り入れていくという、アメリカ的なロック。
映画にもなりましたね。「ラスト・ワルツ」(1976年)
解散コンサートの様子が映画になったのですが。
2枚目のアルバム「The Band 」から。ロビーロバートソンのライティングもいいですね。

7. Bob Dylan「 レイ・レディ・レイ 」(1969年)





ザ・バンドをかけたら、ボブ・ディランもかけないと。
ローリング・ストーン誌「ロックの名曲500」で、「Like a Rolling Stone」が1位になったんですよ。
今日ご紹介するアルバム「Nashville Skyline」では、ボブ・ディラン、いい声じゃないですか。ってみんな思ったようですが。
このアルバムから。きれいな曲です。

☆カナダ出身
8. Tegan And Sara「 Take Me Anywhere 」(2004年)


これから日本でも出るアルバムなのですが。双子姉妹。カナダのカルガリー生まれ。
サラ・マクラクラン主宰のフェスティバルに参加し、ニール・ヤングに認められる。
面白い曲です。(マジカル・パンキッシュ・ロック)

9. Neil Young 「 Heart Of Gold 」(1972年)



バッファロー・スプリングフィールドの一員として、1967年にデビュー。
解散後、はソロ、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(CSN&Y)に加入。
全米第1位の曲。
落ち着いたアルバムですが有名な「Harvest」から。カリスマ的人気がありますね。

☆松尾コーナー(?)
10. 松尾清憲 「 恋はあやふやで 」(2002年)





ハロー・シェイクスピアから
路線からいうと、ギターポップですけれども、
転調したり、途中でバンジョーが出てきたりするんですよ。
ベックのソウル系のアルバムを聞いてて、最後にバンジョーが出てきたのが
ヒントになってたりします。遊んでみました。

11.Gangway「 The Party's Over 」(1992年)




ギャング・ウェイはいいメロディを持っているんですよね。
惜しくも解散したのですが。
ヘンリックは来日した時、一緒に食事しました。
ボーカルのアランはモリッシーに影響されたそうですね。
シッティング・イン・ザ・パーク」から。


<後半>

1.Tom Waits & Crustal Gayle「 One From The Heart 」(1982年)







サウンドトラックからいきたいと思います。
映画「ワン・フロム・ザ・ハート」
音楽担当がトム・ウェイツ。
私、トム・ウェイツの真似、ちょっとできるんですよ。でもちょっとのどを壊しちゃうんでね(笑)。トム・ウェイツいいですよね。
監督はコッポラ。ゴッド・ファーザーではいろんな賞を総ナメでね。
この映画も評判が良いんですよ。映像もすごくてね。
機会があると、この映画を観るといいですよー。
このサントラ、再発になったんですよね。
☆新しいところいきますよ
2. Camera Obscura 「 A Sistors Social Agony 」(2004年)




グラスゴー出身。といえば、ジョン・セバスチャンがいますけれども、彼とも
交流があるようですね。
クールさと暖かさが入り混じる独特の雰囲気を持っている面白いバンドです。
「UNDERACHIEVERS PLEASE TRY HARDER」から。

3. Farrah 「 Everybody ’s Going 」(2004年)





4ピースバンド。1998年結成。ミニアルバム「stopgap product」から。
Farrahファンサイトより)
サウンド的には、ファウンテンズ・オブ・ウェインやウイザーに通じるパワーポップでもあるんですが、
そこはイギリスで、一癖あって、ポップ。
今日かける曲はブライアン風のコーラスが面白いです。

☆イギリスのアーティスト
4. John Foxx「 ヨーロッパ・アフター・ザ・レイン 」(1981年)





名前カッコイイよね。本名、デニス・リー。
イギリスの北に位置するアンカッシャー州出身、ウルトラボックスを作る。
ブライアン・イーノがデビューに手をかしたんですよね、その点恵まれてますね。
1979年デニスがバンドから脱退。
ソロアルバム「ザ・ガーデン」から。

5. The Clash「 London Calling 」(1979年)





これもまだかけてませんでした、ザ・クラッシュ。
カルト的な人気がありますよね。
ジョー・ストラマーが、セックス・ピストルズに衝撃をうけてバンドを作る。
London Calling 」が最近、スペシャルエディションで再発されましたねー。
来日公演、見ましたよ。良かったです。
ジョー・ストラマーは最近亡くなってしまったんですよね。
「London Calling 」カッコイイですね。
☆ファルセット・ヴォイス

6. Rubettes「 シュガーベイビーラヴ 」(1974年)




この曲は大ヒットしまして、この曲を聴いたとき
ここまで高いのは聞いたことないな、と思いましたけれども。
おそろいのユニフォームで、帽子なんかかぶっちゃったりして。
この曲を録音したスタジオミュージシャンがバンドになっちゃったという。
デビューでいきなり1位ですから。

7. Frankie Valli 「 Can’t Take My Eyes Off You 」(1967年)


もともとは、フォーシーズンズというグループのボーカリスト。
ボブ・クルー、ボブ・ゴーディオコンビで書いて大ヒットしました。

8. Leon Russell「 A Song For You 」(1970年)





この人の声はすごいですよ、一度聴いたら忘れられないですね。
来日公演に行ったことあります。
1970年代、ノッてましたね。「バングラデッシュ」でも中心人物でしたし。
アメリカ南部のゴスペルやR&Bをロックに昇華して作ったというところが
この人の功績ではないでしょうか。
デビューアルバム「Leon Russell 」から。

9. Suzanne Vega 「 Book Of Dream 」
(1996年)


この人のクールなボーカルと曲調がモダンですね。
レオンのあくの強い声の後に聴くにはいいんじゃないかと思いまして。
Days of Open Hand 」から。
デビューした頃からイメージが変わらないですね。
☆松尾コーナー
10.松尾清憲「 渚にて 」(1987年)




あと1曲ということで、今日かける私の曲は
カーネーションの直枝君作詞で、白井良明のガットギターが登場します。
「NO THANK YOU」はロックなアルバムなんですが、その中でも哀愁のある曲です。
今日はこの曲を聴きながらお別れしたいと思います。


今日のミュージック・ディレクター、私、松尾清憲がお相手しました。
それでは、また次回。


reported by JUNmama  
special thanks to MATSUOchannel☆  
 

  



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