J-WAVE
 13 PICTURES OF JOHN LENNON 

'00.01.23(日) 8:30〜9:30


この番組に松尾ちゃまと杉ちゃまが ゲスト出演されました。
ジョン・レノン談議と お二人がお好きなジョンの曲をかけて、
なんと、ナマ演奏まで披露して下さいました。
とっても聞き応えのある番組でした。

で、これは、お知らせしたい!と思いつつもなかなかとりかかれずにいたところ
テープおこしのプロ(?)の「にあちゃん」がかって出てくれました。
(にあちゃん、ありがと〜っ!)
お二人の会話をお楽しみ下さいませ。

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杉:おはようございます、杉真理です。
松:松尾清憲です。2人合わせて杉松の
杉:針葉樹コンビ
松:緑をね、大事にしようと言うことで
杉:ね、ホントにね、もう少ししたら杉の花粉ってって嫌われますけどね、
松:今日はあれですよ、あなた、ジョンレノン
杉:ね
松:ビートルズ
杉:やっぱ、ジョンレノン、僕は最初、子供のころ、とにかく小学生のころ、
聴いた時、ビートルズのリーダーはジョンレノン、特にサージェントペッパーくらいまでは
松:そうですね
杉:で、なんかとにかく発言がカッコよかったじゃないですか
松:インタビューとかね
杉:うん
松:普通に答えないもんね
杉:うん
松:ちょっとひねったりして
杉:そうなんです
松:あのころからすでに知的なワルって感じで
杉:ね、結構ビートルズのメンバーって全員すごいそういうユーモアのセンスとか
アドリブとかきくじゃないですかでも特にジョンがすごいから
松:やっぱ、イギリス人のね、ナンかね、伝統というかね
杉:はいはい
松:ちょっとありますよね
杉:あのージョンの曲で最初にいいなーと思ったのは松尾さんは何ですか?
松:やっぱ「抱きしめたい」が…ですかね、最初は…アメリカに火をつけたのがあの曲ですからね
杉:あー…すごかったですよね、でも
松:すごかったですよね
杉:僕はね、最初に買ったシングルが、えー「のっぽのサリー」と…ビートルズはね
松:あ、B面のね
杉:「I call your name」、それから「Rock'n' roll music」
松:はいはいはい
杉:…だったんですけど、今から思うと「Rock'n' roll music」まあ、カバーじゃないですか
松:うん
杉:だけど1番と2番で歌い方若干変えてちょっとあるときはプレスリーっぽく、あるときは…
松:あの…ラテン系のね、
杉:ね、とかね、歌い方を変えてすごいシンプルな歌をあんだけもたせてるのはジョンのヴォーカル…
松:特にジョンはすごかったですよ
杉:うん
松:最初「Twist and Shout」なんかホントあんなに簡単な曲だけどあれほど…
あれ以上のヴォーカルはないですもんね
杉:ないですよね、なんか一発でやったんでしょ、あの、ツアー中で
松:最後声つぶれちゃうから…最後に回して歌って…
杉:テイクワンで行くよって言って
松:あーれすごいよね、あれオリジナルとかそんなものを超えてる…
杉:超えてますよね
松:しびれましたよ
杉:ほら、よくジョンは、あのー平和の使いとか、メッセンジャーとか言いますけど、
最初のうちはとにかくワルでしたよね
松:そうですよね
杉:そんな、なーんか平和ぁ〜?みたいな感じでしたけど、
そのジョンがだんだんそういうふうになってったとこが、また
松:また過程として見ててね
杉:ね、で、最後までワルの要素っていうのはなくなんないで…
松:そ、それはカッコイイですよね、あれで教祖みたいになっちゃうとね、
ちょっと違うかな、っていうのはあるけど
杉:あのほら「イマジン」っていう映画の中で、あのーストーカーみたいなのが
ジョンの家に来るじゃないですか
松:ああ、来たね
杉:ジョンに「あの歌はどうなんだー」って、「あの歌はどうなんですか」なんて
松:「あんなこと、言ってたじゃないか」とか言ってたよね
杉:「あれは歌なんだよ」って
松:あ、あれはもう…あれがいいよね(笑)
杉:それがジョンのいいとこなんで…メッセージはいつも「これは歌なんだ」っていう、そこがね
松:半分語呂遊びだ、ことまで言ってるもんね
杉:ね、そこが逆に深いって…お分かりになって…さすがっ
松:(笑)
杉:それでもってそう言った後、ストーカーを追い返すんじゃなくて
松:一緒にご飯食べて
杉:一緒に飯でも食ってこーよって
松:あっこ、ちょっと泣けるシーン…
杉:ねーっ!!そこが渋いトコですよね
松:渋いトコ…
杉:僕はあのージョンレノン、結構日本に来てたじゃないですか
松:うん
杉:で、軽井沢によくね、行ってたですけども、その…
松:見かけたらしい…
杉:そうなんですよ、森の道でね、友達と3人で歩いてたら自転車が2台来ましてつーっと
後ろから来て1人がジョンと、ヨーコとショーン君だっていうわけ
松:ほぉー
杉:「ウソっ!!」って言ったらもう、もうまともに見れませんでしたね、もう身体が…
松:いいねー本物見たわけだね
杉:もう…動けなくなりました
松:ほぉー…本物見たっていうのがね
杉:ええっカッコよかったですよ
松:うーん
杉:でも、松尾さんは結構ジョンレノンっぽい歌いまわし…
松:だってあの歌いまわしがやっぱ…曲もそうなんですけどね、あの歌いまわしにね、
圧倒されましたね、最初あのコブシっ!!
杉:うんっ
松:そうか、これがコブシって言う…あの…ね
杉:そうっ
松:同じ曲でもちょっとコブシのニュアンスが、ね
杉:違うんですよー
松:あれはマネしましたよ
杉:うん
松:あと途中になるとね、シタールとか出てくると、今度東洋のこぶしが入ってくるでしょ
杉:だけど、あくまでもジョンの曲なんですよね
松:あー
杉:あのージョージは入れるとほとんどインドの曲に近くなりますけど、それはそれでいいんですけど
松:そっちに行っちゃうもんね
杉:そっちに行っちゃうんですよ、ジョンはジョンの曲に味付けが付いてるっていう、ま、
ポールもそうですけど
松:そうね、特に存在感がね
杉:存在感がすごいですよね、うん、そんなことでえー私が選んだジョンの作品、
えー難しいんですけど
松:これはもうあたくしも選びたいくらいの
杉:ね、あのー僕が一番、世の中で好きなアルバム「ホワイトアルバム」の中から
最初これ聴いた時にはびっくりしましたね
松:うーん
杉:この…
松:どこ行っちゃうの?
杉:ねぇー
松:最後のバックコーラスとの掛合いがたまりませんね、なんか拳銃の雑誌見てて
作ったっていってましたね
杉:「Happiness is a warm gun」いろんな説がありましたけれどもね、
そのいろんな説を呼び出すところがね、すばらしいトコなんですけど、
じゃ、聴いてみましょう「Happiness is a warm gun」

杉:かっこいいですねー
松:かっこいいですねー
杉:このジョンの今の曲もそうですけれども変拍子が多いですよね
松:ホント
杉:4分の4じゃなくなる時がね
松:そう「Across the univers」とかいろいろありますよねー
杉:「Across the univers」1番、2番、3番と全部違いますからねー、
それから「Good morning Good morning」
松:あと「愛こそはすべて」は、まぁーあれは…変拍子がね
杉:そうなんですよね、で、ドラムは普通に今の曲の最後の♪Happiness〜♪っとかやって
松:最後に合うんですよね
杉:最大公約数っていうんですか?(笑)あのー数が合った時にね、びしって合うんですよ
松:あれすごい…やってみて分かったね(笑)
杉:やってみて分かりました(笑)
松:私たち…
杉:ねぇー結構ジョンはそういう詞の事がよく言われるけれども音楽的にすごいですよね
松:あと、ソロになって「Mother」とかあのへん…すーごいシンプルじゃないですか
杉:はいはい
松:ドラムとベースと…こんなにシンプルで良いんだろうか…って思ったらそうとう実はあれが
個性があってレニークラビッツとか、ほら
杉:そうだよね
松:どっちかって言うとあのーマネしてるっていうか、あれ音的にもすごいと思って、
あの時、単にシンプルにしてるのかなと思ったんだけど、もうそれが完全に個性になってる…
杉:そうだよねー、でジョンのピアノって言うのがまた
松:またねー
杉:上手くはないんですけど
松:上手くはないんですけど
杉:学校で習った人のピアノじゃない感じでジョンしか弾けない感じですよね、
ね、でポールはポールで…
松:あのー左利きのなんかね
杉:独特のね
松:いい動きがあるよね
杉:ギターの3フィンガーをピアノに応用したりとかすごい、ポールはポールでアイディアマンだし、
で、ぼく1回ね、もうずいぶん前なんですけど、ジョンを…っていうかビートルズをテーマに
SFを書いた事があるんです
松:あー読んだ、読んだ、あれは面白かった
杉:あれはねージョンの年表をちょっともとに書いてたら自分でなんかね
これホントの話だったんじゃないかっていうような…未来のね、
簡単に説明しちゃうと未来のねプロデューサーがタイムスリップって言うか、
タイムトラベルして20世紀にやってくるんですよ、未来の20何世紀だったかな、
23世紀か、30世紀か忘れちゃったけど、音楽状況がつまんなくて、あきあきして
奥さんがいて、奥さんがタイムトラベルのいろいろ仕事をしてて、で、
昔に行くととにかく有名人にあっちゃうと歴史が変わっちゃうから
小者だったらいいだろうって言う事でそれを見つけてきて
デッカレコードのオーディションを落ちたグループでビートルズっていうのがいて、
あのホントに落ちたんですけどね、で、会いに行くと、で、見たとたんに
「すごい」っていうんで夢中になって買って出て、
したら歴史が変わってってヒットして…っていう話なんですけどね
松:あー
杉:それから未来に向かって「Help」っていうメッセージを送ったり、で、最後にこう、
いろいろあったんですけどその未来から殺人者が来てジョンを殺す…っていうお話…
松:あれ面白かった
杉:自分でもナンかねーそれまでどっちかって言うとやっぱりオノヨーコさんが
ヨーコがいなければビートルズは解散しなかったっていうビートルズファンが
思っているような根拠のない嫉みがあったんだけど、書いてくうちに、あーオノヨーコって、
ジョンにとって、オノヨーコさんってこういう存在だったんだってナンかわかって来たような気がして
好きになっちゃったんです、いろいろありますけどね、ホントにっ…っつーわけで
松:じゃ、私が選びましょうかね、普通選ぶとビートルズの曲選ぶんですけど今日はね、
珍しくこの曲はなんかジョージマーティンが珍しく、ジョンのはあんまりやってないじゃないですか、
ジョージマーティンプロデュースって、ジョージマーティンが弦をつけたのかな、
そういった意味でもちょっと面白いかなと思って「Grow old with me」

杉:これはね
松:これは、あれですよね「アンソロジー」の為にジョージマーティンが
あとでオーケストラ付けたっていうものですけどね
杉:はいはいはい、でもメロディー的にすごいあのーベートーベンっぽいとこあるよね「悲壮」とかね
松:「悲壮」いい曲ですからね
杉:あのージョンってあのすごいベートーベンっぽいとこってあると思うんですよね
松:なんか言ってましたよね、そうすっとポールがモーツアルト…
杉:モーツアルトっぽいとこが…よく僕ね、ホントジョンとポールが会ったってことは
ベートーベンとモーツアルトがバンド組んでるようなもんですごい事だよって
言ってたんですけども
松:それに等しいよね、等しいくらいの…あの2人が会ったっていうのがねー
杉:すごいですよー、えーまぁ僕たちはジョンをはじめビートルズがいなかったらここにはいない…
松:ホント言えますよね
杉:人生変えられましたよね
松:ホントに
杉:ばっちり変えられましたけど、ま、その僕たちなんですけども、僕たちホントに、松尾君と
松:それぞれソロやってますけどね、バンドも…例えば「BOX」
杉:…と言うね―…ビートルズで言えば「リボルバー」辺りの感じで・・・
松:で最近でもまだ…
杉:「Piccadilly Circus」というね
松:いろいろやってますけど
杉:8人組で…ジョンに捧げる曲なんかも書いてたりして…
松:これは去年レコード、CD出たばっかりで…
杉:で、松尾さんも
松:僕も久々のソロっ
杉:ね
松:「Brain Park」というソロアルバムが3月に出ますんで杉君にもちょっと協力してもらってますけど
杉:いやー、もうすごいカッコいいんで
松:聴いてもらいたいですね、ぜひ
杉:でも日本で一番ジョンレノンを感じさせるアーティストは松尾くんで…
松:あっ!!またっ!!今日、おごった、焼肉っ
杉:あ、ホント?
松:(笑)
杉:ライブとか…
松:ライブもたぶんあると思うんですけど、とにかくアルバムの方…杉さん今日あるらしいじゃないですか
杉:今日ね、池袋のサンシャインのプラネタリウムで
松:プラネタリウム得意なんだ、これが
杉:(笑)えーそう
松:あ、プラネタリウムでビートルズを演奏するってことなんですか
杉:僕がゲストなんですけど、ま、何曲か
松:今日行けばいいですね、これ
杉:はい、この辺でじゃ、なんかジョンの曲を弾き語ったりして
松:あ、こんなところにギターが…
杉:あらっ
松:捨ててあるんで…
杉:捨て置いてあるんで…(笑)
松:(笑)ちょっと私たちも一応ミュージシャンですから
杉:ねぇ、やってみましょうかね
松:やりましょうかね
杉:えっと曲は何をやろうかってまた困っちゃうんですけど
松:やっぱ再結成した時の
杉:はいはい、一番新しい
松:再結成って言うかね、再結成したわけじゃないんですけど(笑)再生した曲をね
杉:やってみましょうかね「Real Love」
松:「Real Love」行きましょうか
杉:…ということで杉真理と
松:松尾清憲がお送りしました

「Real Love」


Reported by にあ    



以上、いかがでしたか〜?
お二人のお声が聞こえてくるようでしたね(^^)
にあちゃん、ありがとうございました!

「Real Love」すばらしい演奏でしたぁ〜(はあと)


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