2003.07.17UP 


MUSIC DIRECTOR

Fm Port
(新潟県民エフエム放送・79.0MHz)

2003.07.06 23:00〜25:00


Fm Portの「MUSIC DIRECTOR」にご出演!
松尾さんの第3回放送です!

「松尾清憲のマイ・フェバリット・セレクション その2」として
2時間にわたり松尾さんの選曲&DJで放送されました!



松尾 「はい、松尾清憲です。MUSIC DIRECTOR 3回目の登場になります。前回は、”松尾清憲のマイフェバリット・セレクション その1」と勝手につけましてですね、あれで終わったらシャレになんないと思っておりましたが(笑)、さすが!この番組のリスナーさん。前回も好評でね、やってまいりました。
僕のこの番組の場合はですね、何が飛び出すかわからない!という感じで。一発屋も出ますしね、有名どころから、マニアックなところまで、古いものから新しいものまでいろいろ登場しますよ〜。

この番組はロック・ポップス・AOR・R&Bなど、さまざまな音楽ジャンルに精通したプロフェッショナルな選曲家、その名も『MUSIC DIRECTOR』が、音楽の系譜・ルーツなど、とことん音楽を解説する2時間のプログラムです。
この、”2時間”ってところがイイですね〜。今日の担当は私 松尾清憲です」

<前半>
1. The Boo Radley 「 Wake Up Boo !」(1995年)  最初に登場するのはイギリス・リパプール出身。イギリスでは名が知られたバンドです。

○80年代のエレポップ2曲。
2. Strawberry Switchblade 「 Since Yesterday 」(ふたりのイエスタデイ)(1985年) 女性Duo。イギリスのスコットランド・グラスゴー出身のジルとローズの2人。水玉模様を基調としたサイケなファッション。80年代のエレポップ。日本でもかなりヒットしましたね。

3. Howard Jones 「 New Song 」(1983年)  この当時は1曲まるごとシンセで打ち込みというサウンドは珍しかったですね。しかもポップスですからね。当時、ハワードジョーンズの来日公演に行きました〜。


4. Roxy Music 「 Love is a drug 」(「Siren」1975年) 1972年にデビューアルバムを出したんですけど、ジャケットに驚きましたね〜。ブライアン・フェリーとブライアン・イーノが在籍。回顧的であり未来的、洗練と低俗の相反する要素が同居したサウンドとビジュアルで、ブライアンフェリーというデザイナーによる、立体的なポップアートみたいな感じの音楽でね。
このアルバムジャケットの「ジェリーホール」はブライアン・フェリーと暮らしていたが、それを奪ったのがミック・ジャガーだというエピソードをふまえつつ(笑)聞いてみましょう。

5. Sparks 「 Here in Heaven 」(1974年) スパークスは個人的に入れ込んだバンドでして、ロン・メイル、ラッセル・メイル兄弟を中心に結成されたグループ。ロサンジェルス生まれのアメリカ人なんですね。イギリスに渡り、人気が爆発。ジャケットにもこだわっています。

6. Procol Harum「Pilgrims progress」(1969年) 曲作りには影響されました。キーボード担当のマシューフィッシャーの曲(歌も)。

○新しいところいきましょうかね(「ジョン・ブライオン」プロデュース)
7. Aimee Mann 「How am I different」(1999年) 最近出してるアルバムがなかなか良くてですね、ジョン・ブライオンというアーティストがプロデュースしていて、いい仕事しています。「マグノリア」はエイミーマンの音楽を映画化するというコンセプトのもとに製作されたという。ちなみに、エイミーマンの夫はマイケル・ペン(ショーン・ペンの兄)といって、ミュージシャンなんですけどね。

8. Rufus Wainwright 「Matinee Idol」(1998年) カナダに育ち、まだ20代前半で若いんですけど、いろんな音楽をミックスしていて、詞も面白いんですよ。デビューアルバムから。(OfficialHPでは曲も聴けます) 
「I am Sam」のサウンド・トラックで、エイミーマンとルーファスの歌声を聞くことができます。(松尾さんオススメ)

9. The Pillbugs 「Neo mega quasi ultra super groovy」(2003年) これはですね〜マニアックかもしれません(笑)。アメリカ、オハイオ州の5人組。Pillbugというのは岩山に住む「だんご虫」のことなんですけど、ビートルズ大好きなのでそのへんも意識してるんでしょうね。ジャケットもサイケでビートルズのあのへん好きでしょうねーという感じです。面白いアルバムだと思いましたね。
このアルバムはストレンジデイズレーベルから販売もされています。

10. 松尾清憲 「月のような少女」(2000年) ビートルズ的な曲がアタクシの曲にもいろいろあるんですよ〜。前半最後の曲。デモテープの時はバラードだったんですがそのうちリズムが強くなって。そのうちバッドフィンガーやジョージ・ハリスンじゃないんですが、ボトルネックのギターもいれてビートルズ風に仕上がりました。
(ラジオから流れる松尾さんの曲は格別です〜!感涙)


<後半> 
松尾 「いい曲は時代を超えるということで新旧とりまぜてお送りしておりますがいかがでしょうか。」

11. King Crimson 「風に語りて」(1969年) デビューは1969年ですが、メンバーがいろいろ変わる息の長いプログレバンド。当時ビートルズのアビーロードを抜いて1位になったというデビューアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」より。

12. Kinks「Sunny afternoon」(1966年) 1964年デビュー。キングクリムゾンと同じく今でも活動しています。最もイギリスらしいバンドと呼ばれています。

13. Pretenders「Show me」(1984年) オハイオ出身のクリッシーハインドがボーカル。キンクスの大ファンだったらしくて、レイ・デイビスと結婚。子供もいるそうです。(その後離婚) 1983年頃、キンクスとプリテンダーズのライブを観た思い出がありますけどね。

14. Beach boys「 Good vibration」(1966年) 僕はビートルズと同じくらいビーチボーイズが好きで。クイーンだったら「ボヘミアン・ラプソティ」、ビートルズなら「ストロベリーフィールズ・フォーエバー」「ペニーレーン」に匹敵する名曲ですね。
(テルミンが活躍しております!笑)

15. Van Dyke parks「 Clang of the Yankee Reaper」(1975年) ビーチボーイズの詞を担当するようになる。暗い部分も含めて面白い詞を書くんですよね。「はっぴいえんど」のアルバムにも参加していたんですよね。

○ブライアンウイルソンに影響をうけたバンドとして
16. The Thrills「Santa Cruz」(2003年) モリッシーの前座でデビュー。ブライアン・ウィルソン的なメロディーが顔を出す、面白いバンド。

17. Wondermints 「Tracy Hide 」(1996年) 南カルフォルニア出身。ブライアン・ウィルソンのバックバンドとしてツアーに参加。デビューアルバムではブライアン・ウィルソンがライナーノーツを書いているという。

18 Sailor 「 Girls Girls Girls」(1975年) 時代的には10ccやロキシーミュージックが知名度があがっている頃で、それに比べるとB級的な感じがしますけれどもね(笑)。ルパート・ホームズがプロデュース。

19. The Wonder Stuff 「Welcome to the Chaep Seats」(1991年) 1986年バーミンガムで結成。ギターポップだったのですが、バイオリンやバンジョーを多様したトラッドなサウンドを聞かせるようになってきました。この時代の面白い曲をかけようと思います。


松尾 「今日の”松尾清憲のマイ・フェヴァリット・セレクション その2”もですね、いよいよ終わりが近づいてきましたが、みなさまお楽しみいただけましたでしょうか。2時間、こんなに自分の好きな曲をかけて良いのでしょうか!と思ったりしますけれどもね。その3はあるのか!?(笑)
この番組ではアナタからのメッセージをお待ちしています。ハガキは〒950-8579 Fm Port 「MUSIC DIRECTOR」まで。 FAXは025-240-7900。e-mailは、MUSIC DIRECTORまでです。」
「後半はビーチボーイズ、ブライアン・ウィルソンに影響をうけたバンドなどもお送りいたしましたが、実はですね、私の次のアルバムが発売を控えているのですが、その中で、ブライアン・ウィルソンに今までは影響大!という曲はあえてやらなかったのですが、今回やりましたよ〜。できちゃったという感じですが。今までの松尾清憲とは少し違ったアプローチになるのではないかと思います。楽しみにしていて下さい。」

20. 松尾清憲「雨の日のミセスジョーンズ」(2002年) 鈴木慶一作詞のアコースティックな響きをもったこの曲を最後に。
”松尾清憲マイ・フェバリット・セレクション その3”はあるのか!?あるでしょう、きっと。(笑)


reported by JUNmama  
special thanks to kecotama  
&MATSUO channel☆ 

  



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