2003.09.20UP 


MUSIC DIRECTOR

Fm Port
(新潟県民エフエム放送・79.0MHz)

2003.08.30 23:00〜25:00


Fm Portの「MUSIC DIRECTOR」にご出演!
松尾さんの第4回放送です!

「松尾清憲のマイ・フェバリット・セレクション その3」として
2時間にわたり松尾さんの選曲&DJで放送されました!



はい、お待たせいたしました。わかっております。松尾清憲登場です。(笑)
この番組はロック・ポップス・AOR・R&Bなど、さまざまな音楽ジャンルに精通したプロフェッショナルな選曲家、その名も『MUSIC DIRECTOR』が、音楽の系譜・ルーツなど、とことん音楽を解説する2時間のプログラムです。 今日の担当はそうです、私、松尾清憲です。

<前半>
1.ジョン・レノン 「女は世界の奴隷か?」(1972年)




僕はビートルズ大好きなんですが、まだビートルズのメンバーの曲をかけていませんでした。
フィルスペクターを意識したサウンドですかね。歌の上手さが普通じゃないところがビートルズなんですね。
これからも、ビートルズのほかのメンバーもかけなくちゃね。
★ビートルズの遺伝子を受け継いだアーティストとして
2.ジェリーフィッシュ 「Sebrina,Paste &Plato」(1993年)
アメリカのバンドなんですが、アメリカ・英国よりも
日本で一番人気があるんじゃないかといわれているバンドです。
3.The Dukes of Stratosphear 「 Vanshing Girl」(1987年)


XTCの変名バンド。アンディ・パートリッジが中心人物なんですが、
鈴木さえ子さんがソロアルバムを作ったときにアンディが何曲か
プロディースしたんですよ。
★1970年代のシンガーソングライター
4.ギルバート・オサリバン「 Nothing Rhymed 」(1970年)

アイルランド生まれでイギリス育ち。メロディーメーカー。
ファーストアルバム「himself」が好きでね〜
5. エミット・ローズ「You should be ashamed 」(1970年)



「メリーゴーランド」というバンドを組んでいたのですがね。
「エミットローズ」というアルバムがいいです。
このアルバムは作詞・作曲、演奏も全部エミット・ローズが。松尾さんの友人曰く
「ポールより、ポールっぽい!」
6.World Party 「 What is love all about ?」(1993年)


ビートルズの影響をうけてますかね。
カール・ウォリンジャーがウォーター・ボーイズを解散して作ったグループ。
ソロプロジェクト的な雰囲気もあるのですが。職人肌の創り上げる英国ポップという感じ。
7. Ceremony 「 Goodbye Sunshine 」(1991年)

なかなか手にはいらないアルバムですよ。プロデュースはマークハドソン。
ジェフ・リン的な音楽で、いいんですよ、これが。
★新しい出たばかりのアルバム
8. Fountains of Wayne 「 Fire Island 」(2003年)


このバンドが気になったきっかけは「すべてをあなたに」という映画なんです。
トム・ハンクス脚本・監督・主演。 それから4年ぶりのアルバム。
ビートが多いなか、この曲はジョン・レノン風のバラード。
9. Kim Fox 「 Something just as good 」(2003年)

いいですよ、この人。多分日本ではほとんど知られてないかもしれませんが。
ジェリーフィッシュのロジャー・マニング、ジョン・ブライオンも参加。
★1960年代にいってみます
10. Beach Boys 「 Surf’s Up」(1971年)


夏といえばビーチボーイズでしょう。僕はビーチボーイスも好きでね。
「ペットサウンド」の次に出るはずだったアルバムの中心的存在の曲で、
ブライアンならではのきれいなメロディー。
11.Walker Brothers 「 Make it easy on yourself 」
   (1965年)


アメリカ人なんだけど、イギリスに行って売れたという。
以前紹介したスパークスもそうでした。バートバカラックの作品です。
当時すごい人気でね、福岡に観に行きましたよ。
スコット・ウォーカーのボーカルが素晴らしくて、ソロアルバムも集めました。
12. 松尾清憲「憂鬱という名の雨」(2000年)

はい、前半最後の曲は、アタクシの曲。


<後半>
★ロイ・ウッドのバンドを紹介
1. Move 「Blackberry Way 」(1968年)





このアーティストはまだ紹介していなかった。俺がバカだった!そういうことはないか(笑)
ロイウッドはすごいメロディ・メーカーなんですけど。ビートルズ的流れの曲を書くと思えば、
イギリスの大滝詠一と言われるフィルスペクターサウンドになったり、
ひとつの枠にはまらないアーティストで、そこがまた好きなんですけどね。
イギリスでは爆発的人気なんですけど、アメリカではそれほどでもないという。
2. Wizzard「 See My Baby Jive 」(1973年)


ぶあついサウンドで、大編成のバンド。
歌舞伎のようなメイクでステージに立っていたんですけれども。
イギリスNo.1になった曲。
★レニー・クラビッツ繋がりで
3. レニークラビッツ「I build this garden for us」(1989年)

デビューアルバムは宅録で、ビートルズのジョン・レノンの雰囲気があるいいアルバム。
24歳でデビュー。
4. ヴァネッサ・パラディ 「 Be my baby 」(1992年)


フランスでは人気のある女優でもありシンガーでもあるんですが、
この頃はレニークラビッツの恋人で、アルバムまるごとプロデュースしています。
最近知ったのですが、ジョニー・ディップと結婚して子供もいるんですね。
5. Be Bop Deluxe 「 Made in heaven 」(1975年)


マニアックなバンドといってもいいのではないでしょうか。
当時はモダンポップなんて言われていました。
ロイ・トーマスベイカーがプロデュースした2枚目のアルバムから。
6. Steve Harley & Cockney Rebel 
  「Best years of our lives 」
 (1977年)

このバンドもそれほどメジャーじゃないですよね。
イギリスではグラムロックが全盛の頃でしたが、
胸きゅんなメロディーを作り、音程があやういところがデカダンスな感じで。
7. Traveling Wilburys 「New Blue Moon 」(1990年)


スーパーバンドですね、メンバーがすごい。
ボブ・ディラン、トム・ペディ、ジェフ・リン、ジョージ・ハリソン、ロイ・オービソン。
ジェフ・リンがとりまとめたんでしょうかね、すごい人ですね。
8. ロージー・ヴェラ 「Interlude」(1986年)

ジェフ・リンつながりで、最近のジェフのアルバムでコーラスに参加している女性。
70年代の終わりにはポップアーティストのピーター・マックスとつきあっていたそうです。
9. Divine Comedy 「Perfect Lovesong 」(2003年)





以前にも登場したんですが、新譜が出たのでかけたいと思います。
アイルランド出身・牧師の息子ニール・ハノン率いるディバイン・コメディ。
この曲の詞に”君の愛をおくれ。そうすれば僕は完全無欠のラブソングを君に贈ろう。
ステキなビートルズ風のベースラインと、すごくいかしたビーチボーイズ風のサウンドの曲を”

とありまして、これをかけなきゃねぇ。曲もいいんですよ。
はい、松尾清憲の今日の「MUSIC DIRECTOR」ですね、また好きな曲ばかりかけて、これで良いんでしょうか!と思いながら進めてきました。
ハガキ紹介。(阿部みどりさん、S.Sさん、H.Mさん)

今日もいかがでしたでしょうか。
この番組ではアナタからのメッセージをお待ちしています。ハガキは〒950-8579 Fm Port 「MUSIC DIRECTOR」まで。 FAXは025-240-7900。e-mailは、music@fmport.comまでです。

最後の曲は松尾清憲のプラトニック・ラブソング 「ふたつの片想い」(1986年)でお別れしたいと思います。それでは、また!

reported by JUNmama  
special thanks to MATSUO channel  
 

  



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