2003.12.11UP 


MUSIC DIRECTOR

Fm Port
(新潟県民エフエム放送・79.0MHz)

2003.11.16 23:00〜25:00


Fm Portの「MUSIC DIRECTOR」にご出演!
松尾さんの第7回放送です!

「松尾清憲のマイ・フェバリット・セレクション その6」として
2時間にわたり松尾さんの選曲&DJで放送されました!



はい、おまたせいたしました!ほんとに。きてます!(笑) 今月も松尾、きてますよ〜。個人的にですね、いろんな、レコーディングしてたのがですね、年末年始に出るんで、きてますね〜アタクシ(笑)。がんばります。今日もいろんな曲、用意しております。
この番組はロック・ポップス・AOR・R&Bなど、さまざまな音楽ジャンルに精通したプロフェッショナルな選曲家、その名も『MUSIC DIRECTOR』が、音楽の系譜・ルーツなど、とことん音楽を解説する2時間のプログラムです。 お相手は私、松尾清憲!

<前半>
1. Bernard Butler 「 Not Alone 」(1998年)

今日の1曲目は、以前イギリスのバンド・スウェードをかけましたけどね、初期のスウェードメンバーだった、バーナード・バトラーが、ソロ・アルバムを出したんですけど、その中の一曲をかけましょう。
スウェードといえば、最近、シングルを集めたCDも出て人気なんですよね。
バーナードのギターはもちろんいいんですが、今回ボーカル初挑戦ですが、イケますよね〜。
2. Owsley 「 Oh No the Radio 」(1999年)



来日もしました。オーズリー。ほおずりーじゃないですよ。(笑)
アメリカのアラバマ州出身で、一人ユニットなんですけどね。日本のジェリーフィッシュ好みの人たちに人気。来日した時は、ゴメス・ザ・ヒットマンが前座をやったりしました。
友人がライブを観に行ったのですが、ギターは上手いし、ボーカルも上手くてびっくりしたそうです。
次のアルバムが待ち遠しいです。
3. Dodgy 「 So Let Me Go Far 」(1994年)



イギリスのバンド。90年にロンドンで結成される。
キンクス、ビートルズのルーツが感じられます。
98年にボーカルが抜けてしまうのですが、さっきかけたBernard Butlerのバックをやったりしました。
今回かけるアルバムのプロデューサーはイアン・ブロディ。この人もいいんですよ。まだかけてませんが。
★ゾンビーズ(アージェント)繋がりで
4. The Zombies 「 Tell Her No 」(1965年)


ゾンビーズの曲は、日本のGS、カービナーズの「好きさ、好きさ、好きさ」で大ヒットしたので知ってる人も多いんじゃないかな。
このゾンビーズは、間奏にキーボードとか使って、ちょっとジャズっぽいフレーズとかが他のバンドと違っているんですよね。
5. Argent 「 God Gave Rock And Roll To You 」(1972年)



ゾンビーズの中心人物、Argent。この曲はシングル発売されたのですが、その後KISSがカバーして大ヒット。
今日はアルバム・ヴァージョンをかけます。これが、いいんですよ。
75年にサーカスというすごいアルバムがあるんですけどね、まだCD化されていないので望みます。はい。
★オーケストラ・ルナ繋がり
6. Orchestra Luna 「 Were You Dancin’ On Paper 」(1974年)








アナログでしか手にはいらなかった名盤が、だんだんとCD化されてますよね。
このアルバムは、よくCD化されたなーと驚いているんですけれども。
何故このバンドを知っているかというと、ロキシー・ミュージックがコメントでアメリカで一番気に入ってるバンドと書いてあったんです。
日本盤も出る予定だったんですけどね、覚えているんですよ、日本タイトルは「月よりの使者」。でも、発売されなかったんですよ、これが。
ロキシー・ミュージックの前座をやってたりして、ニューヨークでは結構話題になっていたんですよ。本当にこの一枚で終わったんですけど。
この曲をかけるアーティストは僕くらいでしょけどね。
ボストンのバンドで、リチャードはボストンで今でもミュージシャンとしてやっているという情報がはいっています。
7. Rupert Holmes 「 Widescreen 」(1974年)




オーケストラ・ルナをプロデュースしたのがルパート・ホームズ。
イギリス生まれのニューヨーク育ち。
バーバラ・ストライザントをプロデュースして有名になりましたね。
1979年彼のアルバム「エスケイプ」がヒットしましたからね、知ってる人もいるでしょう。
1970年代前半、僕の好きなセイラー、スパークスなどのプロデュースもしてるんですよ。
8. Bleu 「 Could Be Worse 」(2003年)




今日かける中では一番新しいかな。メジャーデビューしたばかり。
ボストン出身の26歳。ルックスはぱっと見たところ尾崎紀世彦かと思いましたけどね、もみあげが(笑)。
スパイダーマンのサントラに1曲はいってたりして、そこから人気が出てきました。
ジェリーフィッシュのアンディー・スターマンとの知り合いで、彼との共作があるので
今日はそれをかけたいと思います。シングルカットにもなってます。
9. EELS 「 Fresh Feeling 」(2001年)

バージニア出身の3人組。
なかなか個性的な音。4枚目のアルバムから。
10. ピカデリーサーカス「 Stranger In Your Eyes 」(2003年)





さて、ここでメールを読みたいと思います。山○順子さん。
「12月10日にピカデリーサーカス「Summer of Love」が発売になりますが、MUSIC DIRECTORでもいち早くかけて下さい」とのこと。
知ってますねー。今シチューのコマーシャルで名前も出てますから、聴いた人もいると思います。今日はこの曲をかけようとも思ったのですが、
ディレクターが「松尾さんがリードボーカルをとったのをかけましょう」ということになりまして、この曲。
11. Tracey Ullman 「夢見るトレイシー( They Don’t Know) 」(1984年)

イギリスの女性アーティスト。
日本でも結構ヒットしましたね。

<後半>
「松尾清憲のマイ・フェバリット・セレクション その6」。いいんでしょうか、こんなに好きな曲かけて。そのうえ、自分の曲までかけちゃったりして(笑)。
12月10日発売ピカデリーサーカス「Summer of Love」、よろしくお願いいたします。

1. Focus 「 Tommy 」(1971年)






この時間は、このごろ、プログレッシブをかけてますけれども。
日本にはプログレファンが結構いるんですよ、これが。僕もプログレは好きですけれども。
今日は紹介しましょう。フォーカス。オランダ出身のバンド。
いきなり、メロトロンが寂しげで好きなんですけど。
ストレンジ・デイズの編集長の岩本さんが持ってるメロトロンが、このフォーカスのだったという話があるんですよ。
はっきりした証明書があるわけじゃないんですけどね(笑)。
僕も1月に発売される「SPIN」のレコーディングに使わせてもらったんですよ。
2. ビョーク 「 I’ve Seen All 」(2000年)






まだ紹介していませんでした。このかたはアイルランド出身で、シュガーキューブスのボーカル。
その後ソロになったのですが。
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の主役だったんですよ。
カンヌ映画祭で主演女優賞も受賞したアクターでもあります。
列車に乗るシーンで歌われるんですが、
ここでは、レディオ・ヘッドのトム・ヨークとデュエットしています。なかなか貴重なバージョン。
3. Nicky Hopkins 「 Waiting For The Band 」(1973年)



ジョン・レノン「イマジン」のセッションピアニスト。
イギリス生まれ。メロディアスなフレーズがいいんです。
ジョージ・ハリスンを敬愛していて、このアルバムには、ジョージ・オハラとして、ジョージも参加しています。
4. Roger Nichols And The Small Circle Of Friend「 Don’t Take Your Time 」(1967年)



ロジャー・ニコルスといえば、ポール・ウィリアムスとソングライターコンビで、
カーペンターズ「雨の日と日曜日」などでもかなり有名でが、
その前に、アーティストとしてアルバムを出してたんです。
この曲は、今聴いてもコードワークとか、いい曲だなと思います。
★ビートルズのカヴァー
5. New Musik 「 All You Need is Love 」(1982年)



以前紹介したマリ・ウィルソンやネイキッド・アイズのプロデューサーで有名なトニー・マンスフィールドが作っていたイギリスのバンド。
3枚目のアルバムから。変わったカヴァーやっているので。
だんだんエレクトロニックなアルバムに変わっていったのは、YMOの影響だったとか。
6. Sparks 「 抱きしめたい 」(1976年)




スパークス。アメリカの兄弟なんですが、成功したのはイギリス。
イギリスに認められた兄弟なんですが。
この曲のプロデューサーが先ほどの、「ルパート・ホームズ」!
ちゃんと考えてるでしょ、アタシも。と、繋がってるんですが。
この曲も原曲と全然違うんですが、これがまた面白いんですが。
★ブラッド・ジョーンズ繋がり
7. Brad Jones 「 The Blunderbuss」(1997年)






プロデューサーとして結構知られていて、
たとえば、スワンダイブとかシャザン、ホリーズのトリビュートアルバムとかありますね。
アメリカのナッシュビルを拠点に活躍している、ミュージシャンでありプロデューサーでもあるんですけど。
1995年には、マーシャル・クレンショウのライブにベーシストとして来日しました。
1996年発売された「ギルトフレイク」が、イギリスの音楽雑誌年間最優秀パワーポップアルバムに選ばれたという!
なのに、その後、全然アルバムを出していないという。もったいないですねー
8. Imperal Drag 「 The Man In The Moon 」(1996年)



ブラッド・ジョーンズがプロデュースしたアルバム。
アメリカ人でビートルズが好きなんだろうな〜とわかるんですが。インペリアル・ドラッグ。
ジェリーフィッシュのロジャー・マニングが結成したバンドなんですよ。
ギターサウンドを中心としたバンドですね。
9. Prefab Sprout 「 We Let The Stars Go 」(1990年)





いろいろアルバムが出てますが、僕はこの曲が一番好きなんですよ。
1990年年間最優秀アルバムにもなったという。
プロデュースがなんと、トーマス・ドルビー。
ナイーヴなメロディーがいいですよね〜。
イングランド北東部のニューカッスル出身。
デビューはエルビス・コステロが気にいって、それがきっかけになったそうです。
10. 松尾清憲 「 心が星空になりますように 」(2002年)



以前、ストレンジ・デイズという雑誌に付録として作った曲です。
松尾清憲ボックスにもこの曲はリマスタリングして収録されるのですが、ネットオンリーで販売されますので興味のあるかたは、ネットで検索してみて下さい。
(ストレンジ・デイズHPはこちら
11. Swan Dive 「 Words 」(1997年)

ブラッド・ジョーンズ繋がりで。
スワン・ダイブの曲でお別れです。

今日のお相手は、そうです、ここのところ、どんどんきてます、松尾清憲でした。どうも。

reported by JUNmama  
special thanks to MATSUOchannel☆  
 

  



感想を書く        戻る