2004.02.02UP 


「杉真理 POP'N ROLL」

「SPIN」紹介コメント

Fm Port

2004.01.31(sat) 19:00〜23:00




杉真理のPOP’N ROLL 【Pick&Roll】

杉「今夜、PickUpするのは松尾清憲 『SPIN』」

カナちゃん(以下カ)「来た来た来た来たキタローッ(目玉親父で)」

杉「これ、松尾さん、得意のフレーズなんですよ。結構、得意なんですよ『キタローッ』(目玉親父で)」

カ「(笑)そうなんですか」

杉「出たばっかりのアルバムですけどねー。
いやー、松尾清憲さんってのは本当に日本の中でも変わってるって言うかもう、松尾清憲しか居ないようなミュージシャンなんですよね。
まっ、AB型ですし(笑)。あのー、僕とは本当に長い付き合いですけども、すごく家族付き合いしてるんですけども松尾さんの秘密のところっていっぱいあって松尾さんってこういう時どうするんだろう。どういう風にしてんのかなとか、わかんないとこいっぱい謎を持っている人なんですよ。」

カ「でも、音楽を聴いてもすごくミステリアスな感じがするのに、かと思えばミュージックデレクターとか聴いてたら『はい、どーもどーもどーも(調子いい感じで)』みたいな。」

杉「『きてます。きてますよ。確実に(こちらも調子いい感じで)』とかね、叩き売りみたいなね。なんか、僕と曲、作ってても【ホメの助ホメ太郎】じゃ、ないですか。そんな感じですよ。人にお勧めするときも『奥様、ホント何だったら曲、作りましょうか?(やっぱり、調子いい感じで)』みたいな感じさえ、うかがえるようなところがあったりする、あの…」

カ「すごいクールな部分、二枚目なとこと三枚目なとこと、すごい、こう…」

杉「極端ですよねー」

カ「極端ですよねー。ホントに」

杉「本当に彼は、音楽なんかでもマニアックで詳しいし、それから独特の世界を持っていて映画なんかも、すごいいっぱい観てんの。
なんだけど、メジャーなヒットしてるヤツとかぜんぜん興味なかったりするわけ。あの、タイタニックなんてぜんぜん興味無いクチ。」

カ「そんな、彼から出てくる音ってのは松尾さんのフィルターを漉して出てくる音だから抽出されるものはそれはそれはもう」

杉「変わってますよー」

カ「オンリー・ワンな感じですよね」

杉「松尾清憲は本当にオンリー・ワンな感じなんですけども、実はこの『SPIN』というアルバム、ピカデリーサーカスのアルバムの前にレコーディングしてたんですよ。
で、ピカデリーサーカスの話が来たときに松尾さんだけ、それ取り掛かりだったんで松尾さんが終わるのを待って、ピカデリーを作り始めたんです。
だから、ピカデリーサーカスのアルバムの前にもう、出来ていたアルバムだったんです。
で、まぁ聴いてもらいたいんですけども、もちろん、松尾清憲さんはブリティッシュロック大好きですけども、ビーチボーイズも詳しいの。
すんごい詳しいの、ブライアン・ウィルソンとか。で、このアルバムに入っている『SUNFLOWER』とかは曲調がコロコロ変わって
言ってみれば「♪グッド・バイブレーション」とかテンポも変わるし、でもどっか不思議さが続いてるみたいな何か、現実的じゃない夢の世界。
それをパーツはすごくPOPなもので作ってるという感じがします。と、言うことでまず『SPIN』の中から『SUNFLOWER』」

♪SUNFLOWER


杉「この音楽空間っていうのかなー、あれはなかなか松尾さんでないと作れない」

カ「なんか、こう映像とかも一緒に作ったら、本当に映画好きだって言ってましたけど出来そうですよね。」

杉「音が結構、映像的でしたよね。松尾さんてね…すごい…大人ですよね」

カ「え?(笑)」

杉「(笑)大人。ホント、いい意味ですごくクールで、その上ですごく子供ですよね(笑)」

カ「なんかこう、不思議な空間に入った完璧に他と遮断されちゃうっていうか、中世ヨーロッパていうのがンープンープ(笑)」

杉「なんか、トラディッショナルじゃ…ないな。こう伝統的なものも感じるじゃないですか。松尾さんはね。
いつもね、ぼくピカデリーサーカスやボックスやなんかで一緒にやってて価値基準いろいろあるじゃないですか。
なんていうのかなー。派手とか地味、新しい、古い。それから、明るい、暗い。そういうののある中で1番松尾さんが気にするのは古臭いものは嫌なのね。
もちろん、レトロなものを素材を使っても、ものすごく新しく感じるものにすごい魅力を感じる。
だから、やってて古臭いなって感じると松尾さんがちょっと、これ古臭いなって思う瞬間が判る…周りも。
そうすると、それは排除していってそっちじゃない道を行くみたいな、そういう嗅覚がすごい優れているというか独特のものを持ってますね。」

カ「常に進んでるって感じですね」

杉「だからね、やっぱりね、松尾さんの出してるアルバムって、どれ聴いてもね古くないの。だから、賞味期限が長い、腐らないんじゃないかな(笑)と思いますよ」

カ「なるほどね。なんか、自分の中に持っているコレってものがしっかりしてるんですよね。」

杉「そうそうそう」

カ「なんか、時代のいろいろなものとは関係なく自分の時空で行っちゃってる」

杉「そうですよね。だから、一緒にやってると松尾さんのどうでもいいところっていうか、わりと…ガチガチしてるだけだったら付き合いづらいんだけど、そうじゃなくて『あ、こっちも良いですねー、あ、こっちも良いですねー』ってとこもいっぱいあるのね。『どっちが良いですか』『いやー、どっちも良いですねー』(笑)
『どっちも良いですねー』と言う時ともう、聞くまでも無いって時と、そんな松尾さんにAとBどっちがなんて、もう失礼にあたるぞ。頭が高い!みたいな時があるんですよ(笑)。そん時は聞かないでもう、『当然、Bですよね』って」

カ「なるほどねー。」

杉「はっきりしてますよね、AB型。と、いうことでこのSPINの中、いろんな人が参加してますけど、僕もコーラスで最後のほうだったんですけども呼ばれて。ちょっと短い曲だったんですけども、何かそれからまたピカデリーに入っていったんで。
何となくこの曲から、ピカデリーに入っていったような僕の印象がちょっとある曲を聴いてみましょう。『彼女はブルーをワイプアウトする』

♪彼女はブルーをワイプアウトする


(放送は続きます。「杉真理 POP'N ROLL」Fm Port(新潟)にて毎週土曜日19:00〜23:00までの4時間生放送!!)



Reported by MAKIKO  
Produced by junmama  
special thanks to MAKIKO☆  
 



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