2004.04.20UP 


MUSIC DIRECTOR

Fm Port
(新潟県民エフエム放送・79.0MHz)

2004.03.20 23:00〜25:00


Fm Portの「MUSIC DIRECTOR」にご出演!
松尾さんの第11回放送です!

「松尾清憲のマイ・フェバリット・コレクション その10」として
2時間にわたり松尾さんの選曲&DJで放送されました!



はい!ということで、松尾清憲。きてます、いろんなものがきてますねー(笑)
今日は「マイ・フェバリット・コレクション」その10ですよ、あなた!実際には「マイ・フェバリット・コレクション」と名づける前に1本やってるんで11回目という。
すごいですね〜ほんとに。雨の日もありました、暑い日もありました、ほんとに。ずいぶん曲をかけたということでね、振り返るとほんとにもう、思わず胸が熱くなって、泣くことないじゃないか。って感じで。今日もね、用意してますよー、まだまだ。いいですかー?用意は。

この番組はロック・ポップス・AOR・R&Bなど、さまざまな音楽ジャンルに精通したプロフェッショナルな選曲家、その名も『MUSIC DIRECTOR』が、音楽の系譜・ルーツなど、とことん音楽を解説する2時間のプログラムです。 今日の担当は、アタクシ、松尾清憲。マイ・フェバリット・コレクション その10ですね。

<前半>
1. New Radicals「You Get What You Give 」(1998年)




さて、今日の1曲目は。
ミシガン州生まれのグレック・アンダーソンの一人ユニットなんですが、
「君の中に音楽がある。あきらめちゃだめだ。君には生きていく理由があるんだ」
と熱く歌いかけるこの曲。
アルバム「Maybe You've Been Brainwashed」からシングル・カットの曲。
☆父子の聴き比べ
2. クリストファー・ホーランド「サマーガール」(2004年)








ゲットしたばかりのアルバムから。
イギリスのバンド「スクイーズ」のキーボード”ジュールズ・ホーランド”。
彼のもう一つの顔はBBCの人気番組、「レイターウイズ・ジュールズ・ホーランド」の
司会者としてむしろ、こちらの方が有名で、イギリスでは国民的に人気が高くてね。
この人の息子がアルバムを出したんです。これがまたまたいいんですよ。
アルバム「ブラザーサン・シスタームーン」から。
3. Jools Holland & His Rhythm & Blues Orchestra 「 Tempted 」(1997年)


スクイーズの名曲「Tempted」を自分のボーカルで歌っています。
アルバム「Lift The Lid 」から。
父と息子の声を聴き比べてみたいと思います。
いいですねー。親子でロックしているのがカッコイイですね。
☆60年代、SUMMER OF LOVEの時代
4. ハーマンズ・ハーミッツ「 Leaning On A Lamp Post 」(1966年)






1967年に出た曲を紹介
リドリースコット監督の「マジェスティック・マン」(主演:ニコラス・ケイジ)が
意外と面白くてね。その中で、カヴァーされて歌われてた曲。
ハーマンズハーミッツはマンチェスター出身の5人組。
セッション・プレーヤーとして、ジミー・ペイジも加わっていたとか。
主演映画の挿入歌。
5. Traffic 「 Hole In my Shoe 」(1967年)




60年代後半では、過小評価されているバンドではないかといわれています。
スペンサー・デイヴィス・グループを脱退したスティーヴ・ウィンウッドが
、デイヴ・メイスンらと新たに作ったバンド。
Summer of Loveにシングル2枚を出した中の1曲です。
☆アメリカの70年代のバンド
6. BLONDIE「Atomic 」(銀河のアトミック)(1979年)


女性ボーカルのデブラ・ハリー。
「コール・ミー」などで第1位になりました。
1999年に復活しました。
7. Talking Heads「 サイコキラー」(1977年)






デビューアルバム「サイコ・キラー'77」から。
ブライアン・イーノは、彼らの才能に惚れ込み、自らプロデューサーをかって出たそうです。
1984年の頃、「ストップ・メイキング・センス」というドキュメンタリー映画を作って
なかなか見ごたえがありましたね。
「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミが監督。
☆アメリカのアーティスト
8. マイケル・ペン「 Lucky One 」(2000年)



奥さんがエイミーマン。ショーン・ペンのお兄さん。
「MP4」というアルバムから。
かなりビートルズが好きなんでしょうね。サウンドを聴けばわかります。
プロデューサーがジョン・ブライオン。
9. ジョン・ブライオン「 Trouble 」(2000年)





そのプロデューサー。最近は映画音楽も担当してるんですが(マグノリア)
ミュージシャンで、歌うんですよ。今のところはこれ1枚かな。
ソロ・アルバム「MEANINGLESS」から。曲もいいんですよ。




10. 松尾清憲「デンジャラス・ゾーン」(2004年)





7枚目のソロ・アルバム「SPIN」から紹介したいと思います。
ここのところずっと、キーボードを担当している小泉信彦君が
今回のアルバムでも、一緒にアレンジもやっておりますけれども
彼のピアノ大活躍の曲。
挑発的なストリングスをイメージして、間奏を聴いていただくと
面白いんじゃないかと思うのですが。
11. ニック・ヘイワード「 Over The Weekend 」(1985年)



 
80年代のイギリスの音。
最初は「ヘアカット100」(1980年結成)でリードボーカル、曲も作ってましたが
1983年に脱退してソロ活動する。
シングルカットの曲です。

<後半>

1. エマーソン,レイク&パーマー「 From The Bigining 」(1972年)



このバンドは日本でも人気ありましたねー。デビューが1970年。
キース・エマーソン(Key)、グレッグ・レイク(B、キング・クリムゾン)、
カール・パーマー(Dr)。
グレッグ・レイクのボーカル。(わりとおとなしめの曲)
2. ケミカルブラザーズ「 Let forever Be」(1999年)





マンチェスターの大学在学中に結成。
トム・ローランズとエド・シモンズによるユニット。
いろんなアーティストとの交流もある。
ノエル・ギャラガー(オアシス)がボーカル。
2枚目のアルバム「Surrender」から。
「Tomorrow Never Knows」を彷彿させる曲です。
3. ビートルズ「Tomorrow Never Knows 」(1966年)




そこで、聴き比べてみようと、次にかけてみます。
ジョンが作った最初のサイケデリック・ソングといわれている曲。
いろんなエフェクトがはいってます。
お経の大合唱を入れたかったというのは有名ですね。
「リボルバー」の中の1曲。

4. クリス・レインボウ「 Dear Brian 」(1978年)









イギリスのブライアン・ウィルソンとも言われていますけれどもね。
3枚のアルバムが出てるんですが、なかなかCD化されませんでしたね。
緻密なコーラスワークが特徴。スコットランド・グラスゴー出身。
最初はフリーのデザイナーで25歳までやっていたのですが、
音楽への熱い想いでデモテープを作ってデビュー。
「ルッキング・オーバー・マイ・ショルダー」というアルバムの中の曲。
「Brian」というのは、もちろん、ブライアン・ウィルソンのことなんですけど。
組曲風になってて、波の音もはいったりしています。
僕の組曲風の曲「Sunflower」と聴き比べてみるのも面白いかもしれませんね。
☆新しいアルバム
5. コートニー・ラヴ 「 Mono 」(2004年)





サンフランシスコ生まれ。ニルバーナのカート・コバーンの奥さん。
女優もやってるし「ホール」というバンドを作ったりしていました。
そのコートニー・ラブのバージン移籍第1弾のソロ・アルバム
「アメリカズ・スウィート・ハート」から。
これがですね、ノイジーなサウンドと迫力のボーカルで、思いっきりのいい
ガツンとくるという感じですね。
6. Candy Butchers「 What To Do With Michael」(2004年)



アメリカのバンドなんですが、これからの注目株。
「They Might Be Giants」、「ファウンテインズ・オブ・ウェイン」とも
交流があるという。なかなかポップでね。
アルバム「Hang On Mike」から。
☆ホーム・レコーディングされた作品(イギリス)
7. アンディ・パートリッジ「 My Train Is Coming 」(2003年)




XTCの中心人物アンディの秘蔵デモトラック集が発売されていて
これがなかなか面白いんです。
「Fuzzy Warbles Vol.3」の中の曲。
映画音楽として書いたのがボツになったのですが、本人としては
かなり気に入っていたのでしょうね、1曲目に収録されています。
8. ピート・ハム「 Catherine Cares 」(1997年)





ピート・ハムといえば、知ってますよね、バッドフィンガー。
75年に自殺してしまったのですが。
ホーム・レコーディングしていたテープを娘が持ってまして
それが作品になったという。アルバム「セブン・パーク・アベニュー」から。
この後、もう1枚出たんですけどね。
とてもいい曲です。
どちらもビートルズ度高いですね。
☆ある意味親子対決。
9. Glen Campbell「 By The Time I Get To Phenix 」(1968年)








お父さんの方から。
ジミー・ウェッブといえば、アメリカのソングライターとして非常に名が売れていますね。
当時はヤング・バートバカラックと呼ばれていたりしました。
もともと、ジョニーリバースに曲を書いて、その後The 5th Dimensionの
3枚目シングル「Up, Up and Away」が大ヒットしまして。
その後、Glen Campbell「恋のフェニックス」(邦題)が大ヒット。
その年のグラミー賞をとってますからね。
それ以外にもリチャード・ハリスの「MacArthur Park」とか有名。
10. The Webb Brothers 「 Sour Grass 」(1999年)



ジミー・ウェッブの息子2人が組んだバンド。
わかりやすいですねー。1枚目のアルバムの中から。
この親子の曲調は全く違いますね。
アメリカ人ですが、ブリティッシュテイストのある曲ですね。

☆ここでメールが来ております。
JUNままさんから質問:「MUSIC DIRECTOR」でかけるCDは松尾さんがご自宅からどーんと持って来たりするのでしょうか?

そうですね、基本的には自宅から持ってきますよ。これが重いんですよ、結構。そのほかには、友達から借りたり、音楽雑誌の編集部や
この番組のディレクターから強引に借りたり、そんなことして、大変なんですよー持ってくるの。(笑)

「松尾清憲マイ・フェバリット・コレクション その10」ですからね、まだまだがんばりますよー。

11.松尾清憲「彼女はブルーをワイプアウトする」 (2004年)




「SPIN」が発売されたばかりですからね、プロモート強化月間ということで
かけてますけれども。
非常に短い曲ですが、タイトルは長いですよー。
今回のアルバムの中ではポールマッカートニー・タッチといいますか
レコーディングにはいってから作った曲なんですが
コード進行とか面白いんじゃないかと思っております。
12. ト ット・テイラー「 Show People 」(1988年)









以前かけました、マリ・ウィルソンも歌がすごく上手いんですけれども、
トット・テイラーは、インディペンド・レーベル「コンパクト・オーガニゼーション」を
設立した人なんですよ。
もちろん自らは作曲家でシンガーでもあるんですが。
無名のシンガーをどんどん世に送り出したという。
「コンパクト・オーガニゼーション」のアーティストは、日本にもファンが多いんですよ。
トットの曲には非常にユニークな曲が多いです。
今日は「メンズウェア」というアルバムから。


ということで、お相手は松尾清憲でした。それでは、また、次回!

reported by JUNmama  
special thanks to MATSUOchannel☆  
 

  



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