golden__wire さん監修 STINGの別バージョン ENGLISH PAGE  はじめに

『THE DREAM OF THE BLUE TURTLES』

If You Love Somebody Set Them Free (オリジナル・ヴァージョン 4:14)
1. Torch Song mix (4:52) 当時I.R.S.に所属していたウィリアム・オービットによるミックス。 彼が当時活動していたユニット名がTorch Songだった事から、このミックス名が付いたと思われるが、実際はリミックスというよりは全くの別テイクである。 スティングは当初ソロ活動はウィリアムと組む予定で一緒にスタジオ入りしたが、結局うまくいかず彼と別れ、その後ブルー・タートル・バンドを結成したと言われる。 つまりこのヴァージョンは「Set Them Free」、ひいてはスティングのソロ活動における最も古いデモのようなものとしても捉えられる。 もしブルー・タートル・バンドでなくウィリアムと組んでいたらどうなっていたかを考える上でも興味深い音源である。サビのヴォーカルのメロディは通常のヴァージョンとは異なっているが、ライブではよく1コーラス目にこのパターンを使う事が多い。
12インチ「If You Love Somebody Set Them Free」(‘85)に収録。
2. promo edit (3:01) 通常のヴァージョンと同じだが、アルバム・ヴァージョンより1分以上早めにフェード・アウトする。 アルゼンチン盤プロモ7インチ「If You Love Somebody Set Them Free」(‘85)に収録。
3. "Jellybean" remix (7" mix) (4:18)

4."Jellybean" remix (dance mix) (8:00)

当時マドンナのボーイ・フレンドとしても有名だった売れっ子リミキサー、ジェリービーンによるミックス。一般的に知られているのは4.の長いダンス・ミックスの方で、前述の12インチ「If You Love Somebody Set Them Free」(‘85)、及び英・独マキシCD「Englishman In New York ? The Ben Liebrand Mix」(‘90)等に収録された。 ところがこのジェリービーン・ミックスは、通常のヴァージョンと同じサイズに編集した3.も存在し(曲の出だしも通常のヴァージョンにならっている)、アメリカでのみひっそりと7インチシングル(AM 2765)で紹介されていた。 この7インチはプロモ盤も存在し、両面にこの3.が収録されている。
5. Soulpower radio mix (4:34)

6. Soulpower mix (7:00)

7. Soulpower mix instrumental (5:38)8. Soulpower radio house mix (4:51)

9. Soulpower house mix (8:15)

10. Soulpower house mix instrumental (8:15)

11. Soulpower hip hop mix (5:38)

12.Soulpower deep dub (8:19)

御覧のように、レギュラーのSoulpowerミックスとハウス・ミックスに各々ショート、ロング、インストの3種類が存在し、計6種、それにヒップホップ・ミックスとダブを加えると合計8種になる訳です。
これらは全て94年のシングル「When We Dance」のカップリングとしてリリースされましたが、以下にその収録源を記しておきます。まず、英盤マキシ(580 859-2)に6.、digipak版の(580 861-2)に5.11.12.が収録され、次いで独盤のマキシ(580 846-2)や米盤12インチ(31458 0871-1)に9.が収録されました。残るは7.8.10ですが、これらは、米盤プロモ2枚組12インチ(314588380-1)にしか収録されていません。これら以外のシングルでも各々どれかのミックスを収録していますが、上記の組み合わせが一番ダブらない揃え方と考えられます。
13.Brothers In Rhythm edit (4:17)

14.Brothers In Rhythm promo edit (4:59)

15.Brothers In Rhythm Soundtrack [promo] (10:00)

16. Brothers In Rhythm Soundtrack (11:32)

Soulpowerミックスに比べると、全体的に割とおとなしめの印象。 しかし、リズムトラックはSoulpower同様、完全に入替えています。 95年の英マキシ「This Cowboy Song」(580 957-2)に13.16.が、日本では3インチCDシングルに13.が収録されました。 ところが同時期に出回った英プロモ12インチ「If You Love Somebody Set Them Free」(AMDJ 4)には、これらとは曲の長さ、及び編集が違う14.15.が収録されており、結局Brothers In Rhythmミックスは4種類が市場に出回ったことになります

 

Love Is The Seventh Wave (オリジナル・ヴァージョン 3:30)
1. new mix [short version] (3:47)

2. new mix [long version] (4:06)

この曲はシングルカットされた際にリミックスされ、7インチ用の1.と12インチ用の2.が存在する。 曲の中間部にオリジナル・ヴァージョンにはないマイナーコードを用いた部分が挿入されている。 ちなみにビデオクリップに用いられたのは1.の方である。1.は英・米盤等で発売された同曲の7インチシングルに、2.は英・米・日盤の12インチに収録された。1.2.両ヴァージョンをカップリングした米プロモ12インチ(SP-12153)も存在する。 また日本では同曲は7インチでは発売されなかったが、プロモ盤は存在し(ALAM-121)、何故か2.の方を収録している。 それから、別ヴァージョンとまでは捉えないが、94年のベスト盤『Fields Of Gold』に収録された同曲のリマスタリング版は基本的にはオリジナルと同じものだが、最後のフェード・アウトが微かに長い。(ホンの僅かですが...)

 

Fortress Around Your Heart (オリジナル・ヴァージョン 4:48)
1. promo edit (2:59)
2. Hugh Padgham remix (4:36)
アルゼンチン盤プロモ7インチ「If You Love Somebody Set Them Free」のB面に収録された1.は、A面の「Set Them Free」と同じく早めにフェード・アウトするエディット・ヴァージョンである。2.は94年のベスト盤『Fields Of Gold』用として、ヒュー・パジャムが新たにリミックスしたものだが、収録したベスト盤は米編集盤(31454 0269 2)のみ。 英ではマキシ「When We Dance」(580 859-2)、日本でも同曲のマキシ(POCM-1109)に収録された。 ヒュー・パジャムによるリミックスはドラムを強調したつくりになっている。

 

One World / Love Is The Seventh Wave (オリジナル・ヴァージョン 11:09)
1. edit for the film "The Living Sea" (4:44) 2枚組アルバム『Bring On The Night』に収録されたライブ音源だが、オリジナルでは11分以上にも及ぶメドレーを、IMAX映画『The Living Sea』のために、グッと短く4分台に編集・短縮したもの。 同名タイトルのサントラ盤(‘95)に収録。

 

『Nothing Like The Sun』

We’ll Be Together (オリジナル・ヴァージョン 4:52)
この曲、元々は日本の某ビールのCM曲として書き下ろされたもので(タイトルも当初は「Together」)、アルバムが発売される半年以上も前に、日本では既にTV・ラジオのCMで紹介されていました。 しかしCMで使われたヴァージョンは結局日の目を見ることはありませんでした。デモに近い仕上りですが、ブランフォードのサックスはサンプリングではなくソロをフィーチャーした生ものであるということと、サビの ”Together”のコーラスがない、というのがアルバム・ヴァージョンとは大きく違う点です。
1. previous version (4:28)

2. previously unreleased version (3:50)

ヴァージョン名からしてアルバム・ヴァージョンよりも前の録音ではないかと思われます。アルバム発売前のインフォメーションでは、「We’ll Be Together」のギターはエリック・クラプトンということでしたが、アルバム・ヴァージョンにはクラプトンのクレジットはありませんでした。実際彼が参加したのは上記の2ヴァージョンだったのです。1.は英・米・日等で発売された同曲の12インチEP(英はマキシCDも出た)(‘87)や、米・日盤マキシCD「Why Should I Cry For You ?」(‘91)に収録されました。その後94年のベスト盤『Fields Of Gold』には編集の違う2.が収録されました。1.と2.の違いはタイムだけじゃなく、1.のサビのコーラスはスティング本人だったのに対し、2.はアルバム・ヴァージョン同様女性(ドレッド・.マクドナルド)によるもの、という点です。
3.promo edit [1] (3:10)

4.promo edit [2] (3:30)

左記は基本的にはアルバム・ヴァージョンと同じですが、共に早めにフェードアウトする短縮ヴァージョンです。Bは英盤プロモ7インチシングル(AM 410 DJ)、Cはメキシコ盤プロモ7インチシングル(S/N-740)(共に‘87)に収録。
5. album version [sax of intro is deleted] (4:50) 米と日本でリリースされた同曲の12インチEP(’87)には、アルバム・ヴァージョンも収録されています。ところが、このアルバム・ヴァージョンは通常と同じものかと思いきや、出だしのブランフォードのサックス(サンプリング)の3音がオミットされており、スペイン語ヴァージョン同様ドラムから始まります。でもそれだけの違いです(笑)
6. extended mix (5:54) これは、リミックスというよりは未編集のフル・ヴァージョンと考えた方が良いかもしれません。 イントロがアルバム・ヴァージョンに比べて長いのと(プロモ・クリップも同様のイントロ)、後半部の打ち込みのドラムも長いというのが特徴でしょうが、全体的にやや間延びした印象を受けます。 英・米・日盤の同曲の12インチEPや英盤マキシCD(AMCD 410)に収録されました。 日本でも初めてのマキシCD(D15Y3197)にこのヴァージョンが収録されました(但し英盤とは他の収録曲は異なる)。(’87)
7. instrumental version (4:10) その名の通りバッキングのみの演奏。英・米・日等で発売された同曲の12インチEP、及び英のマキシCDに収録。(‘87)
8. Si Estamos Juntos (4:16) 1988年に『Nothing Like The Sun』からの数曲をスペイン語で歌ったミニ・アルバム『Nada Como El Sol』が発売されましたが (CD、12インチ、独のみ10インチ) 、「We’ll Be Together」も「Si Estamos Juntos」として収録されました。ベーシック・トラックはアルバム・ヴァージョンと同じオケを使用していて、バックの女性コーラスや後半のスティングのアドリブっぽいヴォーカルは英語のままで残しています。 このヴァージョンは『Nada Como El Sol』以外には、英盤12インチ& CDマキシ「They Dance Alone」にも収録されました。
9.Si Estamos Juntos [famale chorus are also in Spanish] (4:15)

10. Si Estamos Juntos [famale chorus are also in Spanish, promo edit] (3:20)

これは数あるスティングの別ヴァージョンの中でも極めて珍しいものです。 ウルグアイ盤の同曲の7インチ(390-272-7)(‘88)のB面に収録されたスペイン語ヴァージョンH、及びメキシコ盤プロモ7インチ(S/N-740)(’87)にも早めにフェードアウトするスペイン語ヴァージョンIが収録されているのですが、これらは共にGと違って何とバックの女性コーラスもスペイン語になっています。 つまり 〜toge〜ther〜! ではなく、〜asi〜〜! と歌っているのです。 Iを収録したメキシコ盤プロモ7インチのリリースは『Nada Como El Sol』発売前の87年となっています。 つまり、Gではなく、こちらのスペイン語ヴァージョンの方がオリジナルではないかと思われるのですが、スペイン語版の女性コーラスは英語版と比べるとパワー不足の感は否めなく、何となく物足りない感じに仕上っています。 それゆえ結局コーラスのみを英語に差し戻したGのヴァージョンを一般的に採用したのではないかと思われます。 それにしても何故、よりによってウルグアイとメキシコだけこのようなヴァージョンが出回ったのか?という謎が残るのですが、詳細は不明です。 案外これらの国だけ間違えて、お蔵入りにする筈だったマスターテープを使ってしまったのかもしれませんね(笑)

 

Englishman In New York (オリジナル・ヴァージョン 4:25)
1. single edit (4:00) この曲はスティングの中では、最も多く、また色んな形でシングルで紹介された曲だと思いますが、それらの殆どはアルバム・ヴァージョンでした。 但し、米CDシングル(3インチ:CC 31001 CDS48、あるいは5インチ:75021 2370 2)や日盤3インチCDシングル(S12Y3025)に収録された同曲は25秒早くフェード・アウトするエディット・ヴァージョンでした。
2. Ben Liebrand mix edit (4:28)

3. Ben Liebrand mix (6:18)

現在も活躍しているBen Liebrandによる同曲のリミックスが最初に登場したのは、クラブシーンのDJメンバーの間で出回っているオムニバスの12インチEP「April 88 Mixes 2」(DMC 63/2)に収録された3.でした。 その後90年に改めてA&Mからシングルとして発売され、全英チャート10位まで上がりました。 原曲のイメージを崩さない程度に新たにリズムトラックを加えハウス風に仕上げたこのリミックス・ヴァージョンは、中々秀逸だと思います。 英・独盤7インチ「Englishman In New York - The Ben Liebrand Mix」には2.が、同名12インチには3.が、同名CDマキシには2.3.両方が収録されました。 尚、このヴァージョンは日本では一般的には発売されませんでしたが、プロモ・コンピレーション盤CD『Special Compilation Sting '91』(DSP-112)に2.が収録されました。
補足

上記以外にDJの間で出回っているホワイトレーベルもので、「Alien - Xtended Rmx」(6:45)(‘01)が存在します。 「You Can't Go Wrong」(ポリス編参照)のオリジナルDJミックスとカップリングした12インチ(MX 35)で出回りました。

 

Be Still My Beating Heart (オリジナル・ヴァージョン 5:32)
1. original edit (5:13) 一聴しただけでは違いが分かりにくいかもしれませんが、イントロの始まり部分及び間奏部分の何小節かをオミットしており、トータルで20秒弱短くなっています。 米・日盤7インチシングルに収録されています。 また、米盤プロモ12インチシングル(SP-17526)に収録されているoriginal editのタイムは4:40とレーベル面にクレジットされていますが、これは誤りで、実際収録されているのは上記と同じ5:13のヴァージョンです。
2. Sting's edit (3:59) このヴァージョンはオープニングにいきなりサビの ”Be Still My Beating Heart” の繰り返しを持ってくる構成になっており、明らかにヴァージョン違いと判ります。 米盤プロモCDシングル(CD 17529)、及び日盤プロモ7インチシングル(PR-116)に収録。

 

Fragile (オリジナル・ヴァージョン 3:54)
1. Fragil (Portuguese) (3:50)

2. Fragilidad (3:52)

共に1988年に発売されたミニ・アルバム『Nada Como El Sol』(CD、12インチ、独のみ10インチ)で登場。 1.はポルトガル語、2.はスペイン語ヴァージョンです。 他に、1.は英盤シングル「Fragile」(7インチ・12インチ・CDマキシ)(‘88)や仏盤ベスト『Fields Of Gold』(‘94)等に収録、2.は英盤シングル「Fragile」(12インチ・CDマキシ)(’88)や日盤3インチCDシングル「Fragile」(’88)や日盤ベスト『Fields Of Gold』(‘94)等に収録されました。
3. remix for the film "The Living Sea" (3:23)

4.remix for the film "The Living Sea" - edit (2:51)

IMAX映画『The Living Sea』用に、新たに曲の前後にSteve Woodによるインストゥルメンタル・パートを付け足して中身を若干短縮したヴァージョン。 同名映画のサントラ盤(‘95)に収録。 97年に発売された日本のみの企画盤『At The Movies』にも収録されましたが、 こちらはエンディングのインストゥルメンタル・パートがカットされている分30秒弱程短くなっています。  尚サントラ盤『The Living Sea』には同曲の reprise というのが収録されていますが、これはオリジナルのアルバム・ヴァージョンと同一のものです。
補足

この曲は、「Englishman In New York」のリミックスを手掛けたBen Liebrandによるミックス(6:30)も存在します。 これは「Englishman」に続き「Mad  About You」のリミックスの依頼を受けたBenがその時一緒に製作したものですが、何故か「Mad」共々現在のところ正規リリースには至っていません。

 

They Dance Alone (Gueca Solo) (オリジナル・ヴァージョン 7:16)
1. Ellas Danzan Solas (Cueca Solas) (7:17) スペイン語ヴァージョン。 1988年に発売されたミニ・アルバム『Nada Como El Sol』(CD、12インチ、独のみ10インチ)、シングル「They Dance Alone」(英・米盤7インチ、英・独盤12インチ、英・独盤CDマキシ、日盤3インチCDシングル)(’88)、及び日盤プロモCD『Special Compilation Sting ‘91』(DSP-112)(‘91)に収録。

 

Little wing (オリジナル・ヴァージョン 5:04)
1. Mariposa Libre (4:54) スペイン語ヴァージョン。 1988年に発売されたミニ・アルバム『Nada Como El Sol』(CD、12インチ、独のみ10インチ)、及びシングル「Fragile」(英盤7インチ・12インチ、スペイン盤7インチ)(‘88)に収録。

 

Sister Moon (オリジナル・ヴァージョン 3:46)
1. Hani commissioned club mix (7:54)

2. Hani commissioned dub mix (7:13)

3. Hani commissioned extended mix (12:39)

数多くのリミックスを手掛けるHaniによるもので、オリジナル・ヴァージョンにはなかったリズムトラックを大胆に取り入れてダンス・ミックス風に仕上げています。 従って原曲で聴かれた叙情性は微塵もありません(笑) 1.2.は英盤CDマキシ「You Still Touch Me」(581 547-2)(‘88)に収録されましたが、同時期に出回った英盤12インチ「Sister Moon」(581 547-1、もしくはプロモ盤AMPM DJ40)には1.2.3.全てのミックスが収録されました。
補足

上記のHani mixは、 DJの間で出回っているホワイトレーベルもので、違う長さのヴァリエーションが2種存在します。 Cho Cho Recordsという怪しいレーベルから出た12インチ(XX 54)に収録された「The Stink」(8:46)と「Quivver / The Fair Ground Remixes」と題した12インチ(NUD-001)に収録された「Stink」(7:45)がそれです。

 

『The Soul Cages』

All This Time (オリジナル・ヴァージョン 4:54)
edit (3:59) 1コーラス分がオミットされた短縮ヴァージョン。 同名米盤プロモCDシングル(75021 7486 2)(‘91)や日盤ミニアルバム「All This Time」(PCCY-10192)(‘91)に収録されました。

 

Mad About You (オリジナル・ヴァージョン 3:53)
1.remix [more drums mix] (3:53) シングルカット時にドラムを若干強調したリミックスがなされました。 同名英盤シングル(7インチ、12インチ、CDマキシ共)(‘91)に収録されました。 尚、アメリカではこの曲はシングルリリースはありませんでしたが、プロモCDシングル(75021 7499 2)に収録されました。そこではmore drums mixとクレジットされています。(英は単にremixとクレジット)
2.remix edit (4:00)

3. original remix (4:30)

4. 12” remix (5:42)

上記は何れも、ドミニク・ミラーとヴィニー・カリウタによるリミックスで、曲の構成やリズムトラックが大幅に変えられています。 米盤プロモCDマキシ(75021 7294 2)(’91)のみに収録。4.のタイトルとは裏腹に12インチとしてのリリースは確認されていません。 尚、94年にリリースされたライブビデオ『Summoner’s Travels』のエンディングのクレジットロールに当リミックスのインスト版が使用されています。
5. Muoio Per Te (3:59) イタリア語ヴァージョンです。 英語ヴァージョンに比べてエコーのかかりが少ないのが特徴です。 伊盤及び独盤の『The Soul Cages』(‘91) のボーナストラックとして収録された他、日盤ミニ・アルバム「Why Should I Cry For You ?」(PCCY-10236)(‘91)や、伊盤ベスト『Fields Of Gold』(‘94)にも収録されました。 尚イタリア語の歌詞についてはZuccheroとの共作になっていますが、彼とのデュエット・ヴァージョンも存在し、彼のアルバム『Overdose D'Amore』(‘99)に収録されましたが、Zucchero名義になっているので、ここでは扱いません。 (「セッション参加」の項を参照して下さい。)
6. remix for the film "The Living Sea" (6:16) IMAX映画『The Living Sea』用に、新たに曲の前半部にSteve Woodによるインストゥルメンタル・パートを付け足したヴァージョン。 同名映画のサントラ盤(‘95)に収録
補足

90年に「Englishman In New York」のBen Liebrand mixがリリースされ、これが全英チャート10位まで上がるヒットとなりました。 この事もあってかBen Liebrandは再びスティング側よりリミックスの依頼を受け、「Fragile」と共にこの「Mad  About You」のリミックス(6:30)が製作されました。 しかし現在のところ正規リリースはされていません。

 

The Soul Cages (オリジナル・ヴァージョン 5:51)
1. edit (4:24) シングル用の短縮ヴァージョンで、同名英盤シングル(7インチ、12インチ、CDマキシ共)(‘91)、及び米盤プロモCDシングル(75021 7530 2)に収録されています。
2. radio edit (3:59) 同名英盤プロモ10インチ・アセテート盤(番号不明)、及びプロモ7インチシングル(AMDJ 759)(共に ‘91)には、1.より更に歌詞を削って短縮されたヴァージョンが収録されました。

 

Why Should I Cry For You ? (オリジナル・ヴァージョン 4:45)
1. radio mix (4:31)

2. remix (4:50)3.extended remix (7:20)

通常のシングルはアルバム・ヴァージョンを使用していますが、一部のマキシ等でリミックスがリリースされました。1.は静かに始まるヴァージョン。2.は94年のベスト盤『Fields Of Gold』で登場し、基本的には1.と同じですが、若干タイムが長くなっています。3.はロング・ヴァージョンです。 収録源を挙げると、同名米盤マキシCD(75021 2364 2)(‘91)に3.が、プロモ・マキシCD(75021 7547 2)(’91)及び日盤ミニアルバム「Why Should I Cry For You ?」(PCCY-10236)(’91)に1.3.が、収録されました。
4. Vengo Del Sur (4:49) スペイン語ヴァージョンです。 スペイン盤プロモ7インチ(STING-3)(’91)、スペイン盤アルバム『The Soul Cages』(’91)、及び日盤ミニアルバム「Why Should I Cry For You ?」(PCCY-10236)(’91)に収録されました。
5. remix for the film "The Living Sea" (6:31) IMAX映画『The Living Sea』用に、新たに曲の前半部にSteve Woodによるインストゥルメンタル・パートを付け足したヴァージョン。 同名映画のサントラ盤(‘95)に収録

 

 

It’s Probably Me [as Sting with Eric Clapton] (オリジナル・ヴァージョン 6:21)
1. short edit (4:41)2. long edit (5:01) この曲のシングルはオリジナル・ヴァージョンとエディット・ヴァージョンの2ヴァージョンを収録しただけの味気ないものでした。 違いはイントロを何小節かオミットしている点とフェード・アウトで終わるという点の2つだけなのですが、国によってこの短縮ヴァージョンはフェード・アウトの早さの違いにより2種類存在します。1.は英・独盤のシングル(‘92)に、2.は米・日盤のシングル(‘92)に収録されました。 尚、94年のベスト盤『Fields Of Gold』には2.が収録されました。

 

『Ten Summoner’s Tales』

If I Ever Lose My Faith In You (オリジナル・ヴァージョン 4:29)
1. miracle of science edit (4:44)

2. miracle of science mix (7:18)

3. hoax mix (5:36)

この曲はアルバムからの先行シングルになりましたが、その時は通常のヴァージョンを使用していました。 上記のリミックスが登場したのは翌年(94年)で、シングル「Nothing ‘Bout Me」のカップリングとしてリリースされました。2.3.は英盤シングル「Nothing ‘Bout Me」(CDマキシ:580 529-2、12インチ:580 529-1)(’94)、及びプロモ12インチ「If I Ever Lose My Faith In You - Remixes」(AMYDJ529)(’94)に収録されました。1.は短縮ヴァージョンですが、収録されているのは英盤7インチ「Nothing ‘Bout Me」(580 528-1)(‘94)のみであり、CDでは出ていません。 仏盤CDシングル「Nothing ‘Bout Me」(580 528-2)(’94)には1.を収録してる旨のクレジットがありますが、実際CDに収録されているのは2.でした。
補足

93年にDJの間で少数出回ったオムニバスCD『Ultra Hot Razor Compilation 5』(UHCD05)の中に、この曲のリミックス「internal affair mix」(7:13)が収録されています。 しかし通常のヴァージョンを無理矢理長くしただけの編集なので間延びしたような出来になっています。

 

Seven Days (オリジナル・ヴァージョン 4:39)
radio edit (4:13) シングル用の短縮ヴァージョンですが、歌詞も少なくなっています。 同名英盤シングル(CDマキシ:580 223-2 or 580
225-2、7インチ:580 223-7)(’93)に収録。

 

Love Is Stronger Than Justice (オリジナル・ヴァージョン 5:09)
1. edit (4:18)

2. album version [Vinnie’s count-off is deleted] (5:06)

この曲はドイツでのみシングルカットされました。 その際冒頭部のヴィニー・カリウタによるカウントがカットされ、最終部のアドリヴっぽい演奏部分を待たずしてフェード・アウトする短縮ヴァージョンの1.が独盤CDシングル(580 370-2)(‘93)、及びCDマキシ(580 371-2)(’93)に収録されました。 一方2.は、アルバム・ヴァージョンと殆ど同じなのですが、1.と同じく冒頭部のヴィニーのカウントがカットされ、いきなり演奏が始まる編集になっています。 これは英の月刊誌「Q」に付録で付いていたオムニバスCD『Q DCCCD II』(Polygram)(’93)に収録されました。

 

Nothing ‘Bout Me (オリジナル・ヴァージョン 3:41)
1. LP version with fade (3:09)

2. remix (3:18)

3. remix [featuring Sting’s comment on intro] (3:18)

4. remix [UK] (3:15)

5. remix with horn intro (3:18)

この曲は『Ten Summoner’s Tales』からの最後のシングルとして、英では94年初頭に、米・日では93年に発売されました(但し米はカセットのみの発売)。 その際種々のヴァリエーションが生まれました。1.はアルバム・ヴァージョンと同じミックスですが30秒ほど早くフェードアウトする短縮ヴァージョンです。2.〜5.は新たに楽器をオーバーダビングしたり、サビのコーラスを女性に替えたリミックスになっており、オリジナルより一層明るめのアレンジに仕上っています。2.と3.は基本的には同じリミックスですが、3.はイントロ部にスティング自身による曲紹介をフィーチャーしています。4.5.はイントロ部に更にホーンを加えたミックスになっています。4.と5.の違いは冒頭の打ち込みドラムの長さであり、4.は2小節、5.は4小節となっています。 収録源を挙げると、まず同名米盤プロモCDマキシ(31458 8138 2)(‘93)に1.2.5.が収録され、次いで日盤3インチCDシングル(PODM-1026)(‘93)に2.が、メキシコ盤プロモCDマキシ(CD S/N 208)(’93)に3.が、英盤シングル(CDマキシ:580 529-2、7インチ:580 528-7、12インチ:580 529-1)(‘94)及び仏盤CDシングル(580 528-2)(’94)に4.が収録されました。

 

その他『Ten Summoner’s Tales』関連で補足を加えておくと...

93年にDJの間で少数出回ったオムニバスCD『Ultra Hot Razor Compilation 6』(UHCD06)の中に、「Fields Of Gold」のリミックス「gold rush mix」(8:23)が収録されています。 しかしこれは「If I Ever Lose My Faith In You」のinternal affair mix同様、通常のヴァージョンを無理矢理長くしただけの最悪の編集に仕上っています。

その他では、「Heavy Cloud No Rain」のmassive exchange mixというのも存在するようですが詳細は不明。

 

Demolition Man (オリジナル・ヴァージョン 5:27)
1. edit 1 (5:04)
2. edit 2 (4:33)
共に同名米盤プロモCDマキシ(31458 8198 2)(‘93)に収録。 オリジナル・ヴァージョンの各所をオミットした短縮ヴァージョンです。尚2.は冒頭部分も短くなっています。
3. Soulpower radio mix (3:43) オリジナル・ヴァージョンのリズム・トラックを完全に入替えてダンス・ミックスに仕上げたヴァージョン。当曲の看板とも言えるベースのリフも無くなっており、全く違う曲として生まれ変わった印象さえ受けます。 まず同名英盤シングル(7インチ:580 450-7、CDマキシ:580 451-2 or 580 453-2)(’93)に収録されました。この内580 453-2(digipak仕様)の方はSoulpower mixとクレジットされていますが、実際は580 451-2に入っているものと同じです。その後94年のベスト盤『Fields Of Gold』の英盤(540 307-2)、及び95年の英盤CDマキシ「This Cowboy Song」(580 957-2)にも収録されました。 CDマキシ「This Cowboy Song」ではSoulpower editとしてクレジットされています。
4. Soulpower radio without rap (4:15)

5. Soulpower no rap (5:35)
6. Soulpower vocal (6:22)
7. Soulpower house dub (8:05)
8. jazzy hip hop mix (3:30)
9. ridiculous tribal mix (5:20)

10. 3rd floor hump mix (6:49)
11. hip hop dub (3:56)

この曲のSoulpowerシリーズは、3.以外にも上記のように数々のヴァリエーションが存在します。 しかし9.〜11.辺りになると、もはや原型をとどめておらず、何の曲か分からない程変わり果てています(笑) 収録源を挙げますと、米盤プロモ12インチ「Demolition Man ,The Underground Mixes」(31458 0465 1)(’93)に6.7.8.9.10.11.が、同名プロモCDマキシ(31458 0465 2)(’93)に4.6.8.9.11.が収録されました。5.は英盤プロモ12インチ「Demolition Man」(AMY DJ 451)(‘93)と英盤プロモ12インチ「If You Love Somebody Set Them Free - A Brothers In Rhythm Soundtrack」(AMDJ 4)(‘95)しか収録されていません。尚、6.はSoulpower mixあるいはSoulpower 12” mixとしてクレジットしているものも多く、英盤マキシ「Nothing ’Bout Me」(12インチ:580 529-1、CDマキシ:580 529-2)(’94)、米・日・豪盤CDマキシ「When We Dance」(’94)、同名米盤プロモ2枚組12インチ(31458 8380-1)等でも紹介されました。

 

All For Love [as Bryan Adams Rod Stewart Sting] (オリジナル・ヴァージョン 4:36)
1. promo edit (3:05) 米盤プロモ・オムニバス盤『The Best Soundtracks In Show Business !!!』(Hollywood PRCD-10569-2)に収録された同曲は、クレジットこそオリジナル・ヴァージョンと同じ4:36のタイムで表記されていますが、実際収録されているのは、後半部分が多少オミットされフェードアウトで終わる短縮ヴァージョンでした。
2. instrumental (4:36) その名のとおりインストです。 同名英・米盤7インチ(‘93)、米盤CDシングル(31458 0476 2)(‘93)、及び日盤3インチCDシングル等に収録されました。

 

『Fields Of Gold』

When We Dance (オリジナル・ヴァージョン 5:57)
1. short edit (4:17)

2. edit (4:56)

3. instrumental (5:58)

一般的にシングル用に出回った短縮ヴァージョンは2.で、各国のシングルで聴く事が出来ます。 1.はそれより更に30秒程短くなっており、同名独盤プロモCDマキシ(588 356-2)(’94)とベスト盤「The Very Best Of Sting & The Police」(‘97)で聴く事が出来ます。3.はフルのインストで米盤プロモ12インチ(31548 8380 1)(‘94)に収録されています。
4. classic radio with edit (4:27)

5. classic edit (5:05)

6. full length classic radio (5:39)

翌95年にリミックスを施した5.が、英盤CDマキシ「This Cowboy Song」(580 965-2)に収録されました。このリミックスは3種の長さのヴァリエーションが存在し、4.5.6.共、米盤プロモCDマキシ「When We Dance」(31458 8398 2)に収録されました。

 

This Cowboy Song (オリジナル・ヴァージョン 5:00)
1. LP edit (3:59)

2. extended remix (11:41)

3. single reggae mix (3:49)

4. remix featuring Pato Banton (4:02)

5. single reggae mix with Toast (4:15)

オリジナル・ヴァージョンを単純に短縮したのが1.です。2.はリミックスと言うよりはフル・ヴァージョンであり、ベスト・クリップ集のビデオ『Fields Of Gold』で使われたのはこのヴァージョンです。 3.〜5.はレゲエ調にリミックスされたもので、通常版が4.、プロモのみのリリースが3.5.です。英盤CDマキシ(580 965-2)(’95)に2.と4.が、米盤プロモCDマキシ(31458 8404 2)(’95)に1.3.5.が収録されました。

 

 

Moonlight (オリジナル・ヴァージョン 5:20)
motion picture version (2:52) 同名の米盤プロモCDシングル(AMCDP 00128)に収録された当ヴァージョンは、オリジナルを大幅にエディットしたヴァージョンですが、違和感なく3分以内に収めた編集がされています。 同曲のヴィデオ・クリップもこのヴァージョンが使われています。

 

『Mercury Falling』

Let Your Soul Be Your Pilot (オリジナル・ヴァージョン 6:42)
1. edit (4:29)

2. A & G classic edit (4:40)

3. A & G full testament edit (6:40)

4. A & G full testament mix (12:34)

5. A & G great divide mix (7:40)

6. A & G great divide dub (12:30)7. A & G bonus beats (6:10)

シングル用に短縮したヴァージョンが1.で、これは英盤CDマキシ(581 331-2)(‘96)、日盤3インチCDシングル(PODM-1056)(‘96)、及びベスト盤『The Very Best Of Sting & The Police』(‘97)等多数に収録されており、プロモ・ヴィデオで使われたのもこのヴァージョンです。2.以下は大胆なリミックスが施されており、2.4.5.6.は独盤CDマキシ「Let Your Soul Be Your Pilot - Remixes By A & G Division」(581 155-2)に収録されましたが、3.と7.は英盤限定2枚組12インチ「Let Your Soul Be Your Pilot - The A & G Division Mixes」(581 527-1)やプロモ12インチ等でしか聴けません。

 

You Still Touch Me (オリジナル・ヴァージョン 3:46)
edit (3:18) シングル用の短縮ヴァージョンです。 英盤CDマキシ(581 545-2, 581 547-2)、日盤CDマキシ(POCM-1167) 、米盤CDシングル(2曲入の方, 31458 1582 6)(以上全て‘96)等に収録されています。

 

I Was Brought To My Senses (オリジナル・ヴァージョン 5:48)
1. edit (4:08) 2. Steve Lipson remix (4:43) 上記2ヴァージョンに共通しているのは、オリジナル・ヴァージョンの冒頭で聞かれるスロー部分をカットしている事です。2.は更にオリジナルの7/8拍子を4/4に変えるという大胆なリミックスをしていますが、不思議とうまく収まっています。 それでもやや間延びした印象を受けますね...個人的には。1.は日・独盤CDマキシ、2.は英盤CDマキシ(以上全て‘96)に収録されています。

 

I'm So Happy I Can't Stop Crying (オリジナル・ヴァージョン 3:56)
edit (3:43) プロモ・オンリーの短縮ヴァージョンですが、あまり違いは感じません。 米盤プロモCDシングル(AMCDP 00328)(‘96)に収録。

 

その他『Mercury Falling』関連で補足を加えておくと...

「La Belle Dame Sans Regret」のalin qasimov bootleg remixというのが存在するようですが詳細は不明。

 

This Was Never Meant To Be (オリジナル・ヴァージョン 3:10)
1.soundtrack version (Ark 21 mix) (3:07) スティングのレーベルPangaeaから発売されたサントラ盤『Gentlemen Don't Eat Poets』(‘97)に収録されたこのヴァージョンは、シングルのカップリングで出たものとは別テイクです。 尚サントラ盤にはShellac mixと銘打ったインスト(1:44)も収録されていますが、この演奏にはスティングは関わっていません。 アメリカではsoundtrack versionとShellac mixをカップリングしたジューク・ボックス用の7インチシングル(Ark21 S7-7243819939)も存在します。 尚、サントラ盤、7インチ共、タイム表記は 4:10 となっていますが、これは曲終了後に収録されている劇中のダイアログも含めた時間を示します。 Ark21の7インチはダイアログは入っていないのでこの4:10は誤りで、3:07が正ということになります。
2.snippet (2:00) 2.のsnippetというのは1.の短縮ヴァージョンのことで、早めにフェードアウトします。 これは米盤プロモ・オムニバス盤『Two By Two』(Ark21 DPRO-61868 30000 2 8)(’97)に収録されています。

 

『The Very Best Of Sting & The Police』

Roxanne '97 - Puff Daddy Remix [as Sting & The Police] (オリジナル・ヴァージョン 4:33)
1. radio edit [promo] (3:29)

2. radio edit (3:31)

3. edit (3:59)

4.instrumental (4:29)

5. a cappella (4:22)

同じradio editという名のヴァージョンが1.2.の2種存在します。 タイムは殆ど同じなのですが、編集する際にオミットした箇所がそれぞれ違います。1.は英盤プロモCDシングル(RMCDJ 1)、もしくは仏盤プロモ7インチ(582 454-7) (’97)に収録、2.は日・豪盤CDマキシ「Roxanne '97 - Puff Daddy Remix 〜 Walking On The Moon」(’98)に収録されています。 一方3.は1.2.よりも30秒程長いヴァージョンです。4.はその名のとおりインストですが、唯一のオリジナル音源であるスティングのヴォーカルが無いとあっては、もはやスティングとは関係ない音源という気がしないでもないですが...(笑) 5.は逆にヴォーカルとラップの肉声のみを残したミックスです。 米盤マキシCD「Roxanne '97 - Puff Daddy Remix」(314582449 2) (’97)に3.4.が収録されていますが、5.は12インチ「Roxanne '97 - Puff Daddy Remix Featuring Pras」(314582449 1) (’97)にしか入っていません。

 

 

You Were Meant For Me (オリジナル・ヴァージョン 3:49)
1. New York version (4:12) 映画『The Object Of My Affection』(私の愛情の対象)より。 オリジナル・ヴァージョンと1.の両方共、同名サントラ盤(‘98)に収録されていますが、1.はオムニバス盤『1999 Grammy Nominees』(‘99)にも収録されました。

 

Invisible Sun [as Sting & Aswad] (オリジナル・ヴァージョン 4:09)
1. instrumental (4:06) 同曲は映画『The X Files The Movie』のサントラ盤に収録されていますが、ドイツでのみシングルカットされ、CDマキシ(Elektra 7559-63818-2)(‘98)がリリースされました。その際インスト・ヴァージョンの1.も収録されました。また、ヴォーカル・パートが全編Aswadによるヴァージョンが彼等のアルバム『Roots Revival '98』の日本盤のみに収録されていますが、これは名義がAswadオンリーになっているのでここではカウントしません。

 

The Mighty (オリジナル・ヴァージョン 3:50)
1. remix (3:34) オリジナル・ヴァージョンと1.の両方共、映画『The Mighty』(マイ・フレンド・メモリー)で使用され、共に同名サントラ盤(‘98)に収録されています。

 

Windmills Of Your Mind (オリジナル・ヴァージョン 4:16)
1. soundtrack version (4:15) これは「This Was Never Meant To Be」と同じパターン。 映画『The Thomas Crown Affair』用の録音ですが、一足先にシングル「Brand New Day」(’99)のカップリングとして発売されたヴァージョン(ここではこれをオリジナル・ヴァージョンとします)と、同名サントラ盤(‘99)に収録された1.とでは微妙にミキシングが異なります。

 

『Brand New Day』

Brand New Day (オリジナル・ヴァージョン 6:20)
1.international edit (new radio edit) (3:54)

2. radio edit (3:59)
3. American edit (4:05)
4. Murlyn radio mix (Murlyn mix edit) (3:54)
5. Murlyn extended mix (Murlyn mix) (5:05)
6. Cornelious mix (5:25)

アルバムに収録されているヴァージョンは曲の前後にそれぞれイントロ、アウトロ部分がありましたが、上記のヴァージョンは何れもそれらがカットされています。1.はイントロのスティーヴィー・ワンダーのハーモニカ・パートまでもカットされたヴァージョン、2.は最も一般的なシングル・ヴァージョン、3.はそれよりも若干長い編集のヴァージョンになっています。5.はよりシンプルにリミックスされた仕上がりで、それを短縮したヴァージョンが4.です。6.はコーネリアスこと小山田圭吾(元フリッパーズ・ギター)氏によるリミックス・ヴァージョンです。 主な収録源を挙げると... 2.は英・日盤CDマキシ(‘99)等多数のシングルに収録されています。 米盤プロモCDマキシ(INT5P-6684)(‘99)に1.3.、英盤プロモCDシングル(497163-2)(‘99) 及び米盤CDマキシ「Desert Rose」(0694973212)(‘00)に4.5.、日本独自企画のリミックス・アルバム『Brand New Day : The Remixes』(POCM-1300) (‘00)に5.6.、日盤CDマキシ「Desert Rose」(POCM-1290)(’00)に5.、及び米盤限定ミニアルバム『Still Be Love In The World』(0694908872)(’01)に6.が収録されています。 その他1.と5.は英でも各々プロモCDRで出回りました(1.はnew radio editとしてクレジット)。

 

Desert Rose [as Sting featuring Cheb Mami] (オリジナル・ヴァージョン 4:46)
1.radio edit (3:54) 1.はオリジナルをシングル用に短縮したヴァージョンで、英盤(497 240-2)、米盤(0694973212)、日盤(POCM-1290)、独盤(497 233-2) のCDマキシ(‘00) 、及び日盤オムニバス『UX - Premium On Music』(UICZ-1008)(‘01)等にそれぞれ収録されています。
2.Melodic Club mix radio edit [promo] (3:30)

3.Melodic Club mix radio edit (4:44)

4.Melodic Club mix (9:21)

5.Filter dub mix (5:20)

6.Hot Tracks mix (6:54)

左記は何れもVictor Calderoneによるリミックス・ヴァージョンです。

まず2.はプロモ・オンリーのショート・ヴァージョンで、米盤プロモCDマキシ(INTR-10093-2)にのみ収録されています。3.は日盤CDマキシ(POCM-1299)(‘00)、米盤CDマキシ(0694973212)(‘00)、限定ミニアルバム『Still Be Love In The World』(0694908872)(’01)、及び台湾・韓国・シンガポール盤の限定2CDアルバム『Brand New Day』(’00)のボーナス・ディスクにそれぞれ収録されています。また、日盤(POCM-1290)(’00)と独盤(497 233-2) (’00)CDマキシに3.4.が、英盤12インチ(497 241-1)(‘00)に4.5.が、そして英盤CDマキシ(497 241-2)及び日盤リミックス・アルバム『Brand New Day : The Remixes』(POCM-1300) (‘00)に3.4.5.が収録されています。6.は英DMC同様メンバーが購入できるというHot Tracksレーベルのオムニバス『Hot Tracks 19-2』(HT192CDR)に収録されたミックスで、4.を2分半程短縮しています。

7.demo version (5:13) 2001年秋にリリースされたライヴアルバム『…All This Time』からのシングル「Fragile」(497 626-2 他)のカップリングとしてリリースされたヴァージョンです。 おそらく初期の段階のものと思われ、歌詞はなく、ヴォーカルはコーラス部分のみが入っています。Cheb Mamiはこのデモを基本にコーラスを付けたのではないかと思ってしまいます。というのもここで聴けるコーラスは殆ど最終テイクではChebのパートだからです。尚、このdemo versioは、幻の米プロモCDR『Singles & B-sides』に収録されているというB-side versionと同じという噂もあります。
補足

この曲についても、アルバムのアドヴァンス・プロモCDR、カセット等で3種のunfinished version (もしくはalternative version等)の存在が考えられます。

 

After The Rain Has Fallen (オリジナル・ヴァージョン 5:04)
1.radio edit (3:42)

2.video edit (3:59)

3.Tin Tin Out radio edit (4:00)

4.Tin Tin Out edit (4:15)

5.Tin Tin Out mix (5:08)

6. radio remix (3:56)

アルバム・ヴァージョンを短縮したのが1.2.で、3.〜6.はリミックスです。まず、1.のショート・エディットは市販されておらず、英盤プロモCDR(STING RCD1)(‘00)と米テストプレス盤CDR(album version radio editとしてクレジット、番号なし)でしか聴く事が出来ません。2.が通常に出回った短縮ヴァージョンです。また、3.も市販されておらず、英盤プロモCDR(STING RCD2)(‘00)にのみ収録されています。その他の収録源を挙げると、英盤CDマキシ(497 326-2)に2.が、英盤CDマキシ(497 325-2)及び米盤プロモCDシングル(AMRR-10181-2)に3.4.が、独盤CDマキシ(497 324-2)に2.5.が、日盤リミックス・アルバム『Brand New Day : The Remixes』(POCM-1300)に4.5.が収録されました(以上’00)。6.は翌2001年に新たなプロモ・ヴィデオが製作された際に登場したニュー・リミックスです。スティングが出演した米人気TVドラマ『アリー4』にもこのニュー・リミックスの一部が使用されましたが、残念ながら現在の所市販されておらず、米盤プロモCDシングル(AMRR-10318-2)及びプロモCDR(共に’01)でしか聴くことが出来ません。
補足

この曲についても、アルバムのアドヴァンス・プロモCDR、カセット等で2種のunfinished version (もしくはalternative version)の存在が考えられます。

 

A Thousand Years (オリジナル・ヴァージョン 5:57)
1.remixed by Bill Laswell (12:26)

2.Bill Laswell remix (6:30)

3.reprise (0:38)

Bill Laswellによるリミックスが最初にリリースされたのは、日盤リミックス・アルバム『Brand New Day : The Remixes』(POCM-1300)(’00)に収録された@で、12分を越える大作に仕上っています。 この@はプロモ・アドヴァンス・カセットにも収録されていましたが、その時点では time is that which ends mix というヴァージョン名でした。 その後アメリカでネットのみの販売のオムニバス盤『The Great Stupa』(Sound&Silence 11-108)に同じくBill LaswellによるリミックスABが収録されましたが、@とは違って短めの編集でした。
4.Nitin Sawhney mix (5:21) アメリカのネットショップ ”Target” のみの販売で、限定ミニアルバム『Still Be Love In The World』(0694908872)(’01)がリリースされましたが、その中にこの新たなリミックス・ヴァージョンが収録されました。

 

Perfect Love...Gone Wrong (オリジナル・ヴァージョン 5:25)
1. featuring Lisa from m-flo (5:25)
2. duet with Zelia Duncan (5:25)
原曲は女性のフランス語ラップがフィーチャーされています。 この曲の日本語ラップ・ヴァージョンの発売がアナウンスされたのは99年暮れで、日本盤のCDマキシ「Desert Rose」に収録される予定でしたが実現せず、結局翌2000年秋の来日公演のタイミングに合わせた日盤独自のリミックス・アルバム『Brand New Day : The Remixes』(POCM-1300)でようやく紹介されました。 しかし日本語ラップを担当したのは当初の予定だったZeebraではなく、m-froのLisaという、原曲と同じく女性によるラップになりました。
リミックス・アルバム『Brand New Day : The Remixes』には同曲のポルトガル語・ラップ・ヴァージョン(Brazilian mix withPortuguese rap)も収録される予定で雑誌広告にも載っていたのですが、いざ発売されると日本語ラップ・ヴァージョンしか収録されていませんでした。 ボツになったのか?と思いきや、翌2001年ブラジル盤アルバム『Brand New Day』のリイシュー盤(60694906852)に、めでたく収録されました。 その際ヴァージョン名は、duet with Zelia Duncanとなりました。

 

Fill Her Up (オリジナル・ヴァージョン 5:37)
original version (4:45) ここで取り上げる別ヴァージョンの名前がoriginal versionとなっており非常に紛らわしいのですが、おそらくアルバムに収録されたカントリーアレンジになる前のものという事でこのヴァージョン名が付いたものと思われます。 2001年秋にリリースされたライヴアルバム『…All This Time』からのシングル「Fragile」(497 626-2 他) に収録されました。 アルバムヴァージョンにはデュエットで参加していたJames Taylorはここにはいません。

アルバムとは全く違う感じに仕上がっていますが、このヴァージョンの名残がアルバムヴァージョンの後半に現れていると思われます。

 ※尚、この曲についても、アルバムのアドヴァンスCDRでalternative versionの存在が2種考えられます。

 

My Funny Friend And Me (オリジナル・ヴァージョン 4:36)
1. radio edit (4:25)
2. Spanish version (4:36)
3. Italian version (4:36)
上記は全てベーシックトラックは同じで、特にリミックスは施していません。1.は冒頭部のイントロが短く、いきなり歌から始まる短縮ヴァージョンですが、それ以外は特に大きな違いはありません。 米盤プロモCDシングル(PRCD-11330-2)(‘00)や台湾盤CDシングル(AVDCD 70069S)(‘00)等で聴けます。2.は歌詞が各々スペイン語、イタリア語になっており、前述の台湾盤CDシングル(AVDCD 70069S)(‘00)に2.が、独盤CDマキシ(3曲入の方, 0125355DNY)(‘01)には2.3.共収録されています。 また、台湾盤サントラ盤の限定2CD版『The Emperor’s New Groove』(AVDCD 70069A/V)(‘01)にはボーナス・トラックとして2.が収録されている他、現地の歌手Chyi Chinによる中国語ヴァージョンのCDシングルも付いてますが、これは演奏共新たに現地で録音されたものでスティングとは直接関係ありません。

 

 Fragile (from "...All This Time") (オリジナル・ヴァージョン 4:10)
1.promo excerpt  (1:12)

2.radio edit (3:44)

ここでいうオリジナルヴァージョンとはライヴアルバム『…All This Time』からシングルカット(497 626-2 他)(‘01)されたヴァージョンのことを指します。 厳密に言うと、アルバムに収録されているライヴテイクのリミックスヴァージョンなのですが、スタジオ録音さながらに仕上げているので、新たなリテイクとして扱った次第です。それを短縮したのが2.で、同曲のユーロ盤プロモシングル(STCDP1やFRAGIL1等)に収録されています。1.は独プロモ・オムニバス盤『Grosse Weihnachten//』(Universal 1080025)に収録されたダイジェスト版です。
3.DJ Monk's radio edit (4:30)

4.DJ Monk extended vocal remix (7:55)

5.DJ Monk's Hard Rain dub Mx  (6:25)

6.acappella (7:00)

7.Hot Tracks mix (5:45)

更にリミックスを加えたヴァージョンが登場しました。3.〜6.は何れも米盤プロモ12インチ「Fragile -  Mixes by DJ Monk of Rabbit In The Moon」(AMRR-10641-1)(’01)に収録されています。この内3.は独盤ユーロ盤プロモCDシングル(STCDP2)(‘01)にも収録されました。7.はDJ Luckyにより4.〜6.をミックスしたヴァージョンで、メンバーのみが購入できるというHot Tracksレーベルからリリースされたオムニバス盤『Hot Tracks 21-2』(HT212CDR)に収録されています。
8.Bedroom Rocker's remix (3:46) 2002年にまたしても新たなりミックスがリリースされましたが、現在の所ユーロ盤プロモCDシングル(STCDP3)(’02)でしか聴く事が出来ません。しかし、このリミックスは非常に秀逸なので通常盤でもリリースされる事が望まれます。

 

 

(If You Love Someone) Set Them Free (オリジナル・ヴァージョン 4:57)
1.album version without applaused  (4:56) アルバム『...All This Time』に収録されたライブ音源ですが、オーディエンスの歓声をオフにして、「Fragile」同様スタジオ録音さながらに仕上がっています。 シングルカットも噂されましたが、現在の所、ユーロ盤プロモCDシングル(STCDP4)(’02)でしか聴く事が出来ません。

『Medley メドレー』

Night Mix (Medley) (4:49) 第1期スティング・バンドのドキュメンタリー映画『Bring On The Night / ブルータートルの夢』に使われた音源で構成されたメドレーです。 内容は「If You Love Somebody Set Them Free」〜「Fortress Around Your Heart」〜「I Burn For You」〜「Bring On The Night」の4曲で構成されています。 その内リハーサル音源である「Bring On The Night」以外は、85年5月29日のパリ公演からのライヴ音源を使用しています。豪盤限定2枚組7インチ「Russians」(K9871)(‘85)、もしくは日盤12インチシングル「Shadows In The Rain」(AMP-12010)(‘86)に収録されています。
Englishman In New York / Up From The Skies [with DJ] (1:58) 3インチのCDシングルが流通し始めたのは1987〜88年頃です。 米A&Mは88年に、自社で発売を開始した3インチCDシングルをプロモーションすべく、これまた3インチのプロモCD「A & M Presents CD3」(CD 17543)を製作しました。この中に、スクイーズ、スザンヌ・ヴェガ等に混じり、スティングも上記2曲の抜粋がDJのアナウンスに乗せて紹介されています。
 これはスティングの米盤3インチCD「Englishman In New York」(CC 31001 CDS48)をプロモートする為のものです。
Sting Interview with Selections From Ten Summoner's Tales (25:00) 1993年のアルバム『Ten Summoner's Tales』のプロモーション用に、米A&Mは同アルバム収録曲とスティング本人のインタビューを交えたプロモ・アルバム『Ten Summoner's Tales Interview Disc』(31454 8029 2)(‘93)を作成しました。この中に上記のトラックが収録されており、スティング本人のコメントを交えて以下の曲がメドレー形式で紹介されています。
「Heavy Clouds No Rain (イントロのみ)」〜「If I Ever Lose My Faith In You」〜「Seven Days (イントロのみ)」〜「Fields Of Gold」〜 「Shape Of My Heart (イントロのみ)」〜 「Love Is Stronger Than Justice」〜「Something The Boy Said (イントロのみ)」〜「Nothing 'Bout Me」〜「Saint Augustine In Hell」