Peaks -レパートリー-


終わらない坂道

作曲西村由紀江
「月いろのつばさ」より
楽譜ヤマハ ミュージック メディア「月いろのつばさ」(1997)
レッスン期間2003/10〜2004/1
「ピアノ アレンジ」ではない、ピアノだけの曲はこれが初めて。やっぱり雰囲気が違うものだなぁ、と見極めが終わってから思った。

 難しいポイントは 4 つ。
 右手の、1 オクターブだが音が 4 つ、というアルペジオ。和音構成上、親指と人差し指で隣同士の音を押さえなければならないので、小指が届かない。これは最近、届きやすくなった。
 次に、ト音部にリズムとメロディーが共存していること。こんな感じ。
   
 右手の左半分でリズム、右半分でメロディということになる。ただ、これは慣れると機械的にできるようになる。それに気づいたときは割と驚いた。
 次、左手がアルペジオでダーンと響き、右が装飾音つき 16 分音符で駆け下りてくる、というフレーズ。一方に気持ちが行くともう一方が弾けない。ここは今でも苦手である。
 最後、左手が真ん中のドの付近、右手はその 1〜2 オクターブ上、というエンディング。力むと音が汚くなるのだが、音は左右に振れるのでダラダラも弾けない。終わりよければ全てよし、という根性で、ここだけは本当に集中して弾かなければならない。

 これまでの曲の譜面は、せいぜいが 6p くらいで譜面台に乗ったのだが、これは 8p になってしまうため、真ん中を山折りにしておいて途中でめくることにした。
 俺にとっては大作なわけだが、CD では 5 分ない。ただ、弾けるテンポまで落としてあるので、俺が弾くと 7 分を越える。
2004/11/07
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