リアルななすび
雷波少年で「なすび」がとうとうゴールした。
「なすび」がどういう人かというと、裸で部屋に閉じ込められて懸賞だけを送り
つづけ当った景品だけで生活していくというもの。
なすびは東京で100万、韓国でおよそ8万分の景品を当て日本に帰ってきた。
その途中、独特の踊りやその日記の表現でテレビで有名になった。
この番組、そういった番組のプログラムを作るのがずば抜けてうまい。
ノンフィクションではなく、スタッフはあれやこれやとしかけを作っておく。
プロデューサという存在も一つの道具として。
しかし、当時者は−今回は「なすび」−限りなくノンフィクションに近い行動を
している。
一時期週刊誌等でこの番組はやらせだとたたかれたことがあったが、それは当然
で、これはドキュメンタリーではなく、バラエティ番組なのだから、ある種のやらせ
は当然あるし、そういったイベントなりやらせをしかけておかないとバラエティ
番組ではなくなってしまう。
むかーし、「川口宏探検隊」っていうテレビ番組があった。
これは未踏のジャングル奥地を探検したり、新種の動物を追ったりする番組だっ
たが。完全なやらせだった。
未踏のはずなのに道路があったり、新種の動物なのに国立公園みたいなところに
いたり…と。
しかし、みんな見てた。見てる方はフェイクだと思っていたし、出演者もスタッ
フもみんなフェイクだと思ってやっていた。
でも、それをみんなわかってて、
「おーーっ」って驚いてみせたりした。
でも、やがてその番組は廃れていく。
あまりにフェイクだらけで飽きられてしまったのか。
で、いま、出演者だけフェイクでなくリアルだった「なすび」や「朋友」が流行ったとのはそんなところが理由かなと。
しかし、朋友にしてもなすびにしても、たくましいよなー。
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