ハンセン病


ハンセン病患者に対する国の責任が明確になった。
小泉総理大臣の人気取りとも言われているけれど、その責任が明確になったのはいいことだと思う。

それと、これらの報道のおかげで、ハンセン病に対する興味、そして正しい知識を一般の人にも広げたんじゃないだろうか。

そもそもハンセン病はどういった病気かというと

らい菌によって引き起こされる慢性の細菌感染症です。主に末梢神経と皮膚が侵されるなどの症状が発現します。しかし、この病気そのもので死に至ることはありません。

「知ってハンセン病国賠訴訟」のページより

感染力の弱い接触感染の恐れがある伝染病で、症状が皮膚などの表面上に出てくる。

国が行った政策は、これらの症状がある患者に対して、完全隔離とそして、強制的に子孫を残せないようにしたこと。

実際、どんな病気ですから、わかっていなかったのに、空気感染するだとか、その症状から皮膚上に出てくる奇病として国民に対して、恐怖を煽ったのだろう。

それらを受けた患者の傷は大きいだろう。

もし国の責任を先延ばしにしていたら、患者たちの多くはいなくなっていた。

人気取りであろうとなんであろうと、結果、救われた、または少しでも癒されたと感じる人たちがいるのであれば、
そして、同じ過ちを国も、そして一般市民も、起こさなければと思う。

願わくば、できるだけ、
物事に対する正しい知識、偏見のない理解が、できればいいのだけれど。


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