カエルとかたつむりと日常


会社帰りに田んぼの前を通るのだけれど、そこでは
すごい数のカエルがげこげこ鳴いていた。
最近の田んぼってあまり農薬って使わないのかな。
それとも、もともとカエルは農薬に強いのか。
それと、カエルってそもそも夜行性だったのか。

さらに歩いていくと、マンションの壁にかたつむりが一匹。
そうか、そういう時期なのか。

かたつむりといえば、梅雨の時期にアジサイとセットになって思い浮かぶ。
小学校のころの通学路にアジサイの木があって、雨が降ると、そこにはいつもかたつむりがいた。
よく捕まえたりしたっけ。
雨の楽しみ方は昔のほうがうまかったな。
いまはスーツが濡れるんでやだな、としか思わないけれど

アジサイという木、花かな、は紫陽花ともかく。
むらさきの太陽?なんだか、中国の花みたいだ。

インターネットで日記とかエッセイみたいなものを公開している人は多い。
男性は世間とか経済のことを書く人が多くて、女性は自分の半径3mの世界、彼氏がどうとか、子供がどうとかを書く人が多いらしい。

そんな自分もどっちかといえば、自分自身のことよりも、まわりを書いてるときのほうが多い。
それは、仕事が忙しかったりすると、自分の視点がなくなっちゃって、とにかく、内に向きやすいので、無理やり外に向けておくっていうのはあるかもしれない。
あとは、自分の半径の捕え方というか、近くを見れてないんだろう。

日常について男のほうが、というか、自分はなかなか、捕えられない。
通勤途中に梅雨の訪れを告げる花があつてもきっと見落としてしまう。

ひじょーにもったいない。

そう思って、カエルに気をとめてみた。


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