オイルショックと狂牛病


オイルショックといえば、映像としてはトイレットペーパーを買いに並ぶ大衆というのがまず浮かんでくる。
そして狂牛病では、大衆による牛肉のボイコット。
この大衆の行動は原因こそ異なるが、その動作のパターンはほぼ同じ。
マスコミ、またさまざまな情報伝達手段により、大衆が必要以上に煽られて、同じ行動を取ってしまう。
たしかに政府の問題もあるが、実際、牛肉はどこまで危ないのかを見極めているのだろうか。

みのもんたに煽られる商品のリストが放送前にスーパーに出回っているらしい。
物事の一部の特徴だけを大きくとらえて、物事全体に対する理解が弱い。

米不足のとき、タイ米はまずいというような風潮があった。
それは国により、タイの古米が輸入されたためで、実際はそんなにまずいということはない。

これらのような、集団的に盲進してしまうという傾向が見える。
ブームが起きやすいとも言えるのか。

が、必要以上に大きな事態を起こしているのではないか。

それが日本人の特性であるならば、まずいと思う。

周りが牛肉を食べなければ、安くておいしい肉が買えるので、それはそれでよいのだけれど。


index