夢から覚めた夢


目が覚めたとき、夢の内容が残っていた。


部屋でのんびりくつろいでいると、窓から見える景色が急に暗くなった。
窓の外には畑と少し古めの賃貸の一戸建てが並んで立っている。

そして、ゴロっという音とともに、光が閃いた。
同時に振動。そして一テンポ遅れて、衝撃波が襲ってきた。

目の前の家の一軒が、その衝撃波とともに崩れていく。

なにが起こったんだ、いったい。

そして、同じような音、そして一テンポ遅れて衝撃が。
家のすぐ近くに落ちたようだ。

家はなんとかその衝撃に耐えたものの、まだ揺れが止まらない。


・・・水辺には、昔の同級生の女性がいる。
昔の面影がなんとなく残っている。
「子供がかわいくてさ。」
その視線の先には小さな男の子が水辺で遊んでる。

その言葉を聞いて少し寂しかった。


夢を思い出すと、その空間はすごく限られていて、切り取られたイメージがする。
雷のときは、近くにある駐車場はまったく存在しないし。
同級生のときは、空がイメージできない。

色はついていた、でも回りは無機質なイメージ。
雷の衝撃波は夢じゃないような、質感というか、振動があった。

そんな夢のおかけで、朝、二度寝。
ちょっと遅れてかかる、携帯の目覚ましに救われた。


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