お葬式
この日、朝、ご飯は食べていると、実家からの電話がかかってきた。
わたしのおじにあたる人が亡くなったとのこと。
癌が脳にも転移し、余命3ヶ月と聞いたのはつい2、3日前だったと思う。
父親の姉の旦那さんで小さいことは遊びに連れて行ったもらった気がする。
記憶にあるのは、丸いテールランプの車、たぶんスカイラインだろう、に乗って、恐竜公園に行ったことか。
今見ると小さな恐竜。でも、そのときは大きくてびっくりしたっけ。
通夜は10月24日。翌日は葬式。仕事の都合で通夜のみに行く。
親類の席に座り、壇上の遺影を見る。
かなり前の写真で、眉毛も黒い。
顔を見たけれど、少し小さくなってしまったようだ。
身近な人が亡くなると、死っていうものがとたんに身近に感じてくる。
赤ちゃんが生まれるってことと同じように、亡くなる命もあって。
自分が生きてるってことの意味をちょっとだけ考えてみたり。
式へ行く途中の車中でずっとそんなことを考えてた。
安らかに、と祈ります。
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