玉井ゆうき メジャーデビュー計画

鈴鹿サーキットで八時間耐久"付き人"

10年来の友人『左嵜君』のライフワークである『八耐』。
「とにかく手伝ってほしい」ということなので、行ってきました。
彼は今年で4回目になるのかな。俺はもちろん初めてッス。

八時間耐久レースのメインというか決勝は7/31。
でも、予選とかナンダカンダで7/28から鈴鹿サーキットには人が集まりだしてるようです。
左嵜君は7/29から現場に入ってるみたいで、俺は7/30の21:30頃に到着。
サーキットの中にあるホテルに泊めてもらいました。
ちょっと遅めの夕食のあと、ホテル内にある温泉に行ってみようと思ったけど、
ものすごい盛況で30分待ちとのこと。23:30頃なのに!
ジメジメと暑苦しい中で30分も順番を待つほどの元気がなかったので、
この日は温泉をあきらめて部屋のシャワーを浴びて就寝。
翌朝は、7:00に起きて7:30から朝食にしようという計画。

しかし、俺はがんばりましたよ。
6:00に起きて行きましたよ、温泉に。
さすがに順番待ちはなかったけど、それでも早朝のわりには人が多かったです。
なかなかいい温泉でした。
ネットリ具合が濃厚な温泉。
露天風呂もあったし、サウナもありました。
朝の6:00なのでサウナは入らんかったけどね。

風呂からあがって、左嵜君を起きるのを待って、朝食。

 彼はお粥を食べてました。

ココはバイキング形式で好きなモノを好きなだけ食べられます。
俺はゴハンと卵焼きや漬け物や味噌汁を食べたあとに、クロワッサンやベーコンを。
さらにそのあとでヨーグルトやフルーツのデザートまで。
全部うまかったッス。

朝食後は、サーキットへ。
8:30頃にはすでに人の数もドドーンと大量。
レースのスタートは11:00なのにね。
みんな好きなんですね、八耐が。

さて、9:30から『八時間耐久LIVE』もスタートします。
8時間ぶっとおしで唄うわけじゃなく、1時間とか2時間唄ったら1時間ほど休憩を挟む。
そうじゃないと、真夏の真っ昼間の日射しで死んでしまいますからね。
あと、何度か場所を移動したりというのもあってね。
とりあえず、急いでステージのセッティング。

↑ カッコイイ横断幕なんやけど、風が吹くとタイヘン・・・。


↑ コレが俺の持ち場。 CDの販売とチラシの配付。

  

いよいよスタートです。
リハもなにもありませんからね。
彼が唄いはじめたら、あわてて音響機器の調整。
ボーカルとギターの音量のバランスなど調整しながら、ふっと後ろを振り返るとお客さんが!
チラシを配りにいかんとあきません。
チラシを配ってると、風が吹いてきて横断幕がベリッと・・・・。
ガムテープを持って貼り直しにいかんとあきません。
以後、この繰り返し・・・・。

さらに、ビデオカメラとデジカメの撮影もありますからね。
チラシを配りつつ、いろんな角度から左嵜君を撮影。
唄の合間にはCDの販売。
けっこう売れるんですわ、これが。

チラシ配る、CD売る、ビデオ撮る、写真撮る、飲み物買いに行く、チラシ配る・・・・。
最初の1時間でけっこう疲れたッス。
けど、馴れてくるとちょっとはラクになったりもするんですよね。
スキをみて抜け出して↓を撮影したりとかね。


順調に進行してれば問題ないんですけど・・・・。

そう、雨なんですわ。
昼過ぎから雨がドカッと降ってきよってね。
しょうがないので一時的に撤収。
50mほど離れたトコにあるテントまで荷物を移動。
雨の中、会議机やアンプやギターを持って動き回るのってしんどいッスよ。

雨が止むまでの間、会場内を散歩。
安田大サーカスのヤル気のないコントをみたり、展示してあるバイクをみたり。

↑ 布施博を発見!


そこらじゅうでいろんなイベントをやってるんで、ホンマに楽しいッス。
レース以外でもお客さんを楽しませる要素がいっぱいあるので、家族で来てもOK。
というか、レース以外の目的で来たってOKです。
実際に、レースクイーンの撮影のためだけに来てるような人もいっぱいいたしね。
俺は、展示してあるいろんなバイクを見られてよかったです。
V8エンジンで500馬力のバイクが置いてあったのにはビックリしたけどね。
シボレー製のエンジンを積んでるらしいッス。

さて、1時間ちょっとで雨があがったので、八耐LIVEも再開。
レースは雨でもずっと続けて走ってたみたいやけどね。

雨のおかげで涼しくなってよかったです。
同じ場所まで道具一式を担いでいってセッティングするのは面倒やけどね。
しばらく唄ったあと、コカ・コーラのマルチステーションでのLIVEがあるので
道具一式を撤収して舞台袖へ。

ステージでは、鈴鹿に来てるレースクイーンを全部紹介していくイベントが行われていて、
ものすごい数のカメラ小僧やカメラ親父がバチバチとシャッターをきってました。
ステージの裏側に入ってみると、こっちはこっちでものすごい数のレースクイーンが・・・。
しかし、左嵜君が着替えなどに追われてるので、俺はギターの弦を張り替えたりチューニングなどの作業。
それが終わったら、外側にまわってビデオカメラを固定する場所を探してウロウロと。
ちゃんと自分の仕事をやってましたよ。


↑ "本番"はマーチンで挑む左嵜君

 

このマルチステーションでのLIVEが終わったのが19:00過ぎやったかな。
ずいぶん陽も落ちてきました。いいカンジ。
そこから道具一式を借り物の台車に乗せて、最後の"現場"へ。
サーキットからメインゲートに続く道の真ん中にある広場。
レースを観た人が帰る時にどうしても通らなければいけない場所。
そこで唄うらしい。

ということで、また横断幕や機材のセッティング。
さずがに馴れたもんです。あっというまに完了。
そして、レースが終わり祝砲の花火がドカンドカン上がりはじめた時に、
本日最後のLIVEがスタート。


↑ うしろのは花火じゃなく観覧車ッス・・・・。

「とにかくCDを売りたいから、唄ってる時でもガンガン大きな声で売り歩いてくれ」
という指令がおりたので、その言葉どおりに大きな声で宣伝。
俺が黙ってる時のほうが立ち止まってくれる人の数が多いような気もせんでもないが・・・。
左嵜君は唄う。
俺は横でうなる。
応援してるんだかジャマしてるんだかよくわからないまま、2時間ほど経過。
会場内に『螢の光』が流れ、22:00に左嵜君と俺の八耐も終了。


京都の我が家に帰ってきたのは24:00。
それからゴハンを食べて風呂に入って、眠ったのは3:00。
朝の6:00から起きてたので、これはもうほとんど『二十時間耐久付き人』ですよ。

帰りの名神高速で、鈴鹿帰りらしきバイク集団を見かけました。
ナンバーは大阪や神戸。
タイヘンやなあと思いつつも、こっちの体力も限界だったので140km/hでブチ抜いてやりましたけどね。
トンネルの中だったので怖かったかも・・・・。スンマセン。

 
しんどかったけど、貴重な体験をさせてもらいました。
八耐があんなに盛大なお祭とは知らんかったなあ。
何日も前から駐車場にテントを張って寝てる人がいっぱいいたり、
女の人がひとりでレースを観に来てたりとかってのもはじめて知りました。

うん、八耐を観に行ってみようかなという気になりましたね。
付き人としてじゃなくてもね。