玉井ゆうき メジャーデビュー計画

冬はやっぱり東北ッスよ

 

強烈な寒さの中で巡り合う温泉の魅力にすっかりヤラれてしまってるので、今年も東北へ行ってきました。
前回までとちがって、今回は5日間の『旅』。
半分くらいの日程やけど、もう青森の先っぽまで行ったりしないので十分かなと。
それに、だいたいの地理がわかってきたから道に迷うこともないやろうしね。
とにかく今回は温泉を重点的に攻めようというのがテーマです。


12/29

19:00頃に出発。
いきなり高速道路を突っ走る。
前日までとちがってグッと寒くなり、この日の夜あたりから北のほうでは雪が降るとか。
名神を走ってると、彦根の手前あたりから雪。
クルマの数はけっこう多かったけど、みんな雪にビビって左側車線をノロノロ走ってくれるおかげで、
こっちはビュンビュン飛ばせる。ラッキー!

北陸道に入ると、木之本インター手前から大渋滞。
どうやらチェーン規制のせいで、全部のクルマを一旦料金所の近くに集めてタイヤが冬用かどうかチェックしてるらしい。
ココを通過するのに30分くらいかかったぞ。

滋賀県と福井県の県境はたしかに雪がキツかったけど、そこを越えてしまうとあとはまた順調に走れる。
120kmくらいでドンドン進む。
ドンドン進んで、富山県の呉羽というトコにあるPAでこの日は終了。
予定よりも100kmほど先に進めたかな。


12/30

朝は9:00頃に起きた気がする。
で、とろろ昆布の入ったソバを食べたような気がする。

そしてまた走る。
北陸道は新潟県で終点なので、そこから海沿いの国道をさらに北に向かって進む。
どこかで昼ゴハンを食べたけど、忘れてしまった・・・・。

秋田県に入ったところで最初の温泉。
象潟(きさかた)という小さな街にある『ねむの丘』。
土産物やレストランなどが入ってるビルの中の温泉で、5階か6階にあったと思う。
すぐそこが日本海なので、なかなか気分が良い。
お湯もヌルッとしててよろしい。
秋田県までくると、地元の人達が話してる言葉がさっぱりわからん。
ずっと走りっぱなしやったけど、ココの風呂に入ってまったく聞き取れない方言に触れて、ようやく『旅』の気分に。
そういえば、建物と駐車場の間にちっこい神社があったんやけど、そこにはとても卑猥なモノが祀られてました。

風呂からあがると、まだ夕方。
ここらへんで今日は終了の予定やったけど、まだもうちょっと走れそうなので、明日行く予定やった内陸部に向け出発。
ナビの設定ミスで、盛岡のほうに行きたかったのに、ドンドン仙台へ向かって進む。
途中で気がついたけど、時すでに遅し。
しょうがないので、北上のあたりで晩ゴハン。

「食べたい時に 食べたいモノを 食べたいだけ食べる」

というのが『旅』の方針。
で、この日は焼肉。
ちょっと高そうな肉でも、それが食べたいのであれば躊躇しない。

食後にホームセンターでバッテリーを交換。
朝、ちょっとエンジンがかかりにくくなってきてたしね。
これから山奥に入っていくことになるので、そんなトコでバッテリーが死んだらイヤやしね。

盛岡まで東北道を走り、そこから山道をしばらく進む。
前回も立ち寄った雫石というトコでこの日は終了。
予定よりも1日早く来てしまった。


12/31

大晦日。
朝から雫石で温泉に入る。
ココもヌルッとしたお湯で好きです。
いつものように1時間ほど温泉を味わって、西へ向かって走る。

1時間ほど走ると、そこは田沢湖。
さらに山奥に向かうようにして走ると、水沢温泉。
ココも前回来たトコですが、乳白色の温泉にもう一度入りたくて。

前回は建物の改装中で、待ち合い室などが仮設っぽくてゴチャゴチャしてたけど、
今回はキレイになってました。
そうそう、前回は乳白色のお湯に心を奪われてしまって『ニオイ』に無防備でした。
なんともいえない温泉のニオイ。硫黄のニオイなのか?
とにかくタオルはなにがあっても湯舟につけちゃダメ。
ココの温泉は、サラッとしてます。
が、ニオイは強烈。
今まで体験した中でナンバーワンです。

ということで、昼前なのにはやくも温泉に2回も入ってしまってます。
昼ゴハンは、秋田市内でお鮨を食べたような。
ここらへんまではいちおう事前に計画してた範囲。
ここから先は、行き当たりバッタリ。

なんとなく南下して、大内という所へ。
秋田県の内陸部。
ココでも温泉。3発目ッスね。
3回目やけど、キッチリ1時間堪能。

風呂上がりに、温泉に併設されてるレストランで晩ゴハン。
すきやきを食べた。また肉やね。
ついでに4種類ある地ビールを全部呑んでみた。
うまかったッス。

ココのレストランでキミョーな出来事が。
俺と嫁さんのふたりで店に入ったんやけどね。
どういうわけか『お冷や』が4コ運ばれてきました・・・・。

いよいよ今年も終わろうかという時に、これはちょっと気味が悪い・・・・。

そして、何もない山間の小さな街で2006年が終了。
ビールをたらふく呑んで、1:00頃には就寝。


1/1

元旦の朝からいきなり温泉にドボンと突っ込みたいのはやまやまですが、
前日と同じ温泉ではおもしろくない。
起床したのが温泉に併設されてる道の駅なのですぐにでも入れるんやけどね。
しばらくクルマを走らせて、東由利というトコにある黄桜温泉へ。
いいッスね、元旦の朝から温泉に入り、サウナに入って汗を流すというのは。

風呂上がりに、隣にあるレストランで昼食。
ここらへんは『フランス鴨』というのが名産なのか、メニューには鴨関係がいっぱい。
せっかくなので、フランス鴨の刺身をいただきました。
おいしゅうございました。
ココにはまた来たいなと思いました。

そこからもうちょっと南へ下り、夜は焼肉。
元旦から焼肉。

ちょっと高めのお店で、写真のひと皿で1,400円くらい。
ちょっと高いだけに、おいしかったです。
どこの街で食べたのか忘れてしまったなあ。新潟県のどこかやったと思うけど。

元旦から焼肉を食べる人って少ないかなって思ったんやけど、
店はほぼ満員。
JAZZが流れるステキな焼肉屋でした。


1/2

新潟県の朝日村からスタート。
もちろん、朝風呂。
温泉の入浴券を買うと、隣接する土産屋でやってる抽選券をもらった。
嫁さんはふりかけを当て、俺はクルマの窓についた雪を落とすプラスチックの板をもらった。
ふりかけはうれしいけど、雪落とし板は京都で暮らす人間には必要ないなあ・・・・。

風呂からあがったら、ドンドン走る。
どこか寄り道したかもしれんけど、すっかり忘れてしまった・・・・。

新潟県の上越市にある『うみてらす名立』という施設を発見。
温泉ではないけど、お風呂はたくさんの種類があって風呂好きにはたまらない。
日本海のすぐそばにあるので、露天風呂からの景色はGOOD。
ただ、俺が行った時はすっかり陽が落ちたあとだったので真っ暗やったけどね。

レストランもあったので、風呂上がりにメシ。

たいした用事もないのに従業員がやたら歩き回ってる店で、なんとなく落ち着かない雰囲気。
しかしブリの刺身はうまかったです。ビールも。
ビールといえば、フツーの生ビールやビンビールの他に『名立ビール』みたいな名前のビールがあって、
それが極端に安くてビックリしたッス。
ビンビールや生ビールが600円くらいなのに対して、もうひとつのビールは500円で飲み放題!
あまりにも安すぎるのでビールじゃないのかなと思って最初はフツーのビンビールを頼んだんやけどね。
名立ビール=ノンアルコールビールのコトなのかなと。
で、試しに1杯だけ注文してみると、なんとも言えない奇妙な味わいのビールでした。
ウェイトレスのオバサンが言うには、ココで造ってる地ビールというか地発泡酒とのこと。
味はホンマに奇妙なんやけど、マズイわけじゃないので500円で飲み放題というのは魅力的です。
うん、ココもまた訪れてみたいと思いました。

もうちょっと南へ下り、親不知というトコで就寝。


1/3

朝起きると、すぐそこに日本海。

向こうのほうでは、魚を釣ってるオジサンや犬を散歩してるオバサンなど。
海沿いってこともあるけど、今年は雪がゼンゼンないッスね。
去年は気温も低かったし、雪もドバッと豪快に積もってたのでそれを期待してたんやけどなあ。
キンキンに冷えきった中で露天風呂に入りたかったけど、そういうのが今回はナシ。
かなり残念。

日本海に近いトコを走る国道7号と8号をドンドン下って行って、富山県の明日温泉へ。
前々回の『旅』で立ち寄ったような記憶があるんやけど、あんまり記憶に残ってないな。
正月ということで、湯舟にリンゴがいっぱい浮かんでました。
そして、そのリンゴにはそれぞれいろんな人のメッセージがマジックで書いてあったりしてね。

「 今年も家族みんなが健康でいられますように 」

とか、

「 給料がUPしますように 」

みたいなカンジで、七夕の時に短冊に書くような感覚で書いてるのが多いんやけど、

「 はやく嫁さんがみつかりますように 」

っていうのは、結婚相手と巡り合いたいという願望かなと最初は思ったけど、
その場合は「素敵な嫁さんがみつかりますように」みたいなカンジじゃないかなと。
「はやく」という部分がどうもひっかかる。
嫁さんが失踪してしまったのか!?

正月だからといってみんながみんな幸せかというと、そんなこともないんやね。
はやく嫁さんがみつかったらいいな。

 

ここらへんで今回の『旅』は終了。
家に向かって北陸道を走ってたら、南条のインターでまたチェーン規制の検問。
道路上にはまったく雪なんてないのに面倒やなとその時は思ったんやけどね。
そこからしばらく走ってトンネルを2つ3つ抜けると・・・・・。

トンネルの中を120キロくらいで走ってて、出た途端にこんなコトになってるとタイヘンです。
こんな路面でブレーキを踏んだら間違いなく滑るもんね。
またタイミングが悪いことにトンネルを出てすぐにカーブがあったりしてね。
スピードを落とさないとカーブを曲がれないけど、ブレーキを踏むと確実にスリップする。
実際にカーブを曲がりきれずにひっくりかえってるクルマがいたしね。
最後の最後で最高のスリルを味わいました。

こういうのを期待してたんやけどね。
昼間なのに吹雪いて薄暗い山道なんかを走って温泉に辿り着くような『旅』。
雪だけじゃなく、寒さもたいしたことなかったなあ。
去年は昼間の暖かい時でも0℃くらいがフツーやったのに、今年は8℃とかやもんね。
そこらへんは期待外れやったけど、いい温泉をいくつか見つけたから次の冬もまた東北かも。

食べるモノでは、秋田に行った時にみつけたハタハタがスゴク気になってます。
スーパーに行けば京都でもハタハタを買うことはできるけど、秋田で見たハタハタはカタチがゼンゼンちがいました。
いつも俺が見てるハタハタはシシャモみたいな体型なんやけど、秋田のはフツーの魚のカタチでした。
おなかの中に卵が入ってるからそんな体型なのかもしれんけど、大きさもこっちのヤツの倍くらいやったしね。
食べたかったんやけど、家に持って帰るまでに傷んでしまうからね。
次回の課題ッスね、ハタハタは。