南の島で遊んできました
2003. 7.14 ~ 17

 

 毎日『肉』を食べてたなあ。焼肉屋にも行ったしね。
『ソウル苑』っていう焼肉屋。ココはマズイ。肉が黒い。
冷凍した肉を解凍した時の黒さやね、アレは。
ホンマにココの肉は黒いしクサい。
 『ムーミン村』って店にも行った。なんとも下世話なネーミング。
店の入口に有名人のサインがいっぱい飾ってあった。
サイン色紙には雑誌から切り抜いたちっこい顔写真が貼られていた。
う〜ん、サインをもらった時に写真も撮ればいいのにな。
ココでも焼肉を食べた。『ソウル苑』よりはマシ。
 昼食に『ソウル苑』、夕食に『ムーミン村』という順番。
1日に2回も焼肉を食べたのは初めてッス。もうそんなコトはしないッス・・・。

 それから『ハードロックカフェ』にも行ってみたッス。定番やね。
ココでは『Tボーンステーキ』を食べた。味付けは一切ナシ。
各テーブルに置いてある市販のステーキソースをかけて食べる。
ここまで『こだわり』が無いっていうのも潔くていい。

 そして『喜楽』という店では『ステーキ丼』を食べた。
焼いた牛肉を細切りにして御飯にのせて甘辛いタレをかけた丼。うまい。

 とにかく、毎日『肉』を食べた。マクドナルドではチキンを食べたけど。
そうそう、マクドナルドでは飲み物は客が自分で入れる。
カラッポのコップを渡されるので、そこに氷と飲みたいジュースを好きなだけ。
マクドといっても、店員は南国の人達なのでダラダラしてる。愛想もよくない。

 サイパンのクルマはとてもボロい。タクシーもバスも自家用車も。
窓が割れたらビニールを張る。ボディが錆びたら似た色のペンキを塗る。
ドアのちょうつがいが壊れたらガムテープで留める。
洗車の習慣なんてゼッタイに無いと思うな。
そういえば、サイパンはピックアップトラックがやたらと多い。
ハイラックスやダットラみたいなヤツね。
ああいうクルマの荷台に子供を載せて買い物に行ったりするんやね。
島がちっこいだけにドライブの楽しさなんてないでしょう。
ホンマの意味で『移動する手段』。


 ホテルやショッピングセンターには、よくわからん『ナゾのヒト』がいる。
ロビーやフロントの周辺にかならず2,3人『ナゾのヒト』がいる。
『ナゾのヒト』は、俺のような『客』を見つけると「タクシー?」と聞いてくる。
「うん、タクシー」と答えると、パンパンと大きな音で手を叩く。
そうすると、どこからともなくタクシーがやって来る。
『客』をタクシーに乗せたらおしまい。そこまで。
この『ナゾのヒト』はコレが仕事なのかな? コレで給料が貰えるのかな?
最初はチップを渡してたけど、どうも他の『客』は渡していないので俺も渡すのをヤメた。
だってタクシーを呼んでるだけやしね。
これだけの仕事で生活できるなら俺もやってみたいぞ。
免許も資格もいらんやろうしね。
 あっ、タクシーの運転手も気楽なカンジでいいなあ。
どこのホテルにも、タクシーの駐車場脇の植え込みの陰なんかに『待合所』がある。
ヤシの木陰に手作りっぽいテーブルとイスが置いてあって、そこに運転手達が待機。
タバコを吸いながらおしゃべりしたり、芝生でゴルフの練習したり。
『ナゾのヒト』がパンパンと手を叩くまでそこで遊んでる。
日本とちがってみんなアロハに半ズボン。待ち時間にクルマを磨けばいいのになって思うけど、
そんなコトは誰もしない。クルマは動けばそれでいい。
  

 

 ブラブラと海岸を歩いてたら、「メッチャ海のキレイな無人島に行かないか?」と声をかけられた。
10ドルで無人島まで連れて行ってくれて、シュノーケルと水中メガネと敷物とクーラーボックスまで
貸してくれるという。
 ちょっとアヤシイ雰囲気もあったけど、その無人島のあたりを見てみるとあきらかに海の色がちがう。
せっかくなので行ってみることにした。
 遊覧船のような船で行くのかと思ったら、ピンク色のちっこいモーターボートに乗れと。
そして、ぶっとい両腕に入墨の入ったサイパン野郎の運転はかなり荒い。ビュンビュン飛ばす。
水しぶきと風圧で目をあけるのがツラかったッス。

 着いたトコロが『マニャガハ島』。無人島には日本人がテンコ盛り・・・・。
まあ、たしかに住居もホテルもないから夜には無人になるんでしょう。
 ココはスゴク海がキレイでよかったッス。さんまみたいな細長い魚の群れがダーっとやってきます。
黄色の魚や紫色の魚もいっぱい泳いでるしね。
クーラーボックスのかわりに『網』を貸してくれたらよかったのになあ。
あれなら簡単に捕まえられるぞ。

 日本人だらけの無人島からの帰りもピンクのボート。桟橋に16:00に迎えに来るという約束。
他の観光客は遊覧船みたいなデッカイ船で行き来してるみたい。30人くらいを一度に運ぶ。
そんな遊覧船の乗船待ちの人達でごった返す桟橋に怪しげなピンクのボート。
入墨サイパン野郎が大きな声で「タマ〜イ!!」って呼んでる・・・・。
なんでまた呼び捨てにされんとアカンのやろ・・・・。ちょっと恥ずかしいッス。
 恥ずかしいけど、ちゃんと迎えに来てくれたのでひと安心。
帰りも乱暴な運転で他のボートと競争しよる。メッチャ船が傾いてたしね。
やっぱりちゃんと『ツアー』みたいなので行ったほうがよかったかな。
いろんな部分でドキドキするから。

 

 初めて行った南の島。とても楽しかったッス。
また機会があれば行きたいな。
 ココに書いた以外にもおもしろいコトがいっぱいあった。
エロオヤジと女の子の奇妙な『撮影会』とか、持ち込んだタバコを空港で没収されたオジサンとか。
『ハードロックカフェ』のショータイムの「すべてが似ていないエルヴィス」も強烈やったなあ。

 うん、やっぱりまた行きたいぞ!

  

  

  関西空港を午前9時に出発。
どんより梅雨空ッス。
初めての飛行機に緊張するッス。

あっというまに雲の上。
下は海かな?
けっこう揺れるのでタイヘンです。
ビールを呑んでたので悪酔い気味。
さらに新聞を読んでたので・・・・。

一度、グアムで飛行機を降ります。
乗り換えですね。
ココで入国手続があります。
写真を撮ったら怒られたッス。

3時間くらいの移動でこんなに雰囲気が変わるとは。
イッキに『夏』です。

泊まったホテルはこんなカンジ。
テレビもあります。NHKが映りました。
クーラーもよく効いてます。
金庫もいちおう置いてありました。
でも、メッチャ軽いので持って行かれそう。
貴重品は持ち歩くのがいちばん。

ホテルに着いてアレコレしてたら夕暮れ時。
ベランダから見えるサンセット。

ホテルには『温泉』もありました。
コレはハイビスカスがいっぱい放り込まれた風呂。
サウナやジャグジーもあるけど、どこも水着を着用。
そりゃそうだ。女の人も入ってくるからな。

コレは部屋の風呂。水着ナシでOK。
ガラス張りのシャワーが外国っぽい。
右の湯舟はメッチャ浅い。
寝転がるカンジで入るとちょうどいいけどね。
備え付けのシャンプーがとてもいい匂い。
でも、俺はマルボーズ。

そして、なんといってもメインは海。

大人は海を目の前にしてもジタバタしない。
海があるのに読書をする贅沢。

うん、サイパンの海はキレイなんやけどね・・・。
写真じゃわからないけど、ナマコだらけッス。
ナマコマニアにはたまらんやろうけど、
そうでもない俺にはたまったもんじゃない。

珊瑚の近くで缶詰のソーセージを持って潜ると、
いっぱい熱帯魚が寄ってきます。

浜辺での食事。10ドル。
隠れて見えないけど、タマネギの串の下に
手のひらより大きいステーキが!
葉っぱの中身は『ちまき』。
ウインナーの上のヤツは焼きおにぎり。

ステーキを手で食べるのはツライぞ。

南国の人はケツがデカいのでイスもデカい。

ホテルのロビーにはプールがある。
どこからが建物の中なのかよくわからん。

このプールは夜でも勝手に泳いでいいみたい。
受付もなにも無いしね。
すべてにおいて開放的。

ホテルの庭には馬がいる。
けっこういっぱいいる。
結婚式の時はコイツらが馬車を引っ張る。
白馬じゃないけどね。

あっ、ココは庭じゃないな。
うしろに旗が見えるからゴルフ場?
ジャマにならんのか?

いちおうビデオの撮影もね。
ただ、こんな風景と俺の楽曲の接点が・・・。

地元の人達が利用するスーパー。
レジのオネエチャンは電話に夢中でした。
笑顔のカンジからきっと私用の電話。
それが南国。

夜の繁華街。ガラパン地区。
昼も夜も日本人ばっかり。

何をするにしてもこの界隈。食事も買い物も。
俺の泊まったホテルからメッチャ遠い。
サイパンのバスもタクシーも時速40km以上出さない。
道は空いてるのにね。
ホテルからココまで来るのに20分。
まあ、バスもタクシーもタダで乗れるからいいけど。

免税店の中にiMacを発見!
日本語のOSが入ってたけど、キーボードは英語。

回線速度は遅いけどタダで使えたッス。

ステーキバーガー&エビとバジルのパスタ。
生ビールは基本的にバドワイザー。

なんか「バカンスのランチ」ってカンジでしょ。

こんな景色を眺めながら↑を食べる。
そんな3泊4日でした。