King Crimson

 私がCrimsonについて書くのはなんだか口幅ったいのですが、判る範囲でやってみたいと思います。オフィシャルサイトはこちらです。
簡単目次Album,KC Club,Video,Bootleg,Live Library
 日本で発売されたLPとCDを調査しています。現在わかっている範囲でリストにしましたのでこちらを参照してみてください。情報をお持ちの方がいらしたら教えてくださいね。
 彼らのコンサート日程とその音源をまとめてみました。こちらを参照願います。こちらも情報をお持ちの方がいらしたら教えてくださいね。Remasterに関する情報はこちらです。

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  cirkus-crimsさんの、"ENTRY OF THE CRIMS"にはKC情報が満載です。

[Artist News]
・Red(9/21),In the Court of the Crimson King(10/12),Lizard(10/26)がBonus Track追加でCD+DVDA仕様で40周年記念盤として発売予定になりました。以降も各Albumが同様の仕様で発売されるようです。数年前に全作がRMされたのですが、今回は5.1chとRare映像が追加されるのがうれしいですね。当然、DVDAにはHigh Resの2chも収録されます。

[For Audiophile]
 ここではKC作品群の音質について言及したいと思います。主にLPとCDについて述べています。
 結論から言うと、UK LP(初版のPink i)が最高でしょう。詳細は、紙ジャケ探検隊様が詳しく検証されています。私も初版Pink iを聴かせていただいたのは、この時が初めてでした。その後UK LPをある程度揃えました。'Young Person's〜(新世代への啓示)'でも、音質はかなりのものです。CDであれば現在進行形の再Remasterが期待できます。以下に簡単にまとめておきます。
UK LP:本国オリジナルの初版が最高でしょう。番号を変えていないので、区別はレーベルで行うしかありません。Pink iなら初版(詳細は、紙ジャケ探検隊様へ)です。Polydorは避けた方が良いでしょう。音質だけではなくて、消えてしまっている音があります。
US LP:Atlantic盤は手抜きなのか悲惨な音です。再発のPolydor盤の方がましなくらいです。発売時期は不明ですが、JEM盤の限定版で、Half Speed Cutting盤が存在します。低域のエネルギー感が抜群で解像度も高い音です。ただ、アメリカ向けの音作りという印象で、総合的にはUK盤の方がFripp卿の意図した音であると思います。
JP LP:がんばっていますが、UK LPにははるかに及びません。それとやはり一部の音が無くなっている(日本でのMasteringの際に誤って消されたのでしょう)P-8***が初版です。その後、P-10***と廉価盤のP-6***が発売され、その後PolydorMM-****からも発売されました。EarthboundのみPolydor盤でしか発売されていません。'宮殿'は変なイコライジングがされていて最悪です。
CD:調査した限りでは、国によるデータの違いはありませんでした。
Ger CD:未聴です。1984?位の発売という噂です。
Regular:1987年頃に発売されたものが最初に広く流通しました。次のDefinitiveには一部音が無かったり、差し替えなどがあるので、この版は珍重されています。(中古市場でも高価)
Definitive:1989年発売でRemasterとなります。決定版と言っておきながら、音が足りなかったり、差し替えやRemixなどの処理がされており、評判はよろしくありません。音質的にも特筆すべきものはありません。
Re-Remaster:1999年から順次発売されており、新生KCの作品も含めてほぼ出そろいました。オリジナルLPの音質を目指しており、なかなか良い結果が出ていると思います。CDならこのシリーズでそろえるのが良いでしょう。初回のみ紙ジャケ盤です。2nd以降はHDCD仕様であることが明記されています。'Larks''の最後の声は復活しませんでした。

Re-Re-Remaster:04年秋から2/14/05まで順次UKで旧作が発売されています。その中で1stのみ(多分)再度RMされています。9/04のRMとなっており、新たに発見されたというOriginal Masterが使われたとのことです。音質の改善と傷が消えている等相違点は明らかです。Larks'〜とIslandは前回と同じRMとなっています。ただ、前回よりも音が荒れているように感じます。(特にLarks')21st〜BOXの方が丁寧なMasteringという印象です。更にPoseidonはSingleのCat Food/Groonが新たに追加されました。RMは前回の'99のものと明記されています。では、新たに追加されたSingle 2曲もこの時にRMされていた?
40th Anniversary Series:結成から40年経った2009年にSurround音声やBonus Trackにレア映像まで追加された記念盤が順次発売されています。最初がRedで、以降Liazrd,宮殿と予定されています。CD+DVDAが基本で、Bonus Trackが追加され、DVDAにはSurround音声とVideo素材も収録されています。Albumによって多少仕様は異なるでしょう。音声は、DVDAの場合96K/24bit/2chと48K/24bit/5.1ch、DVD-Vの場合は、48K/24bit/2chとDTS 5.1chとなります。映像はUK盤でもNTSC(RO)でした。宮殿はMulti TrackのMater TapeからRe-Mixされています。これまで聞き慣れてきたVersionとの違和感はありません。

Album

0.Giles,Giles & Fripp (9/13/68) UK CD
 実質的にKCの前進であったバンドです。Album1枚とSingle2枚を出していますが、CDでは全て1枚に収められています。ジャケットからして冗談音楽かと思う曲もあったり、ジングル代わりのナレーションもなんだか変。ジャンルの特定も難しい位色々な要素に溢れています。しかし、Fripp卿のギターは既に完成されていますね。内ジャケットでも一番ひょうきんなのはFripp卿です。1992年発売のRemasterとありますが、確かに音質は優秀です。KCの接点はあるような無いような感じですが、この間に'I Talk to The Wind'(啓示収録版)を入れて考えると少しつながりそうな気もします。このあと加入するPete Sinfieldの影響が大きいのでしょうか?いや、Ian McDnaldでしょう。
 オリジナル(LP)は、Mono版とStereo版の両方が存在するそうです。

Jacket Photo+.Metaphormosis (5/23/01)
UK LP: TP049 Matrix: TP049 A-1/TP049 B-1 (Serial No:99)
 HMV UKにありました。LPのみです。G,G&Fripの未発表曲&別Take集です。Fripp卿が限定1000プレスを条件に発売を許可したとか。通し番号が手書きで書かれていて、私のは'99'番でした。先ずはジャケット写真に驚いてください。真ん中がFripp卿です。Judy DybleがVocalの曲が2曲、'I Talk to The Wind'のVersion違いなどG,G&FからKing Crimsonへのまさに'変態'(スペルが違っていますが)が収録されています。そして裏ジャケにはこの頃の歴史が日付入りで紹介されています。最初は一人称なのでGiles兄弟が書いたような感じですが途中で三人称に変わっています。今まであまり書かれていなかったG,G&FからKCへの過渡期の記録は非常に貴重でしょう。Fripp卿の参加のところは非常に興味深いです。
”Giles兄弟が探していたのは、歌のうまいKeyboard Player。しばらく探していたがまだ見つからない。そんなときにうまいギタリストがいるとの話を聞き、ホテルでオーディション行うことに。彼は歌わないし、キーボードも弾けない。しかし、ギターはとてもうまいし、何よりもスウェーデン人らしい(?)所が気に入って三人目のメンバーになった。”
 この音源が、Bonusに8曲も追加されてCD化されたとのことです。日本盤も発売されているそうです。非常にショックです。これも買わねば...。タイトルは、'THE BRONDESBURY TAPES 'と変わっています。UK盤とJP盤が発売されました。UK盤を買いました。

 その後、Ian McDonaldとVocalとしてJudy Dyble(Fairport Convention)を迎え、"I Talk to The Wind"等を録音(A Young Person's Guide to King Crimson収録)します。Judyは直ぐに脱退し、残った4人でBBCに出演したりしています。最初はローディーだったPete Sinfieldも作詞とLightingで参加するようになり、King Crimsonが誕生しました。その後Greg Lakeが加入し、Peter Gilesが抜けました。一時期GregがVocal(& g),PeterがBassとして活動したようです。写真が残っています。

# 有名な話ですが、Jimi HendrixがFripp卿のところにやってきて左手で握手を求めた。理由は、
# 「左手の方が心臓に近いから」というものでした。Fripp卿の演奏によほど感激したようですね。
# 以降、Fripp卿は左手で握手をするそうです。
1.In The Court Of The Crimson King (10/12/69 クリムゾンキングの宮殿) JP CD & UK Remaster,UK LP(Pink i),UK 04 CD
Robert Fripp(g),Greg Lake(b,vo),Ian McDonald (reeds,woodwinds, vib, key,vo),Michael Giles (ds,per,vo),Peter Sinfield (words,illumination)
JP LP: P-8080A Matrix: P-8080A1 1-A-29 (1)/P-8080A2 1-A-22 (1)
UK LP: ILPS-9111 Matrix: ILPS9111 A▽2 1 2 17/ILPS9111 B//4 1 1 1 2 (Pink-i)
Matrix Mystery:最も若い番号はA-2/B-2であるようです。Jacketでは、中ジャケ左面の右下'i'マークの下に青で'Printed and Made by E.J.Day,London'と印刷(Stampのように見えるのだが)があるものが初版(これは間違い無いとのこと)だそうです。私のにはこの印刷はあります。

 あのAbbey Roadを蹴落として全英でNo.1となった(Fripp卿の勘違いのようで、実際には4位が最高のようです)伝説のアルバムです。改めて聴き返すと、秀作揃いですね。1曲目のファズのかかったVocalには驚きました。ジャケットもなんだかおどろおどろしいものを感じます。KCで1枚だけ挙げよといわれたらこれになります。今では貴重になった初版のレコード(UK)は盗まれたという本当のMasterなので、音質はかなり良好です。日本では3rd発売後の'71に初版が発売されています。JP LPはEQを二度かけたような非常にハイ上がりの音で聴いていられません。
('99/10/11)EU版紙ジャケを買いました。この紙ジャケには、新たなブックレットが追加されています。当時の新聞の切り抜きなどが掲載されており、このアルバム発売後の衝撃を物語っています。問題の音質ですが、UK初版のLPにかなり近いクリアな音になっています。バスドラの音も明確です。買って損はないでしょう。24bitRemasterであることと、そのRemasterが99年の8月に行われたことが記載されていました。
('01/7/16)ついにPink i盤を入手しました。盤質が悪かったのですが、\800とは破格でしょう。かなり傷が多いですが、Originalの音の良さは十分に感じることはできます。
('05/1/21)UKにて04発売のこのAlbumは30th Aniv.のRMとは異なり、新たにRMされてOriginal Master Editionと名付けられています。このCDには次の記述があります。03年にVirginの倉庫からMaster Tapeが発見された事。Masteringは9/04に行った事。(Fripp卿は立ち会わなかった様で名前が無い)これはMulti TrackのMasterだと思われます。21st〜並びにそのOriginal Master Editionを聴いた印象ではRemixされていると思います。確かに音は違います。傷が無い他にMixも違うなどOriginalと違うことは明らかです。なぜこのことをもっとアピールしないのかよく判りません。尚、21st〜のBookletでOriginal LPの発売日は10/12/69と訂正されています。
40th Anniv. Edition
Bunus Track(CD,DVD):Moon Child (Full Version),I Talk to The Wind (Duo Version),I Talk to The Wind (Alternate Mix),Epitaph (Backing Track),Wind Session
Bunus Track(DVD only):21st Century Schizoid Man (Inst.),I Talk to The Wind (Studio Run Through),Epitaph (Alternate Version),Moon Child (Take 1),The Court of The Crimson King (Take 3)
Video Contents:
21st Century Schizoid Man (Edit)
Fripp卿所蔵のOriginal LPから起こしたMasterを含む5CD+1DVD版も存在します。CDには2009版(Remix)とBonus Trackが収録されています。DVDAには2009版と2004版(Original Master:CDで発売済)の他Bonus Track等が収録されています。映像は画、音共にHyde Parkのものでした。画はFilmでは起きない横方向のぶれが出ているので、撮影したFilmをTapeにCopyしたものがMasterになっているようです。状態はあまり良くありません。真ん中のSoloがすっぽり抜けた感じですぐに終わってしまいます。Bonus TrackではMichaelがTwinのバスドラである事が判ります。DVDAの音は見通しが良く2004版でも気持ちよく聴けます。

2.In the Wake of Poseidon (5/15/70 ポセイドンのめざめ) JP CD & EU Paper Sleeve CD,EU 05CD
Robert Fripp(g),Greg Lake(vo),Peter Giles (b),Michael Giles (ds),keith Tippett(p),Mel Collins(sax,fl),Peter Sinfield (words),Gordon Haskell(vo on trk 1)
 1.の延長線上のアルバムとのことですが、私には辛かったです。構成は似ているし、焼き直しのような曲はあるし、で評価の方はいまいちですが、1stのおかげで売り上げは非常に高かったそうです。KCとしては異色の曲、Cat Foodは好きな曲です。幻(?)のピアニストKeith Tippettが参加しています。この人のアルバムは、当時日本では異常な高値で取り引きされていました。1枚は聴いてみたいと思っています。このアルバムのVocalとしてElton Johnが予定されていました。Fripp卿は彼のことを良く知らなかったので彼の1stを取り寄せて聴きました。その結果この話は流れてしまいました。アルバムの内容がFripp卿にはお気に召さなかったようです。また、このアルバムの制作中にメンバーが抜け、KC存亡の危機にたたされました。その時Peter BanksがYesを去り、その後釜としてFripp卿にOfferがありました。結果は、YesがSteve Howeを後任として迎えています。この時期はメンバーが固定せずセッション的なやっつけ仕事で録音が進んだ感があります。1stの曲によく似た曲やMarsなのかBoleroなのかよく判らない曲もあります。In The Wake of Poseidonは本当の1st Pressのみ少し時間が長いと聞いています。また、2/7/05発売のRM UK盤にはSingleで発売されたCat Food/Groonが追加収録されています。
('05/1/21)紅伝説発売時にCadence & CascadeのVocalがBelewに差し替えられました。21st BoxではOriginalに戻されましたが、確かにOriginalのHaskellの歌は危なっかしくて聴いていて不安になります。
40th Anniv. Edition
Bunus Track(CD,DVD):Groon(2010 Mix),Peace: An End (Alternate Mix),Cadence & Cascade (Greg Lake Guide Vocal Version)
Bunus Track(DVD only):Cat Food (Single),Groon (Single),Cadence & Cascade (Unedited,Instrmental Take from Wessex Studio),Groon (Take 1,5,15),The Devil's Triangle (Rehearsal)

McDonald & Giles (1970)
JP LP: P-8034A Matrix: P-8034A1 1-A-11 (1)/P-8034A2 1-A-12 (1)
 KCを脱退したMichael GilesとIan McDonaldはMcDonald & Gilesというアルバムを作ります。このアルバムは、Fripp卿が居なかったらKCはどうなっていたのかということを暗示するような作品だと感じました。私にはピンと来るものがありませんでしたが、Fripp卿以外のメンバーが持っていた方向性がよく判って貴重です。日本では「宮殿」よりも先に発売されています。解説は当時KCを知らない人(Pink Floydのファンらしい)が書いていて、彼の無知ぶりが笑えます。当時はKCなんて日本ではほとんど誰も知らなかったという事なのでしょう。

3.Lizard (12/11/70) US CD & EU Paper Sleeve CD
Robert Fripp(g),Mel Collins(sax,fl),Gordon Haskell (b,vo),Andy McCulouch (ds),Peter Sinfield (words,pic) wt.Robin Miller (oboe,cor anglais),Mark Charig (cornet),Nick Evans (tb),Keith Tippett (p),Jon Anderson (vo on trk1)
 知人から借りて聴くことができました。結論から言うと、思ったよりも良かったです。Rock Jazz(ロックの人がJazzっぽい演奏をするという意味)という感じの内容で、Islandsほどの完成度ではないですが、それでも聴いていられます。1曲だけJon Andersonが参加しています。Fripp卿は最も嫌いなAlbumではないかと思います。編集ものにはほとんど選曲されませんから。後にFripp卿に忌み嫌われるGordon Haskell氏はFripp卿の級友でありました。
('99.3.20)このアルバムも、Definitive Editionでは1曲目のCirkusはRemixされたものが収録されているようです。

RegularUS 1st only4.Islands (12/3/71) EU & JP Paper Sleeve CD,UK 04 CD
Robert Fripp (g),Mel Collins (sax,mellotron),Boz Burrell (b,vo),Ian Wallace (ds)
US LP: EGKC4 Matrix: EGKC-4-A/EGKC-4-B (Edition EG)
UK LP: ILPS 9175 Matrix: ILPS 9175 A-1U/ILPS 9175 B-1U (1st Press)

 このアルバムはわりと好きです。うまく言葉では表せませんが...VocalはBozがとっていますが、Bassが弾けなきゃということで、Fripp卿が指導をしたそうです。彼は後にBad CompanyでBassを弾いています。ジャケットは2種類あって今では星雲の写真が一般的ですが、USの最初のものは白地(?)に少し模様の入ったものでした。casは知人が入れてくれたもの(1980頃)ですが、このLPは星雲のジャケットでした。2000年発売のRemaster(紙ジャケ)では星雲ジャケの見開きになっています。オリジナルを再現してほしかった。また、ライナーはなんとIan Wallaceが書いています。Bandに加入したいきさつや、Frippと他のメンバーとの確執、アンコールの時Bluesを演奏したこと(Fripp卿はBluesが苦手で、椅子に座ったままうつむいているしかなかった...)等。最後は、Fripp卿が最後に聴かせてくれたのがLarks'〜であったと書かれています。彼らが演奏したらどうなっていただろう?というのが締めくくりの言葉です。日本盤のライナーはかなりFripp卿と敵対した3人に対して批判的です。この3人はすぐにFrippと敵対するようになったこと。Sinfieldはこの3人の粗野な態度や行動に嫌気がさして止めてしまったこと。(曲や歌詞の意味を全く理解しようとしないBozら)Fripp卿も含めて彼らとは住む世界が違ったようです。ただ、PeteはFripp卿からクビを言い渡されたと聞いていますが...。
 US Half Speed Cutting盤は、低域のエネルギーがすばらしい。解像度も申し分ありません。しかし、繊細さという意味では一歩譲ります。この作品では特に繊細さのない音では作品のすばらしさが半減してしまいます。弦の生音がOnすぎて艶消しです。とはいえ、新しい発見もあり、この盤の音質はそれなりに高いもだと思います。最後のリハは入っています。再RMで聴かれるMaster Tapeの傷に起因するノイズはこの盤では聞こえません。どうやら、PolydorがLPを再発する際にはこの傷は無かったようです。尚、04にUKで発売されたCDは再RM時のものと明記されています。初版に比べると少し荒い音になったように感じるのですが。
 ytさんからの情報によりますと、オリジナル(UK)の内側のジャケットがUSでの初版では外側のジャケットになったとか。再発以降、CDでもオリジナルの星雲のジャケットに戻っていますから、US初版のジャケット違いは貴重ですね。それから、下のオケのリハの音ですが、演奏時間には含まれていないそうです。(この人は実際に計ったのです)ジャケットなどには9'14と表示されていますが、DefinitiveでないCDには11'54と表記されているようです。上のジャケット写真(US)は、紙ジャケCDのBookletの表紙です。
# Islandsの後(アルバムの最後)にしばらくブランクの後オケ(?)のリハの音(Coda)が入っています。
# しかし、Definitive Editonではその部分がカットされています。
# 尚、日本盤のLPでもこの部分はカットされていたようです。Polydor盤(各国盤共)でもカットされているそうです。
# US JEM盤のHalf Speed Cutting盤には入っています。
# 2KのRemasterでは復活しました。尚この部分のみFrame by FrameでBoleroの後に収録されています。
# (Trackは同じなので単独では聴けない&Blankも収録されている)
# 21st〜では'Tuning Up'というTitleが付いて独立したTrackになりました。少し短くなっていますけど

 Definitive Editionではしょっぱなの部分で、Tapeが定速になる前の低い音から立ち上がるという情報をいただきました。
 オリジナルUKのジャケットを見せていただきました。内袋は確かにUS初版の白地に模様の入ったものでした。気になっていたのは、US初版は見開きであったこと。これはオリジナルを見て納得しました。オリジナルの内袋は、やはり見開きになっていて、開いた内側からレコードを取り出すようになっていました。内側の歌詞カードや写真も同じでした。ただ、表裏と上下が逆ではありました。さて、発売が延期になった紙ジャケでは見開きのジャケットになっていて、内側に歌詞とメンバーの写真があります。ライナーにUS盤のジャケット部分が使われていて、CDの袋は真っ黒なものです。
 Island盤も再版のものは黒い内袋でした。また、ジャケット表に"Island King Crimson"の文字があるものが存在します。Island UK盤にはないですが、Polydor盤にはあるのでしょうか?Half Speed Cutting盤にはありました。CDにもFont違いで文字が入っています。
40th Anniv. Edition
Bunus Track(CD,DVD):Islands (Studio Run Through with Oboe Prominent),Formentera Lady(Take2),Sailor's Tale (Alt.),A Peacemaking Stint Unrolls (Previously Unreleased),The Letters(Rehearsal/Outtake),Ladies of The Road(Fripp & David Singleton Remix)
Bunus Track(DVD only):Pictures of A City (Rehearsal),Sailor's Tale (Rehearsal),Islands (Fripp's Reference Cassette-Mellotoron on Vibes Setting),Formentera Lady (Rough Mix),Sailor's Tale (Rough Mix),Drop in (Early Rehearsal),The Letters(Live at Plymouth),Sailor's Tale(Live at The Zoom Club):Ladies of The Road(Take 5),Formentera Lady (Take1,3,4)

5.Earthbound (6/9/72) CDR、UK CD
Robert Fripp (g),Mel Collins (sax,mellotron),Boz Burrell (b,vo),Ian Wallace (ds)
UK LP: HELP6 Matrix: HELP 6 A-3U/HELP 6 B-1U (Black Label Pink-i)
Matrix Mystery:UK初版は1U/1Uが存在します。

 知人がカセットに入れてくれました。音はBootleg並ですが、演奏は素晴らしい。残っていた契約で後1枚出さなければならなかったのと海賊盤対策で出されたものでしょう。Fripp卿は異常に神経質だそうです。メンバーは、4.と同じです。('98.7.26)イタリア盤と思われるLPを発見。ジャケットがあまりに違うので驚きました。黄色っぽい落書きのようなジャケットです。
('99.1.24)借りたLPを自作のADCを通して聴きましたが、やはり音質のひどさはすざましいですね。演奏も、今聴き返してみるとやけくそっぽく聞こえなくもありません。それでも名盤には違いありませんが。
 紙ジャケ探検隊の方からの情報ですが、この頃辺りまでのUK盤(LP)の初版の音質はそれ以降の版に比べてかなり良いとのことでした。特に1st(宮殿)は、オリジナルマスターが損傷してしまい、再版以降は他国に配ったMasterを使ってプレスマスターを起こしたそうで、音質的には雲泥の差だそうです。見分け方も教えていただきました。初版のレーベル(LPの真中)は、ピンクの地に白抜きの'i'が入っているものでこちらは中古市場でもかなりの高値だそうです。再版はピンクの縁に島の絵が入っていてデザインは良いのですが、音質的には違うそうです。これらは、UK盤の話です。
 Island盤LPの音はかなりましな音という印象でした。これなら聴く気が起きないというほどではありません。
('02.8.10)8/5に紙ジャケ盤が発売されています。音質はUK LPには全く及びませんが、発売されたという事実が重要でしょう。期待されたBonus Trackは収録されませんでした。

Pete Shinfield/Still (1973) JP CD
 KCをクビになったPeteは、Roxy Musicのサポートの後、旧友のLakeを頼りEL&Pのサポートに回ります。EL&Pにも歌詞を提供するなど確固たる地位を築き、EL&Pが設立したManticoreからこの作品が発売されています。JJ&F時代の曲も含めて元KCのMemberのサポートも受けて完成した作品です。彼のVocalはお世辞にもうまいとは言えません。音楽的には叙情的な曲が多くて、古きよき時代に戻った気分を味わうこともできます。彼の音楽性を知るにはこの作品しかないでしょう。90年代に再編集されてStillusion(スペルに自信無し)なるTitleで再発されています。Bonusが2曲追加されています。作品の完成度は本作には及ばないそうです。さて、買ったのは紙ジャケです。イラスト部が貼付け、エンボス紙の使用と確かに拘りは感じます。初版はPink、2nd以降はBlueのジャケになっていたそうです。JP盤はPinkしか見かけたことが無い様に記憶しています。
6.Larks' Tongues in Aspic (3/31?/73 太陽と戦慄) US & UK Paper Sleeve CD,UK 04 CD
Bill Bruford (ds),David Cross (vl,viola, mellotron),Robert Fripp (g,mellotron,devices),Jamie Muir (per and allsorts),John Wetton (b,vo)
JP LP: P-8330A Matrix: P-8330A1 3-E5 1-B-6 (1)/P-8330A2 1-A-9 (1)
JP LP: P-10136A Matrix: P-8330A1 7-7YGYZ 1-B-24 (1) 23/P-8330A2 1-B-1 3
US LP: SD 7263 Matrix: ST-A-232809BB-EX A1/4P Δ17852(7)/ST-A-232810-BB-EX Δ17852-X(7)
US LP: EGKC 6 Matrix: EGKC-6-A/EGKC-6-B (Edition EG:Half Speed Cutting)
UK LP: ILPS9230 Matrix: ILPS 9230A-2U/ILPS 9230B-2U (Pink Rim Palm Island)
Matrix Mystery:2U/2UがUK初版のようです。私のは内袋が歌詞カードではない厚手のものです。内袋が損傷して他の袋と換えられたのかもしれません。

 メンバーに見捨てられて一人になってしまったFripp卿はこの悔しさをばねに強力なメンバーを集めました。今までのKCとはかなり方向性は変わっています。タイトル曲のPartIIはあまりに有名です。こんな曲を作れる人はそうはいないでしょう。個人的にはその他の曲がいまいちに感じます。しかし、聴き込むにつれて評価は上がってきます。最近は結構気に入っています。PartIの冒頭部分は試聴に使うことがあります。
 US Half Speed Cutting盤は、低域のエネルギーがすばらしい。解像度も申し分ありません。繊細さという意味では一歩譲りますが、この作品ではさほど気になりません。残念ながら買ったものにはソリがあったので音質的にはかなり不利でした。潜在的に持っている音質の高さは、かなりのものだと思います。最後の声は入っていませんでした。尚、04にUKで発売されたCDは再RM時のものと同じ明記されています。
 紙ジャケ探検隊の方から下記の声に関して情報をいただきました。ytさんからの情報と手持ちで実際に確認した結果も含めてまとめるとこうなります。
1.初版のLP(Island)ではUK・USとも声は入っていた。JPには入っていない...。
2.Polydor盤(JEM)にはどこの盤にも入っていない。ジャケットの縁の色がUK盤以外は白。UKは他と同じエンジ
3.CDでも初版には入っている。JP盤にも入っています。
4.Definitiveには入っていない。
5.24bit Remasterでも復活しなかった。
6.JEM盤Half Speed Cutting盤にも入っていません。
 ということでした。
'Larks' Tongues in Aspic part II'が映画「エマニエル夫人」に使われています。アレンジも楽器も違いますが確かにあの曲です。映画中何度も出てくるようです。Fripp卿が訴えて和解したとの事です。
40th Anniv. Edition
Bunus Track(CD,DVD):Larks' Tongues in Aspic PartI (Alt. Mix),Book of Saturday (Alt. Take),The Taking Drum (Alt. Mix)
Bunus Track(DVD only):30th Anniv. RM:Exiles (Alt. Mix),Easy Money (Muir Solo),Larks' Tongues in Aspic PartII (Alt. Mix),Easy Money (Alt. Mix)
Video Content:Beat Club
Improv.:The Rich Tapestry of Life
Exiles
Larks' Tongues in Aspic PartI
Larks' Tongues in Aspic PartI (As Broadcast on Beat Club)

7.Starless and Bible Black (2/21/74 暗黒の世界・スターレス) US & UK CD
Bill Bruford (ds),David Cross (vl,viola, mellotron),Robert Fripp (g,mellotron,devices),John Wetton (b,vo)
US LP: EGKC 7 Matrix: EGKC-7-A/EGKC-7-B (Edition EG)
UK LP: ILPS-9275 Matrix: ILPS9275 A-3U/ILPS9275 B-3U (Palm Tree Island)
Matrix Mystery:UK初版は3U/3Uないしは2M/3Mではないかと言われています。違いはPress工場が違うと言われています。私のは内袋が歌詞カードではない厚手のものなので後期Ver.ということになります。

録音状況(元音源)
The Great Deceiver	:1/74 at London:Air Studio
Lament		:1/74 at London:Air Studio
We'll Let You Know	:10/23/73 at Glasgow Apollo Theatre
The Night Watch	:11/23/73 at Amsterdam Concertgebouw〜1/74 at London:Air Studio
Trio		:11/23/73 at Amsterdam Concertgebouw
The Mincer		:11/15/73 at Zurich Volkshaus
Starless And Bible Black:11/23/73 at Amsterdam Concertgebouw
Fracture		:11/23/73 at Amsterdam Concertgebouw
 後述のBBCライブの音源がこのアルバムの元になっています。詳細は上記の通りと言われています。最初は良いのですが、次第に辛くなってきます。^^;)Bill Brufordが参加しているので、ペンギン君は一番のお気に入りといっていました。確かに、ここでのドラムは凄いものがあります。ほとんど即興演奏であるということを考えると、恐ろしいものがありますね。聴き込むと確かに良くなってきます。音質的にはクリアで70年代KCの作品では一番良いのではないでしょうか。
40th Anniv. Edition
Bunus Track(CD):The Law of Maximum Distress:PartI,Improv. The Mincer,The Law of Maximum Distress:PartII,Dr. Diamond (Live,6/23/1973 Richards Club,Atlanta),Guts on My Side (Live,3/19/1974 Palazzo dello,Italy)
Bunus Track(DVD):2011 2ch Mix,30th Anniv. RM:Easy Money (from The Night Watch)
Live at Zurich Volkshaus:11/15/1973
Lament,The Night Watch,Fracture,The Law of Maximum Distress:PartI,Improv. The Mincer,The Law of Maximum Distress:PartII
Additional TracksWe'll Let You Know(Unedited from The Great Deceiver),Dr. Diamond (Live,6/23/1973 Richards Club,Atlanta),Guts on My Side (Live,3/19/1974 Palazzo dello,Italy),The Night Watch(Single Edit),The Night Watch(US Radio Single Edit),30 Second Radio Advert,60 Second Radio Advert
Video Content:Central Park 6/25/1973
Easy Money
Fragged Dusty Wall Carpet

8.Red (9/27?/74) JP CD,UK Paper Sleeve CD,UK 40th Anniv.
Bill Bruford (ds),Robert Fripp (g,mellotron,devices),Jamie Muir (per and allsorts),John Wetton (b,vo) wt.David Cross (vl,mellotron),Mark Charig (cornet),Mel Collins(ss),Ian McDonald (as),Robin Miller (oboe)
US LP: EGKC 8 Matrix: EGKC-8-A/EGKC-8-B (Edition EG)
UK LP: ILPS-9308 Matrix: ILPS 9308 A-3U/ILPS 9308 B-6U (Pink Rim Palm Island)
Matrix Mystery:UK Island版はMatrixが判明しているものは3U/6Uしか知りません。私のは内袋が歌詞カードではない厚手のものなので後期Ver.ということになります。

 このアルバムを最後に一旦解散してしまいます。やはりタイトル曲は凄い。緊張感がビンビン伝わってくる作品です。ジャケットも、白黒の写真に赤文字で'Red'というのは良かったです。B面の2曲はLive音源が基本になっています。音質はA面がこもり気味でいまいちです。
 Island盤を買いましたが、音質的にはそれ程というものではありませんでした。A面のこもり気味な音は多少改善されています。ジャケットはコーティングされています。Edition EGも特筆すべき音質改善はありませんでした。音質よりも内容でKCの世界に浸りましょう。Fripp卿も満足できる作品と述べています。
40th Anniv. Edition
Bunus Track:Red (Trio Version:DVD-Vのみ無),Fallen Angel (Trio Version),Providence (Full Version:Taken from The Great Deceiver),A Voyage to The Centre of The Cosmos (DVD Only:Taken from The Great Deceiver)
Video Contet:ORTF,France 3/22/74
Larks' Toungues in Aspic Part II,The Night Watch,Lament,Starless
レア映像はGoodです。30分番組で放送したみたいですね。Studio Liveです。映像も特殊効果を入れたりしてます。演奏も良好です。BonusのFallen〜はOver Dubされてますね。もう一人いる。

9.USA (5/3/75) CD-R,UK CD
Bill Bruford (ds),David Cross (vl,viola, mellotron),Robert Fripp (g,mellotron,devices),John Wetton (b,vo) wt.Eddie Jobson (violin on trk1, p on trk2)
US LP: SD 18136 Matrix: ST-A 753337 1SB/ST-A 753338 CC
 解散後に発売されたLive Albumです。初めて聴いたCrimsonはこれでした。こんな凄いバンドがあったのかと驚いたものです。Crimsonファンに言わせると良い出来ではないとのことですが...。2000年3月のFripp卿のインタビューによりますと、2種類の形でCDリリースの予定はあるとのこと。先ず、LPと同じ仕様のもの、もうひとつはRemix版とのことですが、これがAsbury Park (full show) と同じものなのかどうかは不明です。最終的には、Bonus Trackを2曲追加した1CD仕様一種類で発売されました。80年代CrimsonのRemasterプロジェクトと同時にRemaster作業が進められているとのこと。Atlantic盤では最後がエンドレスになっていました。Eddie Jobsonのpartは、David Crossの出来に不満なFripp卿による差し替えと思われます。
('99.1.24)やっと確かめることが出来ました。音質に関しては特に問題ありません。私自身はさほど出来が悪いとは感じませんでした。確かに、The Nightwatchほどではないかもしれません。Lamentの冒頭で、'Easy Money'と叫ぶ観客の声は何を意味するのでしょうか?選曲も気に入っています。謎の録音場所ですが、Asbury Park, New Jersey(June.28.1974)はこの曲だけで、残りはほとんどProvidence, Rhode Island(June.30.1974)で録音された様です。(Young Person'sより)最後のUSツアーのほとんど最後ですね。ProvidenceのLiveは後のGreat Deceiverでその全貌が明らかになります。しかし、04に発売された21st Century Guide to KCのDisc4(Live)の収録曲の出展に関してAsbury Parkの録音はUSAからとなっています。この記述が正しいとすると21st Century Schizoid ManのみProvidenceで、それ以外の曲はAsbury Parkでの録音となります。どっちが正しい?Great DeceiverのDisc1をじっくり聴き返すしかないか。ところでUSAのCD化で使いされた2曲の録音はどこ?私は誰?
('02.8.10)8/5にUKで紙ジャケ盤が発売されました。本編の後に2曲(Fracture,Starless)が追加されています。最後は歓声が延々と続きますが、Cut Outで終了しています。音質は大きく改善しています。

10.A Young Person's Guide to King Crimson (11/15/75)
JP LP: P-4642A Matrix: P-5532A1 1-A-20/P-5532A2 1-A-20/P-5533A1 1-A-12/P-5533A2 1-A-15 ('80 Release)
UK LP: ISLD-7 Matrix: 36 ISLD 7-1A-1/29 ISLD 7-1B-1/33 ISLD 7-2A-1/33 ISLD 7-2B-1 (Twilight Island)
Matrix Mystery:UK初版と認識していますが、Disc2にも1A/1Bが存在するかもしれません。

 タイトル通り(?)の編集アルバムです。1曲だけ未発表の音源'I Talk to the Wind'が入っています。1968年のVer.でVocalは女性(Judy Dyble)でした。あと、Groonは'Cat Food'のSingleB面でリリースされたもので、日本ではこれが初収録となりました。海外ではCD化はされていません。選曲がいまいちなのがおしいです。Larks' Toungue in Aspic PartIはCodaとはいっても本当に前奏の前の部分だけで、本編が始まる前に終わってしまっています。1st(宮殿)からは'21st'が収録されていません。Masterが盗まれたため、手元にあるTapeでは音質面で問題があったそうです。Larks' Toungue in Aspic PartIIはなぜ収録されなかったのでしょう?JP LPでは、この作品に付いている筈の資料(Frippの発言が引用されていたりする)が添付されなかったと聞いています。中古で買った廉価版LPにも付いていませんでした。

('98/6/24) このアルバムJP盤のCDが一時期発売されていました。現在は廃盤です。たまに中古で見かけましたが、最近はみませんね。
('99/10/18) UK初版(Island盤)のLPを買うことができました。盤質は'B'ですが、傷のせいではなくてカビが付いているからでした。\3Kという値段はコレクターなら驚く値段でしょう。音は聴いてびっくり、凄い音がします。編集ものですから、オリジナルより最低一度はダビングされているはずなのでオリジナルより多少は落ちるはずですがこの音なのには本当にびっくりです。1stからの曲も生々しいですし、RedもA面はこもり気味な音(JP LPやCD)なのにこれではそれを全く感じません。感動的な音質です。UK初版は概略「紙ジャケ探検隊」さんのご厚意で寺垣Playerで聴かせていただいたのですが、自分のシステムでこの違いを思い知らされると改めてUK初版のLPを揃えたくなります。

# 8.から11.までの間、Fripp卿は色々な人と競演したり、試行錯誤(?)が続いた
# 様に思います。The League of Gentlemanで固まったのかなと思ったら...
# 尚、Fripp卿はこの間にUSで一人暮らしをはじめます。UKでは執事を置かなければならない
# という貴族の掟があるからだそうで、一人で買い物に出かけたりとリフレッシュできたようです。

 ytさんからの情報です。彼らのアルバムは80年代に入ってPolydorから発売されるようになりました。この過渡期にあった事らしいのですが、AtlanticのマークにPolydorのシールを貼ったLPやジャケットはPolydorだけどレコードはAtlanticというおかしなものが出回っていたそうで、彼はそういったLPを2枚持っているそうです。USだけの話だと思いますが、日本ではとても考えられませんね。値段のところにシールを貼って値上げをしたLPなら持っていますが...。

11.Discipline (1981) JP CD,UK RM
Adrian Belew (g,vo),Robert Fripp (g,devices),Tony Levin (stick,b,bkvo),Bill Bruford (ds per)
 意外にも再結成されてしまったKing Crimson。Bill Bruford以外は新しいメンバーとなります。g&VocalのAdrian BelewはDavid Bowieつながり、Tony LevinはPeter Gabrielつながり)のキャラクターが前に出た感じです。二人ともUS人というのも少し話題になりました。新生Crimsonの中ではこのアルバムが一番好きです。そういえばFripp卿はお金もほしいと再結成の理由に挙げていたと思います。初版LPのみジャケットのマークが浮き彫り(エンボス)になっています。
 '01 RemasterではBonus Trackが追加されています。Bonus Trackの'待ってください'は、LPから最初のCDまでのVersionでした。本編の方はDefinitiveと同じです。CD初版はやや高値で取り引きされています。理由は、上記の差し替えが無いから、つまり、LPと同じVer.だからだと思われます。
('99.2.14)'Matte Kudasai'は、EG盤(初版)とDefinitive Editionとで明らかにMixが異なります。某FAQにはFripp卿のギターが置き換わっているともあります。
40th Anniv. Edition
Bunus Track(CD):A Selection of Adrian's Vocal Loop,The Sheltering Sky (Alt. Mixby Steven Wilson),Thela Hun Ginjeet (Alt. Mixby Steven Wilson)
Bunus Track(DVD):2011 2ch Mix,30th Anniv. RM:待ってください (Alt. Version)
Additional TracksA Selection of Adrian's Vocal Loop,The Sheltering Sky (Alt. Mixby Steven Wilson),Thela Hun Ginjeet (Alt. Mixby Steven Wilson),The Terrifying Tale of Thela Hun Ginjeet,Elephant Talk (12" Dance Mix)
Album Rough Mixes
Discipline,Thela Hun Ginjeet,待ってください,Elephant Talk,The Sheltering Sky,Frame by Frame,In Discipline
Video Content:Selection of The Old Grey Whistle Test
Elephant Talk (Live at The Venue,10/1981)
Frame by Frame,In Discipline (BBC Live, 3/15/1982 Intreo.Annie Nightingale)

12.Beat (1982) UK RM
 同じメンバーでの2作目です。正直がっかりしました。期待が大きすぎたのでしょうか?うーむ。Fripp卿もこのアルバムから路線が意図している方向からずれていったと述べています。収録時間も短めです。RM購入時に聴き返すことになりましたが、それでも評価は変わりませんでした。

13.Three of a Perfect Pair (1984) UK RM
 三作品もメンバーが固定されたCrimsonはこれが初めてですね。^^;)三部作の完結編と言われています。Larks' Tongues in Aspic Part IIIが目玉だと理解していますが、あまり盛り上がらずに終わってしまいました。
 '01 RMではBonus Trackが追加されています。改めて聴き直してみると、この作品もさほど悪くはありません。Liveで演奏される曲も多く収録されていますから違和感無く聴けるのではないでしょうか。

?14.The Compact King Crimson (1986) 未聴
 新生Crimsonも含めたベスト盤です。2LPで、CDでは2曲削って1CDになっています。これなら、後述のSleeplessの方が良いでしょう。Fripp卿がお気に入りの'1st','Red''Discipline'からの選曲だったと思います。

15.The Essential King Crimson: Frame By Frame (1991 紅伝説) US CD
 BOXものは色々出たように思います。これは4CDのBOXで、3枚が、新生Crimsonも含めたStudio盤からの編集物で、後の1枚が古今東西のライブ盤になっています。 一部編集Ver.であったり、Vocalが差し替えられたVer.であったりとFripp卿は色々手を加えています。ライナーは豪華なもので、Young Person's〜のライナーを更に豪華にした感じです。(日記やコンサート日程は、追加と訂正がされています)日本で撮った写真もあります。名古屋のホテルの入り口に'King Crimson'様とある写真(その上には近鉄バッファローズ)と、新幹線の駅で弁当を食っているFripp卿の写真です。オリジナルとの相違点のあるものだけ記載しておきます。

Moonchild:短縮版
Cat Food:Single Version
Cadence And Cascade:Remix,VocalはBelewに差し替え
Sailor's Tale (abridged)
Bolero (remix):BassはLevin,最後にIslandsの最後のリハの部分を収録
Larks' Tongues in Aspic Part One (abridged)
Larks' Tongues in Aspic Part Twoは最後の声なし
Fracture (abridged)
Starless (abridged)
The King Crimson Barber Shop:未発表曲(Tony Levin作曲)

Disk 4: King Crimson Live 1969 - 84: Get Thy Bearings [Plumpton Festival in England, Aug 1969] Epitaph Vol.3収録 Travel Weary Capricorn [Plumpton Festival in England, Aug 1969] Epitaph Vol.3収録 Mars [Fillmore West, San Francisco, Dec 1969] Epitaph Vol.1収録 The Talking Drum [Amsterdam Concertgebow, Nov 1973] The Night Watch収録 21st Century Schizoid Man [Amsterdam Concertgebow, Nov 1973] The Night Watch収録 Asbury Park [The Casino, Asbury Park, June 1974] USA収録 Larks' Tongues in Aspic: Part Three (excerpt) [Tokyo Kani Hoken Hall,April 1984] Three of a Perfect Pair - Live in Japan(Video)収録 Sartori in Tangier [Le Spectrum, Montreal, July 1984] Absent Lovers収録 Indiscipline [The Arena, Frejus, Aug 1982] The Noise - Frejus 1982(Video)収録
ということで、Live音源は今となってはほとんど意味がありません。音質は、Definitive版と同じです。

16.The Great Deceiver -- Live 1973-1974 (1992) US
Disc1,2:Palace Theatre,Providence,Rhode Island:6/30/74
Disc2:Glasgow Apollo:10/23/73
Disc3:Pittsburgh,Pennsylvania-Stanley Warner Theatre:4/29/74
Disc3:Penn State University:6/29/74
Disc4:Toronto,Massey Hall:6/24/74
Disc4:Zurich Volkshaus:11/15/73

 これもBOXもので同じ頃(旧生Crimsonの最後)のライブ音源が4CDに入っています。演奏曲が似通っているようで、通して聴くのはかなり辛いとのことでした。こういうBOXはファンに負担を強いるものですね。5/2Kに再発されています。中古市場でも比較的高価なのは、それほど出荷されていないからでしょうか?'01暮れにはDGMからバーゲンのDMが来ています。($75:あまり安くない)'07年には、2CDx2の新装Boxで再発予定です。

17.Sleepless -- The Concise King Crimson (1993) UK? CD
 Fripp卿自ら選曲したベストです。ベストものではこれがよいのではないでしょうか。問題は、完奏していない曲が何曲かあることです。あと、選曲に偏りがあります。それでも時間は70分を越えています。Fripp卿がCrimson名義のアルバムで名盤として挙げているのは、1st,Red,Disciplineの3枚だそうです。これの元となる4CDのBox(邦題:紅伝説)は本当の意味でのBest Albumでしょう。
?18.VROOOM (1994) 未聴
Adrian Belew (g,vo),Robert Fripp (g,devices),Trey Gunn (stick),Tony Levin (stick,b,bkvo),Pat Mastelotto (per),Bill Bruford (ds per)
 またまたしばらくのブランク後の新作です。不動(?)のメンバーに追加メンバーがいます。ライブの音源を聴いた限りでは、かなりハードな演奏なのではないでしょうか。EP扱い[introduction: 1999]という注意書きがありました。

19.THRAK (1995) JP,UK CD
 56'39 of songs about love, dying, redemption and mature guys that get erections.
だそうです。VROOOMはリハーサル?新々Crimsonのフルアルバム第一弾と考えて良いようです。メタルCrimsonといわれるようにかなりハードな演奏です。基本的には新生Crimsonですが、Redの面影も感じることができます。予想以上に良い出来のアルバムでした。音質もなかなか優秀です。この頃、シングル盤が多数出ていたと思います。

20.B'Boom (1995) UK? CD
 公式海賊盤として発売されました。ラフミックスで2chにしてDATに録音したようです。確かに、音は歪んでいたりしますが、それ以上に演奏の凄さに圧倒されます。新生Crimsonは嫌いという人にも聴いていただきたいアルバムです。昔のCrimsonの曲は、例の3曲です。
?21.THRaKaTTaK (1996) 未聴
 まだ聴いていないので、コメント不能です。m(__)m Live音源の様です。即興演奏ばかりが集められているようです。デジパック仕様でポスターも入っていたようです。

22.Epitaph -- Live in 1969 (1997) 1&2(US CD) 3&4(JP CD)
 69年頃のライブ2CDです。BBCライブの音源はクリアな音質ですし、演奏も良いです。モノ以外は元のスタジオ盤を上回っているのではないでしょうか。それ以外はUSでのライブですが、この頃の彼らはUSでは人気は全くなかったので...。UK盤では通販でVol.3&4が安価で購入できました。これらのCDはこのBoxに収まる仕様になっています。JPでは独立してVol.3&4が発売されました。そういえば、独特のなんともいえないイラストのジャケットはこのアルバムからですね。音源によっては、BootlegからMasterを起こしたものもあるとか。BBC Live以外の音源は音質的には悲惨です。演奏の方はそれなりに評価できるものもあります。また、Fripp卿は演奏の出来に満足できずにCutされた曲があります。原因はメロトロンの音程が定まらない(Liveでの演奏が前提の楽器ではなかった)ことであると言われています。

23.The Nightwatch: Live at the Amsterdam Concertgebouw (1997) UK CD
Bill Bruford (ds),David Cross (vl,viola, mellotron),Robert Fripp (g,mellotron,devices),John Wetton (b,vo)
 11/23/73のBBCライブに録音された音源で、7.の元になったものです。2CDで、放送されなかった曲も収録されています。冒頭にLarks'Tongues In Aspic Part Iが演奏されたそうですが、Masterが残っていないとのこと。BBCの実況録音であったこと、Album収録の目的もあった(?)ので演奏は非常に優秀です。冒険には出ておらず堅実ながら抑えた演奏にこの録音の良さがあるでしょう。実はこの音源、FMでは何度か放送されています。最後の2曲はさすがです。UK盤ではCD-Extraになっていて、QTの動画などが観られます。このQTはレーベルの広告が目的で作品としては全く楽しめません。尚、最後の21st〜を聴くと、このCDではVocalにはFuzzは使われていませんが、FMで放送されたものにはFuzzが使われていて歪んでいます。どうしてこのような違いが生じるのでしょう?この処理は後から行った?BootでMincerといわれている曲は別のタイトルになっています。尚、7.収録のMincerの録音はこの日ではないとのことです。

# NHK FMでの放送に関して
# 私の知る限りでは、1984年頃と1996年にNHK FMでこの音源が放送されました。
# 残念ながら全部ではありませんが、録音はしました。放送曲目の全貌は判ります。
# 1984年頃の放送時にはアナウンスはなかったようです。1996年の放送では、ドイツ訛り(?)
# のアナウンスが入ります。後から入れたようで、このアナウンスに対して観客は反応を
# していませんし、'Lament'の紹介では、「最新作のStarless〜からの曲で...」と紹介されています。
# 放送は、発売後にされたということでしょう。また、NHKは放送の度にBBCから音源をもらっていたことになります。


24.Absent Lovers (1998) JP CD
 1984年7/11のMontrealでのLive 2CDです。日本先行発売でした。この頃というと、Live in JapanのVideoがありますからねえ。尚、このステージを最後にしばらく活動は休止されました。(80年代KCの最終ステージ)収録は全曲です。録音状態は良好です。それぞれの楽器の音ははっきり判ります。

?25.Cirkus: A Young Persons' Guide to King Crimson -Live 1969-1996
 Live音源でベスト的な選曲のアルバムであるようです。新生Crimson以降も含まれます。日本盤は紙ジャケでした。輸入盤はどのような仕様になるのでしょうか?新生Crimsonの音源が多くてちょっと首を傾げてしまいます。輸入盤がさほど安くなかったら買わないかもしれません。Disk1は新生Crimson、Disk2で昔のCrimsonが聴けますが、一部既発表の音源であるTrackもあるようなのですが。1996年のメキシコ以外の音源は既発表の音源ばかりではないでしょうか。輸入盤の発売が6月にずれ込んだようですし買う気が失せてしまいました。メキシコの音源は改めてFull Versionが単体でリリースされるという話もあります。

ST.Buffalo '66 (1999)
 映画のサントラで、'Moon Child'が使われています。他にはYesの'The Heart of The Sun rise'と'Sweetness'も収録されています。新録ではないので、映画を観て気に入った人向けでしょうか。

The ConstruKction Of Light (5/2000) CA CD
Adrian Belew (g,vo),Robert Fripp (g,devices),Trey Gunn (stick),Pat Mastelotto (per)
 Project 0(or XX)=King Crimsonといわれている新作です。発売と共にツアー敢行ということのようですね。さてその中身ですが、戦慄のPart IVやFraKcturedなどが収録されているとのこと。もうだまされないけど、買うことになると思います。歌詞は全てBelewが書いているそうです。Bill BrufordとTony Levinが抜けて(永久ではないようですが、Billは既に興味を失っているようです)しまってDouble Duoと言っています。やはりかっこいいなという印象です。THRAKの時の印象にも近いですが、様々な要素も含まれているように思います。戦慄のPart IVはPart IIIと違って期待を裏切らない出来だと思います。ちょっとRedぽく感じるのは私だけでしょうか?かなりHeavyな演奏です。Stickの超低音の部分は再生装置の低音側の再生限界を知るのに向いているのではないでしょうか?

A Beginners Guide to Projects -THE DECEPTION OF THE THRUSH- (5/2K)
 一連のProjectのBest盤にあたるものです。買う予定はありません。

HEAVY CONSTRUkCTION (11/2K) US CD
 2000年KCのLive 3CDです。CD1,2はEurope LiveのFull Setに映像を追加して収録、CD3はImprov.音源を編集して収録とのこと。ライナーには収録日のデータ(曲によって収録日が異なる)や録音の条件など詳細なデータが網羅されています。Best Takeを集めたと考えるべきでしょう。Disk2には、6/23のRome公演のVideoがCD-ROMで観られるようになっています。45分近くの長いものですが、Track毎に分けられていないので少々辛いです。問題の'Heroes'は、やはりBowieが歌わないとだめですね。来日公演を観た人には、違いがわかって楽しめるかもしれません。Europe公演では昔の曲は演奏しなかったようですが、日本公演では当然のように(?)演奏したそうです。許してもらえないと思ったのでしょうね。

VROOOM VROOOM - Live in Mexico City & New York (2001)
 Mexicoの音源はかつてWMAで配信されたものをさらに編集したもののようです。New YorkはBroadwayでの演奏を録音したもののようです。2CDで、日本では10/16に発売されました。

Level Five - Live in USA with Tool (2001)
 DGMからの購入のみだそうです。01年夏のツアーのLive音源です。限定版だそうですから数に限りがあります。

Ladies of The Road (11/12/02) US CD
Robert Fripp (g),Mel Collins (sax,mellotron),Boz Burrell (b,vo),Ian Wallace (ds)
 1971年のLiveを集めたものです。Fripp卿には思い出したくもない時期であるはずなのですが。2CDの構成ですが、CD2は、Schizoid Menとなっていて、同曲のSolo部分を編集によって1曲のSchizoid Menとしています。聴き慣れたSoloも出てきますので、コアなファンにはこのSoloは何時のTakeとか当てるのも楽しいかもしれません。CD1は、Best Takeを当時のSetlist順(多分)に並べた構成になっていて演奏・録音共非常に良好です。CD1の最後の'宮殿'はアレンジが従来のものと全く異なるもので非常に興味深いのですが、残念なことに冒頭部分のみしか収録されておりません。

Happy With What You Have To Be Happy With (EP,10.02)
 2K Crimsonによる新作です。EPなんですけど、10曲入りで33分収録です。

The Power To Believe (02.03)
 2K Crimsonによる新作Albumです。日本先行発売です。多分、買わないと思います。

The 21st Century Guide To King Crimson Vol.1 (10/26/03:真紅伝説 Vol.1) US CD
 Anothology作品の新盤です。Vol.1は69-74の最も評価の高い時期の音源です。4CD構成で、奇数はStudio、偶数はLiveと分かれています。前回のVocal差し替えVer.等は元に戻しています。判る範囲で別Ver&Live音源を列挙しておきます。未発表音源はAugsburg位(Asbury ParkはUSA収録だった!?)でしょうか。この曲のためにファンは買わなければならない?しかし、実際に聴いてみると既発売のStudio作品とはMixが異なっていると思います。そして音質、特に音の分離度が良くなっています。Earthboundからの曲のみ歪みが増しているように感じられます。Re-Mixが行われている可能性があります。Strange Daysによりますと、1stのMaster TapeがなぜかVirginの倉庫から発見され、そのMasterを使ったと記述されています。見つかったのが正しいとしても、これはMulti TrackのMasterではないかと思われます。そして再度Remixされたのではないでしょうか?Bookletには彼らの歴史が書かれていますが、Re-Mix云々に関する記述はありません。レココレはこの違いに気づいていない?ただ、この作品発売時期と同じくしてUKでは旧作の再発が行われており、2/14/05に完結します。この時期がVol.2発売時期なのでしょうか?Live音源の方もかなり音質は改善されています。69年録音のFillmoreの音には驚きました。全然違うじゃん。それから、USA収録の曲はこのライナーの情報からすると'21st〜'以外はAsbury Parkでの録音となりますが...。確かにMixの違いはあるようですがUSA収録のTrackです。正しいのはこちら?Cadence and CascadeのVocalはOriginalのHaskellに戻っていますが、差し替えたくなったFripp卿の気持ちも判ります。唯一(?)の未発表曲Augsburgにはありがたみを感じませんでした。Coreなファンには細かな違いを探す楽しみもあるのではないでしょうか?一部収録日に疑問のTrackがあります。

1-10 In The Wake of Poseidon(instrumental edit)
1-12 Sailor's Tail(abridged)*
1-13 Island(instrumental edit)
Disc 2 Live:1969-1972 
2-01 In The Court of CK		-Fillmore West 12/14?/69- (Ep1,2?)
2-02 A Man,A City			-Fillmore East 11/21/69- (Ep1,2)
2-03 21st Century〜			-Fillmore East 11/21/69- (Ep1,2)
2-04 Get Thy Bearings			-Chesterfield Jazz Club 9/7/69- (Ep3,4)
2-05 Mars				-Fillmore West 12/13?/69- (Ep1,2)
2-06 Pictures Of A City		-Summit Studios,Denver 12/15/72- (LoTR,KCC)
2-07 The Letters			-Plymouth Guildhall 12/15/69- (LoTR,KCC)
2-08 Sailor's Tail			-Jacksonville 2/26/72-(Eb)
2-09 Groon				-Willmington 2/11/72-(Eb)
2-10 21st Century〜(instrumental edit)	-Willmington 2/11/72-(Eb without Vocal)

3-01 Larks' Tongues in Aspic Part1 (abridged)*
3-08 Starless (abridged)*
Disc 4 Live:1973-1974
4-01 Asbury Park			-Asbury Park,NJ 6/28/74- (USA)
4-02 The Talking Drum			-Pittsburgh,PA 4/29/74- (GD)
4-03 Larks' Tongues 〜 part2		-Asbury Park,NJ 28 6/28/74- (USA)
4-04 Lament			-Asbury Park,NJ 28 6/28/74- (USA)
4-05 We'll Let You Know		-Glasgow 10/23/73- (GD)
4-06 Improv. Augsburg			-Augsburg 3/27/74-
4-07 Exiles (abridged)		-Asbury Park,NJ 28 6/28/74- (USA)
4-08 Easy Money			-Asbury Park/Providence- (USA+GD?)
4-09 Providence			-Providence,RI 6/30/74- (GD)
4-10 Starless and Bible Black		-Amsterdam 11/23/73- (N.W.)
4-11 21st Century〜			-Providence,RI 6/30/74 (USA)
4-12 Trio				-Amsterdam 11/23/73- (N.W.)

21st Century Schizoid Band/Official Bootleg Vol.1 (02) EU? CD
Michael Giles (ds),Mel Collins (sax,key),Peter Giles (b,vo),Ian McDonald (key,lead),Jakko Jaszyk (g,vo)
 Fripp卿以外の初期メンバーによるトリビュートバンド的位置付けのバンドです。KCの曲ばかり7曲収録されています。アレンジは来日時のLiveと同様です。好きな曲ばかりなので気持ちよく聴けます。Guitarの腕前はFripp卿からは遥かに劣るので少々厳しいですね。Liveでは他のメンバーが助けているのがありありです。

++.King Crimson Collectors' Club (1998-)
 6枚:$96($16/CD)で未発表の貴重な音源が手に入ります。日本では最初の3枚がBOXで店頭販売されています。(収録時間はオリジナルより短い)2000年にはVol.2も発売されます。以降、日本では順次Boxが発売され、10/04時点で'8'まで続いています。Box1,2辺りでは編集がされて少し時間が短くなっていたりします。JP Boxを買った人は後悔していました。
King Crimson Collectors' Club
現在判明している音源は、

'98/10:Live at The Marquee 1969 July.6.1969 in London & Oct.17.1969 in Croydon
 Hyde Park Live翌日の音源ですね。よくぞCDにしてくれたというほどのひどい録音です。Audience Recordingですから当時の水準を考えるとどの程度かは想像に難くないでしょう。また、演奏が途中から始まっていたりと編集もいい加減です。とても最後まで聴けませんでした。これからDGM Clubに入られる方は気をつけてください。ただ、1st発売前の貴重なLive音源である事は間違いありません。ライナーの最後にPeter SinfieldやGreg LakeがFripp卿と同じ席についている写真は非常に貴重ではないでしょうか。みんな歳をとりました。

'98/12:1972 Jacksonville Feb.26.1972
 一部の曲は、EarthboundのTakeと一致しています。内容的にはEarthbound IIといった内容です。当然音質もEarthbound並のひどさ(?)です。やはりやけくその演奏ですが、これはこれで良いのかもしれません。

'99/02:1972 Bremen Beat Club (includes Jamie Muir) Oct.17.1972 at Bremen
 ドイツのTV番組Beat Clubのために録音されたものです。
Improv: The Rich Tapestry Of Life / Exiles / Larks' Tongues In Aspic (Part I)
 3曲目はVideoでBeat Clubというシリーズのプログレに収録されています。Mono録音ですが比較的鮮明な録音です。スタジオと調整卓とのやり取りまでが収められています。

'99/04:Live at Cap D'Arge, 1982 購入辞退
live at at Cap D'Adge, August 26th,1982, and at Frejus, August 27th, 1982.
 新生Crimsonの演奏です。曲目からすると、後半のクライマックスが中心です。この時は、Roxy Musicの前座でのツアーですから全曲収録されているかもしれません。8/27の方は全曲Video化されています。8/26の方が未発表音源ということになります。
'99/08:Live on Broadway 1995 2CD 購入辞退
 2CDなので、Marqueeから買いつづけた人はここまでということになりますね。同じ時期のLiveは他にもありますからねえ。
'99/09:ProjeKct 4, Live in San Francisco 1998 購入辞退
 Project *もKing Crimsonと解釈すべきなのでしょうか。Fripp卿のお考えは如何に。(インタビューではProject *はKCのためのプロジェクトだと発言しています)
'99/12:King Crimson The VROOOM Sessions 1994 購入辞退
 リハーサルの模様が収められているようなのですが、どうなんでしょうね。
'2K/02-03:King Crimson Live at Summit Studios 1972 CD
 Denverでの録音で、アメリカのTVに出演した時のもののようです。3/12の録音とあります。Islands期のメンバーということですね。これがアメリカのTV初出演だそうです。スタジオに観客を招いてのLiveです。Stereoで音質も十分なものです。Fripp卿が一部MCを担当しているようです。上品な英語でメンバー紹介をしていますが自分自身の名前を言っていません。'My Hobby'なる雄たけびは観客の誰か?なのでしょうか。驚くべきことにライナーは、Ian Wallaceが書いています。そのライナーによりますと、1992年にFripp卿の方からコンタクトを取ってきて、その後何度も会ったりメールなどのやり取りがあったそうです。当時のBandの状態が赤裸々に語られています。この部分は非常に価値があると思います。彼がBandに参加するようになったいきさつから、曲作りにはほとんど参加させてもらえなかったこと、アンコールでいきなりBluesをはじめたこと(Fripp卿はただいすに座ってうつむいたままだった)などよくFripp卿が許したなあと思える内容です。演奏は解散前にもかかわらず、TV初出演のせいか良くまとまっていると思います。
'2K/04-05:King Crimson Live at Central Park, NYC 1974 US CD
 ついに正規盤がリリースされることになりました。1974年のCentral Parkというと70年代最後の彼らのコンサート(7/1)です。この日の演奏は歴史的にも音楽的にも発表する価値はあると思います。Tradeで入手したものと同じ音源でした。1CDに収まる程度なのでやや短いと感じますね。Fripp卿の評価が非常に高いLiveです。
'2K/06-07:King Crimson ,Moles Club, Bath, 1981 (Tentative) 購入辞退
 新生(?)Crimsonまたは"Discipline" Band の最初のステージの録音です。4/30/81のものです。

'2K/08:King Crimson Hyde Park, London, Jul,5,69 US CD
 あのHyde ParkでのLiveです。The Rolling Stones(Brian Jonesの追悼コンサート & Mick Taylorのデビューステージ)の前座として出演した時の演奏です。著作権の関係で、発売が遅れています。
 '02.9にようやく発売されました。MONO録音でかなりDrop Outが生じていますが、Audience録音ではないと思います。ライナーにはLake以外のメンバーがコメントを寄せています。Peteのみ短く個人へ捧げるとコメントしていますが、日付が'02.8と一番新しく、彼の許可が下りなくて発売が遅れたのではないかと考えられます。演奏は、野外で多くの聴衆の目の前にしての演奏で緊張したのかかなりハシっています。しかし、演奏そのものはかなり気合いの入ったもので聴衆も大喝采しています。
 Bonus Trackの1曲目(?)は'97の当時のメンバーの再会時の会話の録音、そして、もう1曲は21st〜のInst版で非常に興味深いものでした。Takeは完成版ほどのテンションではありませんが演奏は良好で、録音も加工が無い分生々しい音です。非常に気に入りました。Stonesの方は映像が残っているので、KCの映像も残っていないのでしょうか?Stonesの映像にはFripp卿やGilesの姿がはっきり映っています。

'2K/10?:King Crimson 1997 Nashville Rehearsals 購入辞退
 リハーサルの録音をFripp卿が世に出すとは珍しいですね。
'01/02:King Crimson Live at the Plymouth Guildhall in May 1971 US CD
 1971年の音源ですね。5/11にこの場所で演奏が行われています。Bootも存在します。ライナーはIan Wallaceが書くそうです。2CDとのこと。オリジナルはSound Board録音とのことでかなり良い音で録音されています。この録音の欠けている部分はBootlegで補われています。この差は歴然です。2CDなのでCompleteだと思います。(95分程度)Islandのメンバーでの最初のHallでの演奏ということでまだぎこちなさは感じ取れます。貴重な録音といえるでしょう。この演奏を聴くと少なくとも聴覚的にはPeteの存在はさほど重要ではない(歌詞は好きなんですけど)と感じます。かえっていらないことはしないでほしいと感じるところもあります。この辺が理由でFrippはPeteにクビを宣告したのでは?と詮索してしまいます。
'01/04:King Crimson Live in Mainz,Germany 1974 US CD
 ドイツ公演の実況録音です。3/30の録音です。Bootも存在します。即興演奏が中心でおなじみの曲はあまり演奏されていません。録音は良い方です。かなり強力なバスドラの音が魅力的です。最後はテープが終わってしまって録音できなかったという感じで唐突に終わってしまっています。残念!ライナーはJohn Wettonが書いています。(内容はおもしろくなかった...)
'01/06?:King Crimson Live in Berkeley,CA 1982 購入辞退
 8/13のコンサートです。初来日の際のSetlistと比べると、'Beat'からの曲が増えているという印象です。購入はしません。
'01/08?:ProjeKct Two Live in Northhampton, MA, July 1, 1998 購入辞退
 購入はしません。
'01/11:King Crimson Live in Detroit 11/71 US CD
 またも71年の音源です。公演は13日のものとのことです。13日の方はBootも存在しないようです。2CDですが、最後は途中で終わっているようです。Ian Walleceがライナーを書いています。ジャケットでは、December,13となっていますが、Nobember,13の間違いではないかと思います。Island発売直後の演奏ですから、Islandからの曲が多いという印象です。録音はAudience録音という感じです。既にFripp卿以外のメンバーは本気の演奏ではないのではないかと感じます。
'02/2:King Crimson Live in Mexico Summer/01 購入辞退
 01年夏のLiveとのことですが詳細は追って連絡があるそうです。このときのメキシコ公演は、8/17-19でした。Completeの音源であるとのことです。
'02/5:King Crimson Live at The Zoom Club 1972 US CD
 この音源は、72〜新生(BillやJohnが参加)Crimsonの初期の音源ということになります。10/13のまさに初日のLiveです。Larks'〜からの曲は全曲で、それに加えて即興演奏の曲が並びます。特筆すべきは、Fallen Angelが既に演奏されていること。さすがにこなれた演奏ではありません。音質もそれ程ではありません。
'02/7:Three of A Perfect Pair Rehearsals 購入辞退
 タイトル通りのものですから容易に推測できます。
'02/9?:Live In Nashville, TN 2001 購入辞退
 タイトル通りのものですから容易に推測できます。11/9,10/01のLive音源から構成されているそうです。Double Duoでの演奏ですね。
'02/12:The Champaign-Urbana Sessions 1983 購入辞退
 詳細は不明です。Out Take集などのようです。
'03:ProjeKct One/Jazz Cafe Suite,1997 購入辞退
 12/1-4のLiveとのこと。収録曲は、Suite One/Suite Two/Suite Threeとなっています。
'03:Live in Orlando,1972 US CD
 2/27/72の録音です。Island KCのEarthbound期の録音ということになります。2CDでConcertのほぼ全容が判ります。この日はEarthboundに収録されたTitle曲が含まれています。解説は評論家が書いているのであまり面白くありません。音質は予想よりもかなり良かったです。まだ聴いていられるレベルです。演奏はこんなものかという程度です。
'03:Live in Guildford,1972 US CD
 新生CrimsonのMuir在籍時の録音です。11/13/72の録音、1CDで4曲収録ですので全曲は収録されていないようです。Zoom Clubから一ヶ月で演奏はどのように進化しているのでしょうか?MONO録音で音質は良い方ですがBeat Clubの録音ほどではありません。Book of Saturdayは'Daily Game'と紹介されています。Improv.は時間も長く印象は強烈です。この曲が一番良かった。解説はMel Collinsが書いていますが、当時を振り返る事よりもSchizoid Bandのことに終始しています。
'04?:Live at Fillmore East,11/21,22/69 US CD
 初期KCの貴重な音源ですが、11/21は既にEpitaphに3曲ほど収録されています。両日共同じSetlist(Court,Man a City,Epitaph,21st)で1CDです。内容は想像に難くないと思います。両日共一曲目は最後の方だけの収録になっています。Tapeを回すのを忘れていたということなのでしょうか?音質はEpitaphから少し改善しているのが判ります。Mono音源ですが楽器の分離度が増しています。解説はGilesが書いています。このConcertは彼らには非常に重要であったとか。当時、USではConcertの度に彼らの評価は上がっていったと振り返っています。確かに他のBandとは非常に異なる印象であった事は間違い無いでしょう。当時は数Bandが交代で演奏する形式だったので演奏時間が短いのは仕方ないのでしょう。
3/E/05:Live at Heidelberg,3/29/74 US CD
 S&BB発売直後のTour音源になります。Bootも存在するようです。Dr.Diamondの収録がうれしいですね。超有名な曲は収録されていませんが、最後はFractureで締めています。後半のUSA Liveの様子とは少し雰囲気は違うと感じます。録音はかなりがんばって修復していると思われます。
'??/??:ProjeKct 3 (Pat Mastelotto, Trey Gunn & Robert Fripp) Live in Texas 購入辞退
Live in Mexico 1997 wma File->CDR
 アルバムCirkusの中で何曲か聴くことができますが、DGMで期間限定のwmaファイルのDLができました。色々面倒でしたが、DLできました。演奏はなかなか良いですね。21stも演奏してくれています。ファイルは大きな1ファイルになっているので、このままでは通しで聴かなければならずこれは非常に辛いです。→Vroom Vroomでこの音源が日の目を見たようですが...
Condensed 21st Century Guide to King Crimson (1969-2003) 10/16/06(UK) EU CD
選曲はFripp卿自身が行ったとの事です。音源は06RMだそうです。CDだとRMしたと言われても明確に違うなとは認識できません。KCのAlbumはこのところLPからDVDA化したDiscを聴く事が圧倒的に多いので、CDを聴くとその音の希薄さや平面的な音場感に唖然とします。残念ながらRMの効果はあまり認められません。ライナーもさほど目新しい内容もありません。Larks' 〜PartIIは編集するとその完全性が損なわれるから収録しないのでしょうか?Disc2の方は当分聴く事は無いでしょう。
Disc 1:21st Century〜/Epitaph/In The Court of CK(abridged)/Cat Food(Single)/Cadense & Cascade/Ladies of The Road/Sailor's Tail(abridged)/Larks' Tongues in Aspic Part1 (abridged)/Book of Saturday/Fracture (abridged)/Starless (abridged)/Red/Fallen Angel
Disc 2:Elephant Talk/Frame by Frame/Matte Kudasai/Discipline/Heartbeat/Waiting Man/Neuotica/Three of A Perfect Pair/Sleepless(abridged)/VROOOM/Coda:Marine475(abridged)/Dinosaur(Single)/Sex,Sleep,Eat,Drink,Dream/The Power to Believe 1/Level Five/Eyes Wide Open/Syoganai(EP abridged)/The Power to Believe 3/The Power to Believe 4


Video

TV出演
 数が少ないのでまとめておきます。古い映像は残っていない様です。
Colour Me Pop 11/16/68:GG&Fで撮影。放送は11/30の23:00から。Title通りColor放送でした。映像は残っていないと思われます。
Top of the Pops 3/25/70:Gregg LakeやGilesを引っ張り出して何とかPerformanceを行ったそうです。Cat Foodが演奏されましたが、口パクだったようです。写真のみで映像は残っていない様です。
Live at Summit Studio 3/12/72:Island期にUSのTVに出演したそうです。音はKC Clubで聴くことができます。既にFrippと残りの3人の亀裂は修復不能だったでしょうが、TV出演ということで演奏は良好です。
Beat Club 10/17/72:Muirら5人の貴重な映像で1.で観ることができます。KC ClubのCDでは3曲演奏しています。
Midnight Special 6/10/73:Muir脱退後の4人で出演したようです。Wolfman Jackと一緒の写真がFrame by Frameにあります。Easy MoneyとPart IIが演奏されたそうです。映像は残っているのではないでしょうか。
France ORTF 3/22/74:Live演奏が放送されたようです。Lament,Nightwatch,Starlessが演奏されたそうです。Bootlegで音は聴けるようです。
Spanish TV 10/19/81:BootのVideoが存在するようです。
Fridays TV Show 12/4/81:新生('80s)KCでUSのTVに出演したそうです。バラエティ番組のようですけど。Elephant Talk,Thela Hun Ginjeetが演奏されたそうです。初来日直前の演奏ということになります。Bootlegで音は聴けるようです。
The Old Gray Whistle Test 3/18/82,10/18/82:BBCの番組です。DVDでSeries化されていて、Vol.3に'Frame By Frame'(3/18/82)が収録されています。冒頭にメンバー紹介(二人がアメリカ人であることにも言及)があって演奏が始まります。拍手や歓声も入っています。楽器の音が良くありません。詰まったような音がします。元々このSeriesの音はNarrow Rangeですけど。画質はまあまあでしょう。Fripp卿は若いですね。
Fridays TV Show 5/15/82:この情報は少々怪しい気もしますが、Indiscipline等が演奏されたようです。下記のVideo Clipとして日本で放送されたことのある映像はこの時のものかもしれません。Bootも存在するようです。
Munchen Alabamahalle 9/29/82:GerのTVで1時間番組で演奏が放送されたようです。Tradeで入手可能なようです。
Showtime In Concert 1984:Cable TVでミニコンサートの演奏が放送されたようです。詳細は不明です。
MTV 1985?:60分程度のLiveが放送されたそうです。もしかしたら'The Noise:Live In Paris'と同じ内容だったかもしれません。
Sold Out 10/94:Buenos AiresでのLiveが放送されたそうです。
Live at 中野サンプラザ 10/5-6/95:Video化されたものとは別Ver.が放送されたようです。探せば見つかりそうですね。
Late Night with Conan O'Brien 11/14/95:NYCでDinosaurが放送されたそうです。

0.Live at Hyde Park (From EL&P/From The beginningより) DVD
 GregのEL&P結成前の映像として紹介されています。白黒でどうやら音声は無し(Studio版を編集して当てている)で中途半端な終わり方をしています。曲は21st〜です。客の反応などが垣間見れます。

1.The Beat Club (1973? プログレッシブロック) LD
 これはドイツのTV番組の映像です。オムニバスになっていて、CrimsonはLarks' Tongues in Aspic PartIを演奏しています。Jamie Muirはまさに野人です。^^;)この頃のCrimsonの映像はあまり観ませんから貴重ですね。この時の3曲入りの音源がDGM(KCCC)からCDでリリースされました。そちらには調整卓とのやり取りまで収録されています。70年代KC唯一の公式映像ということになります。

+.Indiscipline (Video Clip) Beta
 すっかり忘れていて、2.の映像の後に入っていました。Albumの演奏に非常に近い演奏です。一応Liveですが、Studio Liveといった感じです。テープが痛んでいるのが残念。このVideo ClipはどうやらUSの'Fridays TV Show'という番組からのもののようです。その後、「Rockの要」で'Elephant Talk'も放送されました。更に'待ってください'も3/16/05放送されました。要さんは「映像はLiveだけど、音はStudio版に合わせてある」と言っていました。これには少々疑問です。再度映像を確認してみたいと思います。3曲共同じ衣装ですから同じLive映像と認識しています。

2.Three of a Perfect Pair - Live in Japan (1984.4.28) LD & Beta,US DVD
 新生Crimsonでの2度目の来日の映像です。LDで初めてDigital音声が収録されたのがこの作品であったと記憶しています。演奏の内容は想像に難くないものです。Back Stageの映像も収められているのですが、Fripp卿がメトロノームを相手に一生懸命練習している姿は印象的です。(この人やはり暗いんだ...)この翌日と翌々日の音源を
カセットで持っています。
 再発盤のLDのライナーは'91年に新たに書き下ろされています。その中で、Adrian Belewは「KCはエゴイスティックなまでにFripp卿のワンマンバンドだった。自分の気に入らないことがあるとすぐにへそを曲げてしまい、バンド内の人間関係(対Fripp卿?)には最も苦労した」という意味の発言があり、Fripp卿の発言(KCは私だけのバンドではないので、必ずしも私の意図した方向に向かうとは限らない)とはかなり違っているようです。尚、'91再発版では2曲(冒頭のThree of a Perfect PairとIndiscipline?)ほどCutされているようです。DVD版もCutされた版で制作されています。おまけに原版がLDというお粗末さ。日本語のテロップや最後の(C)も日本語のものがそのまま収めらています。勿論画質もLD並み。こんなあからさまな手抜きは止めてほしいなあ。更には完全版ではなくて短縮版の方でした。LD初版の完全版(?)は06年にようやく入手できました。(LDからCopyしたBETA版は所有)画質はこれが最高だと思います。再発版の画質は少し落ちています。

+.Robert Fripp String Quintet Live in Japan (199?) VHS
 WOW WOWからの映像です。Videoがリリースされているかどうかは不明です。Terry GunnもStickで参加しています。冒頭はFripp卿へのインタビュー。当時活動を休止していたKCへの質問が及ぶとうんざりしたような顔を必死に隠しながら答えていました。コンサートの方はなんとも不思議なものでした。前衛的な音楽とベンチャーズのCover曲などが交互に繰り返されています。コンサート全体の印象はとても散漫に感じました。希少価値はあるVideoでしょう。

?3.Live In Japan (1995)
 まだ観ていません。1995年10月5-6日中野サンプラザで収録されたものです。B'Boomの内容に近いものだと思います。'Red'の演奏だけ観ましたが、やはりかっこいい。イントロ部分は昔のCODAの頃のを彷彿とさせます。Deja VROOOMとは同じなのでしょうか?

4.The Noise:Live In Paris (1998) '98/5発売 US DVD
 8/27/82のパリでのライブです。収録時間が51分程度と短めになっています。新生Crimsonの演奏なので、興味としては少し半減します。TVで放映された素材のようです。単なるBootleg対策?尚、この時のツアーはRoxy Musicの前座(!!立場が逆転している...)として回ったそうです。RoxyのVideo'High Road'の撮影のついでに撮られたなんて邪推までしてしまいそうですが。時間が短いのは前座だから?会場の受けは結構良さそうです。70年代の曲はLarks'のみでした。Coreなファンの方以外にはお勧めしません。

5.Deja VROOOM (1999) EU DVD
 95年の日本公演の映像が中心で、何曲かは特定のミュージシャンだけを観ることができる***'s Angleがあります。この公演とは別に、21st〜をお好みのミュージシャンの組合せで演奏させるトラックがあります。静止画がスライドショー形式で変わっていきます。Live in Japan '95とも多少内容は違うようです。演奏は良いですね。映像はステージがスポットライトを基本にしているせいかかなり暗い画が続きます。それからDVDのみの発売であるようです。国別コードは指定されていないので、輸入盤でも日本製のPlayerで観ることができます。DVDのいろいろな機能を使っているソフトとしてかなり完成度が高いです。Angleが変えられるDVDソフトはあまり数が無いので非常に貴重です。hmv.comで安く買いました。PDFファイルで膨大な資料も収められています。

6.Eyes Wide Open (10/03) DVD US DVD
 海外盤はRegion Allです。日本ではUniversalから04に発売されました。2DVDで、4/16/03の東京厚生年金ホールのLiveと7/3/2KのShepherds Bush EmpireでのLiveです。どちらも特典映像も収められています。70年代の曲は演奏されず、代わり(?)にHeroesが演奏されています。これまでのCrimsonは過去のものとして、21世紀のCrimsonをスタートさせたいという意志は感じられるのですが、我々オールドファンにはどうも..。
7.Neal & Jack & Me (8/31/04) DVD US DVD
 Three of a Perfect Pair -Live in Japan-とThe Noiseを1DVDに集約したものです。Region Allです。海外では非常に安価で購入できます。+αの映像(Sleepless)と写真集(Levin撮影)、ディスコ(80年代のみ)が特典映像として追加されています。画質など特にRMされたという印象はありません。-Live in Japan-の方ですが、MasterはLDそのもののようです。最後の著作権に関する注意書き等が日本語そのままです。LDのそれと同一で見慣れた画面だったので最初は気にしませんでした。道理で画質も良くないはずです。手抜きが激しいですね。The Noiseの方はそんな事ないですよね?こちらも画質は良くないし...。
Bootleg

1.Live at Pittsburgh (4/29/1974) CDR
 King Biscuit Flower Hour Liveの音源で、エアチェックしました。20分ほどの演奏です。同じ日の演奏は、The Great Deceiverで聴くことができますが、'Lament'はこの音源でしか聴くことができません。同じ収録曲のBootは存在します。

2.Live at Central Park (7/1/1974) CDR 正規版あり
 前述の通り、70年代の彼らの最後のステージです。最後のステージにあたってFripp卿はそのことをMCで伝えています。演奏自体も優秀だと思います。非常に感慨深いものがあります。

3.Live in Japan (4/29-30/1984) CDR
 考えてみるとPittsburghの演奏からちょうど10年後の演奏になるわけですね。五反田簡易保険ホ−ル(当時)でのLiveです。4/28日の演奏はVideoで発売されています。この日の演奏はFMの特別番組として放送されました。FM Live StageとVictor The Musicとの合同2時間スペシャルで放送されました。Videoとは多少曲順が異なります。番組の最後にこのVideoのプレゼントのアナウンスもありました。

4.Larks' Tongues On Island (8/9/71) CDR
 1971年のLiveですが、既にLarks'やLamentといった次の作品に収録される曲の原型を聴くことが出来ます。録音場所はLondonのMarqueeです。録音状態はかなり悲惨です。手直ししてみようかと思っています。上の2曲はまだ原型といった感じです。

5.Colours Out of Times (8/28/1971) CDR
Islandsからの曲が中心です。録音は、Weeley Festivalです。時間は短めです。録音は上のよりはましです。

6.Cirkus (11/24/1971) CDR
 上記の2作品から少し時間が経った、NYCでの録音です。この録音が一番ましでした。かなりEarthboundの演奏に近くなっています。

7.Live in Mexico (8/2-4/96) WMA & CDR 正規盤あり
 一時期DGM上でWMAファイルで公開されていたLive音源です。とあるエディターでWAVEファイルに変換してCDRに焼きました。21stを含めて4曲の70年代Crimsonの曲を聴くことができます。ややナローレンジという印象もありますが、CDに比べてというレベルの話です。このファイル、WMAでは33MB程度だったのが、WAVEに変換すると700MB近くにまで増殖しました。結構な圧縮率です。

8.Sheltering Sky Live at Nagoya '81 (12/10/81) CDR
 Tradeで入手した音源です。Boot CDを送っていただきました。2CDで初来日の名古屋公演が全曲収められています。冒頭いきなりガムラン(?!?!?)の演奏が始まり驚きました。多分全く関係の無いTrackだと思います。この部分は音が良い。^^;)Auidence録音ですがそれほど悪い音ではありません。ずーっとマイクが服にこすれるような音(あるいは軽度の接触不良の音)が入っているのが残念です。演奏の方は'Red'が間延びした演奏である以外は良いのではないでしょうか。

9.Pandemonium (5/6&8/9/69) CD
 Boot CDです。5/6は1曲目のBBCでの演奏(In The court of CK)だけであとは8/9のPlumpton Festivalでの演奏です。音質は1969年の録音にしては多少はましかなという印象です。Crimson Bluesというタイトルの曲に期待(?)したのですが、BluesではなくてImprov.という感じの曲でした。PlumptonというとEpitaph 3のものと同じかもしれません。

10.Frisco Space (3/21/72) CD
 Winterland BallroomでのLiveです。Earthboundのメンバーです。このメンバーでは解散間近なのでどんな演奏かと思ったら、思ったよりははるかにまとも(?)という印象です。音質も、Earthboundよりはましではないでしょうか。

11.Sheffield City Hall (10/19/71) CDR
 やはりEarthboundのメンバーです。同時期の演奏と同様の内容ですが90分ほどの2CDでほぼコンサートの全貌が収録されているようです。他の音源に比べて音質は良好です。

Live Library
 久々にDGMを訪れたら、音源のDownload販売が行われていました。FLACなるLossless圧縮(解凍するとCD並み品質のWAVE Fileになる)とMP3の二種類から選んでDLできます。全てではないですが、関連する写真も掲載されています。KCCCにも無い音源がありますので、KC関係のListを掲載しておきます。実際に購入したら、Reviewも追加していきます。70年代のものはSetlistを記載しました。

KC:Fillmore East New York,N.Y.,USA 11/21/69 KCCC
In The Court Of The Crimson King/A Man A City/Epitaph21st Century Schizoid Man
KC:Zoom Club Frankfurt,Germany 4/12/71
Cirkus/Get Thy Bearings/In The Court Of The Crimson King/Lady Of The Dancing Water/21st Century Schizoid Man/Pictures Of A City/The Sailor's Tale/Cadence And Cascade/The Devil's Triangle
KC:Zoom Club Frankfurt,Germany 4/13/71
The Sailor's Tale/Cirkus/Get Thy Bearings/Cadence And Cascade/In The Court Of The Crimson King/21st Century Schizoid Man
Pictures Of A City/The Sailor's Tale/Lady Of The Dancing Water/Get Thy Bearings/The Devil's Triangle
KC:Zoom Club Frankfurt,Germany 4/14/71
Cirkus/Get Thy Bearings/In The Court Of The Crimson King/21st Century Schizoid Man/Pictures Of A City/The Sailors Tale/Cadence And Cascade/The Devil's Triangle
KC:Zoom Club Frankfurt,Germany 4/15/71
Pictures Of A City/The Sailor's Tale/In The Court Of The Crimson King/Cadence And Cascade/The Devil's Triangle
KC:University Of Texas Arlington,Texas 10/6/73
Lark's Tongues In Aspic Pt I/RF Announcement/Easy Money/The Night Watch/Fracture
Book Of Saturday/Lament/Improv I/Exiles/The Talking Drum/Lark's Tongues In Aspic Pt II/21st Century Schizoid Man
KC:Palazzo Dello Sport (Palasport) Brescia,Italy 3/20/74
Larks' Tongues In Aspic Pt I/Dr Diamond/Easy Money/Lament/The Night Watch/Improv I/Starless/Exiles
KC:Jahnhalle Pforzheim,Germany 3/31/74
The Great Deceiver/Improv I/Doctor Diamond/Improv II/Exiles/The Night Watch/Lament/Starless/Easy Money/Fracture
KC:Casino Asbury Park,New Jersey 6/28/74
Walk On/Larks' Tongues In Aspic Pt II/Lament/Exiles/Improv:Asbury Park/Easy Money/Fracture/Starless/21st Century Schizoid Man
League of Gentlemen:Royal Exeter Bournemouth,UK 9/21/80
Inductive Resonance/Trap/Heptaparaparshinokh/Thrang Thrang Gozinbulx II/Boy At Piano/Christian Children Marching,Singing/Dislocated/Thrang Thrang Gozinbulx III/Minor Man/Farewell Johnny Brill/Eyes Needle/Inductive Resonance
KC:StadtHalle Cologne,Germany 10/14/81
KC:Arena Reggio Nell Emilia,Italy 8/29/82
KC:Prix D'Ami Buenos Aires,Argentina 9/29/94
KC:Broadway Theatre Buenos Aires,Argentina 10/7/94
KC:Broadway Theatre Buenos Aires,Argentina 10/8/94
P1:London Jazz Cafe England 12/4/97
P2:I.C.Light Music Tent Pittsburgh,Pennsylvania 6/1/98
P4:Fox Theatre Boulder,Colorado 10/23/98
P3:Cactus Cafe Austin,Texas 3/23/99
KC:Circus Krone Munich,Germany 6/4/2K
KC:Musemplatz Bonn,Germany 6/6/2K
RF:World Financial Centre New York,New York 11/30/2K
KC:Ulster Performing Arts Centre Kingston,New York 11/14/03
RF:Revolution Hall Troy,NY,USA 10/4/05
RF:St Peters Church Newlyn,Cornwall,UK 12/3/05
RF:Wulfren Civic Hall Wolverhampton,UK 12/6/05
RF:Shepherds Bush Empire London,UK 12/7/05
RF:MDH Manchester,UK 12/8/05
RF:Junction Cambridge,UK 12/11/05
RF:Sutton Parish Church Ely,UK 12/12/05
RF:DGM Soundworld I Salisbury,Wilts,UK 1/11/06
RF:Sound check All Saints Church Broad Chalke,Wiltshire,UK 1/14/06
RF:All Saints Church Broad Chalke,Wiltshire,UK 1/14/06