日本では、70年代の前半に一世を風靡しました。この頃は本国のフランスと日本でしか知名度が無く、英語で歌いたいという彼の強い希望で、アメリカに乗り込みます。しかし成功せず、そのうち、フランスでも日本でも忘れ去られた存在になりました。去年の暮れに、初期の作品がRemasterで発売される(フランスのみ)などで少し注目が集まっているようです。現在の彼は、ひげを伸ばし、髪も長髪です。サングラスは相変わらずのようです。ここで挙げる作品は、日本で発売されていたもので、フランスとは少し異なるようです。原題は省略させてください。m(__)m

本稿を製作するにあたり、Michel polnareff Maniacsを参考にさせていただきました。この場を借りお礼申し上げます。m(_)m お勧めのサイトです。

[Remaster]
愛と青春のトレバドゥール (66,71) (98 FR,JP RM,JP only Bonus)
フレンチポップスのスーパースター (68,71?) (98 FR,JP RM)
ポルナレフの世界 (72?) (98 FR,JP RM)
ポルナレフ ナウ (72) (JP:01 RM)
-大乱戦-サウンドトラック (73) (FR:01 RM)wt.Bonus
ポルナレフ USA (75) (FR:2K RM JP:01)
美しきロマンの復活 (78) (FR:2K RM JP:01)
シャボンの中の青い恋 (81) (FR:2K RM JP:01)
羽の生えた蛇の逆襲 (8?) (FR:2K RM JP:01)
アンコグニート (85) (FR:2K RM JP:01)

 フランスでは、'98に初期の3作品が本人自らの立ち会いでRMされたものが発売されています。ジャケットは通常のプラスティックではなくて、いわゆるデジパック仕様です。尚、この3枚にシングルでしか発売されていない曲を加えたBOXも発売されています。買うのならこちらを買った方が、良いと思います。
 'ポルナレフの世界'を借りることが出来ました。長い間SQ仕様のLPしか聴いていなかったので、音場感や音のバランスなど比較できない部分も多々ありますが、音質は改善されているのは明らかです。どの音も密度を増して前に出ようとする定位は好みが分かれるところでしょうが、新しい発見も数多くありました。ファンなら持っていて損は無いでしょう。概してフランス盤CDは音質は良いという印象を持っています。
 日本盤も発売されました。日本盤らしく1stには「シェリーに口づけ」が追加されています。しかし、ジャケットはフランス盤と同じ(ジャケットが異なるのは2ndのみ)です。それから、La Compilationも98年の再発盤はRMされた音源が使われていると思います。「ナウ」は日本企画のAlbumですが、発売当時の仕様で発売されました。
 01年にはフランスにて、USAからIncogniteまでの3枚がRM(Digi-Pack仕様)で発売されています。改善は感じられますが、レギュラー盤もそれなりの音質ですから、特に必要は感じられません。ライナーに歌詞カードが着くようになったのは進歩(?)です。
 ついに日本でもUSA以降のAlbum(FRでは発売済み)がCD化されました。全て邦題もつけられています。今回のRemasterでほぼ一通り彼の作品は日本でも聴けるようになりました。日本初登場のAlbumもありますから、ファンにはうれしい事です。

1.愛と青春のトレバドゥール (1966,1971) JP CD

JP LP:ECPN-38 Matrix:ECPN-38A1 1A5/ECPN-38B1 1A4 74 Release wt.Booklet
 1stAlbumですが、日本では最初はフランスと同じものが発売されたようです。しかし人気が出ずに時が流れ、'シェリーに口づけ'がヒットするまでは日本でも無名でした。この曲のヒットで、1stにこの曲を加えて日本では発売されました。この曲はフランスでは、シングルのB面止まりだったそうです。(本国ではAlbum未収録)フォークロックっぽいAlbumです。'ノンノン人形''愛の願い''シェリーに口づけ''君との愛がすべて'等フランスではRemaster CDが発売されています。日本では、2K年6月にようやくCD化されました。LPと同じで'シェリーに口づけ'が追加されています。この'シェリーに口づけ'はMixが少し違っていてリズムボックスの音が大きくなっています。これはBest盤収録のものも同様です。

2.フレンチポップスのスーパースター (1968,1971?)


JP LP: EPIA-53018 Matrix: 1A53018A1 1A5/1A53018B1 1A3
 日本での2ndで、本国の2ndと同じ内容でジャケット違いでした。この後、本国では編集もののAlbumが1枚発売されています。フレンチポップスというよりは、シャンソンに近いように思います。邦題が変更になって2度発売されています。'ラース家の舞踏会''バラ色の心'等。フランスでの2ndはRemaster CDで発売されています。日本では、2K年6月にようやくCD化されました。

3.ポルナレフの世界 (1972?) JP SQ LP & FR

JP LP:ECPL-3 Matrix:ECPL-3A3 1A2/ECPL-3B2 1B5
 本国と同一内容のAlbumです。トータルコンセプトを持ったAlbumで、なかなか聴き応えがあります。ロック色がかなり強いです。今聴いてもそれなりに聴けるのは、これだけでしょう。日本では、SQ盤で発売されました。そうでないのもあるかもしれません。'愛のコレクション''愛の物語'等。フランスではRemaster CDが発売されています。'愛の物語'はJP LPとFR CD(Remaster)とではVersionが異なるそうです。他にも色々違いがあるかもしれません。しかしどうして違える必要があったのでしょう?日本では、2K年6月にようやくCD化されました。
 Remaster盤をお借りすることが出来ました。音質は大幅に改善されています。欲を言えば、どの音も前に出てくるのが疲れそうです。仏盤は音質が良いというのは私の認識です。

*フランスでは、1stから3rdにシングルの両面の曲を追加した3CDのBOXが
*発売されています。曲目を見る限りは、このBOXがあれば、当時の
*すべての曲が聴けると思います。日本では一部のお店で輸入盤が入っています。
*タイトルは、'LES PREMIERES ANNEES'といいます。

4.ポルナレフ ナウ (1972)

JP LP: ECPN-41 Matrix: ECPN-41A1 1A2/ECPN-41B1 1A5 74 Release wt.Booklet
 これは日本編集のAlbumになっています。ヒット曲集といった色合いが強いです。入門用としては最適です。'愛の休日''愛しのグローリア''渚の想い出''ギリシャにいるジョルジナへ''愛のコレクション'等。日本でもCD化が検討されていたのですが、版権の問題でかなり遅れて発売されました。

#.Polnareff Vol.4 (1971)

FR LP: STEC 293 Matrix: STEC293-A2 RC/STEC293-B1 RC
 フランス編集のものです。ジャケットは「ナウ」と同じ(微妙な違いはジャケ写真で確認してください)もので、見開きの内側には、これまでに発売された3枚のジャケット写真と、初収録の曲の歌詞が掲載されています。内容は編集Albumではないかと思います。日本盤の「ナウ」と「ポルナコレクション」に収録されている曲がほとんどで、邦題:つけぼくろ のみが日本でのAlbum未収録(編集Albumには収録されていましたが)でした。

# 来日時にも色々騒動を巻き起こしたそうです。
# しかし、当時はそういった醜聞のたぐいは一切報道されませんでしたね。
# NHKの番組に出演するため収録を行っていると、何に気分を害されたのか
# 急に帰ってしまったそうです。収録分だけではどうしても時間が足りず
# 急遽Polnareffに詳しい人を招いて対談をやってもらって補ったとか。

5.ポルナレフ ア トキオ (1973) JP EP
JP LP:ECPN-18 Matrix:ECPN-18A2 1C16/ECPN-18B2 1C1
 日本のみ発売のライブ盤です。1LPでコンサートのハイライトが網羅されている選曲になっています。最後は、火の玉ロックやジェニジェニを英語で歌っていますが、英語に聞こえないのが笑えます。SQで発売されました。LPを弟の友人に売ってしまったので、その後に出た、17cmEP(4曲入り)を買いました。写真は、17cmEPのものです。この作品はCD化される可能性はほとんどありません(フランスでは未発売)から希少価値は高いのではないでしょうか。LPには来日時のインタビューが掲載されています。かなり強気の発言ですが、殆ど実現しませんでした。

6.-大乱戦-サウンドトラック (1973) FR CD
Jacket Photo
JP LP:ECPM-38 Matrix:ECPM-28A1 1A4/ECPM-41B2 1A2
 映画の音楽を担当したサウンドトラックAlbumです。テーマが時々FMで流れていたと思いますが、映画の評判は全く聞きませんでした。ドタバタものであるとの噂です。このテーマ曲は好きでした。日本盤は「革命」と同じ発売日でした。JP LPは殆ど売れなかったよう(多分初版のみ)で、入手困難です。NHKで全曲がOn-Airされたのを覚えています。
 ようやく見つけることができて買いました。ラッキーなことに状態は良好です。オケAcoustic楽器が中心で、音質も良好です。イヴ モンタン(映画にも出演)のスキャットも入っています。今聴くとおもしろいAlbumといえるでしょう。
 このAlbumがBonus Track3曲入りでCD化されていました。初CD化ですがRemasterとのこと。LPの価値が...

++La Folie des grandeurs (11/21/2K) FR CD
 これがそのフランス盤でした。amazon.co.frにあります。私は中古で買いましたが、未開封にもかかわらず安かったです。ライナーには英語の解説もあります。

7.ポルナレフ革命 (1974) Fr CD
JP,French
JP LP:ECPN-23 Matrix:ECPN-25A1 1A21/ECPN-25B1 1C9 (1st Press)

JP			French
Side1
愛の伝説			ファンクラブの皆様へ
囚われのプリンス		囚われのプリンス
素敵な欲望		ロージーからの手紙
ガラスの涙		悲しみのロマンス
ポルナレフ革命(演奏)	ファンクラブの皆様へ(演奏)
Side2 ファンクラブの皆様へ サーカスへの誘い ロージーからの手紙 素敵な欲望 僕はロックンローラー 愛の伝説 悲しみのロマンス ポルナレフ革命(演奏) サーカスへの誘い 僕はロックンローラー ファンクラブの皆様へ(演奏) ガラスの涙
 二度目のオランピア劇場での公演の後に発売されたと思います。日本盤は、曲目は同じですが、曲順が異なります。このAlbumからは3枚のシングルが生まれましたが、私は選曲ミスがあったと思っています。'ファンクラブのみなさまへ'という曲は彼の曲の中で一番好きなのですが、これがシングルになっていません。彼もステージでは必ず歌っていたので、気に入っていたと思います。このミスは、彼の人気に影響を与えたのではと思っています。フランスでは、CD化されています。'愛の伝説''僕はロックンローラー''ロージーからの手紙'等
 '99/3/25に日本で初CD化されて発売されました。旧作のCD化はこれが最初です。彼のAlbumは、LPはEpicから発売されていましたが、現在はその発売権をワーナーが買い取ったため、日本でもワーナーからの発売となります。ジャケットも曲順もオリジナルのフランス盤と同じになりました。その後Universalに移動しています。
 さて、そのフランス盤ですが、日本盤のLPとは曲順以外にも異なることがあります。あと、CD化のMasterはあまり良いものを使っていないように感じました。
・ファンクラブの皆様へ:はFr盤の方が1分ほど短いです。VocalもTrackが違います。
・サーカスへの誘い:JP盤はCut outで終わっていますが、Fr盤はFade Outで終わります。
・素敵な欲望:は収録時間が違いますがVersionも異なるようです。冒頭部分のノイズが顕著です。
 これらの相違点は、LPとCDの違いなのか、FrとJPなのかは不明です。(どうも後者らしい)

8.熱狂のオランピア (1972,1974)


JP LP:ECPM-55 Matrix:ECPM-55A1 1B4/ECPM-55B2 1B5 (1st Press)
 最初のオランピア劇場での公演のライブです。日本では、かなり後(つなぎの印象は拭えません)に発売されました。「忠実度は品質(Quality)より望ましい」という意味の言葉がジャケットに記されていたと思います。ワンポイントで収録されたような録音です。'愛のコレクション'の冒頭でへたくそなアコーデオンが聴けるのですが、誰が弾いているのか不明です。本国では大ヒットした'天国への道'が聴けるのは、日本ではこれだけでした。フランスではCD化されています。

9.ポルナコレクション (1975?) JP LP

JP LP:ECPN-42 Matrix:ECPN-42A2 1A11/ECPN-42B2 1A4 (1st Press)
 初期の日本未発表曲集といった方がよいでしょう。シャンソンぽく聞こえます。アンティークなジャケットは良いと思います。一部の曲は年末恒例だったBest盤の中に入っていたものもあります。'悲しきマリー'等

# PolnareffとLed Zeppelin
 ライナーの年表によりますと、彼が最初にレコーディングを行ったのはイギリス(1966)なのですが、そのときのミュージシャンが、Jimmy PageやJohn Paul Jones等であったとのことです。'ノンノン人形','悲しきマリー','ビートニク'等の曲が彼らのバッキングで録音されたそうです。

 来日公演の時のパンフレット写真を少しScanしました。こちらです。コンサート鑑賞記はこちらです。

10.Fame A La Mode/ポルナレフ USA→星空のステージ (1975) Fr CD

US LP:SD18153 Matrix:ST-A-753485-A A20273(1)/ST-A-753486-A A20273(2)
 アメリカ進出の第一弾として発売されました。日本でも、プロモーションビデオを流す特番をやっていました。USでヒットしたという話は聞きません。日本でもヒットしたかどうか。CDをGetしたので改めて聴いてみました。曲はほとんどが他人の曲でした。音楽的にも当時のUSでのポピュラーといった感じで、彼が歌う必然性をさほど感じませんでした。これでは当時のUSでも目新しさはなかったでしょう。おもしろいのは、後でファンクラブやPolnawebのURLが印鑑で押されていること。このファンクラブの住所はUSです。LP(US)の方は、内袋に歌詞と小さな写真が掲載されています。また、US LPはSide1とSide2の表示のみが逆になっています。(MLの人に言われるまで気づかなかった私。)

11.-リップスティック-サウンドトラック (1977) US DVD
Jacket Photo
JP LP:P-10166A Matrix:P-10166A1 834-9 1-A-5/P-10166A2 1-A-7 3
 映画のサウンドトラックです。LPで発売されましたが、少し長めの曲が4曲だけしか入っていません。タイトル曲は当時のディスコ調といった感じでしょうか。B面は前衛的な電子音楽です。レイプを扱った映画ですが、あまり良いエンディングではありませんでした。ヒロインはヘミングウェイのお孫さんで売れっ子モデルだそうです。日本盤はジャケットが違っています。(裏ジャケがオリジナル)USでのお仕事はこれでおしまい。
 映画では犯人の音楽教師の曲(難解な現代音楽)やBGMなどAlbum未収録曲が何曲か使われているようです。

# USでは彼のフランス時代の作品を集めたオムニバスAlbumが発売されていました。
# ほとんど英語のタイトルに直されています。どの曲か判るものもあれば判らないものの
# ありました。おおむねヒット曲なのですが、選曲にそのお国柄が出ますね。

 この後も彼は、何枚かAlbumを出しましたが、次第に名前を聞かなくなりました。'78に最後(?)の来日を果たしています。

('99/ 3/23)Chisaさんからご指摘をいただきました。彼はフランスには戻っていないそうです。今でもLA在住だそうです。私が勘違いしておりました。m(_)m
ただ、USでは彼のAlbumはほとんど発売されていません。

coucou,me revoilou 美しきロマンの復活 (1978)FR CD & Remaster CD

JP LP:25-3P-33 Matrix:25-3P-33A1 1B1/25-3P-33B2 1A7
Jacoが参加していると言われているAlbumです。ライナーによりますと、税金滞納はPolnareffの主張(秘書が持ち逃げした)が認められ少しの罰金でフランスへの入国が出来るようになったとあります。当時(70年代半ば)はこのことはライナーには税金対策のためにアメリカに移住とだけありました。後で知ったことですが、このときPolnareffは税金滞納で指名手配中でフランスに入国すると直ちに逮捕されるという立場でした。そういった彼自身のことを言っているのか、原題は'悪友のお帰り'といった意味のようです。ライナーにはかなりアメリカっぽいとありますが、私にはアメリカを意識したフレンチポップスとしかきこえません。当時ヒットしておりJacoが参加していると言われている'愛のシンフォニー'は聞き覚えのある曲でした。この曲は昔の彼らしい曲です。録音は、バックをイギリスで、VocalとMix_DownをLAで行ったとあります。ProduceはMichel Colombierです。全体的には'Fame A La Mode'の延長線上と言えるでしょう。
 Remaster盤は確かに音質は改善されています。一般的なRemaster盤と同様の印象です。Audio的にはちょっとうるさめかなという印象です。試聴Diskには向きません。

bulles シャボンの中の青い恋 (1981) FR CD,JP LP

JP LP:28-3P-307 Matrix:28-3P-307A1 1A2 A2 364A/28-3P-307B1 1A3 A2 364B
これからのシングル曲はFMで聴きました。全体的にはUSの流行の音楽という感じがして、彼らしさはなくなってしまったように感じます。最後の曲は良いと思います。この2枚は日本で発売されたようです。LPはこれでおしまいです。この後何枚かはフランスでリリースされています。01年に日本盤がCDで発売されました。

Incognite アンコグニート(1985) FR CD

 01年に日本盤が発売されました。前作と同様の路線(エレクトリックポップのフランス版)で印象はいまいちです。流行に流されたという印象は拭えません。Show Tele 82で演奏された曲も入っていましたから、前作の続編と考えて良いでしょう。ジャケットは、カツラ(ムヒョムヒョ頭)とサングラスととってお辞儀する人物です。裏ジャケは拍手喝采する観客の写真です。ちょっと不気味ですが笑えます。タイトルは'匿名'の意味だそうです。

Serpent A Pwmes 翼のある蛇の逆襲 (198?) EU CD

 01年に日本盤が発売されました。喜劇映画のサントラ盤(日本未公開)とのことです。ほとんどがインストとのことです。01にJP盤が発売されましたが、04に注文したところ、在庫無しで買う事ができませんでした。その後、EU盤CDを購入しました。

 中古のサイトで見つけたPolnareff's 2という謎のLPも存在するようです。このタイトルは、「世界」の原題のAlbumのPart IIという位置付けになるのでしょうか?それとも単なる2nd Album?

++カーマスートラ (1990) JP CD

 日本でCDが発売されています。中古屋で時々見かけることがあります。
('98/12/5)日本盤を買いました。思ったよりも普通のポップスでありました。前年にシングルでヒットした'Goodbye Marylou'だけが彼らしい曲だと思いました。

?++Live at Roxy (1995) FR CD

 何故かこの時期(録音は95)USでライブを行っていて、フランスではCDが発売されています。輸入盤が日本にも入ってきていたのですが、仏盤はやたらに売値が高いのがネックになります。選曲は、往年のヒット曲が中心です。9/27/95のLiveです。最後の'シェリーに口づけ'だけがStudio録音で、しかもレゲェにアレンジされています。この曲はTVで使われたことがあるような気がします。会場は非常に熱いですね。新旧の曲がバランス良く演奏されています。声の衰えを感じさせないことはさすがです。音質も良好です。2K年6/28に日本盤も発売されました。
('99/3/23)録音場所は、最終的にUSのRoxyが正解とのことでした。情報をいただきました、chisaさんどうもありがとうございます。

++Je reve d'un monde (When I'm in Love) (1999) FR CD
 10年ぶりのSingleになります。12分を越える大作です。声が昔と変わっていないのに驚きました。ジャケットの写真も昔の感じなんですが実際は...。彼らしいバラードですが、ここまで長くする必要はないかもしれません。最後はHey Judeのように'When I'm in Love'が繰り返されます。しかしこの曲はラジオ出かけるのは大変ですね。短いラジオ用Versionもあるのでしょうか。このSingleはおフランスでは廃盤になったそうです。売れ残ったSingleは回収して粉砕処分するそうです。それでかなり買いが殺到したようです。このSingleを買ったお店も既に残っていませんでした。買っておいて良かった。尚、Videoの中で登場するSingleは見開きになっていました。これはプロモ盤のみの仕様だそうで、このプロモ盤は更にプレミアが付きますね。

Ze Tour 2007 -Digipak -Ltd (12/24/07) EU CD

 '07年ParisでのLive盤です。輸入盤はかなり高価です。DVDも発売されているようです。2CDで音質は非常に良好です。冒頭の挨拶で、'メルシー'の後に'アリガトウ'と言っているので、日本からもTourが組まれたようです。昔の曲が中心で、今までLiveでは演奏されていない曲も演奏されています。ファルセットは影を潜めていますが、歌声はまさに彼のもの。Liner(取り出しにくい)の写真だと再びムヒョムヒョ頭になっています。

[編集Album]
 手持ちが何枚かありますので、それを紹介しておきます。LPでは70年代前半頃は毎年年末になると日本企画の編集ものが出回っていました。未発表音源(当時)が入っていたのはギフトパックシリーズだけだったと思います。

+ゴールデンヒッツ(?) (1972or73) JP LP
 初めて買ってもらったLPがこれでした。金地に赤のジャケットで、14曲のヒット曲が収録されています。これは何度も聴きました。高校の時に、クラスメイトに売ってしまいました。'コンピュータの夢'は、2CHのMixでした。

+ギフトパックシリーズ (1974?) JP 2LP
 これを買ったのはつい最近です。傘を広げて空を飛んでいるジャケットの2LP BOXです。LP1はヒット曲が、LP2-Aは5.からの抜粋を、LP2-Bには当時の日本での未発表曲という構成になっています。'Job'や'天国への道'のスタジオ版が聴けるのは貴重でしょう。

+Pack 20 -Michel Polnareff- (1975?) JP LP
 片面に10曲収録されているお買い得盤(値段はちょっと高め)で、ヒット曲ばかりを聴くことができます。既発売の曲ばかりで特に目新しいことはありません。恒例の年末の日本企画の発売であったと思います。

+Michel Polnareff (1973) Fr CD

 フランス発売の編集Albumです。ジャケットからすると、2LPで発売された内容をCD化したようです。初期の作品が集められています。聴いたことがない曲は1曲だけだったと思います。

+Michel Polnareff (1975) Fr CD

 同様の編集Albumで、中期の曲が中心です。有名な曲も数多くあります。こちらも聴いたことがない曲は1曲だけだったと思います。その曲がなかなかの名曲です。和室を使ったおかしなジャケットです。どちらも、音質はまあまあ良い方ではないかと思います。

+Michel Polnareff The Collection (of The Masterpieces)(1975) Fr CD
 新星堂でベスト盤と思われる編集Albumを見たことがあります。ヒット曲はおおかた網羅されていたと思います。紫っぽいジャケットです。'シェリー'がCMで使われたため、このCDが再び発売されています。輸入盤に赤い帯(日本語)をつけたものが輸入盤を扱っているお店に置いてあるのを見かけました。
('98/11/21)このAlbumは、海賊盤かもしれません。「シェリーに口づけ」から始まります。全部で20曲収録で主に初期から中期のヒット曲が中心です。とりあえず彼を知るならこの1枚がお勧めです。音質は可もなく不可もなくです。「愛の願い」だけはTakeは同じですがかなりMONOに近いイメージで、聞き慣れたものとは異なります。初期のシングルバージョンでしょうか?「シェリーに口づけ」が1曲目ということから、日本編集と思えなくもありません。

Music Fair 35th Anniversary World Wide Selection (1999) JP CD
 音楽番組として長寿の「ミュージックフェア」の35周年記念CDの中に、「シェリーに口づけ」が収められています。1979年(4度目の来日時)となっていたのですが、この音源は番組の模様を収録したものではなく、普通のレコードと同じもの(今CMで使われていますね)だそうです。他の曲もほとんど同じように番組出演時の音源ではないとのことでした。出演者の年表が付いていて、これだけは貴重ですね。

La Compilation (1998) FR CD

 2CDのBest盤で、時代を超えたAlbumから選曲されています。しかし、なぜか「ポルナレフ革命」からは選曲されていません。やはりUSAに移住してからの作品は、彼本来の作品とは違って、普通のポップスになってしまっているのが残念です。とはいえ、彼の過去からつい最近までを知るのには手頃でしょう。両方で140分を越える収録時間になっています。Remaster仕様のようで、音質も良好です。ライナーには歌詞が記載されているだけです。

 1999年にまたBest盤が発売されたそうなのですが、あいにくお目にかかる前に廃盤になったそうです。4/2Kに見かけたのは、黒っぽいジャケットの2CDのBest盤。フランス企画のAlbumです。日本企画の1CDのBest盤は4/26発売。フランス盤2CDBestを1枚にまとめたものです。フランス盤Singleも発売され、1st〜4thまでもCD化されるようです。2KはPolnareffの年?

[Video]
 動く彼の映像にはなかなかお目にかかることは出来ませんが、以前にMPMで紹介されていた映像の一部をお借りすることが出来ました。どの映像も非常に貴重なものです。

哀しみの終わるとき (1971) LD
 映画で、彼は音楽を担当しています。冒頭の曲は映画の中で何度も流れるこの映画をある意味で象徴している音楽(インスト)なのでしょうが、意図的にピッチを揺らしているのがとても気持ち悪いです。タイトル曲は聴きなれたものとはVersionが異なります。これ以外にもAlbum収録曲がそのまま使われていたり、アレンジを変えて使われたりしている曲があります。ピアノは彼自身が弾いていると思います。映画の方は子供を失った夫婦の心の葛藤がテーマかと思いますが、エンディングといい何が言いたいのか良くわからない映画でした。

Show Tele 82 (1982?) VHS
 タイトル通り1982年の映像なのでしょうか。'シャボン'のAlbumの曲が演奏されている(確信は無いけど)ので、その頃で間違いないでしょう。スタジオLive形式の番組で、観客を見ることは出来ませんが、歓声や拍手は聴こえてきます。昔の曲は、'ラース家'と'愛の願い'と'天国への道'。所々歌いながらアクションをしていますが、中途半端で違和感を感じました。それにしても彼は若いです。

Music Fair (1975?) VHS
 先ごろ30周年記念(?)のCDが発売された音楽番組として超長寿番組のMusic Fairに出演した時の映像です。司会は南田洋子さん。もう一組のゲストは'ゴダイゴ'です。Polnareffの3度目の来日と言っているので、1975のはずなんですが確信はありません。彼は'愛の休日','天使の遺言',謎(?)のコーラス隊'ピクルス'との共演で'シェリーに口づけ'を歌っています。ゴダイゴは'Beautiful Name(?)'や銀河鉄道999のテーマなどを歌っていました。映像は同期外れが所々起きたりしますが、映像そのものの質はかなり高いという印象です。Masterはかなり良いものだと推測できます。

TV on 'Je reve d'un monde' (When I'm in Love) (1999?) VHS
 'When I'm in Love'の発売に合わせて、フランスのTVに出演した時のVideoだと思われます。2種類ほどの映像が入っていました。どちらも本人はスタジオではなくて中継での出演(USにいるから?)ですが、素顔をじかに見せるのではなくて、グラサンの縁と唇と髪の毛が光るメイクをしていて、ライトはそれらが光る特殊なもののようで、それ以外の部分は暗く映っています。構成は、最初に彼の過去の栄光を紹介するVideoを流して、この新曲のVideo Clip(Short Version)を流し、中継でインタビューとなっています。全てフランス語なので私には何を言っているのかほとんど判りません。やはりこの曲はSingleの様に長くせずに短めであっさり流した方が印象に残ると思います。さて、注目すべきは、彼の紹介Videoの中にあった60年代のものと思われる白黒のVideo Clipの数々。めがね無しの彼が「ノンノン人形」を歌っていたりします。これらのVideo Clip集なんて無いのでしょうか?あったら是非ほしい。

The History of Michel Polnareff (1996?) VHS
 彼の歴史を映像で振り返っている番組で、古い映像もふんだんで楽しめます。それぞれの映像が完奏されていれば言うことは無いのですが。彼はやはりサングラスのイメージが強烈なのですが、初期の映像を観ると意外とサングラス無しでTV番組などに登場しています。人気アイドルといった感じでした。それから日本での成功や、USAへの進出、目の手術など彼の歴史を全て知ることはできます。ただし、フランス語なので私には良くわかりませんでしたが。

Interview in Desert (1996?) VHS
 通称「砂漠」と言われている長時間のインタビュー番組です。なぜか砂漠の真ん中にテントを張って、そこで王様の椅子(?)に座ってインタビュアーと1時間ほど話をしています。フランス語なので言っていることはほとんど判りません。彼の風貌からすると、90年代に入ってからであることは間違いないでしょう。最後に砂漠の真ん中でピアノの弾き語りでヒット曲のメドレーを聴かせてくれます。音が悪いのが残念です。

A BOUT PORTANT:Michel Polnareff (1.6.72 on air) S-VHS
 10/21/99に発売された映像です。多分公式Videoはこれだけではないでしょうか?同じ映像は10/25にBSで放映されました。1972年のもので、白黒&モノラルでした。多分TV放送が目的で撮影されたものではないでしょうか。インタビューが中心でその合間にLiveの映像が挿入されているという感じで、Live Videoを期待していると裏切られます。かなり意地の悪い質問があったりして、観ていて良い気持ちはしません。正直言って買わなくて良かったと思いました。