松尾ちゃまインタビュー   
(2001.01.25)



冷たい雨の降る1月25日(木)、そう、WONDER.mag.でのライブ前に
松尾さんとメンバーのみなさまにインタビューさせていただきました。
『Passion Glory』のレコーディングや、今回のライブについてお話を
伺いました。松尾さん、メンバーのみなさま、お忙しいところお時間を
いただきお答え下さいましてありがとうごさいました。         


松尾バンドのみなさま
チームワーク抜群 松尾バンドのみなさま


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松尾ちゃま
ポーズをとって下さった松尾ちゃま


某喫茶店にて 

J:松尾さん、お待たせして申し訳ございませんでした。(「Bridges」のMikiさんと交代だったので、先にメンバーのかたからインタビューさせていただきましたので・・)
松尾さん(以下M):おっ。JUNままさん。

J:今日はありがとうございます。時間が押してしまって申し訳ありません。
では早速・・・、今回のライブの準備で大変だったことはありますか?

M:準備ね、最初スケジュールがあわなくて。それがね、ちょっと。でも夜遅く練習したりしてなんとかなった。

J:ライブの曲順とかは松尾さんがお決めになるんですか?
M:でも、今回は少ないからね。ワンマンだと、流れがあるけど、今度は急遽だから。まぁ、いちおう新曲をメインにね。だから流れというより時間的には50分くらいかな。いちおう僕が決めたけど、それほどすごく考えたというわけではないね。

J:「Passion Glory」のレコーディングについては、「Bridges」会報のほうに詳しく書いていただいてるんですが
M:会報にね、結構書いてあったでしょ。
J:んもう〜、至れり尽くせりで!すごく感動してたんですけれども・・・1曲ずつお聞きしてもよろしいですか?
M:ああ。

J:「瞳の中のラビリンス」で”ミッシェル”という名前はどうやってうかんだんですか?
M:それ、会長にも聞かれたなぁ。
J:うわっ。そうですか?(^^;;)
M:なんとなく。デモテープを作ってるときから、ミッシェルにしてみたらハマったから。変えようかなとも思ったんだけどあまりにもピッタリだったんで。
よくあるのよ、そういうこと。”ロージー”もそうだから。女性の名前のはみんなそうかな。キャロラインとか、ジュリエットもそうだったな。名前で作り上げていったりするからね〜。だから、その並びだね。知らないうちにもう決まってた。ヨーロッパの名前でね、曲にもあうし。

J:なるほど〜。素晴らしい。
時間がなくて、少しずつしかお聞きできないのが残念なのですが、次にいかせていただきます。

2曲目の「彼女はそれを我慢出来ない」は曲先ですか?
M:もちろん曲先。ほとんど曲先だから。
J:「これは一月に満たぬ愛」にひき続き(鈴木)慶一さんの作詞ですが、タイトルは先に決められてたんですか?
M:昔のハリウッド映画に「女はそれを我慢出来ない」ってあってね。アレ(会報)にも書いたけど、でもあるんだよね、アン・ルイスの曲に。
で、女より彼女のほうが面白いんじゃないかって。タイトルは僕がふって慶一くんが書き上げた。
J:三角関係の曲なんて、今までになかったですよね。
M:うん。
J:「きびしい毎日だね」のところが2パターンあったそうですね。覚えてらっしゃいますか?
M:ああ、そう、あったね。どうだったかな〜?ハーマンズ・ハーミッツ(「朝からごきげん」)のサビのところだったかな、聞けばわかるよ。あ、わかんねーか、違うから(笑)。やたら上手くハマってると思った。慶一くんがいなかったらわかんなかったな。けど、盗作ってほどでもないだろうけどね。
そのへんはさすがに、この業界長い慶一くんの鋭い指摘が。ちょうどよかったよ。
J:曲をずっと書いてらっしゃると・・
M:あるよね、そういうこと。みんなそうなんじゃないかな。似てるとこがあっても、言葉が違うとまた違ってくるしね。

J:「マイ・ルネッサンス」はいつ頃できた曲ですか?
M:2.3年前かな。ある程度は。歌詞は杉くんと共作で、ついこの前。夏ころ。
J:あっ、そうなんですか?
M:詞は全部そうだよ。前から決まってるのはないから、この夏にみんな書いたり書き上げてもらったり。選曲会議が終わってから。
J:そうだったんですか〜はぁ〜
(選曲会議の時点では曲だけが決まっているということを知って感動〜!)

J:サエキさん作詞の「月のような少女」すごく評判がいいんですけれども、詞を書き直していただいたそうですね。
M:そうね、先に渡していた曲がバラードの僕のデモテープだったから。そのあとアレンジが変わったから。それもあってね。で、サエキくんも書き直したほうがいいっていうことで。で、これができてきてよかったんでね〜。
前のは雪の歌だったんで、まだその頃は確実な発売日が決まってなくて、延びていくと春になっちゃうとね、季節はずれにもなっちゃうといけないので。
季節の歌に限定しないのがいいかなって。ちょうどこの、「Passion Glory」にあった月の歌ができてきて。さすが、その辺はスルドイ。どこで感づいたんだろう(笑)
「瞳の中のラビリンス」も青い月とかでるしね、「君にメランコリーブルース」もムーンシャインとかでるし、知らない間に月が出てるね。狙ってないんだけどね、僕も。たまたま。
J:では、最終的にできあがった曲をまたサエキさんに渡して書いてもらったんですね。
M:そう。結果的にはよかったよね。
J:はい〜。すごく。
M:むこうは大変だったかもしれないけど、でも快く書き直してくれて。サエキくんも喜んでるみたい、できあがりに。

J:「君にメランコリーブルース」のコーラスがすばらしかったですね。
M:もう〜。今日再現できるか!楽しみだよね。
J:弾きながらですからね〜
M:そうね、だから大変かもね。どうなるか。でも逆にこれ、ウチのバンドだからできるのかもしれない。全員歌えるからね。全員歌えないと、ちょっとあの感じ出しにくいかもね。なんて、まだやってないからわかんないけどね。
だから、ウチのバンドならではの曲になる可能性があるね。やりがいのある曲。全員大変だけど。うまくできたら気持ちいいだろうな。そういった意味では楽しみな曲だね。ライブでは特に。スリルあるけど(笑)
J:楽しみにしています!

J:「Good Times、Bad Times」もすごくカッコイイですね。
M:オマケで作ったんだけどね、意外とそういうのが広がっていったりなんかして・・。振り返ってみると、アップテンポな曲がないからね、今回。狙ったわけじゃないんだけど。
前のアルバムって結構アップテンポな曲って多かったじゃない。「グッバイ・ガール」とか「憂鬱という名の雨」とかね。だから、今回コレがはいってちょうどバランスが良かったんじゃないかな。
J:あの、途中で電話のベルが鳴ってますが、どなたのアイディアですか?
M:あれ、電話じゃないんじゃないかな。多分。電話に聞こえるけど、楽器の音だよ。あの曲は全部僕と小室くんがやったから・・そういう風に聞こえたんじゃないかな。
エデンの時は入れたけどね、ちゃんと鐘の音。今回は入れてないんじゃないかな。

J:そうでしたか。
ジャケットのアイディアが浮かんだのはいつ頃でしたか?
M:ジャケットはレコーディングし始めてからかな。少しずつ前から。前は正面の顔だったから今度は横顔でいいパターンがあればっていうのはちょっとあったけど。
J:そうだったんですか。
M:次はじゃあ、後ろ、後頭部かな。多分。(笑)


J:「Passion Glory」の中で特にお好きな曲はありますか?
M:好きな曲?どれとは言えないな〜。どの曲もいいと思って作ってるから。どれも可愛い子供のようなものだからね。(笑)

J:難しい曲はどれでしょうか?
M:今回はやらないんだけど、「マイ・ルネッサンス」はライブで演奏するには難しいんじゃないかな。いろんな楽器を使っているし。

J:レコーディングで大変だったことはありますか?
M:大変だったこと?う〜ん。楽しかったからな〜。特にないな。

J:話は変わりますが、松尾さんはネットサーフィンとかなさいますか?
M:そういえばしないな〜最近。調べモノしたりするときは使うけど。映画とかね。

J:最近ご覧になった映画はありますか?
M:「ホワット ライズ ビニース」
J:これから観たいという映画は?
M:あれ、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」かな。でも、すごく重くて泣けるんでしょ?(朝チャンをさして)彼が観たっていってた。
J:ええ、朝倉さんのHPに載ってましたね〜。男の人が映画館でぐしょぐしょになるのはちょっとキビシイですよね。女の人ならまだいいですけど。
M:あとブラット・ピッドが出る「スナッチ」だっけ?マドンナのダンナが監督のやつが面白そう。
J:あ、知ってます〜。あれ、面白そうなんですよね〜!
M:そうそう、あの監督が良さそうなんだよね。注目されてる。

J:毎日ご覧になってるHPとかは特にないんですか?
M:「松尾ちゃまのお部屋」はよくみてるよ(笑)
J:うわ〜っ!ありがとうございますぅ〜(感激っ)!!最近、白井良明さんのHPがオープンされましたよね。
M:あ、あれね〜。良くできてるよね〜!見たよ。
J:「葡萄党の会」のことも載ってましたね。筆頭に松尾さんのお名前もありましたが。
M:ねぇ。あんなこと書かれたら(”松尾「印税生活」清憲”)ホントに思われちゃうよねぇ。まぁ、シャレなんだろうけど。
J:ほんとじゃないんですか?(笑)
M:そんなことないよ。
J:杉さんも日記を書いてらっしゃいますよね。たまに松尾チャマのお名前も出てたりして、嬉しいんですよ。
M:ああ、書いてるみたいだね。そうなの?
J:はい〜(^^)。BOXのHPもできたんです。ロビタさんが。
M:ああ、名古屋の人。
J:そうなんです。

J:12月23日に久しぶりにBOXが復活して大盛り上がりだったのですが、またBOXのライブもやって下さい!
M:ああ、僕たちもやってて楽しかったね。マー坊次第だからね〜。忙しい人だから、あの人も。
J:みんなも待ってますので、是非。
M:まあ、またやるんじゃないかな。でも、あんまりやっちゃうとねぇ。たまにがいいんじゃないの。
J:いいえ〜。何度でもいいんですが(笑)。一年に最低一回は是非やって下さい!!
M:ねぇ。


J:最後に、今後の予定をお聞かせ下さい。
M:まだ決まってないのよ。
J:えっ、全然ですか?
M:そう。全然(笑)。
J:もう決まっているのかと思いました・・・。ソロ・ライブやって下さい!
M:ソロ・ライブね〜。やりたいんだけど。何とかしてよ、高島くん。(と、いないけれど、隣を見る。笑)
J:じゃあインストア・ライブもまだなんですね。まだ4ヶ所ですから、もっとやっていただきたいのですが。
M:そうだね〜。
J:4月に井上直久さんの絵画展があるそうですが、その時にはまたライブをやっていただけるんですか?
M:ああ、あるみたいだね。その時はやるんじゃないかな〜?
J:うわぁ〜。楽しみにしています。(^^)

J:(時間がなくなってしまったので、後ろ髪をひかれつつ・・・)今日はありがとうございました。ライブがんばって下さい。
M:それじゃ。


(注:その後、4月15日(日)に角野恵津子さんが企画したトーク・イベント「MY MUSIC COLLECTION vol.4」に杉真理さんとゲスト出演されることが決まりました。くわしくは「恵津子の部屋」にて)
(注2:その後、4月8日(日)に池袋東武百貨店 6F美術画廊「井上直久展」にて行われる アンプラグドのミニライブに小室さんと出演されることが決まりました)


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(c)Kiyonori Matsuo 
photo by JUNまま
 



初めてのインタビューでとても緊張しました。
快くお答えして下さった松尾さん、小室さん、菊池さん、鹿島さん、朝倉さん、ありがとうございました。
時間が限られていたこともあり、なかなか突っ込んだ質問ができなかったのが心残りです。
プロのかたがなさるようにはなかなかいきませんね。(あたりまえ!)

「松尾ちゃまのお部屋」ならではの角度からの質問ができたら・・と思っております。
第2弾もよろしくお願いいたします。(あるでしょうか・・?^^;;)