玉井ゆうき メジャーデビュー計画

冬の本州最北端ってどうなのよ!?
其の3

ダラダラと長くなりすぎたので、ここからは手短にいきます(たぶん)。


1/4

朝から『ふたごの湯』へ。
わりと新しい温泉で、窓が大きいから昼間に入ると明るくて気分がイイ。

温泉を出たら、松島へ向けて走る。
頼まれていた『ほや』を確実にGETできるのが松島の観光市場。去年買ったから間違いない。
今回は塩辛だけでなく、『このわた』と混ぜたモノや薫製も購入。

買物だけじゃつまらんので、ブラブラと。
ついでに昼食も。

↑のお寿司をパッと見るとスゴイでしょ? ワサビはこんなにいらないけど。
コレのデッカイ写真が店先に飾ってあって、2,600円でこのボリュームは食べるしかないなあと思ったわけです。
店内にはテレビの取材が来た時の写真がベタベタと張ってあってうっとうしかったですけどね。
味は文句ナシ。
でも、冷静に考えると別に安くないですよね・・・・。

寿司の次は牛タン!
ということで、仙台に向かって走る。

途中、塩竈に立ち寄ってみた。
カーナビで『マリンゲート』というのを見つけたので。
塩竈の漁港ってよく聞くもんね。ひょっとするとさらに旨いモノがあるかも!?と。
残念ながら旨そうなモノは食べられなかったというか見つからんかったけど、ここでも『ほや』をGET。
青森や秋田ではさっぱり見つからんかった『ほや』が、ここらへんからドンドン出現。

仙台に着いたのは、15:00頃やったかな。
大きな街で、大都会といってもいいくらいなんやけど、仙台がイチバン寒いんとちゃいますか?
去年も同じことを感じましたよ。
ブラブラと商店街で牛タンを食べられる店を探すけど、どこが旨いのかわからない。
そこで、アップルストアを見つけたので、そこのiBookを使って検索。
結局、いっぱい情報がありすぎてさらに混乱したんやけどね。
そうそう、そのアップルストアに置いてあった30インチのモニターにはビックリしたッス。
あんなデカイので何をする?

もうひとつの問題が、時間が中途半端すぎて店がまだ開いてないんやね。
ようやく見つけた店は、開いてはいたけど店員さんが奥でメシ食ってたしね。
タイミングが悪かったせいか、メニューの写真よりも牛タンの枚数が少なかったです・・・・。

牛タンは不完全燃焼やったけど、仙台からまたちょっと内陸方面に進んで『夢実の国』という温泉へ。
ココの温泉は強烈でしたよ。
露天風呂が4段の階段状になってるんですね。上のほうからお湯が順番に流れ落ちてくる。
階段状といってもひとつの『段』がキチンとしたサイズのお風呂で、かるく10人以上は入れる岩風呂。
構造上、誰でも全部のお風呂に入ってみたいと思いますよね?
で、俺はいちばん上のお風呂まで行ってみようと。

ここで問題発生。
2段目のお風呂がメチャメチャ熱い。
ビックリして逆戻り。小走りで。
決して熱い風呂が苦手なわけじゃないですよ、俺は。
我が家では冬場は43度のお湯を張ってますからね。
それに、けっこうな数の温泉に入ってきてますからね。
しかし、ココの2段目のお湯だけはハンパじゃない。
推定湯温50度以上。
もう熱湯です。

辛抱してサッサッと小走りでいけば、突破できないこともなさそうなんやけどね。
でも、上からお湯が流れ落ちてきてるということは、『湯元』であるいちばん上はココ以上に熱いってこと?
と考えると、無謀な挑戦にも思えます。
どうしようか悩んでると、上のほうから降りてくるオジサンが。
ひょっとすると2段目をクリアすれば大丈夫かも!?
結果、上の2段はちょうどいい湯加減。
たぶん、湯温を調整してるセンサーみたいなのが2段目だけ壊れてたんやろね。

他の人達の反応がおもしろいので、しばらくいちばん下のお風呂で観察してました。

小学校低学年の息子と父

「お父さーん、上まで行っていい?」

「おう、いいぞ。危ないから走るなよ」

「お父さーん、熱いからムリ」

「なにを言ってるんだい、温泉というのは熱いくらいがちょうどいいんだぞ!」

「アチッ!アチチ!!ダメだ、逃げろ!!」

 

「逃げろ」って、お父さんそれはいくらなんでも・・・・。
たしかに逃げ出したくなる温度ですけどね。
他にも、入った途端に「アチッ!」って声を出す人が続出。
連れの人がいるわけでもないのに、声に出すってのはよほどのことですよ。
おおっ!と感心したのは、お湯の異常な温度に気付いて反射的に岩風呂の側壁に飛び移ってそのまま綱渡りのような状態で
一段上のお風呂まで走っていったオジサン。忍者のようでした。
事情を知ってるなら観察してないで教えてあげればいいんやけどね、俺も・・・・。

風呂上がりにココの売店でも『ほや』を発見。
さらにビールなどを買いに立ち寄ったちっこいスーパーにも『ほや』が!
スーパーで売ってた『ほや』は、カレーせんべいが入ってるような大きめのビンに殻ごとギュギュッと詰め込んだモノ。
研究室のホルマリン漬けみたいな雰囲気で、かなりグロテスクでした。
 



1/5

次は"牛"を探して走る。
米沢牛を食べるなら、そりゃもう米沢市に行くしかないでしょう。

ここらあたりの雪がイチバン強烈でした。
海の近くを走ってると雪国にいる実感がほとんどないんやけどね。

そやけど、山形県などの内陸部はキツイです。

↑ トイレに立ち寄ったけど、どこからどこまでがガレージなのか・・・。


さらに、

渋滞の先っぽには、道路から転落したダンプ。
こんな巨体をどうやって引き上げるんやろね?
運転手のオッサンが渋滞を解消するために、寒空の下で交通整理してました。

米沢市には、ちょうど昼時に到着。
小さな商店街の中にあるステーキ屋に行きました。
いや、本業は肉屋なのかも。
1階が肉屋で、2階がレストラン。
食事する時も、とりあえず1階の肉屋で『受付』との張紙。
さっぱり意味がわからんのやけど、10分以上1階の肉屋で待たされました。
その時点でまだ何も注文してないしね。
料理の用意をしてるわけじゃないようです。
ようやく2階に上がり、4,500円くらいのステーキを注文。
コタツに入って、さらに待つ・・・・。
店に来てから帰るまでに1時間以上かかったけど、お肉がメチャメチャうまかったので許す。

そういえば、この店の駐車場にクルマを置いた時にビックリしたッス。

地面にはホースから常に水が流れてるので雪は溶けてるんやけど、隣のクルマはどうなってんの?
なんぼなんでも積もりすぎとちゃいますか?
怖かったですよ。
ゴハンを食べ終わって帰ってきたら、ウチのクルマもこんなことになってるんとちゃうやろか?って。

 

米沢から喜多方へ。
もちろん、ラーメン。
喜多方市は小さな街やけど、ラーメン屋の数がメチャメチャ多い。
いっぱいありすぎて、どこで食べようか迷います。
でもまだ時間が早かったので、先に温泉に行くことに。
グイグイ山の中へ入り込んで見つけたのが、『ラビスパ』。
プールとかいろいろあるみたいなんやけど、立地があまりにも山奥すぎるので、お客さんはほとんどいない。
貸切り状態でノビノビできて、こんな山奥まで来てよかったなあと思ったんやけど、
露天風呂が閉鎖されててガッカリ・・・・。
内風呂から露天風呂に行くドアに「雪崩のおそれがあるので、しばらく閉鎖します」と張紙。
そういうことは、もっと手前で発表しておいてほしいものです。受付とかでね。
結局、内風呂には普通の真四角の浴槽があるだけど、サウナもナシ。
これでは銭湯と変わらんぞ・・・・。
こんなにガッカリした温泉は初めてです。

風呂からあがって、陽も暮れたのでおなかも減り、よし!ラーメン!!と喜多方の市街へ。
ここで本日2度目のガッカリ。
ラーメン屋はいっぱいあるんやけど、ほとんどの店が閉まっとる・・・・。
20:00頃やったと思うけどね。これからじゃないですか、ラーメンの時間は。
で、唯一開いてたのが『源来軒』。
ココもやたらと芸能人のサインを壁に張りまくり。
他の喜多方ラーメンを食べたことないけど、ものすごくフツーのラーメンですな。
なんの特色もない。
社員食堂で食べるラーメンみたいです。


1/6

朝から温泉。
喜多の郷温泉』。

温泉のあとは、日本海に向かって走る。
海に出るまでの山道の雪は、険しい。


↑ 除雪作業のオジサン達は、夏はどんな仕事してるの?

ず〜っと山道を走る。
日本海沿いの8号線に出ると、南に向かってさらに走る。新潟ッスね。
走ってるだけで、陽が暮れる。

陽が暮れると、温泉に入りたくなる。
8号線から山の中に向かって10kmほど走る。
雪はそれほど積もってないけど、カチカチのツルンツルンのアイスバーン状態の山道。

この先、除雪車の作業のため、ガードレールを撤去しております。注意してください

という看板が真っ暗な山道に設置してありました。
ガードレールがあったはずの路肩には雪が積み上げられ、その向こうは崖っぷちで、その下は川。
ハンドル操作を過ったら、死にますね。

何度かスリップしてヒヤッとしながら辿り着いた山の上の温泉が、『くわどり湯ったり村』。
ココも立地が山奥すぎて、お客さんは少なかったです。
貸切り状態の露天風呂でボケーっとしてると、ヒゲのジイサンが話かけてきました。
上越市の大学で先生をやってるらしく、アメリカの大学事情などを教えてくれました。
そういう話を聞かされても、どう返事したらいいのかわからん・・・・。
なんだかんだで20分くらい喋ってたかな。

温泉を出たら、晩ゴハン。
8号線をひたすら走るんやけど、店がゼンゼンない。
1時間半か2時間くらい走って、ようやく見つけたのが『銭形』。
他に店がなくてしょうがないから入ったんで、あんまり期待してなかったんやけどね。
けっこうおいしかったです。
天丼食べました。
エビが大きくてうまい。
ついでにお刺身の盛り合わせも。
当然、ビールがうまい。

 



1/7

このまま8号線を走っていれば家まで帰れるんやけど、それやと去年と同じコースやしね。
北陸道でズバーンと退屈なトコをスッ飛ばしていくことに。

で、着いたトコは山中温泉。石川県です。
この近くにあったのが、『自動車博物館』。
単純にクルマをいっぱい集めて展示してある博物館。
おもしろいッスよ。


三輪ってバランス悪そうですね。真ん中に座るの?


自分の家が火事になった時に、こんなのが来たらイヤですね。
火消えないでしょ・・・・・


↑ こういうのにちょっと乗ってみたいな。ちょっとでいいけど。


↑ こういうの似合わないッスね、俺。


↑ 雪国でこのクルマはムリです。

 

2時間くらい写真撮ったりして遊んでましたね、ココで。

いつのまにか夕暮れ時で、焼肉を食べてから温泉へ。
別所温泉』。
さすがにここら辺は山中温泉、片山津温泉、山代温泉と超有名な温泉が密集してるだけあって、
ちっこい外湯なのにメチャメチャ人が多かったです。
観光地の雰囲気をビンビン感じますね、この周辺は。


1/8

今回の『旅』最後の温泉は、『ゆけむり健康村』。
はっきりいってなにがどう『村』なのかわからん。
ネーミングはともかく、温泉はスバラシイ。
去年も来たんやけど、ココは何度でも訪れたいと思う温泉です。
露天風呂ではずっと山中温泉の民謡が流れてます。
歌詞が壁に書いてあるんやけど、何度聴いてもどこを唄ってるのかわからない。
不思議な民謡です。

今回の『旅』は、この朝風呂で終了。
走行距離は、約3,500km。
13の温泉に入浴。

心配していた雪は、たしかにスゴイ地域ではスゴかったです。
でも、スタッドレスタイヤを履いたスペースギアならヒョイヒョイっとクリアできます。
ガレージにクルマを入れようとした時に、雪で隠れていた縁石に乗り上げた時は焦りましたけどね。
その時は"普通"の4駆で走ってて、脱出しようにもタイヤが空転して動かない。
ヤバいかなと思ったけど、センターデフをロックさせたら簡単に脱出できました。
このクルマにしてよかったなって思いましたよ。
結局、チェーンは積んでたけど一度も装着せず。

運がよかったのかもしれんけどね。
秋田県を出た日の夜の温泉でテレビを観てたら、豪雪で電車が動いてないというニュース。
「へえ〜、タイヘンやねえ、秋田県の人は」と、他人事みたいな感覚。
そんなに怖いなあとは思わんかったな。

次の『冬の旅』は、北海道に行ってみたいッスね。
カニとかホタテとかウニを食べまくりたい。
北海道の寒さと雪はこんなもんじゃないやろうけどね。



↑ ビクター(イヌ)に『旅』の思い出を語るオッチャン


其の1

其の2